150 / 165
第四章 平穏
第五話 収入
しおりを挟む
「お~、やっているね」
「あっ、クルシュ様。いらっしゃいませ」
ユアンの装備を縫っていると馬車の止まる音がしてクルシュ様がお店に入ってきた。後ろにはルビリアさんとサファリアさん、それにプラムさんが控えています。
「皆さん、お久しぶりです。何だか久しぶりすぎてとてもうれしいです」
「私も嬉しいよ」
クルシュ様に握手をしながら話す、
「のんびりできるのよね?」
次にルビリア様、
「あの時以来ですからね。何だか懐かしい」
そして、サファリア様
「お店は大変でしたよ・・・」
最後はプラムさん。何だかプラムさんは疲れている様子。
「何だかすいません」
「いえ、いいんですよ。いいんです。あなたの送ってくるアイテムはどれも最高品質で売り値を考えるのが大変だとか、安くしないと売れないとかそういう事はないですし、最高品質だから、欲しがる人が多すぎで人がいっぱい来るとか」
プラムさんは今まで溜まっていた色々なことをぶちまけてきました。プラムさんの目は隈が凄くて明らかに疲れが見える。
「プラムさん疲れているみたいなのでこれをあげます」
「これは?」
「ワインプールで作ったブドウですよ」
ワインプールにはいっぱいのブドウがあった。ブドウ畑に落ちていた種をいくつか育ててみたんだ。察しの通り何倍にも大きくなってとてもおいしくなりました。これもアイテムバッグいっぱいにあるのです。正に売るほどあるとはこのことだろう。
「では遠慮せずに一つ・・・。なんですかこれは!、ジャムのように濃厚でいてジュースのように爽やか。のどごしはまるでワイン!一粒で三度おいしい」
ブドウを一粒食べたプラムさんは頬を赤くして天を仰いだ。少しするとプラムさんの目の隈は元通りの綺麗なものになっていく。
「プラム、隈がなくなっているぞ」
「えっ嘘!本当だ~~!よかった~」
クルシュ様に隈の事を言われて驚いているプラムさん。やっぱり普通のブドウではないみたい。回復効果もあるのかな?
「私たちもいただいていいですか?」
「どうぞどうぞ」
折角なのでみんなでブドウを試食、ブドウ以外も出してみると果物パーティーみたいに色んな果物をつまんでいく。どれもこれも最高品質で最高においしかった。僕はジャムにして食べることが多いかったけどやっぱり、生は生の良い所があるよね。
「相変わらずルーク君は凄いものを作るんだね。こんな果物まで常識外とは」
「本当に・・・」
果物を食べたことでみんな肌がつやっつや、生まれたての子供みたいに艶めいています。
「ルーク様、果物を卸していただけないですか?」
「毎日食べたいわ」
サファリアさんとルビリアさんが僕の両手をとって迫ってきました。綺麗なお二人に迫られて僕はタジタジ。モナーナとユアンが結構、怖い顔で気が気じゃないです。
「ははは、羨ましいなルーク君。私の婚約者達がみんな君に取られてしまった」
「もう、クルシュ様。意地悪なんだから」
「そういうわけじゃないですよ」
お二人はクルシュ様の婚約者だったんだね。あの時、キスされてしまってよかったのだろうか?モナーナとユアンはホッと胸をなで下ろしているけど、何にホッとしているのかな?
「それでどうだろうか?定期的にでもいいのだがエリントスに果物を卸せないか?他の商人と競合しないように売っていないものでもいいんだが?」
「そうですね。数には余裕がありますし、故郷のエリントスが潤いならいいですよ」
クルシュ様にアイテムバッグを渡した、僕の持つ果物の半分くらいが入ったアイテムバッグです。毎回クルシュ様に荷物を送っているときりがないので渡しておいた。お金は売れてからでいいと言うことにしました。なぜかというと、
「そうそう、ポーション自販機のお金の事なんだが・・・白金貨500枚になってしまってね」
「・・・・」
予想以上の売れ行きでした。そんなお金この世にあるの?
「驚くのも無理はないよ。この街の税収の50倍だからね。商人は耳が早い。儲かると思ったらすぐに飛びつくんだよ。無限に湧くのだから売り切れもないしね。もちろん、関税で抑制はしたのだが、それでもこれだけの売り上げをたたいたんだよ。本当にすごいね」
クルシュ様も感心しながらそう話した。欠損も治るポーションが無限に買えるポーション自販機。僕はとんでもないものを作ってしまった。ワインプールの方は大丈夫だろうか?
僕は微妙な顔でクルシュ様からお金を受け取る。アイテムバッグに入れると心なしか重くなったような気がして少し身が重くなる。
「君の事だからお金が溜まっているんだろう。何を買ったらいいのかとか?」
「そうですね。お金って有限だと思うので僕が持っていてもしょうがないと思うんですよ」
「確かにそうね。循環させないとお金って腐ってしまうから」
クルシュ様は僕を見透かすように僕の悩みを話した。僕はクルシュ様に言われたことにうなずいて話すとルビリア様は僕の疑問を肯定する。
「では、どうだろうか?エリントスに家を持たないか?」
「家ですか?」
宿屋で使った方がお金を使うことになるんじゃないかと思うんだけど。どうやら違うみたい。
「エリントスには君の故郷だ。家がなくてはダメだろ?」
「う~ん。でも、小鳥のさえずり亭に泊まりたいし」
「それは時々でいいだろう。小鳥のさえずり亭も泊まれるとは限らないし」
「まあ、確かに」
「白金貨10枚ほどの家だから、君には安いだろう」
クルシュ様の説得に僕は納得して家を購入。ワインプールにもあるんだけど、折角のクルシュ様の紹介だから、買うことにしました。お金はちゃんと使わないとだめだと思うんだよね。
エリントスにいる間に色々いじろっと!
「あっ、クルシュ様。いらっしゃいませ」
ユアンの装備を縫っていると馬車の止まる音がしてクルシュ様がお店に入ってきた。後ろにはルビリアさんとサファリアさん、それにプラムさんが控えています。
「皆さん、お久しぶりです。何だか久しぶりすぎてとてもうれしいです」
「私も嬉しいよ」
クルシュ様に握手をしながら話す、
「のんびりできるのよね?」
次にルビリア様、
「あの時以来ですからね。何だか懐かしい」
そして、サファリア様
「お店は大変でしたよ・・・」
最後はプラムさん。何だかプラムさんは疲れている様子。
「何だかすいません」
「いえ、いいんですよ。いいんです。あなたの送ってくるアイテムはどれも最高品質で売り値を考えるのが大変だとか、安くしないと売れないとかそういう事はないですし、最高品質だから、欲しがる人が多すぎで人がいっぱい来るとか」
プラムさんは今まで溜まっていた色々なことをぶちまけてきました。プラムさんの目は隈が凄くて明らかに疲れが見える。
「プラムさん疲れているみたいなのでこれをあげます」
「これは?」
「ワインプールで作ったブドウですよ」
ワインプールにはいっぱいのブドウがあった。ブドウ畑に落ちていた種をいくつか育ててみたんだ。察しの通り何倍にも大きくなってとてもおいしくなりました。これもアイテムバッグいっぱいにあるのです。正に売るほどあるとはこのことだろう。
「では遠慮せずに一つ・・・。なんですかこれは!、ジャムのように濃厚でいてジュースのように爽やか。のどごしはまるでワイン!一粒で三度おいしい」
ブドウを一粒食べたプラムさんは頬を赤くして天を仰いだ。少しするとプラムさんの目の隈は元通りの綺麗なものになっていく。
「プラム、隈がなくなっているぞ」
「えっ嘘!本当だ~~!よかった~」
クルシュ様に隈の事を言われて驚いているプラムさん。やっぱり普通のブドウではないみたい。回復効果もあるのかな?
「私たちもいただいていいですか?」
「どうぞどうぞ」
折角なのでみんなでブドウを試食、ブドウ以外も出してみると果物パーティーみたいに色んな果物をつまんでいく。どれもこれも最高品質で最高においしかった。僕はジャムにして食べることが多いかったけどやっぱり、生は生の良い所があるよね。
「相変わらずルーク君は凄いものを作るんだね。こんな果物まで常識外とは」
「本当に・・・」
果物を食べたことでみんな肌がつやっつや、生まれたての子供みたいに艶めいています。
「ルーク様、果物を卸していただけないですか?」
「毎日食べたいわ」
サファリアさんとルビリアさんが僕の両手をとって迫ってきました。綺麗なお二人に迫られて僕はタジタジ。モナーナとユアンが結構、怖い顔で気が気じゃないです。
「ははは、羨ましいなルーク君。私の婚約者達がみんな君に取られてしまった」
「もう、クルシュ様。意地悪なんだから」
「そういうわけじゃないですよ」
お二人はクルシュ様の婚約者だったんだね。あの時、キスされてしまってよかったのだろうか?モナーナとユアンはホッと胸をなで下ろしているけど、何にホッとしているのかな?
「それでどうだろうか?定期的にでもいいのだがエリントスに果物を卸せないか?他の商人と競合しないように売っていないものでもいいんだが?」
「そうですね。数には余裕がありますし、故郷のエリントスが潤いならいいですよ」
クルシュ様にアイテムバッグを渡した、僕の持つ果物の半分くらいが入ったアイテムバッグです。毎回クルシュ様に荷物を送っているときりがないので渡しておいた。お金は売れてからでいいと言うことにしました。なぜかというと、
「そうそう、ポーション自販機のお金の事なんだが・・・白金貨500枚になってしまってね」
「・・・・」
予想以上の売れ行きでした。そんなお金この世にあるの?
「驚くのも無理はないよ。この街の税収の50倍だからね。商人は耳が早い。儲かると思ったらすぐに飛びつくんだよ。無限に湧くのだから売り切れもないしね。もちろん、関税で抑制はしたのだが、それでもこれだけの売り上げをたたいたんだよ。本当にすごいね」
クルシュ様も感心しながらそう話した。欠損も治るポーションが無限に買えるポーション自販機。僕はとんでもないものを作ってしまった。ワインプールの方は大丈夫だろうか?
僕は微妙な顔でクルシュ様からお金を受け取る。アイテムバッグに入れると心なしか重くなったような気がして少し身が重くなる。
「君の事だからお金が溜まっているんだろう。何を買ったらいいのかとか?」
「そうですね。お金って有限だと思うので僕が持っていてもしょうがないと思うんですよ」
「確かにそうね。循環させないとお金って腐ってしまうから」
クルシュ様は僕を見透かすように僕の悩みを話した。僕はクルシュ様に言われたことにうなずいて話すとルビリア様は僕の疑問を肯定する。
「では、どうだろうか?エリントスに家を持たないか?」
「家ですか?」
宿屋で使った方がお金を使うことになるんじゃないかと思うんだけど。どうやら違うみたい。
「エリントスには君の故郷だ。家がなくてはダメだろ?」
「う~ん。でも、小鳥のさえずり亭に泊まりたいし」
「それは時々でいいだろう。小鳥のさえずり亭も泊まれるとは限らないし」
「まあ、確かに」
「白金貨10枚ほどの家だから、君には安いだろう」
クルシュ様の説得に僕は納得して家を購入。ワインプールにもあるんだけど、折角のクルシュ様の紹介だから、買うことにしました。お金はちゃんと使わないとだめだと思うんだよね。
エリントスにいる間に色々いじろっと!
62
あなたにおすすめの小説
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる