結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

恋愛系

文字の大きさ
19 / 170
第一部 第二章 聖騎士

聖騎士との葛藤

しおりを挟む
 プランスはどんどん暴走していく。

 自分の全ての指を引きちぎる、同時に聖騎士も全ての指がなくなる。

「くぅううううう痛い。まあ仕方ない死ね・・・・・電光でんこう

 聖騎士が、電光と行って真っ直ぐ前に、手を伸ばし、人差し指だけを元に戻した。

 プランスは何かを感じたのか、私を魔力で囲い、自分はどこからか、小さなナイフを取り出すと聖騎士の方に、飛び込む。
 でも、その前に聖騎士は電光という魔力を彼の額に打ち込んだ。

「お前はまだ分からないのか。俺の魔力はミーデス。俺の真っ直ぐ前にいるものが、俺がもし怪我したりしたら同じように怪我をする、だからお前は俺に魔力を放つべきではなかった。ちなみに俺が受けた怪我とかは、すぐ治る。つまり死なない」

 彼は自分の魔力を徹底的に説明して、その時にはもう聖騎士は自分の魔力で絶命していた。

 ミーデス。あの時の彼も言葉が蘇る。

『ああ、だって本来俺は攻撃魔力だぞ』

 あの言葉の意味が今ようやく、ちゃんと理解できた気がする、プランスはそれだけ強いのだ。

 ミーデスという魔力は聞いたことがないが、そんなような技をルカは持っていた気がして、ルカを恨むようになった。
 まあルカは攻撃魔力だったから、いろんな魔力を持っていて特殊な魔力以外ならなんでも使えた。だから、プランスと同じような魔力を使えたのだろう。
 でも、ルカの魔力は極小感じで一つの魔力を極めたことはない。

「よし、弱い敵でよかった~、ミア行くぞ」

 と彼が口笛を吹きシルバーを呼んだ。私は魔力で囲われてるからと出れないと思い手を伸ばした。そしたら、中からなら外に出れるらしく、私は便利な魔力に感心を抱いた。

「どこに行くの?」

 シルバーに彼が乗る。続けて私もシルバーの上に跨り、彼の背中を後ろから抱きしめて、シルバーから落ちないようにした。

「もうこの際だ。俺が社長でアパート建てようぜ。それか家を二件買って、君は一つの家に住めばいいだろ?」

 彼の言葉が私の心に触れて心地よくなった。

 ふと後ろを見ると、兵士の群れがこちらに、馬で突撃しに来ていたが、シルバーが走り出したらもう止まらなくて、すぐに見えなくなった。

「うん。それで本当に逃げれるかな?」

「大丈夫だ。髪の色とか髪切れば。それに俺はまだ顔がバレてないんだ・・・・・だから自由さ!」

 彼が青い青空を眺めてシルバーのスピードで髪がオールバックになる。

 彼の額は美しく、白馬の王子様だった。

 こんな出会いがあるなんて。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

三年の想いは小瓶の中に

月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。 ※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...