魔法使いと繋がる世界EP1~三つ子の魂編~

shiori

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『2024年改訂版』制作について

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『魔法使いと繋がる世界シリーズ』二周年を前にして今回は『EP1~三つ子の魂編~』の改訂版を作ることになりました。
 
 約二年前に書いたものを改定するという作業は思った以上に大変でしたが、各種修正、添削作業を続ける中で、この二年間の成長を実感するきっかけにもなりました。

 ここでは大まかにどんなところが変わったのか、どんな心境で仕上げたのか話していこうかと思います。
 
 まず第一に、文章量ですが、総字数から言うと約8,000~9000文字ほど増えて、12万字ほどになりました。
 
 これは文芸作品として不足している情景描写や心理描写を付けたし、より丁寧に作り上げたこと、EP3までの本編や14少女漂流記の中で培ってきた設定などを踏襲して補足や修正を加えた結果です。
 
 とはいうものの、くどい会話や説明文、脱線している部分などは削ったので、文章を増やそうとして増えたというより、最適化を実行に移した形になります。

 台詞の部分はあえてあまり変えずに行きましたが、かなり時間をかけて改訂させていったので、少しは読み応えのある物語に生まれ変わっていると実感してもらえると嬉しいです。

 特にEP1に関しては当初から派手な展開は出さず、今後の伏線や謎を散りばめながら、三つ子の家族のヒューマンドラマを中心に丁寧に描いていくという趣旨でしたので、その辺りは大分読める文章になったかなと思います。
 
 全体的に書き直しましたが、特に第七話の稗田黒江の墓がある霊園へ行くシーンはかなり変わりました。

 シリーズの中でも重要な伏線と設定を含んでいる場面ですので、力を入れさせていただきました。
 
 30年前の厄災、そして今後制作するEP4で明らかになる稗田黒江死亡のきっかけとなる4年前の香港劇場火災事故、この辺りの説明をもう少し整理して書き直しています。

 文章以外の事で触れると創作料理店”ファミリア”の制服を着た水原舞のイラストが届いたので、そちらは第三話の挿絵にいれさせていただいています。

 残り主要キャラクターでイラストがないのは水原光と夕陽千歳辺りになりますね。この二人が交際するきっかけになったドラマも番外編にはなりますがいずれ書こうと画策しているので、その時までにイラストも準備できるといいですね。

 ちなみに、本編後のあとがきは二年前当時書いたものになりますが、消してしまうのも寂しいので、あの頃の思い出として内容は古いですが残させていただきます。

 ということで、『14少女漂流記』の連載の方は想定よりも遅くなりましたが、無事8月頃に完結できそうですので、魔法使いと繋がる世界シリーズとしては、次は『EP4~アリスの導きの先で~』になります。

 『14少女漂流記』を本気で書いてしまったせいもあり連載が長引きそうなので、年内に連載開始に至れるかは微妙なところですが、最上のドラマをお見せできるように全力で準備していきます。

 戦闘シーンや4年前の回想の描写が多くなりそうなので、今の時点で大変なプロットになっていますが、描き切れるように頑張っていきます!

 それでは、今後ともよろしくお願いします!!
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