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「密会の二人」
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三学期のまだ寒い日が続くある日、唯花がいつものようにリラックスするためにくつろぎの場として利用している図書準備室にやって来ると、羽月が先客として訪れていた。
思わぬ人物の先客に唯花は少し驚いた様子であった。それもそのはず、羽月がこうして図書準備室にやって来るのは久方ぶりだ。
「あら、久しぶりね、羽月さん」
コンタクトレンズを付けたいつもの制服姿の羽月に、唯花は動揺を見せることなく変わらないこれまでの挨拶を続けた。
「あぁ、唯花さんごめんなさい。勝手にお邪魔しちゃってたわ」
羽月は唯花の反応を見て、礼儀を立てるためにも瞬時に断りを入れた。
この一般生徒がほとんど入ることのない図書準備室を私的に利用するのは久々ということもあり、唯花の気持ちも考えるべきと羽月は改めて思ったのだった。
「いいのよ、私達の仲でしょ。遠慮しないで」
唯花にとっても自分の場所という意識はないので、生徒会長代理が訪れることはむしろ歓迎するところであった。
唯花の気の利いた言葉に羽月は安心して、警戒心を解いて再びリラックスした姿勢に戻した。
「ありがとう、ここは静かで落ち着くから、好きなのよね」
少し懐かしさを感じながらイスに座り、ストーブの暖かさを唯花と共有しながら羽月は優しい笑みを浮かべた。
「うん、私も。こうして会うのは、ちょっと久しぶりかしら?」
「病院で少し顔を合わせたけど、二人きりで会うのは久しぶりよね」
話し始めるといつものように親しみの込められた柔らかなものになっていく。この図書準備室で、真面目で普段から通っている二人がこっそりとお茶をしていたのが遠い昔のように感じ、羽月は懐かしく感傷的な気持ちになった。
「私、用事も終わってゆっくりしようと思ってたところなの。せっかくだから、羽月さん久々にご一緒にお茶していく?」
唯花は羽月の表情を伺いながら、丁寧な口調のまま言った。
「えぇ、もちろん。唯花さんもいつもお疲れ様。ハーブティーを持ってきたから、女子トークでもしましょう」
「いいわね。羽月さんも生徒会の活動、一段落したようだから丁度いいわね」
二学期の頃の慌ただしさを知っていた唯花はその大変さを労う意味でも、このお茶会に意義があると感じていた。
羽月は椅子から立ち上がってカップの準備をし、手早くティーパックを載せてストーブの上に置かれたやかんでお湯を注ぎ、湯気の立つカップを唯花に手渡す。
ハーブティーを入れるティーカップは先代から愛用して使われている上品な柄をした高級ブランド品のティーカップで、二人も気に入って使用している。
「カモミールの甘い薫り、素敵ね」
「でしょ? こうしてこっそり飲むのも粋なのよね」
愛嬌のある唯花の言葉を聞きながら再び羽月は椅子に戻り、互いに向かい合ってハーブティーの芳醇な香りを楽しんだ。
「何だか、今でも驚かされるようなことばっかりだったわね……」
ハーブティーを口に含み、息をついて上品にその味を確かめ、身体の内側から染み渡るようなリラックス効果を感じながら自然な笑みを浮かべ、羽月は一言呟いた。
遠く向こうを見るような瞳に、羽月の懐かしむような気持ちが込められていた。
棘のないその言葉を聞いて、唯花は羽月が浩二との失恋から大分立ち直っている様子に感じた。
「それは私も一緒よ。全部が唐突で、始まりも終わりも。私は二人の姿を遠くから見ていることしかできなかったけど」
唯花も同じようにほろ苦い風味のハーブティーを口に含んで、感傷的に羽月へ返答した。
「本当ね、私が浩二と付き合うことになるなんて、学園祭の前まで考えもしなかったから。
私はね、浩二は唯花さんに一生ついていくものだと思ってた。
それが当然のことみたいに見てたの。
だから、私が浩二と付き合ってしまうことで、二人が長い時間を掛けて作り上げてきた大切な関係を壊してしまうんじゃないかなって、本当に略奪してしまったのかなって不安だったわ。
本当のところをいえば、浩二と一緒にいるときに唯花さんに会うのが怖かった。自分たちが勝手に始めたことなのに、身勝手もいいところよね。
付き合った後で気にしても仕方のないことだって頭では分かってはいたけど、それでも、引け目を感じずにいられなかった」
羽月は女子同士お互いに遠慮しないという言葉通りに、自分の本音をぶつけた。
唯花は羽月の言葉を、身に沁みながら聞き入っていた。
*
「そんなこと気にしなくていいのよ、本当に……。
浩二の気持ちを疎かにしたのは私の方が先だから、浩二が誰と付き合おうと、誰と幸せになろうと、それは浩二の自由だから」
心の奥深く、深淵の中にある思い出を唯花は掘り起こしながら言葉を紡いだ。
言葉にしてしまうには重い、長い月日を経て作り上げられた唯花の想いは、本音で語るには難しく、言葉では言い表せない感情が凝縮されたものだった。
「幼いころは確かに、浩二といるのが何よりも大切で、それが生涯続いていくものだとお互い信じていたと思う。
でも、私がいろんな活動をネットの人たちとする中で、たまたま知り合った人と私は恋に落ちてしまって、付き合うことになって、東京に遊びに出かけたりしてた。
あれは若気の至りなのかな? 今までにはなかった刺激が欲しかったのかな? 自分とは違う環境で育って、お互いのことを知るようになって、自然と惹かれ合うようになってた。
新鮮な毎日で、付き合ったのは結局数か月間だけだったけど、浩二のことを置き去りにして恋愛を経験してしまったのは事実なの。
浩二だってそのことは知ってる。
このことで、私たちは夢見る子どものままではいられなくなった。
だって、浩二だって私のことを一途にずっと想ってくれる乙女だなんて夢を見なくなっただろうから。
だから、浩二が誰かを好きになることもあるって私は覚悟してた。
そんな日がもし来てしまっても、許してあげなきゃいけないって思ってた。
それに、浩二とはお互い本当に異性として好きかどうかを確かめたこともなくて、浩二は最初から私のものでもないわけだから」
唯花は話しながらも、時折本意ではないかのように棒読みながら、それでも言葉に詰まらないように平静を維持することを意識して言葉を続けた。
願望とは外れた現実を口にすることで、唯花は段々と寂しそうな表情さえしていて、それは憂いがあり、ドラマのヒロインのように見た目には美しいものだったが、リアルな感情を無理やり押し殺して話しているように羽月には見えた。
「そう、幼馴染っていっても色々あるのね。いつも分かり合ってて、仲が良いから、悩みなんてないように見えたけど、そういうわけじゃなかったのね……」
羽月は唯花という一人の女性の中にある複雑に揺れ動く感情の波の一端を知り、一言では言い表せない、より深い感傷を抱いた。
「そうなのよ、私だって浩二の気持ちを全部理解してるわけじゃないから。
そりゃ……、エッチなことをしたいときだってあるだろうし? 私には無関係のことだけどね、それは、羽月さんの魅力に惹かれることだってあるだろうから」
普段の姿からは想像つかない、唯花が口に出すとは思えない内容の単語が飛び出し、真剣な空気が吹き飛びそうになる。
唯花が普段どんなことを考えて浩二と会話しているのか、それを想像してみるのもまた面白そうだと羽月は内心思った。
二人は心底恋愛話をここまで掘り下げてすることになるなんて思いもしなかったが、今になって、こういう話しをするのも悪くないと思うほどには、二人の気持ちは変わっていたのだった。
「唯花さん、変なの。私の魅力って……、私よりずっと唯花さんの方が魅力的な女性で、男子から見ても仲良くしたいって思うでしょうよ」
羽月はさも当たり前のことという調子で笑いを堪え切れずに言った。
「そんなことないよ、羽月さんの方がしっかりしてて、彼女にしたいって思うんじゃない?」
唯花はフォローしようと思ったわけではなく、素直に忖度なしで言ったつもりだったが、羽月は呆れた様子であった。
「ふふふっ、そう言ってくれるのは嬉しいけど、本当、柄じゃないのよ、恋愛なんて」
「でも、羽月さんだって、ちゃんと恋する乙女の顔をしてたわよ?」
途切れることなく女子同士の会話を続けていく唯花と羽月。
浩二と一番近い距離にいる唯花を相手にしながらこんな風に過去を振り返れること。
それは、十分に別れてから月日が過ぎたという結果であり、羽月が浩二のことを振り切れたという意味を含んでいた。
ついこの間まで続いていた愛に満ちていた日々が遠くなっていく。
思い出となって、深い海の底に沈んでいく。
こうして振り返る時間を過ごし、ある種、本当の意味で羽月の恋が終わりを迎えたのかもしれなかった。
思わぬ人物の先客に唯花は少し驚いた様子であった。それもそのはず、羽月がこうして図書準備室にやって来るのは久方ぶりだ。
「あら、久しぶりね、羽月さん」
コンタクトレンズを付けたいつもの制服姿の羽月に、唯花は動揺を見せることなく変わらないこれまでの挨拶を続けた。
「あぁ、唯花さんごめんなさい。勝手にお邪魔しちゃってたわ」
羽月は唯花の反応を見て、礼儀を立てるためにも瞬時に断りを入れた。
この一般生徒がほとんど入ることのない図書準備室を私的に利用するのは久々ということもあり、唯花の気持ちも考えるべきと羽月は改めて思ったのだった。
「いいのよ、私達の仲でしょ。遠慮しないで」
唯花にとっても自分の場所という意識はないので、生徒会長代理が訪れることはむしろ歓迎するところであった。
唯花の気の利いた言葉に羽月は安心して、警戒心を解いて再びリラックスした姿勢に戻した。
「ありがとう、ここは静かで落ち着くから、好きなのよね」
少し懐かしさを感じながらイスに座り、ストーブの暖かさを唯花と共有しながら羽月は優しい笑みを浮かべた。
「うん、私も。こうして会うのは、ちょっと久しぶりかしら?」
「病院で少し顔を合わせたけど、二人きりで会うのは久しぶりよね」
話し始めるといつものように親しみの込められた柔らかなものになっていく。この図書準備室で、真面目で普段から通っている二人がこっそりとお茶をしていたのが遠い昔のように感じ、羽月は懐かしく感傷的な気持ちになった。
「私、用事も終わってゆっくりしようと思ってたところなの。せっかくだから、羽月さん久々にご一緒にお茶していく?」
唯花は羽月の表情を伺いながら、丁寧な口調のまま言った。
「えぇ、もちろん。唯花さんもいつもお疲れ様。ハーブティーを持ってきたから、女子トークでもしましょう」
「いいわね。羽月さんも生徒会の活動、一段落したようだから丁度いいわね」
二学期の頃の慌ただしさを知っていた唯花はその大変さを労う意味でも、このお茶会に意義があると感じていた。
羽月は椅子から立ち上がってカップの準備をし、手早くティーパックを載せてストーブの上に置かれたやかんでお湯を注ぎ、湯気の立つカップを唯花に手渡す。
ハーブティーを入れるティーカップは先代から愛用して使われている上品な柄をした高級ブランド品のティーカップで、二人も気に入って使用している。
「カモミールの甘い薫り、素敵ね」
「でしょ? こうしてこっそり飲むのも粋なのよね」
愛嬌のある唯花の言葉を聞きながら再び羽月は椅子に戻り、互いに向かい合ってハーブティーの芳醇な香りを楽しんだ。
「何だか、今でも驚かされるようなことばっかりだったわね……」
ハーブティーを口に含み、息をついて上品にその味を確かめ、身体の内側から染み渡るようなリラックス効果を感じながら自然な笑みを浮かべ、羽月は一言呟いた。
遠く向こうを見るような瞳に、羽月の懐かしむような気持ちが込められていた。
棘のないその言葉を聞いて、唯花は羽月が浩二との失恋から大分立ち直っている様子に感じた。
「それは私も一緒よ。全部が唐突で、始まりも終わりも。私は二人の姿を遠くから見ていることしかできなかったけど」
唯花も同じようにほろ苦い風味のハーブティーを口に含んで、感傷的に羽月へ返答した。
「本当ね、私が浩二と付き合うことになるなんて、学園祭の前まで考えもしなかったから。
私はね、浩二は唯花さんに一生ついていくものだと思ってた。
それが当然のことみたいに見てたの。
だから、私が浩二と付き合ってしまうことで、二人が長い時間を掛けて作り上げてきた大切な関係を壊してしまうんじゃないかなって、本当に略奪してしまったのかなって不安だったわ。
本当のところをいえば、浩二と一緒にいるときに唯花さんに会うのが怖かった。自分たちが勝手に始めたことなのに、身勝手もいいところよね。
付き合った後で気にしても仕方のないことだって頭では分かってはいたけど、それでも、引け目を感じずにいられなかった」
羽月は女子同士お互いに遠慮しないという言葉通りに、自分の本音をぶつけた。
唯花は羽月の言葉を、身に沁みながら聞き入っていた。
*
「そんなこと気にしなくていいのよ、本当に……。
浩二の気持ちを疎かにしたのは私の方が先だから、浩二が誰と付き合おうと、誰と幸せになろうと、それは浩二の自由だから」
心の奥深く、深淵の中にある思い出を唯花は掘り起こしながら言葉を紡いだ。
言葉にしてしまうには重い、長い月日を経て作り上げられた唯花の想いは、本音で語るには難しく、言葉では言い表せない感情が凝縮されたものだった。
「幼いころは確かに、浩二といるのが何よりも大切で、それが生涯続いていくものだとお互い信じていたと思う。
でも、私がいろんな活動をネットの人たちとする中で、たまたま知り合った人と私は恋に落ちてしまって、付き合うことになって、東京に遊びに出かけたりしてた。
あれは若気の至りなのかな? 今までにはなかった刺激が欲しかったのかな? 自分とは違う環境で育って、お互いのことを知るようになって、自然と惹かれ合うようになってた。
新鮮な毎日で、付き合ったのは結局数か月間だけだったけど、浩二のことを置き去りにして恋愛を経験してしまったのは事実なの。
浩二だってそのことは知ってる。
このことで、私たちは夢見る子どものままではいられなくなった。
だって、浩二だって私のことを一途にずっと想ってくれる乙女だなんて夢を見なくなっただろうから。
だから、浩二が誰かを好きになることもあるって私は覚悟してた。
そんな日がもし来てしまっても、許してあげなきゃいけないって思ってた。
それに、浩二とはお互い本当に異性として好きかどうかを確かめたこともなくて、浩二は最初から私のものでもないわけだから」
唯花は話しながらも、時折本意ではないかのように棒読みながら、それでも言葉に詰まらないように平静を維持することを意識して言葉を続けた。
願望とは外れた現実を口にすることで、唯花は段々と寂しそうな表情さえしていて、それは憂いがあり、ドラマのヒロインのように見た目には美しいものだったが、リアルな感情を無理やり押し殺して話しているように羽月には見えた。
「そう、幼馴染っていっても色々あるのね。いつも分かり合ってて、仲が良いから、悩みなんてないように見えたけど、そういうわけじゃなかったのね……」
羽月は唯花という一人の女性の中にある複雑に揺れ動く感情の波の一端を知り、一言では言い表せない、より深い感傷を抱いた。
「そうなのよ、私だって浩二の気持ちを全部理解してるわけじゃないから。
そりゃ……、エッチなことをしたいときだってあるだろうし? 私には無関係のことだけどね、それは、羽月さんの魅力に惹かれることだってあるだろうから」
普段の姿からは想像つかない、唯花が口に出すとは思えない内容の単語が飛び出し、真剣な空気が吹き飛びそうになる。
唯花が普段どんなことを考えて浩二と会話しているのか、それを想像してみるのもまた面白そうだと羽月は内心思った。
二人は心底恋愛話をここまで掘り下げてすることになるなんて思いもしなかったが、今になって、こういう話しをするのも悪くないと思うほどには、二人の気持ちは変わっていたのだった。
「唯花さん、変なの。私の魅力って……、私よりずっと唯花さんの方が魅力的な女性で、男子から見ても仲良くしたいって思うでしょうよ」
羽月はさも当たり前のことという調子で笑いを堪え切れずに言った。
「そんなことないよ、羽月さんの方がしっかりしてて、彼女にしたいって思うんじゃない?」
唯花はフォローしようと思ったわけではなく、素直に忖度なしで言ったつもりだったが、羽月は呆れた様子であった。
「ふふふっ、そう言ってくれるのは嬉しいけど、本当、柄じゃないのよ、恋愛なんて」
「でも、羽月さんだって、ちゃんと恋する乙女の顔をしてたわよ?」
途切れることなく女子同士の会話を続けていく唯花と羽月。
浩二と一番近い距離にいる唯花を相手にしながらこんな風に過去を振り返れること。
それは、十分に別れてから月日が過ぎたという結果であり、羽月が浩二のことを振り切れたという意味を含んでいた。
ついこの間まで続いていた愛に満ちていた日々が遠くなっていく。
思い出となって、深い海の底に沈んでいく。
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