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2章-4節. 停学期間を折り返した私は…
27.猛毒の大蛇と遭遇します。
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〈ヴォン〉
「(キョロキョロ)………ほんと、深いなぁ。」
迷宮に迷い込み、迷宮RTAをしている私たちは、今のところ順調に進んでいるのだろう。
だが、良い加減薄暗い空間には飽きて来た。早いところ地上に戻りたいもんだ。
「おいアレク?」
「何だ?」
「さっきの事なんだが……」
「さっきの事?」
やけに深刻そうな顔をしてるな。余程重要な事か?
「俺の聞き間違いだったら、ほんっと申し訳ないんだけどさぁ……」
「テルマさん?掘り返すのは辞めましょう?多分、僕らの精神衛生的に良くないです。」
「……あ~うん、そうだな。(スン)」
「えっ…と……何の話だ?」
「………すまん。何でもない。」
「わざわざ聞いて来て何でもないって事はないだろ?何か深刻な…」
「それより、転移陣の位置がわかった。とっとと行こうぜ。」
「……あぁ。わかった。」
はぐらかされたな。まぁ、わざわざ言及する必要も無いか。
「それで?やっぱ魔物が?」
「居る。当然の如く転移陣前に居座ってる。」
当然の如く……か。もはや居ることが前提になりつつあるな。
「どんな奴だ?」
「多分……大蛇系だな。」
「それ、ただの大蛇ではないですよね?」
「だろうな。位置は?」
「この先を真っ直ぐ1キロだ。」
「それじゃあ、一旦ここら辺で待っててくれ。」
「「へ?」」
「私が先行するから、私が倒した事を感知してから来い。わかったな。絶対に、それまで近付くなよ?」
「あ…あぁ……わかった。」
「どうか、お気をつけて。」
察してくれたか。有り難い。
「(タタタタタタタタタッ)」
暗闇に大きな蛇、それも只者じゃない。さてさて、私の予想が当たっていれば……
"「シャアァァァァァッ!!」"
気付いたか。通常なら視認出来る距離ではないだろうに……さっきの巨人と良い、暗がりでの感知性能が高いな。恐らく蛇が持つピット器官の様なものが奴にもあるのだろう。
“「シャッ!(プッ!プッ!プッ!プッ!)」“
「……やっぱり、飛ばして来たか。」
飛ばしているのは、恐らく毒。でなければ、こちらの動きを封じる何かだろう。前世でも、リンカルスって蛇がやってるし、何ら不思議ではない。
「(ヒョイッヒョイヒョイヒョイッ)」
生憎、来るとわかっているものに当たりはしない。
〈ベチャッ…ジュウゥゥゥゥ……〉
着弾箇所が音を立てて溶けている様子からして、毒というより消化液の方が近いな。
そういえば、消化液を獲物にかけたり注入したりをする生物も前世にいたっけなぁ。ヒトデとか。
「(ストッ)……」
そうこうしているうちに、大分距離を詰められたな。
こういう時は……
「(タタッ)先手必勝!」
あれこれ策を労するのも面倒だ。体内の毒袋を傷つけない様に、脳を揺らすか。
“「シャッ!(ブシャァァァァァァッ)」“
大量の毒を吹き掛けて来た。
「(ゴッ)」
"「ピギェ……」"
勝負は直ぐに着いた。手早く回収してしまおう。
あとは……
「(シュン)…プヨ。毒を拭ってくれ。」
“「了解致しました。(モニョニョニョ……)」“
テルマ達には充分危険だからな。遠くで待たせていて良かった。
さて、テルマ達を呼ぶかな。
「相変わらずすげぇなぁ。」
「全くです。僕らの出る幕がありませんね。」
もう来てるし……見られたよなこれ?
さっき浴びたのは、多分結構な毒だ。心配されそうだし、何だったら平然としてる事に総ツッコミが……
「次に行こうぜ。」
「賛成です。」
「え?」
「どうした?何かやり残してる事でもあるのか?」
「あぁいや…何でもない。」
見られてなかった………?まぁ良いや。
〈シュンッ………〉
そうして、私たちは次の階層へと向かった。
「(キョロキョロ)………ほんと、深いなぁ。」
迷宮に迷い込み、迷宮RTAをしている私たちは、今のところ順調に進んでいるのだろう。
だが、良い加減薄暗い空間には飽きて来た。早いところ地上に戻りたいもんだ。
「おいアレク?」
「何だ?」
「さっきの事なんだが……」
「さっきの事?」
やけに深刻そうな顔をしてるな。余程重要な事か?
「俺の聞き間違いだったら、ほんっと申し訳ないんだけどさぁ……」
「テルマさん?掘り返すのは辞めましょう?多分、僕らの精神衛生的に良くないです。」
「……あ~うん、そうだな。(スン)」
「えっ…と……何の話だ?」
「………すまん。何でもない。」
「わざわざ聞いて来て何でもないって事はないだろ?何か深刻な…」
「それより、転移陣の位置がわかった。とっとと行こうぜ。」
「……あぁ。わかった。」
はぐらかされたな。まぁ、わざわざ言及する必要も無いか。
「それで?やっぱ魔物が?」
「居る。当然の如く転移陣前に居座ってる。」
当然の如く……か。もはや居ることが前提になりつつあるな。
「どんな奴だ?」
「多分……大蛇系だな。」
「それ、ただの大蛇ではないですよね?」
「だろうな。位置は?」
「この先を真っ直ぐ1キロだ。」
「それじゃあ、一旦ここら辺で待っててくれ。」
「「へ?」」
「私が先行するから、私が倒した事を感知してから来い。わかったな。絶対に、それまで近付くなよ?」
「あ…あぁ……わかった。」
「どうか、お気をつけて。」
察してくれたか。有り難い。
「(タタタタタタタタタッ)」
暗闇に大きな蛇、それも只者じゃない。さてさて、私の予想が当たっていれば……
"「シャアァァァァァッ!!」"
気付いたか。通常なら視認出来る距離ではないだろうに……さっきの巨人と良い、暗がりでの感知性能が高いな。恐らく蛇が持つピット器官の様なものが奴にもあるのだろう。
“「シャッ!(プッ!プッ!プッ!プッ!)」“
「……やっぱり、飛ばして来たか。」
飛ばしているのは、恐らく毒。でなければ、こちらの動きを封じる何かだろう。前世でも、リンカルスって蛇がやってるし、何ら不思議ではない。
「(ヒョイッヒョイヒョイヒョイッ)」
生憎、来るとわかっているものに当たりはしない。
〈ベチャッ…ジュウゥゥゥゥ……〉
着弾箇所が音を立てて溶けている様子からして、毒というより消化液の方が近いな。
そういえば、消化液を獲物にかけたり注入したりをする生物も前世にいたっけなぁ。ヒトデとか。
「(ストッ)……」
そうこうしているうちに、大分距離を詰められたな。
こういう時は……
「(タタッ)先手必勝!」
あれこれ策を労するのも面倒だ。体内の毒袋を傷つけない様に、脳を揺らすか。
“「シャッ!(ブシャァァァァァァッ)」“
大量の毒を吹き掛けて来た。
「(ゴッ)」
"「ピギェ……」"
勝負は直ぐに着いた。手早く回収してしまおう。
あとは……
「(シュン)…プヨ。毒を拭ってくれ。」
“「了解致しました。(モニョニョニョ……)」“
テルマ達には充分危険だからな。遠くで待たせていて良かった。
さて、テルマ達を呼ぶかな。
「相変わらずすげぇなぁ。」
「全くです。僕らの出る幕がありませんね。」
もう来てるし……見られたよなこれ?
さっき浴びたのは、多分結構な毒だ。心配されそうだし、何だったら平然としてる事に総ツッコミが……
「次に行こうぜ。」
「賛成です。」
「え?」
「どうした?何かやり残してる事でもあるのか?」
「あぁいや…何でもない。」
見られてなかった………?まぁ良いや。
〈シュンッ………〉
そうして、私たちは次の階層へと向かった。
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