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第二章 黒煙
第二十九話 勘違い
子供達と遊んでダリルさんのご飯を食べていた時、外からの圧を感じた。僕はゾクゾクする首を抑えて警戒するんだけど、しばらくすると収まったので安心して食事を再開した。
「どうしたのルーク」
「いや、今、外から、変な感じの圧があって・・」
「なにそれ」
達人まで行っている僕のスキル特有の感覚なので誰も感じていないみたい。僕以外は普通に食事をしている。
「ルークお兄ちゃん、また高い高いしてね~」
「ん、ああ、また遊ぼうね」
一緒に遊んだ少女達に手を振るとみんな自分の部屋に入っていった。ワティスさんの所で働いてきた子供達も凄い楽しそうだった。初めての事をした日ってとっても新鮮で楽しいもんね。今度、ワティスさんに挨拶に行かないとね。
「計算も教えてくれたんだよ」
算術なんて教えてもらってるのか~、凄いな。すぐに僕なんかよりも凄い人物になっちゃいそうだよ。ワティスさんにはお礼を言わないとね。
「荷物運びをして、空いた時間に教えてくれたの」
「何だか思ったよりも荷物が軽くて、みんな僕らに驚いてたよ」
ありゃ?まさか、僕があげた形見のチェーンだけで能力強化されちゃったのかな?軽くなった程度なら少し疑問に思う程度だと思うから大丈夫だと思うけど役にたっているのならいいかな。
「みんながんばってるんだね。僕ももっと頑張らないとな~」
「ルークさんはそれ以上頑張ると目立っちゃいますよ」
「ふふ、もっと言って上げて。ルークって無自覚だから」
「ちょ、モナーナ」
「ははは」
カルロ君の言葉にみんなが同意してる。
モナーナひどいな~。そんなに僕は無自覚だったかな~。みんなに笑われてるけど嫌な感じではないのでいいんだけど、モナーナも少しずつ規格外な存在になっている事を忘れているみたいだね。
明日とかギルドマスターに訓練してくれって言われそうで楽しみです。むふふ。
「こんばんは、なのじゃ」
みんなで笑っていると嗜む子牛亭にお客さんがやってきた。この声はクコだと思って見るとクコ以外に二人のお客さんが、
「兄さん!」
「ユアン!ニャムさん!」
綺麗な革鎧を着たユアンが僕に抱きついた。ユアンは嬉しそうに頬をこすり付けてくる。何だか懐かしい。
「ユアン、大きくなったね」
「はは、兄さんだ。やっと会えた」
ユアンは涙している目を擦りながら話した。僕よりも背の高いユアン、頭を撫でてあげると嬉しそうにまた抱きついてきた。全く、いつまでたっても甘えん坊です。
「感動の再会の所悪いがの、説明してやってくれ。急に襲ってこられてはたまらんのじゃ」
「ユアン、まさか」
「だって兄さん、こいつは黒煙龍なんだよ。兄さんと知り合いだって言うからやめたけど、そうじゃなかったら」
という事はさっきの外からの圧はユアン達の物かな?圧は三個あったように感じたけど、まあいいか。
「ユアン、黒煙龍はただ静かに山で暮らしてたんだってよ。それを先に攻撃したのは騎士だって、悪いのはこっちだったんだ」
「え、そんな事聞いてない・・・」
「全く、龍と言うだけで襲ってこられては叶わんぞ」
「でも、僕が見た時、確かに村を焼く雷が落ちてきて」
「なんじゃそれは・・・わらわは寝ておっただけ・・・まさか、その雷の前に白い龍を見なかったか?」
「黒い雲に白い龍の影を見たけど・・」
「やはり奴か・・・奴のせいでわらわの居場所がバレたのか!」
クコは苛立ちを見せて地団駄を踏んだ。床が割れてしまってダリルさんが泣いていたのですぐに直しておきました。クコは何に怒っているのだろう。
「何が?どういう事?」
「白煙の者じゃ、今まで気づかんかったわ」
「白煙?」
僕はクコの言葉に首を傾げる。クコはため息をついて言葉を続けた。
「白煙龍、わらわをライバルとか言ってくる新参者よ。200年前に痛めつけて忘れておったわ」
「200年・・・」
流石龍だね。簡単に200年とか言っているよ。その龍が今になってちょっかいを出してきたって事かな。
「じゃあ、最初にみた龍の影は」
「それじゃ、黒い雲に黒い龍の影なぞ映るわけがないじゃろ。全く、いい迷惑じゃな」
「確かに・・・じゃあ、さっき見たのも?」
「さっき?まさか」
ユアンの疑問にクコが血相を変えて外へと走っていった。さっき僕が感じた圧のもう一つはその白煙龍だったって事なのかな。という事は結構な負の圧だったんだけど大丈夫かな。
「ルーク!」
「ニャムさん」
クコがいなくなったことでニャムさんが隙を見て僕に抱きついてきた。ユアンの顔が凄いことになってる。そう言えば隣の家のユンが僕に抱きついてもこんな顔してたな、と懐かしい気持ちになった。
「ニャムさんも来てくれたの?」
「そうにゃ、ユアンさんを案内してきたにゃ」
「久しぶりニャム、元気にしてた?」
僕とモナーナはニャムを抱きしめて再会を喜んだ。ニャムさんは涙目で今にも泣きだしてしまいそうです。
「二人がいなくなって寂しかったにゃ」
「エリントスはその後どんな感じですか?」
「ルークを目指す若者が増えてギルドも大盛況にゃ、そのおかげで受付の人が少なくて大変だったんだけどにゃ」
「小鳥のさえずり亭のスリンさんとルンちゃんは?」
「二人もルークに会えなくて寂しそうにしてたにゃ、私が行くってなったらよろしくって言われてたにゃ」
二人も元気そうでよかった。エリントスは変わらず平和のようです。
「ルーク、クコを追わなくていいの?」
「え?ああ、そうか」
「兄さん一人じゃ心配だから僕も一緒に行くよ」
「え?ああ」
ユアンは僕の腕を掴んで外へと飛び出した。ユアンの顔は緩みきってるけどそんなに外に行きたかったのかな?
「どうしたのルーク」
「いや、今、外から、変な感じの圧があって・・」
「なにそれ」
達人まで行っている僕のスキル特有の感覚なので誰も感じていないみたい。僕以外は普通に食事をしている。
「ルークお兄ちゃん、また高い高いしてね~」
「ん、ああ、また遊ぼうね」
一緒に遊んだ少女達に手を振るとみんな自分の部屋に入っていった。ワティスさんの所で働いてきた子供達も凄い楽しそうだった。初めての事をした日ってとっても新鮮で楽しいもんね。今度、ワティスさんに挨拶に行かないとね。
「計算も教えてくれたんだよ」
算術なんて教えてもらってるのか~、凄いな。すぐに僕なんかよりも凄い人物になっちゃいそうだよ。ワティスさんにはお礼を言わないとね。
「荷物運びをして、空いた時間に教えてくれたの」
「何だか思ったよりも荷物が軽くて、みんな僕らに驚いてたよ」
ありゃ?まさか、僕があげた形見のチェーンだけで能力強化されちゃったのかな?軽くなった程度なら少し疑問に思う程度だと思うから大丈夫だと思うけど役にたっているのならいいかな。
「みんながんばってるんだね。僕ももっと頑張らないとな~」
「ルークさんはそれ以上頑張ると目立っちゃいますよ」
「ふふ、もっと言って上げて。ルークって無自覚だから」
「ちょ、モナーナ」
「ははは」
カルロ君の言葉にみんなが同意してる。
モナーナひどいな~。そんなに僕は無自覚だったかな~。みんなに笑われてるけど嫌な感じではないのでいいんだけど、モナーナも少しずつ規格外な存在になっている事を忘れているみたいだね。
明日とかギルドマスターに訓練してくれって言われそうで楽しみです。むふふ。
「こんばんは、なのじゃ」
みんなで笑っていると嗜む子牛亭にお客さんがやってきた。この声はクコだと思って見るとクコ以外に二人のお客さんが、
「兄さん!」
「ユアン!ニャムさん!」
綺麗な革鎧を着たユアンが僕に抱きついた。ユアンは嬉しそうに頬をこすり付けてくる。何だか懐かしい。
「ユアン、大きくなったね」
「はは、兄さんだ。やっと会えた」
ユアンは涙している目を擦りながら話した。僕よりも背の高いユアン、頭を撫でてあげると嬉しそうにまた抱きついてきた。全く、いつまでたっても甘えん坊です。
「感動の再会の所悪いがの、説明してやってくれ。急に襲ってこられてはたまらんのじゃ」
「ユアン、まさか」
「だって兄さん、こいつは黒煙龍なんだよ。兄さんと知り合いだって言うからやめたけど、そうじゃなかったら」
という事はさっきの外からの圧はユアン達の物かな?圧は三個あったように感じたけど、まあいいか。
「ユアン、黒煙龍はただ静かに山で暮らしてたんだってよ。それを先に攻撃したのは騎士だって、悪いのはこっちだったんだ」
「え、そんな事聞いてない・・・」
「全く、龍と言うだけで襲ってこられては叶わんぞ」
「でも、僕が見た時、確かに村を焼く雷が落ちてきて」
「なんじゃそれは・・・わらわは寝ておっただけ・・・まさか、その雷の前に白い龍を見なかったか?」
「黒い雲に白い龍の影を見たけど・・」
「やはり奴か・・・奴のせいでわらわの居場所がバレたのか!」
クコは苛立ちを見せて地団駄を踏んだ。床が割れてしまってダリルさんが泣いていたのですぐに直しておきました。クコは何に怒っているのだろう。
「何が?どういう事?」
「白煙の者じゃ、今まで気づかんかったわ」
「白煙?」
僕はクコの言葉に首を傾げる。クコはため息をついて言葉を続けた。
「白煙龍、わらわをライバルとか言ってくる新参者よ。200年前に痛めつけて忘れておったわ」
「200年・・・」
流石龍だね。簡単に200年とか言っているよ。その龍が今になってちょっかいを出してきたって事かな。
「じゃあ、最初にみた龍の影は」
「それじゃ、黒い雲に黒い龍の影なぞ映るわけがないじゃろ。全く、いい迷惑じゃな」
「確かに・・・じゃあ、さっき見たのも?」
「さっき?まさか」
ユアンの疑問にクコが血相を変えて外へと走っていった。さっき僕が感じた圧のもう一つはその白煙龍だったって事なのかな。という事は結構な負の圧だったんだけど大丈夫かな。
「ルーク!」
「ニャムさん」
クコがいなくなったことでニャムさんが隙を見て僕に抱きついてきた。ユアンの顔が凄いことになってる。そう言えば隣の家のユンが僕に抱きついてもこんな顔してたな、と懐かしい気持ちになった。
「ニャムさんも来てくれたの?」
「そうにゃ、ユアンさんを案内してきたにゃ」
「久しぶりニャム、元気にしてた?」
僕とモナーナはニャムを抱きしめて再会を喜んだ。ニャムさんは涙目で今にも泣きだしてしまいそうです。
「二人がいなくなって寂しかったにゃ」
「エリントスはその後どんな感じですか?」
「ルークを目指す若者が増えてギルドも大盛況にゃ、そのおかげで受付の人が少なくて大変だったんだけどにゃ」
「小鳥のさえずり亭のスリンさんとルンちゃんは?」
「二人もルークに会えなくて寂しそうにしてたにゃ、私が行くってなったらよろしくって言われてたにゃ」
二人も元気そうでよかった。エリントスは変わらず平和のようです。
「ルーク、クコを追わなくていいの?」
「え?ああ、そうか」
「兄さん一人じゃ心配だから僕も一緒に行くよ」
「え?ああ」
ユアンは僕の腕を掴んで外へと飛び出した。ユアンの顔は緩みきってるけどそんなに外に行きたかったのかな?
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