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魔人
しおりを挟む『千の宮特別仮設収容区』
誰が呼び始めたのかわからないが、そういう名称を付けるのは千堂以外の只人か祓い人くらいのものだろう。長すぎてみんな『千特区』と呼んでいたので、最初に考えた人は面白くないかもしれない。千堂が主体となって指揮を執っているため、千の宮と千堂の千という文字をもじったようなだが、逆に言いにくい通称となっているのが気になった。
千の宮町からかなり離れた山奥。山と山の間に囲まれたその場所は千の宮の町と地形は似ているものの、人の営みがある無しの如何で全く違ったものとなっている。しかし、その場所にも人の手が入ったことにより、新たな空間を形成しつつあった。
生活水の確保をする水道施設。電力を生み出す発電所。人が生活するための居住区。それらの人工物が半日程度で作られたというのだから驚きだ。なんでも、只人の中で生活する黒の刻印の千堂が、それなりの知識を持っていたためそれらが可能となったのだとか。確かに、正確な知識があれば一瞬で物の構造を作り変える千堂であれば簡単だろう。千堂の中では最弱と呼ばれる千堂ではあるが、黒の刻印はそういう事が可能である為、千堂の中でも重宝されるというのがわかる気がする。
収容可能人数は最大で一万人だそうだ。食料の生産は未だに先の目途はつかないようだが、現在ここに集まっている収容者は二千人程度だそうなので、問題ないとのこと。一時的な食料に関しては仁の里からの供給があるそうなので心配はいらないようだ。移住者にとって最大の不安であるライフラインがこうも呆気なく整えられるのだから、千堂の特異性が垣間見えた。
そんな場所に僕と蓮也さんと友禅。そして、安城さんと九寺さんは来ているのだが、僕は今。その千特区の中央部。木造の二階建てという一般的な民家のような場所の一室に僕と五条、その家族が集まっていた。
…………僕と五条は正座していたが。
「ヒカリンはさぁ。この数日間私達のことを思い出したことが一瞬でもあるぅ?」
「怒ってないよー。怒ってないから本当の事言ってみようかー」
「…………(ダラダラ)」
女性の「怒ってないから本当の事を言え」は百パーセント嘘だという事が僕にだってわかる。どうしてなのか、溢れる汗が止まりません。横を見ると、隣は隣で危機的な状況に陥っていた。
「……それで? あなたは襲撃時に祓い人として何をしていたのですか? あの小雪様が言うには屋上で眠っていたとか……。おほほ、千堂様は冗談が上手いですわねぇ」
「お、叔母さん……」
「え?何か言いましたか? 私の孫であるならば襲撃者の制圧は出来なくとも、千堂様と協力して防衛を成功させるものですもの。だから、学校には祓い人を向かわせなかったのだけれど……私、間違っていたかしら?」
「…………(ダラダラ)」
五条綾子。五条巴の叔母にあたる人から巴は説教を受けていた。そうだよなぁ。お前は僕を助けるどころか僕を追い詰めたんだもんなぁ……。いい気味だな!五条!
「ヒカリン? 横を向いても何にもならないよ? 何とか言ったら?」
「レイン……ジュリー……別に僕は二人をないがしろにしていたわけではなくてですね? 二人なら臨機応変に対応できると……」
「「は?」」
「……すいません。本当は忘れていました。正直、余裕がなかったのです。僕も」
レインとジュリーの二人は小雪さんの家で寝ていたのだが、夕方になっても誰も帰って来ないから学校へ向かったらしい。そこの生徒に聞いたところ、千堂らしき人が全国の襲撃者からの防衛に向かったことを聞いたそうなのだが、僕の居場所がわからず途方に暮れていたところ、小夜さんにここに来ればいずれ会えると言われて今に至るそうだ。小夜さんは苅田町にいることが分かっていた筈なのだが、教えたら行ってしまうと思ってわざと隠していたのだろう。でも、その結果がこれですよ。
「…………はぁ。まぁ、ヒカリンも大変だったみたいだし、今夜は私達と一緒に寝るってことで手を打ちましょう」
「今度またいなくなったら承知しないから」
「………………はい」
怖い。自分より小さい子に怒られるなんて特殊性癖を持った大きなお友達なら喜ぶ事かもしれないが、僕はそうではないので純粋に怖かった。普段から明るい人が怒るとギャップで二割増しで怖くなるんですね。ヒカリ、また一つ学びました。
隣の五条は僕が許してもらっているのを横目で見て、自分もその流れに乗ろうと必死で綾子さんに土下座して謝る。
「も、申し訳ありません!有事の際に祓い人としての務めを果たせなかったことは……私も反省しております!ですので……次の機会に挽回のチャンスを!」
「あらあら、口だけは達者なこと。だ、そうですけれど、ヒカリ様。あなたの意見を聞かせてくれないかしら」
おやおや。僕なんかの意見を聞いてもいいのですかな?
五条は「私達……親友ですよね?」という期待の眼差しで僕を見つめている。そうだよなぁ……僕は今まで五条になんだかんだいって助けられてきたんだ。借りを返すなら今だろう。僕はにっこりと微笑んで……
「巴は僕を裏切った結果屋上で眠る羽目になったんだよね。いやぁ、参った参った。僕はアヴェンジャーと戦って死にかけたけど……巴は寝てたんだもんな。良かったね」
「!!?」
悪いな、五条。お前が裏切ったあの時の絶望の方が過去の恩より勝ったんだ。日頃の行いよりも、いざという時の行動を改めなよ。
「あらあら……小雪様の言っていたことは本当だったようですわね……。ありがとうございますヒカリ様。今からこのバカ孫にしっかりと躾をしてまいりますので、今日の所はこれにて失礼させていただきますわ」
「いえいえ。巴がこれを機に改めてくれるなら友人として喜ばしいことです。もう外も暗いので気を付けて帰ってくださいね」
「ええ、では」
綾子さんは五条の首根っこを掴んで部屋を出ていった。恨みがましい五条の目が僕を見ていたが、元を正せば五条が悪いんだ。僕は悪くない(白目)
いきなり綾子さんから「確認したいことがありますの」と押しかけられた時は何事かと思ったが、結果的には裏切者の粛清を行えたので良かったよ。その流れでレインとジュリーの二人に説教されるとは誤算だったけど。
千特区に来てからは蓮也さんと安城さんと九寺さんとは別々になった。祓い人は祓い人で会議と居住区の振り分けがあるらしく、そちらの方へと向かっていったのだ。友禅は荷物を持っているとのことで、一時的に二人の所へ貸している。そういえば、あいつの性別ってオスかメスかわからないや。風呂は覗くなよ。
蓮也さんは両親も来ているとのことで、そちらの方の居住区へと行くとのこと。久しぶりに会うそうなので、積もる話もあるのだろう。蓮也さんの親の顔を見てみたいところではあったのだが、無粋なのでやめておいた。
この家は一軒丸ごと僕たちが使っていいそうだ。足りなくなれば作ればいいと言われたので遠慮なく使わせてもらっている。発想が違い過ぎて時々千堂が怖くなるよ。家が足りなくなれば作ればいいとかいう一族は千堂だけだろうね。
一階部分を小雪さんと夢幻君。二階部分を僕とレインとジュリーが使うことになった。時刻は既に夜の六時過ぎ。空腹を知らせるサインを体が発したので一階の居間へと向かう。
「あら、ヒカリ。ちょうどよかった。今ちょうど夕食ができたところよ」
「……期待大」
五人分の料理がテーブルへと並べられたところへ僕とレインとジュリーが来たようだ。タイミングがいいな。
「カレーが無難かなと思って作ったの。中辛にしといたからそんなに辛くはないと思うわ」
「うん、ありがとう。作ってもらってるのに文句は言わないよ。じゃあ夕食ついでに昨日からの事を話し合おうか」
「そうね。私達はそんな話すことがないけれど、ヒカリはまた面倒なことに巻き込まれたみたいだし」
「またとは失敬な」
僕はこれまで起こったことをみんなに話す。小雪さんと夢幻君は真剣に聞いてくれていたのだが、レインとジュリーの二人は不機嫌そうだった。まだ怒っているのだろうか。
「三大妖魔のリンエイねぇ……。強い能力を持っていたようには思えないけど、過去に飛ばされるのはかなり厄介だわ。それに、千堂仁。始まりの千堂が結界術を使うなんて……」
「どんな"奇跡"なのか知らなかったの?」
「ええ。わからないことが多いの。いえ、寧ろわかっていることの方が少ないと言った方がいいかしら。私達は基本的に今いる千堂から学ぶことが多いの。昔の事を知りたがる人自体少ないし、学びたがる人も聞いたことない。だから、歴史という観点からすれば、千堂は存在しないようなものね」
過去の経歴が不明の一族。千堂。もし今いる千堂が全滅したら、それこそ伝説の存在になるのだろう。"奇跡"というこの世の理を越えた異能集団として。
「仁さんに会ってわかったことがあったんだけど、僕の刻印が三つあるのって記憶が関係してるみたいなんだ」
「記憶操作が?」
「うん。影道としての僕。消されてからの僕。そして、昔の記憶に影響されて二つが混じった僕。ほら、三つあるじゃない?」
「!! じゃああなたは今三重人格ってこと?」
「うーん。そう言われると困るんだけどさ。僕は今誰なのかってことでしょ? そんなの証明ができないしなぁ……。影道の人格でないことはわかるけど」
残るはヒカリとしての僕と、二つの記憶に影響されて新たにできた僕。僕はどっちなのか。それとも、その間にいるものなのか。境界がわからない。
「そうそう、ヒカリンのその隠蔽の魔術。もう効かなくなる頃だから気を付けておいてね」
「? レインとジュリーが粛清隊からは刻印が見えなくなるようにするやつ? え、というか今魔術って言った?」
「そう、その見えなくする魔術よ。そりゃあ魔術に決まってるじゃない。私達は魔女の人体実験から逃れた生き残りだもん」
「は?」
僕は開いた口がふさがらなかった。小雪さんと夢幻君もスプーンを止めたまま二人を見ている。
「私達魔人は文字通り、魔術が使える事を目指した人なの。正確には魔女から強制的に実験体にされたわけだから、自分の意思とは関係ないんだけどね」
「魔人といってもその能力は様々になるわ。だって、ほとんどが失敗作なんだもん。魔女は妖魔の血や吸血鬼の血。粛清隊の血なんかも研究材料にしていたみたいだし、そうなるのは必然よね」
魔人の魔って魔術の魔だったのか。悪魔の魔かと思ってた。
「…………驚愕の事実」
「知らなかったわ。いや、魔人の事なんか私そんな詳しくないんだけど」
確か、魔人狩りがあったのが十年前だったっけ? 一応その時に全滅したことになってるから、魔人の名前すら聞く機会は滅多にないだろう。
「じゃあ、魔人ってある意味魔女の被害者なのか」
「うーん、確かに最初はそうなんだけど、人を襲ったりしてたのは自主的なものもあるから真っ当な被害者っていうわけじゃないんだけどねー」
「"赤い死"が魔人を滅ぼしたのは客観的には間違ってないよー」
自分たちの仇が目の前にいるというのに呑気なものだなぁ。あれ、でも魔人狩りが十年前だったら……
「二人の年齢って何歳なの?」
「「…………」」
おっと、急に黙っちゃいましたね。これは凄く怪しい。
「二人は中学生だと思ってたけど……そんな筈ないよね?」
「き、今日はもう遅いから早く風呂入ろー!」
「ほらほら! みんなもう食べ終わる頃だし、五人もいるなら順番に入らないと遅くなっちゃうよー!」
明らかに誤魔化そうとする二人。しかし、これは重要な問題なのだ。二人の年齢が自分達より下だと思ってたから、ダラダラしていてもそんなに気にはしていなかったが、もし成人でもしているようなら態度を改める必要がある。
「二人とも……家族に隠し事はダメじゃない?」
「か、隠してることなんてないよぉー……」
「そうだよー、わ、私達の事が信用できないのぉ……?」
目が泳いでなければね。
「悲しいなぁ。僕やっと二人と本物の家族に慣れたと思ってたのに……いきなり隠し事なんて……」
「う、うぅ……」
「それは卑怯だよぉ……」
二人は諦めたようにお互いを見合ってため息をついた。チョロいなぁー。観念するのが速すぎな気もするよ。
「ジュリーが二十五で……」
「レインが二十六……」
「思ったより年上だね!?」
僕たちはその事実に過去の出来事を振り返る。そんなに年上なのに子供みたいな口調で、子供みたいな振る舞いをしていたのかと。でも、夢幻君。君は人の事あまり言えないと思うぜ?
「身長が伸びないのは私達の魔人としての特性って感じなの」
「不老不死の研究材料として主に利用されたからねー」
もう隠すことはないとばかりに饒舌になる合法ロリ達。
「でも待てよ?魔人が魔女の失敗作なら魔女が居る限り魔人っていなくならないんじゃない?」
「いいえ、もう出てこないわ」
「誰かさんがその魔女倒しちゃったんだもの」
な、なんだよ。僕を見てるけどなんなの?
「魔女とっても魔人を生み出す魔女は限られてるから。基本的にはもう出ないと思ってもいいわ」
「失敗作を放置する魔女だから魔人が世の中に溢れちゃっただけだしね。本当なら魔女は後始末するから」
後始末……失敗作は殺すってことか。なんて奴らだ。
「もういいでしょ? じゃあヒカリン。お風呂入りに行こー!」
「ここのお風呂広いから三人でも入れるよー!」
「おい待て二十六歳と二十五歳。この流れで一緒に風呂なんか入れるか」
しかし、二人は僕の分の食器まで台所へと持っていき、腕を掴んで風呂場まで引きずりこもうとする。それを小雪さんと夢幻君は無表情で眺めていた。どういう感情!?
「は、離しなさい! 成人してるなら一人でも入れるでしょうがっ!」
「家族はみんなで入るべきだよ!」
「だったら僕はなんで教会にいる時ゆかりさんと風呂に入った記憶がないんでしょうね!」
今となってはいい思い出……ではないけれど、ゆかりさん綺麗だったしな。
「千堂が細かい事気にしたらダメだよ!」
「千堂になったばかりの二人に言われたくないんだけどなぁ!」
「いいの……?ヒカリの恥ずかしい秘密を小雪達に話しても」
「……え?」
ヤバい。思い当たることが多すぎて困る。
「あのねー、小雪ー。ヒカリンは夜中週に……」
「ほら!二人とも早く風呂に入るよ! 一人ずつ入ってたら夜が明けちゃうじゃないかっ!」
「「はーーい!!」」
クソが! その秘密だけは墓まで持って行ってもらわないと死んじゃう……社会的に!
こうして僕は情けなくも二人のロリに連行されて入浴する羽目になった。トホホ……
「はぁ……。ヒカリも大変ねぇ」
「……激しく同意」
残された二人は静かになった居間でずずずとお茶をすする。しかし、すぐ後に風呂場の方から聞こえてくる、三人の和気あいあいとした声にため息をつくと、黙ってテレビをつけた。そこにはニュースで一堂景虎の事や、世界情勢について語る女性キャスターの熱心な姿があった。世界規模での秩序の崩壊だというのに、我が家は平和だなーと思い、更にお茶をすする小雪と夢幻だった。
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