110 / 165
第三章 王都リナージュ
第六話 騎士
「皆さんには迷惑をおかけしました」
「私からも謝るわ」
「いえいえ、実害はルナさんが叩かれた程度ですから」
「ちょっとルークさん。私、結構、ダメージあったんですけど」
アルテナ様を助けて一息つくと下の部屋で今回の事を話してもらうことになった。なんで世界樹がアルテナ様の手元にあったのかを聞いておいた方がよさそうだから。
アルテナ様とティリス様が謝ってきたんだけど僕とモナーナは実害がなかったのでルナさんを見て話したんだ。するとルナさんは叩かれたわき腹を抑えて怒っています。確かに普通なら手すりを越えて塔から放り出されてもおかしくない勢いだったね。流石、ルナさん、伊達に狩人をしていない。
「本当にすいません」
「私でしたから大丈夫でしたが普通の人だったら大変なことになっていましたよ」
王族であるアルテナ様にづけづけと意見を言っているルナさん、何とも豪胆だろうか。ああ言うのは結構憧れるな~。
「それでどうしてノーブルローズを手に入れることが出来たんですか?」
僕はアルテナ様に手に入れるに至った経緯を聞いていく。
「実は半年ほど前、旅芸人がやってきたのです。とても多彩な芸をする人達で私とバルト様も凄く楽しんでいたの。その旅芸人達を束ねていた団長と言われる人が私に変わった種があると言ってきてそれを育てたのです。すると、驚くことにその種から育ったそれは花となり私に直接話しかけてくるようになったのです」
「それでお母さまは共感してしまったのね」
「そう、だってこの王都でさえも路頭に迷っている人たちがいる。子供も孤児院には入れても満足に生活できていない。実りがあればみんなで分け合って満足に食べられない人がいなくなると思ったの。私の体を使って少しづつでも実りのいい果物や野菜が育てばと思って」
アルテナ様はとても強い正義感で動いていた。それが全てダメとは言わないけど、自分を犠牲にしすぎだよね。バルト様に相談すれば色々解決できると思うけど。それにしてもノーブルローズは助けを求めていたようなことをレインは言っていたけど、話が違うな~。
「お父様にそういった相談はしなかったの?」
「バルト様には言えないわ。路頭に迷っている人に恵みを与えるなんて言ったら貴族のあたりが強くなるもの。これは私だけでなんとかしないといけないと思っていたのよ」
う~ん、なんで自分で背負いすぎるかな。何事もなくてよかったけどさ。貴族と王族はそれ程仲はよくないのかな。
「今度はちゃんと相談してくださいね。それじゃ僕たちは宿屋を探さないといけないので」
ノーブルローズも回収できたし、目を付けられる前に城を出ないと。
「待ってください。助けてもらっただけで何もしないのでは私の気がすみません」
「いえいえ、お気になさらずに」
「では、お金だけでも」
「お金もいりません。そのお金で出来ることを」
「あなたはまるで英雄のようですね。神に感謝しなくては」
何もいらないといった僕を拝み始めてしまったアルテナ様。お願いだからやめてください恥ずかしいです。
僕らは螺旋階段を下って、塔を出ると僕らは面食らう状況になっていました。
「ルークとはお前か?」
騎士団が30人ほどで塔を包囲していて、リーダーっぽい人が僕へと話しかけてきた。なんだか嫌な予感。
「ティリス様の従者になりたいと聞いたのだが本当か?」
強面の騎士が僕へとそういってきた。この人はこの騎士団のリーダーなのかな。
「ルークは私の従者になる予定よ」
騎士と話しているとティリス様が後ろからわって出てきて声を張り上げて言ってきた。その言葉に騎士の男が怪訝な顔で僕を見てきた。
「ルーク、ルークというとエリントスの英雄か!1レベルでワーウルフを1000は殺したという。そんなデマで王族の従者など片腹痛い!」
騎士は憤りを表して地団駄を踏んだ。怪訝な顔で騎士は手袋を外して僕へと投げつけてきた。
「決闘だ!」
「ええ!!」
どうやら、僕はこの人と決闘をしないといけないようです。モナーナがすっごい顔で騎士を睨んでいる。僕はため息をついてうなだれた。
「私からも謝るわ」
「いえいえ、実害はルナさんが叩かれた程度ですから」
「ちょっとルークさん。私、結構、ダメージあったんですけど」
アルテナ様を助けて一息つくと下の部屋で今回の事を話してもらうことになった。なんで世界樹がアルテナ様の手元にあったのかを聞いておいた方がよさそうだから。
アルテナ様とティリス様が謝ってきたんだけど僕とモナーナは実害がなかったのでルナさんを見て話したんだ。するとルナさんは叩かれたわき腹を抑えて怒っています。確かに普通なら手すりを越えて塔から放り出されてもおかしくない勢いだったね。流石、ルナさん、伊達に狩人をしていない。
「本当にすいません」
「私でしたから大丈夫でしたが普通の人だったら大変なことになっていましたよ」
王族であるアルテナ様にづけづけと意見を言っているルナさん、何とも豪胆だろうか。ああ言うのは結構憧れるな~。
「それでどうしてノーブルローズを手に入れることが出来たんですか?」
僕はアルテナ様に手に入れるに至った経緯を聞いていく。
「実は半年ほど前、旅芸人がやってきたのです。とても多彩な芸をする人達で私とバルト様も凄く楽しんでいたの。その旅芸人達を束ねていた団長と言われる人が私に変わった種があると言ってきてそれを育てたのです。すると、驚くことにその種から育ったそれは花となり私に直接話しかけてくるようになったのです」
「それでお母さまは共感してしまったのね」
「そう、だってこの王都でさえも路頭に迷っている人たちがいる。子供も孤児院には入れても満足に生活できていない。実りがあればみんなで分け合って満足に食べられない人がいなくなると思ったの。私の体を使って少しづつでも実りのいい果物や野菜が育てばと思って」
アルテナ様はとても強い正義感で動いていた。それが全てダメとは言わないけど、自分を犠牲にしすぎだよね。バルト様に相談すれば色々解決できると思うけど。それにしてもノーブルローズは助けを求めていたようなことをレインは言っていたけど、話が違うな~。
「お父様にそういった相談はしなかったの?」
「バルト様には言えないわ。路頭に迷っている人に恵みを与えるなんて言ったら貴族のあたりが強くなるもの。これは私だけでなんとかしないといけないと思っていたのよ」
う~ん、なんで自分で背負いすぎるかな。何事もなくてよかったけどさ。貴族と王族はそれ程仲はよくないのかな。
「今度はちゃんと相談してくださいね。それじゃ僕たちは宿屋を探さないといけないので」
ノーブルローズも回収できたし、目を付けられる前に城を出ないと。
「待ってください。助けてもらっただけで何もしないのでは私の気がすみません」
「いえいえ、お気になさらずに」
「では、お金だけでも」
「お金もいりません。そのお金で出来ることを」
「あなたはまるで英雄のようですね。神に感謝しなくては」
何もいらないといった僕を拝み始めてしまったアルテナ様。お願いだからやめてください恥ずかしいです。
僕らは螺旋階段を下って、塔を出ると僕らは面食らう状況になっていました。
「ルークとはお前か?」
騎士団が30人ほどで塔を包囲していて、リーダーっぽい人が僕へと話しかけてきた。なんだか嫌な予感。
「ティリス様の従者になりたいと聞いたのだが本当か?」
強面の騎士が僕へとそういってきた。この人はこの騎士団のリーダーなのかな。
「ルークは私の従者になる予定よ」
騎士と話しているとティリス様が後ろからわって出てきて声を張り上げて言ってきた。その言葉に騎士の男が怪訝な顔で僕を見てきた。
「ルーク、ルークというとエリントスの英雄か!1レベルでワーウルフを1000は殺したという。そんなデマで王族の従者など片腹痛い!」
騎士は憤りを表して地団駄を踏んだ。怪訝な顔で騎士は手袋を外して僕へと投げつけてきた。
「決闘だ!」
「ええ!!」
どうやら、僕はこの人と決闘をしないといけないようです。モナーナがすっごい顔で騎士を睨んでいる。僕はため息をついてうなだれた。
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
WIN5で六億円馬券当てちゃった俺がいろいろ巻き込まれた結果現代社会で無双する!
TB
ファンタジー
小栗東〈おぐりあずま〉 二十九歳 趣味競馬 派遣社員。
その日、負け組な感じの人生を歩んできた俺に神が舞い降りた。
競馬のWIN5を的中させその配当は的中者一名だけの六億円だったのだ。
俺は仕事を辞め、豪華客船での世界一周旅行に旅立った。
その航海中に太平洋上で嵐に巻き込まれ豪華客船は沈没してしまう。
意識を失った俺がつぎに気付いたのは穏やかな海上。
相変わらずの豪華客船の中だった。
しかし、そこは地球では無かった。
魔法の存在する世界、そしてギャンブルが支配をする世界だった。
船の乗客二千名、クルー二百名とともにこの異世界の大陸国家カージノで様々な出来事はあったが、無事に地球に戻る事が出来た。
ただし……人口一億人を超えるカージノ大陸と地球には生存しない魔獣たちも一緒に太平洋のど真ん中へ……
果たして、地球と東の運命はどうなるの?
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!