桃太郎と猫

桃太郎？と猫３

むかしむかし、あるところに
おじいさんと、おじいさんと、おじいさんと……さらにおじいさんが住んでおりました。

ーーー

ある日、おじいさんＡが川で洗濯をしていると、上流から

「あーーーれーーー！」

という声とともに
• おじいさんＢ
• おじいさんＣ
• おじいさんＤ

が、ぷかぷかと流れてきました。

おじいさんＡはそれをじっと見つめて言いました。

「……知らんぷりじゃ。」

そのまま洗濯続行。
おじいさんＢ、Ｃ、Ｄは無事スルーされ、どこかへ流されていきました。

するとしばらくして、今度は

「どんぶらこ～ どんぶらこ～」

と、大きな桃が流れてきました。

おじいさんＡがその桃を拾って家に持ち帰って割ってみると……

⸻

中から飛び出してきたのは、

スパーンッ！！

黒いサングラスをかけた猫、ねこ丸。

「オレが伝説の桃生まれ戦士、ねこ丸様にゃ！」

と名乗り、おじいさんＡをスカウトして鬼退治へ出発します。

おじいさんＡは「え、ワシも行くの？」とビビりながらも同行。

⸻

鬼ヶ島につくと、そこには超絶強そうな赤鬼と青鬼が！

ねこ丸はマグナム（※いつの間にか所持）をぶっ放しますが、鬼は超装甲(ちょうそうこう)でビクともしません。

「やばいにゃ……このままでは猫八丁(ねこはっちょう)まぐろ切りが通じないにゃ……！」

と大ピンチ。

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そのとき！

川からスピード逆流して……
• おじいさんＢ
• おじいさんＣ
• おじいさんＤ

が、濡れねずみ状態で突然登場！！

「さっきスルーされた怨(うらみ)み、ここで晴らすぞ！！」

竹やり・洗濯板・釣り竿を武器に、なぜか鬼に大突撃！

◉おじいさんＢ：洗濯板スマッシュ！
◉おじいさんＣ：竹やりスピア！
◉おじいさんＤ：釣り竿ジャベリン！

鬼たちは混乱！ そこへ――

「今にゃ！！」

ねこ丸、華麗にジャンプして岩陰から大砲（※どこから出した）を発射！

ズドーン！！！

鬼ヶ島、爆散(ばくさん)。

⸻

鬼を退治したねこ丸とおじいさんズは、鬼の宝を山ほど持ち帰りました。

その後、おじいさん４人（！？）は豪邸を建て、
ねこ丸は一生食べ放題の煮干しサブスクを契約。

めでたしめでたし。