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第三章 王都リナージュ
第九話 従魔使いの少年
「ではごゆっくりお過ごしください」
グガインさんに部屋を案内されて僕らは二階の部屋にはいった。その部屋はベッドが四つある部屋でスイートルームと言われる部屋なようです。ソファーが二つ並んでいて軽いお菓子が机の上に置いてある。なんともサービスのいい部屋だろうか。
「部屋が一つの時に気付くべきでしたね」
「まさか、こんな豪華な部屋とは」
「いくらするんだろうね?」
僕らは部屋を見ながら感想を述べる。確かにこんな部屋、いくらで泊まれるんだろう?
「ルークさんは一番窓際ですね」
「わかってますよ。まさか、女の子と同じ部屋で寝ることになるとは」
「そういえば、初めてだね。ユアンに怒られそうだけど大丈夫かな?」
「ユアンがどうしたの?」
「ううん、何でもない」
ルナさんにベッドは窓際でと言われた。まさか、みんなと一緒の部屋で寝るなんてね。って孤児院じゃ一緒に寝たけど家族みんなとだったからあんまり関係ないか。
モナーナがユアンがどうとかって言ったと思ったんだけど僕の勘違いだったみたい、首を横に振っていました。
「ギルドにはいかないんですか?」
「う~ん、ちょっとさっきの話を聞くと行きづらいね~」
「でも、ユアンがいるかもしれないよ」
「う~ん」
ルナさんに冒険者ギルドに行かないのかと聞かれて僕は悩んだ。グガインさんの話を聞いて僕の名前は知られているのがわかったわけだよね。だから、冒険者ギルドに行くと絡まれると思うんだよね。
「行こうよルーク、絡まれたら私が蹴散らすから」
「モナーナは・・頼りになります」
「とか言って騎士に絡まれたときはルークの戦う所が見たいとか言ってみてただけでしたね」
「ちょっとルナさん!」
「えっ、そうなの?」
モナーナが私が相手すると言ってくれたんだけどルナさんのツッコミに顔を赤くしていた。確かにあの時モナーナは何も話していなかった。それにしても僕の姿なんて見てどうするんだろう。今回は参考になる戦い方したような気もしないでもないけど、僕の戦い方は大体カウンター気質だからな~。
「ルークさんは本当に鈍感ですね」
「ユアンも可哀そうだもんね」
小声で二人がため息をついている。少し聞こえてユアンってまた言っているけど何のことだろうか?
「じゃあ行こうかな。端仕事ないかな~」
「ふふ、ルークらしいね。王都でも端仕事するの?」
「そうだよ。見たところ路地が汚かったからね」
みんなと買い食いして宿屋を探していた時、路地を見ると結構汚かったんだよね。僕の掃除本能がピクピクと反応してしまったんだ。あれは掃除したい。
ということで僕らは冒険者ギルドに向かうことになりました。
王都の冒険者ギルドは街の入り口のすぐにある噴水広場に隣接している。冒険者ギルドにはいろいろな人がいるので出口に隣接していたほうがいいという考えだと思う。汚い人も多いからね。僕は大丈夫、すっごい綺麗好きだからね。部屋を汚すのは得意だけど。
「いらっしゃいませ」
僕らが冒険者ギルドにはいる。
三人で受付に向かう時、併設されている酒場に気になる人がいた。
「トレント?従魔使いかな?」
「流石、王都だね。珍しい」
従魔使いはとても珍しい。王都ならではの光景かもしれない。
「ニャ~」
「あ、ミスリー。帰ってきたの?」
ミスリーは王都についてすぐに猫サイズになってどこかに行ってしまった。ミスリーは気が済んだのか僕のもとに帰ってきた。本来は僕を守るために離れないのがこの子の使命のはずなんだけど、僕が強いせいでやることがなくなってしまったのかもしれない。
「あなたも従魔使いなんですか?」
トレントを使役していた少年がミスリーに気付いて声をかけてきた。彼も従魔使いに会うのは珍しいみたいだ。すっごい喜んでいます。
「そんな感じだよ。君もやっぱり?」
「やっぱり!そうなんです。僕も従魔使いでアズって言います。僕の従魔はトレントのウッド」
「僕はルーク、この子はミスリーだよ」
「にゃ~」
「可愛い、ライガーの子供ですか?」
僕とアズは仲良く自己紹介をした。彼は僕の名前を聞いても驚いていない。王都に住んでいるわけではないみたいだね。
依頼を受ける前にアズ君と話すことになった。同じ田舎者同士友達になれればいいなと思ったんだ。
「そうなんですよ。田舎から出てきたので何が何やら」
アズ君と僕らは意気投合して話し込んでいる。端仕事は逃げないのでたまにはこういうのもいいよね。
「従魔使いは珍しすぎてあんまりパーティーに入れないんです。ルークさんはいいですね。こんな可愛い人たちとパーティー組めて」
「ははは・・」
僕らは他愛のない話をして過ごした。
「ユアンはまた城かい?」
「たぶんそうだよ」
全く、帰ってきてそうそうオークジェネラルを倒して手柄あげちゃってさ、それに城に呼ばれちゃうし、冒険者の仕事ができないよ。
私はシルフィ、ユアンとパーティーを組んでいてやっと帰ってきたユアンとランクを上げようと意気こんでいたんだ。ジェネラルを倒したことで確かにランクアップは近づいたのだけど、お城に行く数が増えてしまって普通の依頼がこなせない。
今、私とダネンは冒険者ギルドに来てユアン抜きでできる依頼を探しに来たんだ。
「今日の依頼、端仕事ばかりだね」
「あの群れがきて、近場の魔物たちが逃げて行ったからね」
私とダネンは肩を落とす。その時、ふとある匂いに気付いた。
「ん?なんかいい匂いがするね。これは強者のにおいだよ」
「シルフィのお眼鏡にかなうのがいるのか、ユアン以来だね」
「ああ、これで暇がつぶせるよ」
さっきまで出世を口に出していた私だったが強者を感じた今、そんなことは関係ない。
私とダネンは微笑んで併設されている酒場を見渡した。目立つ者は宝石付きの杖をもった少女とエルフ、それにひ弱そうな少年と従魔使いの少年。あとは有象無象の酒飲み冒険者、見る価値もない。ということはあの歓談中の少年少女達の中に強者がいる。
グガインさんに部屋を案内されて僕らは二階の部屋にはいった。その部屋はベッドが四つある部屋でスイートルームと言われる部屋なようです。ソファーが二つ並んでいて軽いお菓子が机の上に置いてある。なんともサービスのいい部屋だろうか。
「部屋が一つの時に気付くべきでしたね」
「まさか、こんな豪華な部屋とは」
「いくらするんだろうね?」
僕らは部屋を見ながら感想を述べる。確かにこんな部屋、いくらで泊まれるんだろう?
「ルークさんは一番窓際ですね」
「わかってますよ。まさか、女の子と同じ部屋で寝ることになるとは」
「そういえば、初めてだね。ユアンに怒られそうだけど大丈夫かな?」
「ユアンがどうしたの?」
「ううん、何でもない」
ルナさんにベッドは窓際でと言われた。まさか、みんなと一緒の部屋で寝るなんてね。って孤児院じゃ一緒に寝たけど家族みんなとだったからあんまり関係ないか。
モナーナがユアンがどうとかって言ったと思ったんだけど僕の勘違いだったみたい、首を横に振っていました。
「ギルドにはいかないんですか?」
「う~ん、ちょっとさっきの話を聞くと行きづらいね~」
「でも、ユアンがいるかもしれないよ」
「う~ん」
ルナさんに冒険者ギルドに行かないのかと聞かれて僕は悩んだ。グガインさんの話を聞いて僕の名前は知られているのがわかったわけだよね。だから、冒険者ギルドに行くと絡まれると思うんだよね。
「行こうよルーク、絡まれたら私が蹴散らすから」
「モナーナは・・頼りになります」
「とか言って騎士に絡まれたときはルークの戦う所が見たいとか言ってみてただけでしたね」
「ちょっとルナさん!」
「えっ、そうなの?」
モナーナが私が相手すると言ってくれたんだけどルナさんのツッコミに顔を赤くしていた。確かにあの時モナーナは何も話していなかった。それにしても僕の姿なんて見てどうするんだろう。今回は参考になる戦い方したような気もしないでもないけど、僕の戦い方は大体カウンター気質だからな~。
「ルークさんは本当に鈍感ですね」
「ユアンも可哀そうだもんね」
小声で二人がため息をついている。少し聞こえてユアンってまた言っているけど何のことだろうか?
「じゃあ行こうかな。端仕事ないかな~」
「ふふ、ルークらしいね。王都でも端仕事するの?」
「そうだよ。見たところ路地が汚かったからね」
みんなと買い食いして宿屋を探していた時、路地を見ると結構汚かったんだよね。僕の掃除本能がピクピクと反応してしまったんだ。あれは掃除したい。
ということで僕らは冒険者ギルドに向かうことになりました。
王都の冒険者ギルドは街の入り口のすぐにある噴水広場に隣接している。冒険者ギルドにはいろいろな人がいるので出口に隣接していたほうがいいという考えだと思う。汚い人も多いからね。僕は大丈夫、すっごい綺麗好きだからね。部屋を汚すのは得意だけど。
「いらっしゃいませ」
僕らが冒険者ギルドにはいる。
三人で受付に向かう時、併設されている酒場に気になる人がいた。
「トレント?従魔使いかな?」
「流石、王都だね。珍しい」
従魔使いはとても珍しい。王都ならではの光景かもしれない。
「ニャ~」
「あ、ミスリー。帰ってきたの?」
ミスリーは王都についてすぐに猫サイズになってどこかに行ってしまった。ミスリーは気が済んだのか僕のもとに帰ってきた。本来は僕を守るために離れないのがこの子の使命のはずなんだけど、僕が強いせいでやることがなくなってしまったのかもしれない。
「あなたも従魔使いなんですか?」
トレントを使役していた少年がミスリーに気付いて声をかけてきた。彼も従魔使いに会うのは珍しいみたいだ。すっごい喜んでいます。
「そんな感じだよ。君もやっぱり?」
「やっぱり!そうなんです。僕も従魔使いでアズって言います。僕の従魔はトレントのウッド」
「僕はルーク、この子はミスリーだよ」
「にゃ~」
「可愛い、ライガーの子供ですか?」
僕とアズは仲良く自己紹介をした。彼は僕の名前を聞いても驚いていない。王都に住んでいるわけではないみたいだね。
依頼を受ける前にアズ君と話すことになった。同じ田舎者同士友達になれればいいなと思ったんだ。
「そうなんですよ。田舎から出てきたので何が何やら」
アズ君と僕らは意気投合して話し込んでいる。端仕事は逃げないのでたまにはこういうのもいいよね。
「従魔使いは珍しすぎてあんまりパーティーに入れないんです。ルークさんはいいですね。こんな可愛い人たちとパーティー組めて」
「ははは・・」
僕らは他愛のない話をして過ごした。
「ユアンはまた城かい?」
「たぶんそうだよ」
全く、帰ってきてそうそうオークジェネラルを倒して手柄あげちゃってさ、それに城に呼ばれちゃうし、冒険者の仕事ができないよ。
私はシルフィ、ユアンとパーティーを組んでいてやっと帰ってきたユアンとランクを上げようと意気こんでいたんだ。ジェネラルを倒したことで確かにランクアップは近づいたのだけど、お城に行く数が増えてしまって普通の依頼がこなせない。
今、私とダネンは冒険者ギルドに来てユアン抜きでできる依頼を探しに来たんだ。
「今日の依頼、端仕事ばかりだね」
「あの群れがきて、近場の魔物たちが逃げて行ったからね」
私とダネンは肩を落とす。その時、ふとある匂いに気付いた。
「ん?なんかいい匂いがするね。これは強者のにおいだよ」
「シルフィのお眼鏡にかなうのがいるのか、ユアン以来だね」
「ああ、これで暇がつぶせるよ」
さっきまで出世を口に出していた私だったが強者を感じた今、そんなことは関係ない。
私とダネンは微笑んで併設されている酒場を見渡した。目立つ者は宝石付きの杖をもった少女とエルフ、それにひ弱そうな少年と従魔使いの少年。あとは有象無象の酒飲み冒険者、見る価値もない。ということはあの歓談中の少年少女達の中に強者がいる。
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