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第2章 国
第36話 ダンジョン
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「じゃあ、行って来るよ」
『行ってらっしゃ~い』
門の上からみんな見送りしてくれる。大きく手を振ってみんなに応えて馬車が走り出した。鉄騎士を三体と剣君を十体連れてダンジョンへと向かう。
「ダンジョンダンジョン!」
「アイリ、そんなにはしゃいでると危ないよ」
はしゃぐアイリにリックが注意している。マイルはその様子を見て、微笑んでいるよ。なんとも平和な光景だろうか。
「エレベスとは違う方向に二日ですよね」
「ああ、エレベスから一日の距離で俺達の街のカイジョウとは別の方角なんだよな」
ダンジョンはそんなに遠くないけど二日ほどかかる。食べ物とかは途中で取ればいいからいいんだけど、時間かかるんだよな。行きかえりで四日かかるから三日しかダンジョン攻略に使えない。剣君達がいるからガンガン進めば三日で攻略できるかな? ダメだったら帰ってくればいいんだけど、ゲームみたいに途中で帰れる魔法陣みたいなものあるかな~。あれば簡単でいいんだけどな。
「マイル。ダンジョンって途中で帰ってこれるのかな?」
「えっと確か、魔法陣で転送されたところにも同じように魔法陣があるって聞きました。あと、五階ずつで同じ魔法陣があると聞きました」
なるほどなるほど、完全にゲームと同じようなもんだな。テセリウスが作った世界は地球のゲームを元に作ったんじゃないのか? そう考えると色々と納得がいく。レベルキャップもそうだ。人が人を殺すとレベルキャップがあがる。これはソシャゲとかの同じキャラをゲットして、重ねる事と一緒なのではないだろうか。テセリウスがいたずらで考えたと思っていたがゲームからこういう仕組みを考えたのかもしれない。あまり積極的にやりたいとは思わないが強くなるにはやらなくちゃいけない。テセリウスに一矢報いるにはやるしかないな。
「ヒフミ様?」
「ん? ああ、聞いてるよ」
「何か考え事ですか?」
「ちょっとね」
考え込んでいるとマイルが顔を覗いてきた。
「何か心配事ですか?」
「ああ、グレイは一週間と言っていたけど、レギントス帝国の王がグレイを手放さないですぐに進軍してきたらもっと早いんじゃないかって思ってね」
この世界の仕組みを話すわけにもいかないので懸念していることにシフトさせる。こっちも心配している事なんだよな。
「そのことなんですが、グレイさんはそれを懸念していたんじゃないでしょうか?」
「え?」
「イズとアズをカイジョウの指揮官にっていう話です」
「それと早くなる話と関係あるのか?」
「はい、憶測ですけど。グレイさんは王に反対されると分かっているんですよ。それで、自分にもしものことがあった時にイズとアズの帰る場所を持っておこうと思ったのでは?」
マイルは憶測を話していく。
どれもこれも可能性としてはかなり高そうだな。レギントス帝国の王はあんまりいい人物じゃないのはレイグランドを見ればわかる。グレイが去ると言ったら王は始末する可能性もある。そうなったらイズとアズも殺されてしまうかもしれないからカイジョウに匿れる状態にもちこんでおいたわけだ。あの時、ここまで考えてグレイは行動していたとなると、奴はかなり有能だな。
「良かったよ」
「え?」
「グレイに剣をプレゼントしておいたんだ」
グレイみたいないい奴に何かがあったら困ると思って護衛を付けておいたんだ。短剣君と剣君を二体プレゼントしておいたんだよな。
「流石、ヒフミ様ですね!」
「死んだら終わりだからな。用心しておいて損はないさ」
グレイが裏切った時の事も考えていたんだけど、それは言わないでおこう。
『行ってらっしゃ~い』
門の上からみんな見送りしてくれる。大きく手を振ってみんなに応えて馬車が走り出した。鉄騎士を三体と剣君を十体連れてダンジョンへと向かう。
「ダンジョンダンジョン!」
「アイリ、そんなにはしゃいでると危ないよ」
はしゃぐアイリにリックが注意している。マイルはその様子を見て、微笑んでいるよ。なんとも平和な光景だろうか。
「エレベスとは違う方向に二日ですよね」
「ああ、エレベスから一日の距離で俺達の街のカイジョウとは別の方角なんだよな」
ダンジョンはそんなに遠くないけど二日ほどかかる。食べ物とかは途中で取ればいいからいいんだけど、時間かかるんだよな。行きかえりで四日かかるから三日しかダンジョン攻略に使えない。剣君達がいるからガンガン進めば三日で攻略できるかな? ダメだったら帰ってくればいいんだけど、ゲームみたいに途中で帰れる魔法陣みたいなものあるかな~。あれば簡単でいいんだけどな。
「マイル。ダンジョンって途中で帰ってこれるのかな?」
「えっと確か、魔法陣で転送されたところにも同じように魔法陣があるって聞きました。あと、五階ずつで同じ魔法陣があると聞きました」
なるほどなるほど、完全にゲームと同じようなもんだな。テセリウスが作った世界は地球のゲームを元に作ったんじゃないのか? そう考えると色々と納得がいく。レベルキャップもそうだ。人が人を殺すとレベルキャップがあがる。これはソシャゲとかの同じキャラをゲットして、重ねる事と一緒なのではないだろうか。テセリウスがいたずらで考えたと思っていたがゲームからこういう仕組みを考えたのかもしれない。あまり積極的にやりたいとは思わないが強くなるにはやらなくちゃいけない。テセリウスに一矢報いるにはやるしかないな。
「ヒフミ様?」
「ん? ああ、聞いてるよ」
「何か考え事ですか?」
「ちょっとね」
考え込んでいるとマイルが顔を覗いてきた。
「何か心配事ですか?」
「ああ、グレイは一週間と言っていたけど、レギントス帝国の王がグレイを手放さないですぐに進軍してきたらもっと早いんじゃないかって思ってね」
この世界の仕組みを話すわけにもいかないので懸念していることにシフトさせる。こっちも心配している事なんだよな。
「そのことなんですが、グレイさんはそれを懸念していたんじゃないでしょうか?」
「え?」
「イズとアズをカイジョウの指揮官にっていう話です」
「それと早くなる話と関係あるのか?」
「はい、憶測ですけど。グレイさんは王に反対されると分かっているんですよ。それで、自分にもしものことがあった時にイズとアズの帰る場所を持っておこうと思ったのでは?」
マイルは憶測を話していく。
どれもこれも可能性としてはかなり高そうだな。レギントス帝国の王はあんまりいい人物じゃないのはレイグランドを見ればわかる。グレイが去ると言ったら王は始末する可能性もある。そうなったらイズとアズも殺されてしまうかもしれないからカイジョウに匿れる状態にもちこんでおいたわけだ。あの時、ここまで考えてグレイは行動していたとなると、奴はかなり有能だな。
「良かったよ」
「え?」
「グレイに剣をプレゼントしておいたんだ」
グレイみたいないい奴に何かがあったら困ると思って護衛を付けておいたんだ。短剣君と剣君を二体プレゼントしておいたんだよな。
「流石、ヒフミ様ですね!」
「死んだら終わりだからな。用心しておいて損はないさ」
グレイが裏切った時の事も考えていたんだけど、それは言わないでおこう。
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