115 / 129
5章 シャドウバレー編
屋敷の崩壊
しおりを挟む
彼女の強い咆哮は、元マルコスへ迫る。
「わぁお 」
当の本人はこの部屋の揺れにより、へたり込んだままあっけらかんとしている。
しかし彼に死んでもらっては困る。
エレナの意識の戻し方を実は知っているかもしれないし。
その可能性はどうしても捨てきれない。
「仕方ないなっ!! 」
俺は彼女が創り出した衝撃波よりも速く動き、元マルコスを抱えて避けた。
「えっ!? どうして……? 」
元マルコスは俺の腕の中で首を傾げている。
もちろんエレナを助けるためという打算的な気持ちが大きい。
しかしそれだけではなく、彼はどう見ても小さな子供だ。
中身がどうにしても、もしかしたら彼も今のエレナと同じように無理やり引き継がされた力かもしれない、そんなこと思ったら自然に庇っていた。
「エレナを助けることができるかもしれない、そんな気持ちもあるが、元マルコス……俺はお前のことも知りたい。 魔族神になる前のな 」
俺がそう伝えると元マルコスは微笑みながら、
「そっか。それと僕は元マルコスじゃないよ。 ジークっていう名前があるんだ 」
そう言って名前を教えてくれた。
「そうか、ジーク! 」
やっぱり神じゃなくなったこいつは子供にしか見えないな。
俺は抱えたジークを下ろし頭を撫で回すと、彼は「へへっ」と少し照れる姿を見せた。
とりあえずジークは守れた。
たださっきの咆哮による衝撃波により、この部屋の壁が何部屋も先まで貫通していっている。
ただの叫び声でこれはすごい力だな。
そして次のエレナの咆哮は上を向く。
さっきと同様に天井の壁も貫通していった。
これはまず暴走を抑えないと。
そう思って俺は『魔人化』を行った。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ――っ!!! 」
するとエレナは更に強い咆哮と共に莫大な闇エネルギーを纏い始めた。
あれも魔人化か……?
俺がそう思ったのは、今まで見た魔人化とは纏っている闇エネルギーの総量が違うからだ。
具体的に言うと、彼女の纏っているそれは彼女が纏うというよりも大きな闇エネルギーの塊の中心に彼女がいるという感じ。
なんとも説明しづらいが、それほどまでに大きなエネルギーの中に彼女がいるのだ。
これだと彼女が闇エネルギーに操られていると言っても過言ではない。
俺はあれと戦って勝てるのだろうか。
そんな相手が今迫ってこようとしている。
「うううっ!!! 」
いや、迫ってきた。
闇エネルギーの塊が。
「ジーク、ナコ!!! 逃げろ!!! 」
襲ってきた闇エネルギーを魔人化した俺の力で受け止める。
「でも……春っち様!! 」
「ナコ!! これを止められるのもそう長くない。 ジークを連れて早く隠れてくれ!! 」
「……わ、わかりました! 」
そう言ってすぐ、ナコの気配がかなり遠くまで移動していったのを感じる。
「う、うう……。 押さえつけるのも限界か…… 」
チリチリッ――
ヤバい、闇エネルギー同士が反発しあっている!
ドカンッ――
俺とエレナの間で爆発のようなものが起きて、お互いぶっ飛ばされた。
それだけならまだ良かったが、さすがにここも普通の建物。
さっきも咆哮で壁が貫通したのもあってか、一瞬で建物が崩壊していった。
一瞬で外の景色が露出されたが、想像とは違う景色が広がっている。
「なんだ……これ……? 」
「ここがシャドウバレーだよ? 永遠に続く広い荒野、この土地にはそれがあるだけなんだ 」
一足先に外へ出ていたジークがナコに抱えられながらそう言ってきた。
「2人とも無事でよかった! 」
「はい! それより春っち様、あのエレナ様を助けることが出来るかもしれません! ほらジーク様! 」
ナコはそう言いながらジークを地に下ろす。
「あーはいはい、ちょっとエレナには早かったかもだし、もっかい僕に力を戻すかなぁ…… 」
「おい、そんなことできるのか? 」
方法があるなら先に言ってくれよ。
「だけど、もっかい鎖に繋がなきゃなんだ~。 もう僕にはあの鎖創れないしね 」
なるほど。
そりゃ困ったもんだ。
ボカンッ――
突然の爆音と共に崩れた屋敷の瓦礫が弾け飛んで、中からはさっきの莫大な闇エネルギーを纏ったエレナが飛び出してきた。
「わぁお 」
当の本人はこの部屋の揺れにより、へたり込んだままあっけらかんとしている。
しかし彼に死んでもらっては困る。
エレナの意識の戻し方を実は知っているかもしれないし。
その可能性はどうしても捨てきれない。
「仕方ないなっ!! 」
俺は彼女が創り出した衝撃波よりも速く動き、元マルコスを抱えて避けた。
「えっ!? どうして……? 」
元マルコスは俺の腕の中で首を傾げている。
もちろんエレナを助けるためという打算的な気持ちが大きい。
しかしそれだけではなく、彼はどう見ても小さな子供だ。
中身がどうにしても、もしかしたら彼も今のエレナと同じように無理やり引き継がされた力かもしれない、そんなこと思ったら自然に庇っていた。
「エレナを助けることができるかもしれない、そんな気持ちもあるが、元マルコス……俺はお前のことも知りたい。 魔族神になる前のな 」
俺がそう伝えると元マルコスは微笑みながら、
「そっか。それと僕は元マルコスじゃないよ。 ジークっていう名前があるんだ 」
そう言って名前を教えてくれた。
「そうか、ジーク! 」
やっぱり神じゃなくなったこいつは子供にしか見えないな。
俺は抱えたジークを下ろし頭を撫で回すと、彼は「へへっ」と少し照れる姿を見せた。
とりあえずジークは守れた。
たださっきの咆哮による衝撃波により、この部屋の壁が何部屋も先まで貫通していっている。
ただの叫び声でこれはすごい力だな。
そして次のエレナの咆哮は上を向く。
さっきと同様に天井の壁も貫通していった。
これはまず暴走を抑えないと。
そう思って俺は『魔人化』を行った。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ――っ!!! 」
するとエレナは更に強い咆哮と共に莫大な闇エネルギーを纏い始めた。
あれも魔人化か……?
俺がそう思ったのは、今まで見た魔人化とは纏っている闇エネルギーの総量が違うからだ。
具体的に言うと、彼女の纏っているそれは彼女が纏うというよりも大きな闇エネルギーの塊の中心に彼女がいるという感じ。
なんとも説明しづらいが、それほどまでに大きなエネルギーの中に彼女がいるのだ。
これだと彼女が闇エネルギーに操られていると言っても過言ではない。
俺はあれと戦って勝てるのだろうか。
そんな相手が今迫ってこようとしている。
「うううっ!!! 」
いや、迫ってきた。
闇エネルギーの塊が。
「ジーク、ナコ!!! 逃げろ!!! 」
襲ってきた闇エネルギーを魔人化した俺の力で受け止める。
「でも……春っち様!! 」
「ナコ!! これを止められるのもそう長くない。 ジークを連れて早く隠れてくれ!! 」
「……わ、わかりました! 」
そう言ってすぐ、ナコの気配がかなり遠くまで移動していったのを感じる。
「う、うう……。 押さえつけるのも限界か…… 」
チリチリッ――
ヤバい、闇エネルギー同士が反発しあっている!
ドカンッ――
俺とエレナの間で爆発のようなものが起きて、お互いぶっ飛ばされた。
それだけならまだ良かったが、さすがにここも普通の建物。
さっきも咆哮で壁が貫通したのもあってか、一瞬で建物が崩壊していった。
一瞬で外の景色が露出されたが、想像とは違う景色が広がっている。
「なんだ……これ……? 」
「ここがシャドウバレーだよ? 永遠に続く広い荒野、この土地にはそれがあるだけなんだ 」
一足先に外へ出ていたジークがナコに抱えられながらそう言ってきた。
「2人とも無事でよかった! 」
「はい! それより春っち様、あのエレナ様を助けることが出来るかもしれません! ほらジーク様! 」
ナコはそう言いながらジークを地に下ろす。
「あーはいはい、ちょっとエレナには早かったかもだし、もっかい僕に力を戻すかなぁ…… 」
「おい、そんなことできるのか? 」
方法があるなら先に言ってくれよ。
「だけど、もっかい鎖に繋がなきゃなんだ~。 もう僕にはあの鎖創れないしね 」
なるほど。
そりゃ困ったもんだ。
ボカンッ――
突然の爆音と共に崩れた屋敷の瓦礫が弾け飛んで、中からはさっきの莫大な闇エネルギーを纏ったエレナが飛び出してきた。
4
あなたにおすすめの小説
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
妹と歩く、異世界探訪記
東郷 珠
ファンタジー
ひょんなことから異世界を訪れた兄妹。
そんな兄妹を、数々の難題が襲う。
旅の中で増えていく仲間達。
戦い続ける兄妹は、世界を、仲間を守る事が出来るのか。
天才だけど何処か抜けてる、兄が大好きな妹ペスカ。
「お兄ちゃんを傷つけるやつは、私が絶対許さない!」
妹が大好きで、超過保護な兄冬也。
「兄ちゃんに任せろ。お前は絶対に俺が守るからな!」
どんなトラブルも、兄妹の力で乗り越えていく!
兄妹の愛溢れる冒険記がはじまる。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる