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第三章
第81話 鬼教官ティアマト
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「どうされますか、ロロアさん。奇しくも神話級のアイテムを手にしてしまいましたが」
コクエンが見つけてきた黒く分厚い盾は二つで一つ。
両手で持ち上げ、重ね合わせて初めて形になる双盾だ。
この【滅龍双盾ティアマト】は偽物ではなく本物。
間違いなく、妖精女王に匹敵する力があるのを感じる。
「う、うーん。悩みどころではあるね」
国宝級以上のアイテムは本人が望めば【擬人化】は発動する。
でも、仮にも失われた【七神宝】を勝手に使ってもいいのだろうか。
「僕はひとまずリンドウ王国に返還すべきだと思うんだ。ずっと捜索されていた国の宝なのだから」
「ドワーフ族はドラウフトの正式な後継者ではありません。ギルドが制定した冒険者のルールを持ち出せば、魔塔内で手に入れた持ち主不在のアイテムの所有権は最初に発見した者です」
「ルールではそうだね。だけど龍人様を崇拝するドワーフ族の前で、個人が無許可で【七神宝】を行使するのは感情が許してくれないかも。冒険者のルールも、国が相手だと分が悪いよ」
だからこそ一度はしっかりと、王家の許可を貰う必要がある。
「感情を持ち出すのであれば。どうか一度、ティアマトに選択肢を与えてみませんか? ドラウフトの血は途絶えているのです。となると本来ティアマトは自由の身であるのですから」
このまま王国に引き渡しても、宝物庫で厳重に封印されるだけ。
本人がそれを望むかはわからない。意思を尊重するのが大事だと。
「てぃあまとさんに聞いてみましょう!」
「うん、そうだね。肉体を与えるだけなら、あとは本人に任せよう」
そうして、僕は目の前の重々しい盾の前に立つ。
「参謀は……よろしいのでしょうか?」
「この際、諸々の問題には目を瞑ります。私様の予備が失われた以上、継続して最下層を目指すならば神話級の護衛は必要不可欠です。【深淵化】がクイーンだけに留まる保証はありません。アイちゃんには悪いですが、ロロアさんの身の安全が最優先ですよ」
「あっ、いえ。それもあるのですが。同じ神話級が揃うと参謀が目立たなくなるんじゃないかなぁと」
「コクエンちゃん、それは余計な心配ですよ!? 世界一可愛い私様の代わりなんて存在しませんっ!」
「……あいぎす、へいき?」
「うん。いいの。ろろあがそれをのぞんだのなら」
「わくわく」
みんな思い思いに見守っている。右手で盾に触れた。
――これまでにない、眩い虹色の輝きが室内を覆った。
光が収まると、二本の黒角が生えた赤髪の長身の女性が現れる。
トロンの時と同じで最初から専用の衣服を着ている。戦士の軽装鎧だ。
「大賢者ドラウフトの元相棒にして【七神宝】の一つ、ティアマトだ。ふむ、かつて伝説の龍を殺めた盾が主と同じ龍人の肉体を得るとは皮肉なものだな」
「よ、よろしくお願いいたします」
「貴殿が我の新しい主人か。この器を気に入ったぞ」
今までは歳が近い子ばかりだったので、大人の雰囲気に圧される。
鋭い眼つきに堂々とした佇まい。僕たちに足りていない要素ばかり。
「むむ、意外とこれまでになかったタイプですね。いかにもな女戦士です」
「いきなりご挨拶だな、ライブラよ。貴様の器は口煩そうなチビか。お似合いだな」
「きぃっ! 私様の本体は大人の魅力溢れる女王なのですよ!」
「分体が騒ぐな。今なら一握りで潰せるのだぞ?」
さっそく同じ神話級、【七神宝】同士で軽口の応酬が始まった。
ライブラさんが怒って飛び回り、ティアマトさんが片手で追い払う。
「僕たち、ティアマトさんの処遇に困っていまして。何か希望はありますか?」
「せっかく手に入れた肉体だ。少しばかり自由を謳歌してみたいとは思う。が、残念ながら我は時勢に疎い……うるさい妖精とて案内役は必要だ」
「うるさいは余計です! せめて可愛いと言いなさい!」
「それはつまり、僕たちと共に行動してくださるのですか?」
「うむ。主人には忠義を尽くすのが龍人の習わし。礼には礼をもって返そう」
ああ、ついに僕たちに神話級の仲間が加わったんだ。
ティアマトさんが僕の肩に手を置いて、そして周囲を見渡す。
「主人よ、協力関係を結ぶ以上、さっそくだが我の考えも取り入れてもらうぞ」
アイギス、コクエン、トロンを指して。
ティアマトさんが厳しい表情を向けていた。
「お前たちはこの場に残れ。今のままでは主人に相応しくない。邪魔になるだけだ」
◇
「ロロアさん。ティアマトに悪気はないのです。あの者は言葉足らずと申しますか……」
隠れ家を出て、ライブラさんがやれやれと肩を竦めた。
「私様たちは【星渡りの塔】攻略などを経て、強固な絆が芽生えています。だからこそ良くも悪くも本心では話せない部分も生まれていました。本来であれば厳しく接しなければいけない弱さを、優しさという甘さで見逃してしまっている状況です」
「僕たちが言い辛い事を代わりに伝えてくれた。嫌われ役になってくれたんだね」
ティアマトさんは僕たちの仲に遠慮なく斬り込んでいく。
荒療治は必要な治療でもある。仲が良い事は決して悪くないけど。
仲良しごっこのまま進んでしまっては、きっとどこかで大怪我をした。
「アイギスといったか。盾の身でありながら主人に守られているなど矛盾しているとは思わんのか。その脆弱な精神が何度主人を危機に晒した。守るべき主人を置いて先に倒れるなどもってのほかだぞ!」
「ううっ……」
「コクエン。クイーンアントを仕留めた貴様の腕は認めるが、一時の感情に左右され実力にムラがある。斥候を務めるのであれば常に冷静さを保つ精神を身に付けろ。いつまでも泣いて喚いていては味方の士気に関わるぞ」
「ひぃっ鬼軍曹です!? 怖いよぉ……」
「……ぐぅ、すぅ」
「寝るなトロン! いかに個の力で優れていようとも、協調性を欠いては足元を掬われるぞ!」
ティアマトさんは短時間で見事にそれぞれの欠点を指摘していく。
「エルは? エルは仲間はずれですか!」
「君は不安要素は多いが、邪魔にはならないので省かせて貰った」
「残念です……」
唯一認められたはずのエルが誰よりも残念がっていた。
ライブラさんもそうだけど、神話級はみんなエルに甘い気が。
「きっとエルの物怖じしない性格も評価の一つなんだ」
それもそうか。今後一緒に戦う事になるんだから。
神話級のティアマトさんとの連携も重要になってくる。
そこで遠慮したり、力不足だとただただ足を引っ張るだけで。
「だとしても、ちょっと厳し過ぎるよね。みんな落ち込んでいるよ――トロン以外」
話を聞いている限りだと、トロンは合格に近い感じだ。
合格者がエルだけだと、僕は装備を剥がされた丸裸に近い。
ティアマトさんは一人でも全員分の働きができる自信があるんだ。
「どうした、ここまで言われて言い返す気力もないか!?」
「……あぅ」
「ひぃっ」
その強い精神面からして他の子とは違った。
絶対的な自信を持つ盾は安心感を与えてくれる。
そして対面で迎える相手には、攻めの気勢をことごとく奪い取る。
戦わずして勝利に導く。アイギスとコクエンは気持ちで負けている。
「ま、まぁ、私様からも手加減するよう説得してみます」
「この際だ、分体の方のライブラも鍛え直すか?」
「遠慮しておきます。どうも着替えが足りませんので。おー怖い怖い」
睨まれてライブラさんは一目散に逃げかえってきた。
「いいか。貴様たちの働き一つで戦況は正にも負にも大きく変わるのだ。我も貴様たちが憎いからと責めているのではない。後悔しない為にも力を得る必要があるのだと説いているのだ。我らは主人あっての存在であるのを努々忘れるな!」
まだ出会って半日も経っていないのに、真剣に向き合ってくれている。
ティアマトさんに、任せてもいいのかもしれない。これも一つの訓練だ。
「主人よ。しばし我に時間をいただきたい。この三名に試練を与えたいと考えている」
「あ、うん。手心を加えてあげてね? 大事な仲間なんだ」
許可を出す。僕はティアマトさんを信じて、三人の成長を見守ろう。
「ドラウフトの庭であるこの空間は外部と時間の流れが異なる。ここでの一ヵ月は外での一日。修行の場としてはもってこいだ」
ゆったりとした隙のない動作で、
ティアマトさんは挑発的な笑みを浮かべる。
「――これより三ヶ月の猶予を与える。期限までに我の身体に指の一本でも触れる事ができたのであれば、その実力を讃え、同行を認めてやるとしよう」
コクエンが見つけてきた黒く分厚い盾は二つで一つ。
両手で持ち上げ、重ね合わせて初めて形になる双盾だ。
この【滅龍双盾ティアマト】は偽物ではなく本物。
間違いなく、妖精女王に匹敵する力があるのを感じる。
「う、うーん。悩みどころではあるね」
国宝級以上のアイテムは本人が望めば【擬人化】は発動する。
でも、仮にも失われた【七神宝】を勝手に使ってもいいのだろうか。
「僕はひとまずリンドウ王国に返還すべきだと思うんだ。ずっと捜索されていた国の宝なのだから」
「ドワーフ族はドラウフトの正式な後継者ではありません。ギルドが制定した冒険者のルールを持ち出せば、魔塔内で手に入れた持ち主不在のアイテムの所有権は最初に発見した者です」
「ルールではそうだね。だけど龍人様を崇拝するドワーフ族の前で、個人が無許可で【七神宝】を行使するのは感情が許してくれないかも。冒険者のルールも、国が相手だと分が悪いよ」
だからこそ一度はしっかりと、王家の許可を貰う必要がある。
「感情を持ち出すのであれば。どうか一度、ティアマトに選択肢を与えてみませんか? ドラウフトの血は途絶えているのです。となると本来ティアマトは自由の身であるのですから」
このまま王国に引き渡しても、宝物庫で厳重に封印されるだけ。
本人がそれを望むかはわからない。意思を尊重するのが大事だと。
「てぃあまとさんに聞いてみましょう!」
「うん、そうだね。肉体を与えるだけなら、あとは本人に任せよう」
そうして、僕は目の前の重々しい盾の前に立つ。
「参謀は……よろしいのでしょうか?」
「この際、諸々の問題には目を瞑ります。私様の予備が失われた以上、継続して最下層を目指すならば神話級の護衛は必要不可欠です。【深淵化】がクイーンだけに留まる保証はありません。アイちゃんには悪いですが、ロロアさんの身の安全が最優先ですよ」
「あっ、いえ。それもあるのですが。同じ神話級が揃うと参謀が目立たなくなるんじゃないかなぁと」
「コクエンちゃん、それは余計な心配ですよ!? 世界一可愛い私様の代わりなんて存在しませんっ!」
「……あいぎす、へいき?」
「うん。いいの。ろろあがそれをのぞんだのなら」
「わくわく」
みんな思い思いに見守っている。右手で盾に触れた。
――これまでにない、眩い虹色の輝きが室内を覆った。
光が収まると、二本の黒角が生えた赤髪の長身の女性が現れる。
トロンの時と同じで最初から専用の衣服を着ている。戦士の軽装鎧だ。
「大賢者ドラウフトの元相棒にして【七神宝】の一つ、ティアマトだ。ふむ、かつて伝説の龍を殺めた盾が主と同じ龍人の肉体を得るとは皮肉なものだな」
「よ、よろしくお願いいたします」
「貴殿が我の新しい主人か。この器を気に入ったぞ」
今までは歳が近い子ばかりだったので、大人の雰囲気に圧される。
鋭い眼つきに堂々とした佇まい。僕たちに足りていない要素ばかり。
「むむ、意外とこれまでになかったタイプですね。いかにもな女戦士です」
「いきなりご挨拶だな、ライブラよ。貴様の器は口煩そうなチビか。お似合いだな」
「きぃっ! 私様の本体は大人の魅力溢れる女王なのですよ!」
「分体が騒ぐな。今なら一握りで潰せるのだぞ?」
さっそく同じ神話級、【七神宝】同士で軽口の応酬が始まった。
ライブラさんが怒って飛び回り、ティアマトさんが片手で追い払う。
「僕たち、ティアマトさんの処遇に困っていまして。何か希望はありますか?」
「せっかく手に入れた肉体だ。少しばかり自由を謳歌してみたいとは思う。が、残念ながら我は時勢に疎い……うるさい妖精とて案内役は必要だ」
「うるさいは余計です! せめて可愛いと言いなさい!」
「それはつまり、僕たちと共に行動してくださるのですか?」
「うむ。主人には忠義を尽くすのが龍人の習わし。礼には礼をもって返そう」
ああ、ついに僕たちに神話級の仲間が加わったんだ。
ティアマトさんが僕の肩に手を置いて、そして周囲を見渡す。
「主人よ、協力関係を結ぶ以上、さっそくだが我の考えも取り入れてもらうぞ」
アイギス、コクエン、トロンを指して。
ティアマトさんが厳しい表情を向けていた。
「お前たちはこの場に残れ。今のままでは主人に相応しくない。邪魔になるだけだ」
◇
「ロロアさん。ティアマトに悪気はないのです。あの者は言葉足らずと申しますか……」
隠れ家を出て、ライブラさんがやれやれと肩を竦めた。
「私様たちは【星渡りの塔】攻略などを経て、強固な絆が芽生えています。だからこそ良くも悪くも本心では話せない部分も生まれていました。本来であれば厳しく接しなければいけない弱さを、優しさという甘さで見逃してしまっている状況です」
「僕たちが言い辛い事を代わりに伝えてくれた。嫌われ役になってくれたんだね」
ティアマトさんは僕たちの仲に遠慮なく斬り込んでいく。
荒療治は必要な治療でもある。仲が良い事は決して悪くないけど。
仲良しごっこのまま進んでしまっては、きっとどこかで大怪我をした。
「アイギスといったか。盾の身でありながら主人に守られているなど矛盾しているとは思わんのか。その脆弱な精神が何度主人を危機に晒した。守るべき主人を置いて先に倒れるなどもってのほかだぞ!」
「ううっ……」
「コクエン。クイーンアントを仕留めた貴様の腕は認めるが、一時の感情に左右され実力にムラがある。斥候を務めるのであれば常に冷静さを保つ精神を身に付けろ。いつまでも泣いて喚いていては味方の士気に関わるぞ」
「ひぃっ鬼軍曹です!? 怖いよぉ……」
「……ぐぅ、すぅ」
「寝るなトロン! いかに個の力で優れていようとも、協調性を欠いては足元を掬われるぞ!」
ティアマトさんは短時間で見事にそれぞれの欠点を指摘していく。
「エルは? エルは仲間はずれですか!」
「君は不安要素は多いが、邪魔にはならないので省かせて貰った」
「残念です……」
唯一認められたはずのエルが誰よりも残念がっていた。
ライブラさんもそうだけど、神話級はみんなエルに甘い気が。
「きっとエルの物怖じしない性格も評価の一つなんだ」
それもそうか。今後一緒に戦う事になるんだから。
神話級のティアマトさんとの連携も重要になってくる。
そこで遠慮したり、力不足だとただただ足を引っ張るだけで。
「だとしても、ちょっと厳し過ぎるよね。みんな落ち込んでいるよ――トロン以外」
話を聞いている限りだと、トロンは合格に近い感じだ。
合格者がエルだけだと、僕は装備を剥がされた丸裸に近い。
ティアマトさんは一人でも全員分の働きができる自信があるんだ。
「どうした、ここまで言われて言い返す気力もないか!?」
「……あぅ」
「ひぃっ」
その強い精神面からして他の子とは違った。
絶対的な自信を持つ盾は安心感を与えてくれる。
そして対面で迎える相手には、攻めの気勢をことごとく奪い取る。
戦わずして勝利に導く。アイギスとコクエンは気持ちで負けている。
「ま、まぁ、私様からも手加減するよう説得してみます」
「この際だ、分体の方のライブラも鍛え直すか?」
「遠慮しておきます。どうも着替えが足りませんので。おー怖い怖い」
睨まれてライブラさんは一目散に逃げかえってきた。
「いいか。貴様たちの働き一つで戦況は正にも負にも大きく変わるのだ。我も貴様たちが憎いからと責めているのではない。後悔しない為にも力を得る必要があるのだと説いているのだ。我らは主人あっての存在であるのを努々忘れるな!」
まだ出会って半日も経っていないのに、真剣に向き合ってくれている。
ティアマトさんに、任せてもいいのかもしれない。これも一つの訓練だ。
「主人よ。しばし我に時間をいただきたい。この三名に試練を与えたいと考えている」
「あ、うん。手心を加えてあげてね? 大事な仲間なんだ」
許可を出す。僕はティアマトさんを信じて、三人の成長を見守ろう。
「ドラウフトの庭であるこの空間は外部と時間の流れが異なる。ここでの一ヵ月は外での一日。修行の場としてはもってこいだ」
ゆったりとした隙のない動作で、
ティアマトさんは挑発的な笑みを浮かべる。
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