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2章-4節. 停学期間を折り返した私は…
11.瞬殺した魔物を棚に上げます。
しおりを挟む“「(ブッシュゥゥゥ)………………(くて)」“
転移陣前で隠密して待ち伏せていた魔物は、首からひとしきり血を吹き出し、その後に倒れた。
「(フォン)よし、もう大丈夫だから来てくれ。」
「「……っ……」」
おっと……どうやら何が起こったか解かっているのは、私だけの様だな。
「あの…アレクさん?一体何が……」
「隠密していた奴がいたから、頭を消し飛ばしてやった。もう大丈夫だから次へ行こう。」
「あ………はい。」
「あいっ……変わらず、手早いもんだな。」
「………」
ここで流してしまうのは、違うよな。
「テルマ。」
「(ビクッ)……っ」
「この魔物、探知出来たか?」
「……いいや、ぜんっぜん出来なかった。」
どうやら、テルマの探知では隠密している魔物までは見つけられない様だ。これは、状況次第でかなりの致命傷になり得る。それは、テルマ自身が1番痛感している事だろう。
何より、ようやく勝ち得た『役に立てるかも』って自信が揺らいでしまった。そう簡単には立ち直れないだろう。
「この先、同じ様に探知が出来ない魔物が出現する可能性は充分にあり得る。そして、私の探知ならそういう連中も見つけられる。そこで提案だ。」
「………」
ならば、私のやるべき事は何事もなかった様に接する事ではない。
「この機会に、その能力を鍛えてみないか?」
「あぁ、頼む……えっ?」
ましてや、出来ない事を私が補うからとフォローする事でもない。
再び自信を取り戻す手助けをする事の筈だ。
「よし、なら早速……」
「まっ、待ってくれ!えっ?鍛える……?」
「そうだ。お前の探知はまだまだ伸び代がある。なにせ、本格的に使い始めたのがほんの1週間前なんだからな。コツさえ掴めれば、隠密してる奴らでもちゃんと見つけられる筈だ。」
「いやぁ……どうだろうなぁ……」
「まぁやるだけやってみようじゃないか。面白そうだからな。あ、もちろん探索の効率を考えて今回は掴みだけな。一朝一夕ではいかないだろうから、今後も含めてけっこう長いスパンでやろうと思う。どうだ?やってみないか?」
「……そうだな。俺、挑戦してみるよ。」
それに、私はああ言ったけど、こいつにとっては役に立つ事が矜持なんだろう。私もそうだったからわかる。
気長に待つとしよう。
「よし、次に行くか!」
「あぁ、次に行こう。」
「あの~……2人の熱い主従の契りやら友情劇も結構なんですが……もう少し隠密までして身構えてた魔物についても触れてあげましょうよ。」
それもそうか。じゃあ、とりあえず……
「狼っぽい魔物だったな。後で料理してみるか。」
「焼いたら食えるかな?今から楽しみだ。」
「…………………テルマさんの探知でも見つからないなんて、恐ろしい魔物でしたね。気を引き締めていきましょう。」
そうして、私たちは次の階層へと転移した。
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100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
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