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第三章 王都リナージュ
第三話 ノルディック教の司祭
「助太刀ありがとう。あのままでは司祭様を守ることはできませんでした」
「いえいえ、僕らは偶々通っただけですから」
金髪の女騎士さんがお礼を言ってきた。僕は謙遜して話す。
「しかし、そちらの女性は高名な魔法使いの方なのですね。あんな強力な初級魔法見たことありませんよ。それに従魔まで」
狙い通りモナーナに視線が集中したようだ。ロドフまでモナーナのものになっているようです。よしよし。
「私は王都リナージュの騎士。第一騎士団のリナと申します。お二人の名を聞いても?」
女騎士さんはリナと名乗って僕らに名前を尋ねた。隠す必要もないので普通に名乗ります。
「僕はルーク、こっちはモナーナです」
「ルークさん・・・どこかで聞いたような?」
「リナさん、お二人にお礼を言いたいのですが?」
「畏まりました司祭様」
馬車の中から声が聞こえてきてリナさんが馬車の扉を開いた。
中から、白い恰幅の良い司祭が出てきて僕たちを品定めし始めた。正直、あまりいい印象を受けない。
「助けてくれてありがとう。私はリナージュのノルディック教会で司祭をしているアドナルだ。リナージュまで同行してくれれば褒美を取らすがどうかな?」
アドナルさんは最初の印象通り、お金をちらつかせて僕に同行を願い出た。騎士の人達はあまりいい印象をいだいていない、そりゃそうだよね。騎士だけではあぶないとアドナルさんが思ったって事だもんね。
僕らはノルディック教とあんまり接触もしたくないし断ろう。
「ありがたい話ですが僕たちは急いでいるので、道中に魔物がいた場合狩っておきますので。それでは」
「ああ、待ちたまえ・・」
アドナルさんの制止の言葉を無視して僕とモナーナは馬車に戻って行く。
「大丈夫でしたか?」
「モナーナとロドフのおかげで余裕だったよ」
「ワウン!」
馬車に残っていた三人は無言でロドフを見ている。そういえば、みんなはロドフと会うの初めてだったね。
「ワーウルフのロドフです。僕の従魔なんですけどモナーナのって事にしておいてください」
「そ、そうですか」
「従魔なんて初めて見たぞ」
ルナさんは唖然として、ティリス様は興味津々といった様子でロドフに近づき全身を見て回った。そうしている間に馬車が動き出してアドナルさん達を追い越していく。ミスリーの引いている馬車なので圧倒的速度、リナさん達がびっくりしています。
もうワインプールを出て三日たっているので四分の一ほど来ているはず。あと九日もかかると思うと億劫だね。
ルークがリナージュに向かっている時、リナージュではユアンの帰還を祝った祭りが開催されていた。
「まさか、ユアンが私達を置いて行くなんてね~。副団長に制止されても行くなんて英雄の鏡だよ」
「でも、私としては誘ってほしかったです。チームなんですから・・」
「ああ、私もそう思うぞ」
「みんなごめんね。でも、龍を野放しにするわけにもいかなかったから」
ユアンは冒険者ギルドに併設された酒場でチームメンバーと話し込んでいた。狼の獣人のシルフィと人族の魔法使いネネ、それにドワーフの女性ダネンの三人だ。チームメイト達は水臭いとユアンに話している。
「クランに逆らって出ていったからクランに戻れなかったかもしれないから誘わなかったんだよ」
「それが水臭いんだよ。私らはクランの前にユアンの仲間なんだよ」
「そうです!私はユアンさんの仲間なんです」
ユアンの言葉にシルフィ、ネネが話す。ダネンがそれに同意して頷いている。
「でも、よかったね。龍を捕獲してきた功績でクランを離脱しないで済んで」
「そうだな。クランに属していると色々とお得だからな。まあユアンが離脱するって言うんだったらついて行くがな」
ネネとダネンが話すとシルフィが頷いて同意した。ユアンは良い仲間に出会えていたようだ。
「しかし、大変だったんだよ」
「そうそう、ネネがユアンを追って出ていこうとしちゃってね」
「副団長に食って掛かっちゃってユアンよりも先にクラン離脱しちゃうところだったんだよ」
「ちょっと二人共それは言わない約束」
シルフィとダネンがヤレヤレといった様子で話す。
「はは、ネネは本当に仲間思いだね。でも、無茶はしちゃダメだよ」
「あ、はい・・・」
「よかったねネネ。ユアンにナデナデしてもらえて」
シルフィとダネンはニヤニヤしながら二人を見ている。どうやら、ネネはユアンに恋い焦がれてしまっているようだ。
「それでユアンはお兄さんに会えたのかい?アレイスト姉さんの知らせではワインプールにいたんだろ?」
「はい、会いましたよ」
「そうだったんですね。よかった」
「なんでネネが喜んでるんだい?」
「あ、いえ・・・そんな事よりも祭りに行きましょ」
シルフィがユアンがルークに会えたのかと聞いてユアンが肯定するとネネが頬を赤く染めて喜んでいた。ダネンにその理由を聞かれるとネネは話をそらしてギルドの外へと走っていってしまった。ネネはユアンにルークの再会を妄想して頬を染めたのだが、それは彼女の内に秘められるのだった。
仕方なく三人はネネを追いかけるようにギルドを後にした。
三人は祭りを満喫して祭りは終わりを告げた。
「いえいえ、僕らは偶々通っただけですから」
金髪の女騎士さんがお礼を言ってきた。僕は謙遜して話す。
「しかし、そちらの女性は高名な魔法使いの方なのですね。あんな強力な初級魔法見たことありませんよ。それに従魔まで」
狙い通りモナーナに視線が集中したようだ。ロドフまでモナーナのものになっているようです。よしよし。
「私は王都リナージュの騎士。第一騎士団のリナと申します。お二人の名を聞いても?」
女騎士さんはリナと名乗って僕らに名前を尋ねた。隠す必要もないので普通に名乗ります。
「僕はルーク、こっちはモナーナです」
「ルークさん・・・どこかで聞いたような?」
「リナさん、お二人にお礼を言いたいのですが?」
「畏まりました司祭様」
馬車の中から声が聞こえてきてリナさんが馬車の扉を開いた。
中から、白い恰幅の良い司祭が出てきて僕たちを品定めし始めた。正直、あまりいい印象を受けない。
「助けてくれてありがとう。私はリナージュのノルディック教会で司祭をしているアドナルだ。リナージュまで同行してくれれば褒美を取らすがどうかな?」
アドナルさんは最初の印象通り、お金をちらつかせて僕に同行を願い出た。騎士の人達はあまりいい印象をいだいていない、そりゃそうだよね。騎士だけではあぶないとアドナルさんが思ったって事だもんね。
僕らはノルディック教とあんまり接触もしたくないし断ろう。
「ありがたい話ですが僕たちは急いでいるので、道中に魔物がいた場合狩っておきますので。それでは」
「ああ、待ちたまえ・・」
アドナルさんの制止の言葉を無視して僕とモナーナは馬車に戻って行く。
「大丈夫でしたか?」
「モナーナとロドフのおかげで余裕だったよ」
「ワウン!」
馬車に残っていた三人は無言でロドフを見ている。そういえば、みんなはロドフと会うの初めてだったね。
「ワーウルフのロドフです。僕の従魔なんですけどモナーナのって事にしておいてください」
「そ、そうですか」
「従魔なんて初めて見たぞ」
ルナさんは唖然として、ティリス様は興味津々といった様子でロドフに近づき全身を見て回った。そうしている間に馬車が動き出してアドナルさん達を追い越していく。ミスリーの引いている馬車なので圧倒的速度、リナさん達がびっくりしています。
もうワインプールを出て三日たっているので四分の一ほど来ているはず。あと九日もかかると思うと億劫だね。
ルークがリナージュに向かっている時、リナージュではユアンの帰還を祝った祭りが開催されていた。
「まさか、ユアンが私達を置いて行くなんてね~。副団長に制止されても行くなんて英雄の鏡だよ」
「でも、私としては誘ってほしかったです。チームなんですから・・」
「ああ、私もそう思うぞ」
「みんなごめんね。でも、龍を野放しにするわけにもいかなかったから」
ユアンは冒険者ギルドに併設された酒場でチームメンバーと話し込んでいた。狼の獣人のシルフィと人族の魔法使いネネ、それにドワーフの女性ダネンの三人だ。チームメイト達は水臭いとユアンに話している。
「クランに逆らって出ていったからクランに戻れなかったかもしれないから誘わなかったんだよ」
「それが水臭いんだよ。私らはクランの前にユアンの仲間なんだよ」
「そうです!私はユアンさんの仲間なんです」
ユアンの言葉にシルフィ、ネネが話す。ダネンがそれに同意して頷いている。
「でも、よかったね。龍を捕獲してきた功績でクランを離脱しないで済んで」
「そうだな。クランに属していると色々とお得だからな。まあユアンが離脱するって言うんだったらついて行くがな」
ネネとダネンが話すとシルフィが頷いて同意した。ユアンは良い仲間に出会えていたようだ。
「しかし、大変だったんだよ」
「そうそう、ネネがユアンを追って出ていこうとしちゃってね」
「副団長に食って掛かっちゃってユアンよりも先にクラン離脱しちゃうところだったんだよ」
「ちょっと二人共それは言わない約束」
シルフィとダネンがヤレヤレといった様子で話す。
「はは、ネネは本当に仲間思いだね。でも、無茶はしちゃダメだよ」
「あ、はい・・・」
「よかったねネネ。ユアンにナデナデしてもらえて」
シルフィとダネンはニヤニヤしながら二人を見ている。どうやら、ネネはユアンに恋い焦がれてしまっているようだ。
「それでユアンはお兄さんに会えたのかい?アレイスト姉さんの知らせではワインプールにいたんだろ?」
「はい、会いましたよ」
「そうだったんですね。よかった」
「なんでネネが喜んでるんだい?」
「あ、いえ・・・そんな事よりも祭りに行きましょ」
シルフィがユアンがルークに会えたのかと聞いてユアンが肯定するとネネが頬を赤く染めて喜んでいた。ダネンにその理由を聞かれるとネネは話をそらしてギルドの外へと走っていってしまった。ネネはユアンにルークの再会を妄想して頬を染めたのだが、それは彼女の内に秘められるのだった。
仕方なく三人はネネを追いかけるようにギルドを後にした。
三人は祭りを満喫して祭りは終わりを告げた。
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