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2章-4節. 停学期間を折り返した私は…
21.決意を新たにします。
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迷宮で鬼火の群れに遭遇して、従魔契約を終えた私は……テルマとオルブから詰められている。雰囲気的に怒っているみたいだ。
あれ以降も話は続き、かれこれ1時間は経ったと思う。
だが、どうにも話の論点がわからない。2人は、一体何に怒ってるんだろう?
《主殿……宜しいでしょうか?》
「ん?どうした?」
新たに従魔となったカンデラが話に割り込んで来た。
《ソレガシが思いますに、お二人は主殿の事を心配しているのではありませんか?》
「「「へ?」」」
おい待て。何故そこの2人も疑問形なんだよ。自分の事だろ?
《先程からのお二人の言い分を聞いておりますと、ソレガシにはそう感じられるのです。》
「そうかな?もしそうだったなら、最初っからそう言うと思うんだけど……」
《主殿の事を超越した御人であると割り切ろうとする諦観と、余計なお世話ではないかという後ろめたさ……そして何より、何も出来なかった自分たちに感じた烏滸がましさによって心がチグハグになっていたのではありませんか?》
「「っ……!」」
図星……ってよりは、納得に近いな。言語化されて腑に落ちたか。
「なんだ、そういう事だったのか。」
「いや……俺らとしては、出来れば危険な事をして欲しくないなってくらいで……」
「決して、アレクさんのやった事を否定したかった訳ではないんです。」
「けど俺ら……ぜんっぜん役に立ってないし……危険な事ばっかりさせちまって……その上『無茶するな!』なんて偉そうな事……」
「……そもそも、僕のヘマにお二人を巻き込んでしまった上に一緒に攻略してもらってるのに、大した活躍もなく一丁前に心配とか……」
「…………」
正直、誰かの心配なんて余計なお世話って思ってた。
現実感が無く、まるでゲームかアニメの世界に自分のコピーを放り込んでいるみたいに、どこか俯瞰している。
だから私自身、どうなったって良いという諦観を通り越した自棄で行動していて、友人優先自分劣後な言動も多い。自覚もある。
だが、それらの行動が結果的に彼らの良心を責め立てて自責を募らせていた。これは看過できる問題では無い。
「2人とも、心配かけてごめん。それと……ありがとう。」
「「っ!!」」
「2人の言い分は最もだ。私だって、同じ立場なら同じ事をするよ。けど、心配されるのは私も心苦しいから次からは心配かけない様に気をつけるよ。」
もっと、周囲の目に気を使わないとならない。
「あとテルマ、お前は充分役に立ってるよ。」
「いや…でも……」
「人には領分ってのがあって、たまたまお前のは領分に当てはまらなかったってだけの話だ。これからも頼りにしてるよ。」
「アレク……」
「あとオルブ、ヘマをした……スクロールを開いてしまったのは私の方だ。」
「いえ、そもそも僕が……」
「あと、例えそうだったとしても、以前は私たちが巻き込んでしまったんだからお互い様って奴だ。だから、気にしないでくれ。それに、約束しただろ?転移先でお前らを助けるって。」
「アレクさん……」
「さぁーて!さっさと次の階層に行くぞ!!(トッ)モタモタするな!!!」
「「えっ?!あっ…待っ………」」
あぁ……恥ずかしい。けど、これは2人に心配させてしまった私の罪と罰だ。甘んじて受け入れよう。
いや……それにしても、晴天の霹靂って感じだったな。
無茶をして心配をかけてはならない。だったら、心配されない様に無茶すれば良い。無茶した証拠は一切残さず、綺麗さっぱり消し去る。そうすれば、彼らが私の事で良心の呵責に苛まれる事はない。その事に気付けて本当によかった。
〈シュンッ………〉
そうして私たちは、やっとのことで次の階層へと向かった。
あれ以降も話は続き、かれこれ1時間は経ったと思う。
だが、どうにも話の論点がわからない。2人は、一体何に怒ってるんだろう?
《主殿……宜しいでしょうか?》
「ん?どうした?」
新たに従魔となったカンデラが話に割り込んで来た。
《ソレガシが思いますに、お二人は主殿の事を心配しているのではありませんか?》
「「「へ?」」」
おい待て。何故そこの2人も疑問形なんだよ。自分の事だろ?
《先程からのお二人の言い分を聞いておりますと、ソレガシにはそう感じられるのです。》
「そうかな?もしそうだったなら、最初っからそう言うと思うんだけど……」
《主殿の事を超越した御人であると割り切ろうとする諦観と、余計なお世話ではないかという後ろめたさ……そして何より、何も出来なかった自分たちに感じた烏滸がましさによって心がチグハグになっていたのではありませんか?》
「「っ……!」」
図星……ってよりは、納得に近いな。言語化されて腑に落ちたか。
「なんだ、そういう事だったのか。」
「いや……俺らとしては、出来れば危険な事をして欲しくないなってくらいで……」
「決して、アレクさんのやった事を否定したかった訳ではないんです。」
「けど俺ら……ぜんっぜん役に立ってないし……危険な事ばっかりさせちまって……その上『無茶するな!』なんて偉そうな事……」
「……そもそも、僕のヘマにお二人を巻き込んでしまった上に一緒に攻略してもらってるのに、大した活躍もなく一丁前に心配とか……」
「…………」
正直、誰かの心配なんて余計なお世話って思ってた。
現実感が無く、まるでゲームかアニメの世界に自分のコピーを放り込んでいるみたいに、どこか俯瞰している。
だから私自身、どうなったって良いという諦観を通り越した自棄で行動していて、友人優先自分劣後な言動も多い。自覚もある。
だが、それらの行動が結果的に彼らの良心を責め立てて自責を募らせていた。これは看過できる問題では無い。
「2人とも、心配かけてごめん。それと……ありがとう。」
「「っ!!」」
「2人の言い分は最もだ。私だって、同じ立場なら同じ事をするよ。けど、心配されるのは私も心苦しいから次からは心配かけない様に気をつけるよ。」
もっと、周囲の目に気を使わないとならない。
「あとテルマ、お前は充分役に立ってるよ。」
「いや…でも……」
「人には領分ってのがあって、たまたまお前のは領分に当てはまらなかったってだけの話だ。これからも頼りにしてるよ。」
「アレク……」
「あとオルブ、ヘマをした……スクロールを開いてしまったのは私の方だ。」
「いえ、そもそも僕が……」
「あと、例えそうだったとしても、以前は私たちが巻き込んでしまったんだからお互い様って奴だ。だから、気にしないでくれ。それに、約束しただろ?転移先でお前らを助けるって。」
「アレクさん……」
「さぁーて!さっさと次の階層に行くぞ!!(トッ)モタモタするな!!!」
「「えっ?!あっ…待っ………」」
あぁ……恥ずかしい。けど、これは2人に心配させてしまった私の罪と罰だ。甘んじて受け入れよう。
いや……それにしても、晴天の霹靂って感じだったな。
無茶をして心配をかけてはならない。だったら、心配されない様に無茶すれば良い。無茶した証拠は一切残さず、綺麗さっぱり消し去る。そうすれば、彼らが私の事で良心の呵責に苛まれる事はない。その事に気付けて本当によかった。
〈シュンッ………〉
そうして私たちは、やっとのことで次の階層へと向かった。
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