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第三章 王都リナージュ
第七話 決闘
「よく、逃げずについてきたな」
「そりゃ、これだけ包囲されてれば逃げられないですよ」
サラサラな髪の強面騎士が僕へと声をかけた。僕はため息をついて答えてあげた。
サラコワ騎士の後ろに僕らがいて、その左右を包囲されるように歩かされた。下手に手を出すとけが人が出てしまうので手を出すことはしなかったんだ。モナーナを抑えるのは大変だった。ティリス様は僕の腕を見たいみたいだし、ルナさんもそれに同意みたい。どうしよう、このサラコワ騎士の胴体や首がなくなっちゃうかもしれない。
僕らは騎士たちの訓練場のような広場に案内される。見下ろすように席が配置されていてまるでコロシアムのような広場。端っこにはかかしのような物も立っていた。
「好きな武器を持て、私はクレイラット卿からご指導いただいた剣で相手になろう」
僕はうなだれながらも木剣を手に取った。うまく手を抜いて骨が折れるくらいでおわらせないと。
「ほ~、1レベルの英雄も剣をご所望か、これは滑稽な、構えも何もなっていないではないか」
「・・・」
僕の剣の持ち方を見てサラコワ騎士が笑っています。剣を習ったこともないのでただ剣を垂らすように持っているのでそれが滑稽なんだってさ。いい加減黙ってほしいな。騎士の決闘ってもうちょっと威厳のあるものだと思ってたけどな。ちょっと幻滅。
「改めて1ルーク殿。私の名はゴルインだ。クレイラット卿に教わった。剛剣をお見せしよう!」
僕とゴルインを残して訓練場からみんながいなくなると彼は両手でもった剣に圧を送り始めた。その圧は魔法とは違う何かだと思うんだけど僕にはよくわかりません。
「デマを使って英雄になったことを後悔して死んで行け!」
ゴルインはそう言って上段から僕へと剣を振り下ろした。剣は力強く地面に穴をあけた。
「今のをよけるのか!これならどうだ!」
二回三回とゴルインの剣をよける。よけないとオートカウンターが働いてしまうので大変なんだよね。彼を守るためによけています。そのよける姿はたぶん無様なものだよ。だってそういう経験ないんだから、不格好になっちゃうのはしょうがないよ。
「英雄と名乗るだけはあるようだな」
僕は自分の事を英雄なんて言ったこともないです。
「それならばこれでどうだ![スワンプ]」
ゴルインはよける僕を嫌って足元を沼に変えた。僕は足がとられて動けない。ゴルインは普通に動けるみたい魔法ってやっぱり便利だな~。
「はっはっは、これでよけられまい!死ね~」
完全に僕を殺す気みたい。流石に許容できないね。
僕は沼を操って普通に動いた、ゴルインをよけると彼の頭を踏みつける。溜めの大きい上段切りをしたせいで隙だらけでした。前のめりに倒れているゴルインの木剣を僕は一振りで根元から両断した。下が沼になっていたので地面は割れなかった。
「ぐぬぬぬ、こんなおもちゃでは駄目だ。真剣でなくてはやはり本気がでない!」
顔を沼で汚したドロコワ騎士ゴルイン。今度は真剣を取り出して僕に構えた。とてもきれいな剣だけど高そうだな~。
「美しいだろう。クレイラット卿からいただいた光剣シャイン、かの有名なドワーフのダブ氏の作品だ」
「そうなんですか~・・・」
自慢げに話すものだから話を聞いてあげた。彼は惚れた顔で剣を見つめている。どれもこれも知らない人の話なので興味ありません。
「あれが光剣シャインか」
「私も知っています。ダブ氏の力作だと聞いたことがあります。何でもミスリルとアダマンタイトを混合して作られた物とか」
ティリス様とルナさんの声が聞こえてきた。エルフのルナさんにも知られているんだったら相当なものなんだろうな。
「覚悟!」
「えっ、僕も剣を出そうと思ったんだけど」
ゴルインは僕にお構いなしといった様子で迫ってきた。沼から出ていたからよけるのは簡単だったんだけど面倒だから終わらしちゃいます。
僕が一振りするとゴルインが上段で構えていた光剣が根元から折れて光り輝いていた刀身が沼に沈んでいった。
「・・・」
攻撃されるのを待っているとカウンターしちゃうので自分の意志で攻撃しちゃえばいいんだよね。あきらめてくれるように大事にしていた剣を折ったんだけど、ゴルインは無言で剣を眺めている。心なしか涙目です。
僕はそそくさとみんなのところに帰っていくとみんな唖然としてる。
「木剣でなんであのシャインを切れるの?」
「ルークさんって剣の神でもあるんですね・・・」
ティリス様とルナさんが驚いて聞いてきました。モナーナはなぜか胸を張ってドヤってます。
「実はこの木剣は伝説の剣なんです。ちゃんと剣を選んでいたんですよ」
「そ、そうなの?」
「流石、ルークさん」
どうでもいい言い訳を言うとティリス様は首をかしげて、ルナさんはうなづいて納得してくれました。よかったよかった。後日、その木剣が高らかに飾られるようになったとかなっていないとか。
「ルーク、嘘が雑だよ」
「そんなこと言ったってどういえばいいかわからないもの、仕方ないよ」
小声でモナーナに雑だと言われてしまった。だけど、何を言ってもどうせ首を傾げられるからどうでもいいのだ。最近、めんどくさくなってきたのでした。
「じゃあ、僕らは宿屋を探しに行くから行きますね」
「絶対に従者にしたいんだけど駄目か?」
「駄目ですね。僕は楽したいので」
ティリス様が上目遣いにお願いしてきたんだけど、僕にはそういった女の子スキルは効きません。早く用事を済ませてワインプールで孤児院隠居生活だい!
馬車をアイテムバッグにしまって僕らは宿屋を探すために街に向かいます。
「そりゃ、これだけ包囲されてれば逃げられないですよ」
サラサラな髪の強面騎士が僕へと声をかけた。僕はため息をついて答えてあげた。
サラコワ騎士の後ろに僕らがいて、その左右を包囲されるように歩かされた。下手に手を出すとけが人が出てしまうので手を出すことはしなかったんだ。モナーナを抑えるのは大変だった。ティリス様は僕の腕を見たいみたいだし、ルナさんもそれに同意みたい。どうしよう、このサラコワ騎士の胴体や首がなくなっちゃうかもしれない。
僕らは騎士たちの訓練場のような広場に案内される。見下ろすように席が配置されていてまるでコロシアムのような広場。端っこにはかかしのような物も立っていた。
「好きな武器を持て、私はクレイラット卿からご指導いただいた剣で相手になろう」
僕はうなだれながらも木剣を手に取った。うまく手を抜いて骨が折れるくらいでおわらせないと。
「ほ~、1レベルの英雄も剣をご所望か、これは滑稽な、構えも何もなっていないではないか」
「・・・」
僕の剣の持ち方を見てサラコワ騎士が笑っています。剣を習ったこともないのでただ剣を垂らすように持っているのでそれが滑稽なんだってさ。いい加減黙ってほしいな。騎士の決闘ってもうちょっと威厳のあるものだと思ってたけどな。ちょっと幻滅。
「改めて1ルーク殿。私の名はゴルインだ。クレイラット卿に教わった。剛剣をお見せしよう!」
僕とゴルインを残して訓練場からみんながいなくなると彼は両手でもった剣に圧を送り始めた。その圧は魔法とは違う何かだと思うんだけど僕にはよくわかりません。
「デマを使って英雄になったことを後悔して死んで行け!」
ゴルインはそう言って上段から僕へと剣を振り下ろした。剣は力強く地面に穴をあけた。
「今のをよけるのか!これならどうだ!」
二回三回とゴルインの剣をよける。よけないとオートカウンターが働いてしまうので大変なんだよね。彼を守るためによけています。そのよける姿はたぶん無様なものだよ。だってそういう経験ないんだから、不格好になっちゃうのはしょうがないよ。
「英雄と名乗るだけはあるようだな」
僕は自分の事を英雄なんて言ったこともないです。
「それならばこれでどうだ![スワンプ]」
ゴルインはよける僕を嫌って足元を沼に変えた。僕は足がとられて動けない。ゴルインは普通に動けるみたい魔法ってやっぱり便利だな~。
「はっはっは、これでよけられまい!死ね~」
完全に僕を殺す気みたい。流石に許容できないね。
僕は沼を操って普通に動いた、ゴルインをよけると彼の頭を踏みつける。溜めの大きい上段切りをしたせいで隙だらけでした。前のめりに倒れているゴルインの木剣を僕は一振りで根元から両断した。下が沼になっていたので地面は割れなかった。
「ぐぬぬぬ、こんなおもちゃでは駄目だ。真剣でなくてはやはり本気がでない!」
顔を沼で汚したドロコワ騎士ゴルイン。今度は真剣を取り出して僕に構えた。とてもきれいな剣だけど高そうだな~。
「美しいだろう。クレイラット卿からいただいた光剣シャイン、かの有名なドワーフのダブ氏の作品だ」
「そうなんですか~・・・」
自慢げに話すものだから話を聞いてあげた。彼は惚れた顔で剣を見つめている。どれもこれも知らない人の話なので興味ありません。
「あれが光剣シャインか」
「私も知っています。ダブ氏の力作だと聞いたことがあります。何でもミスリルとアダマンタイトを混合して作られた物とか」
ティリス様とルナさんの声が聞こえてきた。エルフのルナさんにも知られているんだったら相当なものなんだろうな。
「覚悟!」
「えっ、僕も剣を出そうと思ったんだけど」
ゴルインは僕にお構いなしといった様子で迫ってきた。沼から出ていたからよけるのは簡単だったんだけど面倒だから終わらしちゃいます。
僕が一振りするとゴルインが上段で構えていた光剣が根元から折れて光り輝いていた刀身が沼に沈んでいった。
「・・・」
攻撃されるのを待っているとカウンターしちゃうので自分の意志で攻撃しちゃえばいいんだよね。あきらめてくれるように大事にしていた剣を折ったんだけど、ゴルインは無言で剣を眺めている。心なしか涙目です。
僕はそそくさとみんなのところに帰っていくとみんな唖然としてる。
「木剣でなんであのシャインを切れるの?」
「ルークさんって剣の神でもあるんですね・・・」
ティリス様とルナさんが驚いて聞いてきました。モナーナはなぜか胸を張ってドヤってます。
「実はこの木剣は伝説の剣なんです。ちゃんと剣を選んでいたんですよ」
「そ、そうなの?」
「流石、ルークさん」
どうでもいい言い訳を言うとティリス様は首をかしげて、ルナさんはうなづいて納得してくれました。よかったよかった。後日、その木剣が高らかに飾られるようになったとかなっていないとか。
「ルーク、嘘が雑だよ」
「そんなこと言ったってどういえばいいかわからないもの、仕方ないよ」
小声でモナーナに雑だと言われてしまった。だけど、何を言ってもどうせ首を傾げられるからどうでもいいのだ。最近、めんどくさくなってきたのでした。
「じゃあ、僕らは宿屋を探しに行くから行きますね」
「絶対に従者にしたいんだけど駄目か?」
「駄目ですね。僕は楽したいので」
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