美少女令嬢な元生徒会副会長を、キモオタな中年教師がNTRる話

小松 美堂

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第三章

責任

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それぞれが、それぞれの想いをめぐらせていると

プププ……電話だ。



「出ないの ? 」

「出られるわけないでしょ」

「上条って出てるよ」

「…… !! ……尚更出られないわ」

「なにしてるのっ ! 」

「いや、ボクが寄り道したことで心配させられないよ」

確かに、時間は電車で帰れば、とうに着いていておかしくない19時になっていた。



友介が美奈子に手渡す

「出ないとかえって心配かけるよ」



美奈子はやむなく腹ばいになって、電話に出る。



「もしもし……ごめんなさい、すぐ出られなくて」

「あぁ、いいよ。無事家に着いたかなと思って」

「えぇ、もう家にいるわ」

「美奈の声が聞けてうれしいよ」

「わたしもよ。電話くれて、うれしっ」



「アキラくんは、まだお仕事? 大丈夫?」

「今夜は、自分の担当分は終わったんだ。」

「よかったわ。昨日は夜遅くまで大変だったから、

そういう日もないとねぇ……はうっ……」



「えっ ? どうしたの ? 」

「な、なんでもないわ、今ストレッチしてたから……」

友介が、突然覆いかぶさって来て、片耳に舌を入れている。

手で払うと、反対側にまわり執拗に舐める

「陸上部式ストレッチか、ハードそうだな」

「そっ、そーなの。結構効くのよ……くっ……」

「なにも電話しながらしなくても」

「もう始めたから……」

耳を舐めながら、更に乳首を潰され、理由にならない言い訳をする。



「ほんと今回、来てくれてうれしかった……

バイトの辛さが吹き飛んだよ」

「アキラくんに会いたかった……から……ひっ」

友介が、ベッド横に移動してコンドームを装着したペニスを見せつける。

慌てて、スマホを押さえて小声で

「今はやめて、洒落にならないわ」

と抗議する



「ごめんなさい。なんか虫が……」

「冬に ? 」

「そうなの、なんか気味悪くて」

気味悪いと言われた友介は、後ろにまわり

バックから一気に挿入する

「ひぐぅっっっ……」

「ど、どうしたの美奈。あんまり根詰めてやるなよ」

「ぇぇ……もう終わるから……やっ !!」

漏れ出す声にたまらず、必死にスマホを押さえる

「あっ、もぅっ、激しっ……あんっ、あんっ、あんっ ! 」



「ぐっ、なんかいつにも増してよく締まる」



「ごっ、ごめんなさい……あっ……ね、熱っぽくて……」

「ダメだよ、それなのにストレッチなんてしちゃ」



「上条と会話してると、特に……きゅっきゅっと……興奮してるな ? 」



「なんか、ガヤガヤしてない ?? 男の声とか聞こえるし……」

「うふん……ごめんなさい……テレビがうるさくて……ひん !!」

奥に当たるように、勢いよく突かれると、どうしても反応てしまう。



「やっぱり具合悪そうだ。早く寝た方がいいよ」

「うん……そうする……わっ !!」

そう言いながら、

プツン、スマホの通話が切れた。



「あっ、あっ、あっ、あっ……ひどいっ……バレた……かもなのにぃ……

どうして……こんな……こと……するのっ ? 」

「あんっ、でも……わたし……

それなのに……ダメっ……もう……イっくっ !! ねえっ……イこう?」



そんな目に合ったのに、美奈子は耐えられなくなり、

友介をじっと切なげに見つめ、誘う。



「い、行こうっ !! だ、出すよっ !! 」

奮い立つ友介は、ぱちゅんぱちゅんとピストンを力強く送り込み、

ポルチオを責め立て、

堪らず、放出を始める……



「あん、ィイ~~っ !!!

で、出てる、たくさん出てるのが……わかるっ……

もうっ……イっくぅ~~~ !!! イくっ !! 」



どっくんどっくんどっくん……

ドっぴゅー、ぴゅー、びゅー、ビクンビクンビクン……



友介が背中にぐたっと倒れ込み、美奈子の頭を抱えて向かせて、キスをする……



「痛っつ~~ !! なっ、なにを……

ち、血が出てるっ ! 」



「電話中にスるなんて……こんなひどいことさせといて ! 自業自得よ !

絶対、アキラくんに変だと思われたっ !

どうして、どうしてこんなひどいことするのっ !!」



ポロン、LIMEが着信する。

「ゆっくり休んでね、無理しないように」

アキラからのメッセージだ。



それを見ると、ますます辛くなり、美奈子はポロポロ涙をこぼす。



ぐすんぐすん……暫くさめざめと泣きじゃくる。



「ごめん。ごめんよ……」

背中を抱くが、手で払われる。



友介は、所在なく、手を下ろしてポツリポツリと話し出す。



「実は……ミナに言おうと思っていたことがあるんだ。

それもあって、上条と楽し気に話している姿見たら、

……カッとしてやっちまった……もういいやって、つい……」



「……??……どういうこと ? 」

「あぁ、そうだね。ちゃんと言わないと……」

友介は、一瞬俯いた後、顔を上げて



「この彼氏彼女の期間、卒業式までと約束したけど……

今月、W大の推薦入学手続きまでにしよう」



「えっ…… !? 」

「確か、1月24日の月曜から手続きできるだろ。その前日まで」

「と、突然どうしたの ? ……」



「推薦に伴う脅迫なんて、入学手続きしてしまったら、大して効力なんてないよ。

どうせ、ミナは手続き済んだら、不純異性交遊が学校にバレても構わないから、

関係解消しようと画策してたんじゃないか ? 」

「大好きなミナと、色んな経験ができたし、ここらが潮時。

もうやめとこうって、考えたんだ」



「 今回の旅行で、踏ん切りをつけて、割り切ったつもりだったんだよ……

だから、電話に出ろと言ったのは、本心からそう思ってた……

だけど、楽しそうに会話してるミナを見たら何だか、たまらなくなってね、

手を出したってわけ」



「……そう…………わかったわ……」



「でも、それなら、今日で終わりでもいいんじゃない ? 」

「アハハ……そこはそれ……大好きな葛城美奈子だから……未練というか……思い出づくり ? 的な期間で」

「どうせ、エッチな思い出づくりでしょ……」

「いやいや、デートもしたいよ。セックスもするけど……」

「……はいはいっ、わかりました。

じゃあ、あと20日でわたしは解放されるということなのね…………」



(何それ……聞いてない……勝手に……勝手に決めて……

いいことなのに……うれしい話なのに……何だろう……もやもやする……

脅迫したくせに……色んなこと、いっぱいしたくせに……変なこと

ばーっかり覚えさせたくせにぃっ !!! …… )



友介の告白で、毒気が抜かれたように、二人は淡々と帰り支度をして

帰路についた。



渋滞は解消し、あっという間に美奈子のマンションに着いた。

その間、ふたりにほとんど会話らしい会話はなかった……
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