104 / 116
第三章
第104話 闇の大軍
しおりを挟む
「ふむ……これは想定以上に危険な状況やもしれません。二十階層の人間は絶望的ですね」
現在【地下深淵の塔】二十九階層。
目の前で広がる惨状にライブラさんが息を呑む。
乾いた大地には中身のない繭が無数に転がっていた。
本来魔物も少ないはずの砂漠地帯には闇を纏う生物で溢れている。
「一体どれだけの数の魔物が【深淵化】したんだろう……!」
見える範囲で空の繭は数百を超える。この先、その数倍は隠れているはず。
ある程度ここで減らしておかないと三十階層の人たちが危ない。
今のところは【深淵化】した魔物はそれぞれの種族で固まっている。
各個撃破していけば。ちょっと強化された魔物程度の存在だ。
でも女王のような統率者が現れたら。一転して危機的状況になる。
「けしとばす」
トロンの雷光砲撃によって前方の群れを蹴散らす。
光に誘われ地面が動き出した。三匹のアースイーターだ。
大きな口を開けて僕たちを捕食しようと高速で近付いてくる。
「ふんっ」
ティアマトさんが竜巻を発生させ砂ごと空中に吹き飛ばす。
風に乗ってコクエンが宙に浮かぶアースイーターを切り刻んだ。
「……地中の大蛇も、釣り上げてしまえば無力ですね」
「まだ来ます!」
前方に走っていくエルを追いかけるのはグランドウォーカーの群れ。
目算で三十は超える獣たちを誘き寄せていく。トロンが再度砲台を向ける。
「とろんさん、エルごと撃ってくださ~い!」
「どーん」
「わあああああああああああ!」
躊躇いなく放たれた砲撃によって、エルもろとも光に沈める。
クルクルと回転するエルを、ユグの蔦が捕まえ地上に連れ戻した。
「め、目が回ります~眩しいです~」
「大丈夫? 怪我してない?」
「エルは、不死身です、から……」
衝撃で頭を揺らすエルを抱きかかえる。囮作戦は効果的だけれども。
心が痛むというか。本人が望んでいる以上は僕からは何も言えない。
「エル様、とても素晴らしい活躍でしたよ~」
「うん」
ユグもトロンも気にしている様子はない。
頑丈な瓶がその役割を果たしているだけだから。
寧ろ、喜ばしい事であって。まだまだ価値観の違いに慣れない。
「えへへ。あるじさまにギュってされて元気が出ました! もう一回、行ってきま~す!」
また囮として走りだすエル。見た目は武器を持たない普通の女の子なので。
簡単に魔物が誘き寄せられていく。トロンが砲台を向けて魔力を蓄えて……。
――ぷすり
黒い煙だけが出てきた。トロンはぼんやりと僕を見つめる。
「おなかへった」
「えっ?」
「トロちゃん、魔力切れなら早く伝えてくださいよ! エルエルがもう行っちゃいましたよ!」
「ひゃああああああああああああ」
エルがおびただしい魔物の群れに押し潰されてしまう。砂に埋まった。
大丈夫なのは理解できるけど。不死身じゃない僕らが近付くのは危険だ。
「ライブラさん、魔力回復薬ってあったかな!?」
「既に全部切らしています。エルエルの龍の魔力水も尽きてしまったもので。――ティアマト!」
「我が動くのは最後の手段だぞ。余力があるうちは他の者に頼め」
盾として有事に備え、力を蓄えるのがティアマトさんの流儀だ。
「ええいっ、冷たい奴ですね! ユグちゃん頼みます! コクエンちゃんもカバーに」
「はい、頭上注意ですよ~」
「今のうちに砂地に慣れておかないと……」
ユグが創造領域を広げて、木杭の雨を降らせる。
傷を負って逃げ出した魔物をコクエンがトドメを刺す。
「お~い、エルはどこにいったの!」
砂漠に全身を沈めてしまったエルを探して砂を掘る。
しばらくして片足が見つかった。みんなで引っ張り上げる。
「けほっけほっ、息苦しくて暑かったです……」
口から砂を吐くエルは、全身が砂塗れだ。
取れる範囲で払ってあげて。背中におぶる。
「ごめんね。すぐに助け出せなくて」
「……ごめん、なさい」
トロンも隣で頭を下げている。エルは気にしていません! と答えていた。
「しかし魔物の数が多すぎますね。トロちゃんも魔力不足になりがちですし」
「わたくしも、そろそろ限界かもしれません~」
トロンもユグも疲労が抜け切れていない。
範囲殲滅を得意としている二人の消耗が激しい。
「ただでさえミミックへの餌遣りで消耗している中での戦闘だからな。いい訓練にはなるが」
「先に進むのは厳しそうです……。【深淵化】した魔物はこちらへの敵意が異常ですし……」
「アイちゃんのスキルリンクでは、私様たちの魔力を増幅させているに過ぎないですからね。元が尽きれば効果が薄くなりますし、アイちゃん自身の復活も遅くなる欠点が。ロロアさん、ここは――」
「そうだね。一旦三十階層に戻ろうか」
物量が違い過ぎて闇雲に進んでも厳しそうだ。戻って作戦を練り直さないと。
現在【地下深淵の塔】二十九階層。
目の前で広がる惨状にライブラさんが息を呑む。
乾いた大地には中身のない繭が無数に転がっていた。
本来魔物も少ないはずの砂漠地帯には闇を纏う生物で溢れている。
「一体どれだけの数の魔物が【深淵化】したんだろう……!」
見える範囲で空の繭は数百を超える。この先、その数倍は隠れているはず。
ある程度ここで減らしておかないと三十階層の人たちが危ない。
今のところは【深淵化】した魔物はそれぞれの種族で固まっている。
各個撃破していけば。ちょっと強化された魔物程度の存在だ。
でも女王のような統率者が現れたら。一転して危機的状況になる。
「けしとばす」
トロンの雷光砲撃によって前方の群れを蹴散らす。
光に誘われ地面が動き出した。三匹のアースイーターだ。
大きな口を開けて僕たちを捕食しようと高速で近付いてくる。
「ふんっ」
ティアマトさんが竜巻を発生させ砂ごと空中に吹き飛ばす。
風に乗ってコクエンが宙に浮かぶアースイーターを切り刻んだ。
「……地中の大蛇も、釣り上げてしまえば無力ですね」
「まだ来ます!」
前方に走っていくエルを追いかけるのはグランドウォーカーの群れ。
目算で三十は超える獣たちを誘き寄せていく。トロンが再度砲台を向ける。
「とろんさん、エルごと撃ってくださ~い!」
「どーん」
「わあああああああああああ!」
躊躇いなく放たれた砲撃によって、エルもろとも光に沈める。
クルクルと回転するエルを、ユグの蔦が捕まえ地上に連れ戻した。
「め、目が回ります~眩しいです~」
「大丈夫? 怪我してない?」
「エルは、不死身です、から……」
衝撃で頭を揺らすエルを抱きかかえる。囮作戦は効果的だけれども。
心が痛むというか。本人が望んでいる以上は僕からは何も言えない。
「エル様、とても素晴らしい活躍でしたよ~」
「うん」
ユグもトロンも気にしている様子はない。
頑丈な瓶がその役割を果たしているだけだから。
寧ろ、喜ばしい事であって。まだまだ価値観の違いに慣れない。
「えへへ。あるじさまにギュってされて元気が出ました! もう一回、行ってきま~す!」
また囮として走りだすエル。見た目は武器を持たない普通の女の子なので。
簡単に魔物が誘き寄せられていく。トロンが砲台を向けて魔力を蓄えて……。
――ぷすり
黒い煙だけが出てきた。トロンはぼんやりと僕を見つめる。
「おなかへった」
「えっ?」
「トロちゃん、魔力切れなら早く伝えてくださいよ! エルエルがもう行っちゃいましたよ!」
「ひゃああああああああああああ」
エルがおびただしい魔物の群れに押し潰されてしまう。砂に埋まった。
大丈夫なのは理解できるけど。不死身じゃない僕らが近付くのは危険だ。
「ライブラさん、魔力回復薬ってあったかな!?」
「既に全部切らしています。エルエルの龍の魔力水も尽きてしまったもので。――ティアマト!」
「我が動くのは最後の手段だぞ。余力があるうちは他の者に頼め」
盾として有事に備え、力を蓄えるのがティアマトさんの流儀だ。
「ええいっ、冷たい奴ですね! ユグちゃん頼みます! コクエンちゃんもカバーに」
「はい、頭上注意ですよ~」
「今のうちに砂地に慣れておかないと……」
ユグが創造領域を広げて、木杭の雨を降らせる。
傷を負って逃げ出した魔物をコクエンがトドメを刺す。
「お~い、エルはどこにいったの!」
砂漠に全身を沈めてしまったエルを探して砂を掘る。
しばらくして片足が見つかった。みんなで引っ張り上げる。
「けほっけほっ、息苦しくて暑かったです……」
口から砂を吐くエルは、全身が砂塗れだ。
取れる範囲で払ってあげて。背中におぶる。
「ごめんね。すぐに助け出せなくて」
「……ごめん、なさい」
トロンも隣で頭を下げている。エルは気にしていません! と答えていた。
「しかし魔物の数が多すぎますね。トロちゃんも魔力不足になりがちですし」
「わたくしも、そろそろ限界かもしれません~」
トロンもユグも疲労が抜け切れていない。
範囲殲滅を得意としている二人の消耗が激しい。
「ただでさえミミックへの餌遣りで消耗している中での戦闘だからな。いい訓練にはなるが」
「先に進むのは厳しそうです……。【深淵化】した魔物はこちらへの敵意が異常ですし……」
「アイちゃんのスキルリンクでは、私様たちの魔力を増幅させているに過ぎないですからね。元が尽きれば効果が薄くなりますし、アイちゃん自身の復活も遅くなる欠点が。ロロアさん、ここは――」
「そうだね。一旦三十階層に戻ろうか」
物量が違い過ぎて闇雲に進んでも厳しそうだ。戻って作戦を練り直さないと。
0
あなたにおすすめの小説
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
借金5億で異世界転移、よりによって金本位制の世界だった
夜明け一葉
ファンタジー
32歳の個人トレーダー・佐藤慧は、5年間の雪辱を賭けたトレードで5億円の借金を抱え、意識を失った。目覚めると、そこは剣と魔法が存在する見知らぬ世界だった。常識が通じない異世界で、金貨を見るだけで嘔吐する「金アレルギー」を抱えながら、若き冒険者リナと出会い、生き延びる術を探し始める。諦めることだけができなかった男が、新たな世界で再び立ち上がる異世界サバイバル譚。
R・P・G ~転生して不死にされた俺は、最強の英雄たちと滅ぼすはずだった異世界を統治する~
イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の取材中、異世界の大地の女神と接触する。
半ば強制的に異世界へと転生させられた彼は、惑星そのものと同化し、“星骸の主”として不死の存在へと変貌した。
だが女神から与えられた使命は、この世界の生命を滅ぼし、星を「リセット」すること。凛人はその命令を、拒否する。
彼は、大地の女神により創造された星骸と呼ばれる伝説の六英雄の一人を従者とし、世界を知るため、そして残りの星骸を探すため旅に出る。
しかし一つ選択を誤れば世界が滅びる危うい存在……
女神の使命を「絶対拒否」する不死者と、裏ボス級の従者たち。
これは、世界を滅ぼさず、統治することを選んだ男の英雄譚である。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
辺境で静かに暮らしていた俺、実は竜王の末裔だったらしく気づけば国ができていた
平木明日香
ファンタジー
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。
それから幾千年。
現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。
そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。
ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。
だが彼自身はまだ知らない。
自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。
竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。
これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる