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第二章 王子様の家庭教師
第18話(イリス視点)
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「初めまして、アドリア殿下。グレイ・ラヴァエールと申します。イリスの婚約者で、魔法騎士団の騎士をしております。兄とは面識がございますよね?」
「おっ前……俺をはめたな!?」
グレイの挨拶もそこそこに、目の前のアドリア殿下は私に怒りを現していた。
(ふうん、不機嫌に周りに当たり散らしていた殿下がずいぶんと人間らしくなったこと……)
原因はわかっている。
アドリア殿下の隣であたふたしている私の親友、ミューの影響だろう。
「私は自分の婚約者をご説明しただけですが?」
「……にゃろう……」
「まあまあ、殿下。よくわかりませんが、とりあえず飲み物でも」
スンッと答える私に、殿下はまだぷるぷるとしていたが、グレイが取りなしてくれた。
脳筋だけど、人を決まったものさしで見なくて、私を大切にしてくれる婚約者。ミューとどこか似ている。
「ア、アド? やっぱり来たくなかった? せっかくグレイが来るから、魔法騎士団のこと聞ける良い機会だと思ったんだけど」
ミューが殿下に必死に気を遣っている。そんな様子に少しだけイラッとしてしまった。でも。
「……俺のためかよ……別に! そんなこと言ってないだろ!」
顔を赤らめ、ぼそりと呟くと、殿下はミューに向かって声を上げた。ミューは殿下の言葉にホッとした様子を見せた。
(ミューはどうかわからないけど、殿下は完全にミューのこと好きね)
「二人、仲良いなあ」
もちろん気付かないグレイはニコニコと呑気に笑って二人に言った。
「なっ……」
「あ、そう見える? 良好な師弟関係、築けてたならいいな~」
あからさまに赤くなる殿下にグレイもミューも気付かない。
ミューがアドリア殿下の家庭教師をやると聞いた時は驚いた。魔法省をクビになるかもしれない、というミューの話を聞いて、私も手を回そうとしていたからだ。
しかし、私が手を回すよりも先に、王家の力が動いていた。それはアドリア殿下、そして王太子殿下であるヘンリー殿下までも動いてのことだった。
一体何が起こっているのか調べようとした矢先、ミューから報告を受けて腑に落ちた。
ミューを家庭教師に、という目の付け所は見る目があるな、やるな、と思った。
ミューは魔力量の少なさから、シルヴァラン伯爵家でも魔法学校でも、魔法省からも疎まれていた。
ブロワ侯爵家に生まれて、普通に魔力のある私だったが、昔から魔術師よりも研究の道へ行きたかった。魔法具によるランプを作った室長のお父様は私の憧れで目標。
そんな私を両親も学校も変人として扱う。この国はおかしい。魔力量が絶対で、魔術師たちが偉そうにし、研究で生活を豊かにしてくれている研究員を下に見ている。
ミューとは気付いたら仲良くなっていた。
ミュリエル・シルヴァラン、神童と呼ばれた彼女を知らない者は魔法学校ではいなかった。実際、彼女の知識は凄く、座学で彼女の右に出るものはいなかった。私とは相容れない人物――そう思っていた。
でも彼女は魔法が大好きで、それは全ての人に平等であるべきだと言った。研究員も騎士団をも尊敬する彼女に、気付けば私の夢を話していた。ミューは目を輝かせて、私の夢を凄い! と言って応援してくれた。
そんなミューの魔力量は増える事もなく、次第に周りの彼女を見る目が変わっていった。
みんな勝手だ。ミューは真っ直ぐに魔法に向き合っているのに、魔力量だけで判断して、持ち上げて下げる。そんな貴族に嫌気がさしていた私は両親の反対を押し切って魔法省の研究棟に就職した。グレイが裏で力になってくれたことは、ミューから聞いた。グレイにもミューにも感謝をしている。
ミューは座学において首席で卒業し、同じく魔法省の研究棟に就職をした。しかし彼女は魔法学校の先生、という閑職に追いやられた。
それでも魔法を教えることに意気込んで輝きを失わない彼女に負けないように、私も研究に没頭した。
今や魔法騎士団の武器にも使われている、魔力をこめる魔法石を開発した所、私の地位は一気に上昇した。元々、侯爵家の娘として立派な研究室をあてがってもらい、腫れ物扱いだった私だが、そこから魔法省の人たちの見る目が変わった。
そうして魔法省での立ち位置を確立しつつあった私とは逆に、ミューの瞳から輝きが失われていった。
魔法学校の生徒はミューの授業を真面目に受けず、バカにしていた。研究棟の大部屋で肩身の狭い思いをしていたミューに気付けずにいた私は、急いで彼女を自分の研究室に引き入れた。
私が魔法石の研究に成功したのも、彼女の助言があったからだった。
ミューの魔法に関する知識は凄かった。何通りもある詠唱や魔法陣の構築を、瞬時に判断してピッタリのものを引き出す。そんな彼女の知識を無駄にしていた魔法省に腹が立った。
室長であるアロイス様は、三長の中でも発言権が弱く、気も弱い。ぽやーっとした性格で、ミューの仕事を斡旋はしてくれていたが、そんな状況に気付いていない無能だった。私の尊敬する前ドロー侯爵とは大違いだ。
そんなこんなで、私がミューを研究室に引き入れた時には、カッコよくて前を向いていた彼女は人生をそんなものだと受け入れ、諦めてしまっていた。
それでも魔法には真摯で、騎士団を尊敬する彼女はいて、私は研究を手伝ってもらいながら、ミューを守れるように共同研究として彼女の名前も残すようにしていた。
クラリオンとこのバカ次男に婚約破棄されたと嘆くミューを見て、ぶっちゃけ私は良かったんじゃないかと思った。あのバカ息子が魔法省でミューの妹とイチャイチャしていたのを私は知っている。それに、あいつは残念な奴だけど、野心家でもある。シルヴァラン伯爵家の当主になるために確実な方法として、ミューの妹を選んだのだろう。
ミューには、心の底から一緒に笑えて、彼女を守ってくれる男じゃないと。
アドリア殿下がミューに合うと言ったのは、殿下と私が似ていると思ったからだ。私はミューに救われた。きっと殿下も……
「イリス?」
昔の感傷に浸っていると、ミューが心配そうに覗き込んでいた。
ミューはグレイと魔法騎士団について白熱していたが、私の様子がおかしいことに気付いたらしい。
「飲みすぎた? 大丈夫?」
私がお酒に弱いことを知っているミューは、心配そうにしている。
「ごめん、ごめん。大丈夫。それより、グレイなんかで有意義な話出来た?」
「イリス~」
ミューに心配させないように笑って言った。グレイが情けない声でこちらを見た。
「うん! グレイのおかげで良い対策が練れそう! それにね、グレイがアドの模擬試合の練習にも付き合ってくれるって!」
目の前の親友は、嬉しそうに声を弾ませた。
「グレイは難しいことは苦手だけど、魔法騎士としての腕は確かだから、使えるものは使っとけ~」
「もう、イリスったら!」
「そうそう、任せとけ~」
お人好しな私の婚約者は、どうやらミューに協力してくれるらしい。私が大事にしている彼女のことを、グレイも大事にしようとしてくれているのだとわかって、嬉しいけど悔しい。この二人はやっぱり似た者同士だ。他人のことに一生懸命で。
ふとアドリア殿下を見れば、ミューを眩しそうに見つめていた。
「まあ……見る目はありますよね」
「…………そうだろう?」
殿下にぼそりと発した私の言葉に少し考え込み、彼はニヤリと笑った。
「ミューを泣かせたら許さない」
「俺が幸せにしてやるよ」
私の言葉に自信たっぷりに答えた殿下に思わず腹が立った。
「まあ、まずはグレイにこてんぱんにやられるといいわ」
「おっまえ……なあ~」
殿下は年相応な表情で私を見た。私の知っている、不機嫌で不遜で周りに当たり散らしていた彼じゃない。
「イリス、俺、イリスの想いの分まで殿下にぶつけるから!」
「あんたはあんたで何言ってんのよ」
お人好しでバカな婚約者が私の想いをすくい取ったかのようにドヤ顔で言った。
「えー、何? 何? 二人共、アドのためにありがとねっ!」
自分のことを言われているとは思わないミューは、嬉しそうに笑顔を向けた。
「ミューのためだからね」
その笑顔は、私が出会った時のようにキラキラとしていて、隣のこの王子様のおかげなんだ、とわからされてしまった。
それを認めたくなくて、私はささやかな抵抗をしたのだった。
「おっ前……俺をはめたな!?」
グレイの挨拶もそこそこに、目の前のアドリア殿下は私に怒りを現していた。
(ふうん、不機嫌に周りに当たり散らしていた殿下がずいぶんと人間らしくなったこと……)
原因はわかっている。
アドリア殿下の隣であたふたしている私の親友、ミューの影響だろう。
「私は自分の婚約者をご説明しただけですが?」
「……にゃろう……」
「まあまあ、殿下。よくわかりませんが、とりあえず飲み物でも」
スンッと答える私に、殿下はまだぷるぷるとしていたが、グレイが取りなしてくれた。
脳筋だけど、人を決まったものさしで見なくて、私を大切にしてくれる婚約者。ミューとどこか似ている。
「ア、アド? やっぱり来たくなかった? せっかくグレイが来るから、魔法騎士団のこと聞ける良い機会だと思ったんだけど」
ミューが殿下に必死に気を遣っている。そんな様子に少しだけイラッとしてしまった。でも。
「……俺のためかよ……別に! そんなこと言ってないだろ!」
顔を赤らめ、ぼそりと呟くと、殿下はミューに向かって声を上げた。ミューは殿下の言葉にホッとした様子を見せた。
(ミューはどうかわからないけど、殿下は完全にミューのこと好きね)
「二人、仲良いなあ」
もちろん気付かないグレイはニコニコと呑気に笑って二人に言った。
「なっ……」
「あ、そう見える? 良好な師弟関係、築けてたならいいな~」
あからさまに赤くなる殿下にグレイもミューも気付かない。
ミューがアドリア殿下の家庭教師をやると聞いた時は驚いた。魔法省をクビになるかもしれない、というミューの話を聞いて、私も手を回そうとしていたからだ。
しかし、私が手を回すよりも先に、王家の力が動いていた。それはアドリア殿下、そして王太子殿下であるヘンリー殿下までも動いてのことだった。
一体何が起こっているのか調べようとした矢先、ミューから報告を受けて腑に落ちた。
ミューを家庭教師に、という目の付け所は見る目があるな、やるな、と思った。
ミューは魔力量の少なさから、シルヴァラン伯爵家でも魔法学校でも、魔法省からも疎まれていた。
ブロワ侯爵家に生まれて、普通に魔力のある私だったが、昔から魔術師よりも研究の道へ行きたかった。魔法具によるランプを作った室長のお父様は私の憧れで目標。
そんな私を両親も学校も変人として扱う。この国はおかしい。魔力量が絶対で、魔術師たちが偉そうにし、研究で生活を豊かにしてくれている研究員を下に見ている。
ミューとは気付いたら仲良くなっていた。
ミュリエル・シルヴァラン、神童と呼ばれた彼女を知らない者は魔法学校ではいなかった。実際、彼女の知識は凄く、座学で彼女の右に出るものはいなかった。私とは相容れない人物――そう思っていた。
でも彼女は魔法が大好きで、それは全ての人に平等であるべきだと言った。研究員も騎士団をも尊敬する彼女に、気付けば私の夢を話していた。ミューは目を輝かせて、私の夢を凄い! と言って応援してくれた。
そんなミューの魔力量は増える事もなく、次第に周りの彼女を見る目が変わっていった。
みんな勝手だ。ミューは真っ直ぐに魔法に向き合っているのに、魔力量だけで判断して、持ち上げて下げる。そんな貴族に嫌気がさしていた私は両親の反対を押し切って魔法省の研究棟に就職した。グレイが裏で力になってくれたことは、ミューから聞いた。グレイにもミューにも感謝をしている。
ミューは座学において首席で卒業し、同じく魔法省の研究棟に就職をした。しかし彼女は魔法学校の先生、という閑職に追いやられた。
それでも魔法を教えることに意気込んで輝きを失わない彼女に負けないように、私も研究に没頭した。
今や魔法騎士団の武器にも使われている、魔力をこめる魔法石を開発した所、私の地位は一気に上昇した。元々、侯爵家の娘として立派な研究室をあてがってもらい、腫れ物扱いだった私だが、そこから魔法省の人たちの見る目が変わった。
そうして魔法省での立ち位置を確立しつつあった私とは逆に、ミューの瞳から輝きが失われていった。
魔法学校の生徒はミューの授業を真面目に受けず、バカにしていた。研究棟の大部屋で肩身の狭い思いをしていたミューに気付けずにいた私は、急いで彼女を自分の研究室に引き入れた。
私が魔法石の研究に成功したのも、彼女の助言があったからだった。
ミューの魔法に関する知識は凄かった。何通りもある詠唱や魔法陣の構築を、瞬時に判断してピッタリのものを引き出す。そんな彼女の知識を無駄にしていた魔法省に腹が立った。
室長であるアロイス様は、三長の中でも発言権が弱く、気も弱い。ぽやーっとした性格で、ミューの仕事を斡旋はしてくれていたが、そんな状況に気付いていない無能だった。私の尊敬する前ドロー侯爵とは大違いだ。
そんなこんなで、私がミューを研究室に引き入れた時には、カッコよくて前を向いていた彼女は人生をそんなものだと受け入れ、諦めてしまっていた。
それでも魔法には真摯で、騎士団を尊敬する彼女はいて、私は研究を手伝ってもらいながら、ミューを守れるように共同研究として彼女の名前も残すようにしていた。
クラリオンとこのバカ次男に婚約破棄されたと嘆くミューを見て、ぶっちゃけ私は良かったんじゃないかと思った。あのバカ息子が魔法省でミューの妹とイチャイチャしていたのを私は知っている。それに、あいつは残念な奴だけど、野心家でもある。シルヴァラン伯爵家の当主になるために確実な方法として、ミューの妹を選んだのだろう。
ミューには、心の底から一緒に笑えて、彼女を守ってくれる男じゃないと。
アドリア殿下がミューに合うと言ったのは、殿下と私が似ていると思ったからだ。私はミューに救われた。きっと殿下も……
「イリス?」
昔の感傷に浸っていると、ミューが心配そうに覗き込んでいた。
ミューはグレイと魔法騎士団について白熱していたが、私の様子がおかしいことに気付いたらしい。
「飲みすぎた? 大丈夫?」
私がお酒に弱いことを知っているミューは、心配そうにしている。
「ごめん、ごめん。大丈夫。それより、グレイなんかで有意義な話出来た?」
「イリス~」
ミューに心配させないように笑って言った。グレイが情けない声でこちらを見た。
「うん! グレイのおかげで良い対策が練れそう! それにね、グレイがアドの模擬試合の練習にも付き合ってくれるって!」
目の前の親友は、嬉しそうに声を弾ませた。
「グレイは難しいことは苦手だけど、魔法騎士としての腕は確かだから、使えるものは使っとけ~」
「もう、イリスったら!」
「そうそう、任せとけ~」
お人好しな私の婚約者は、どうやらミューに協力してくれるらしい。私が大事にしている彼女のことを、グレイも大事にしようとしてくれているのだとわかって、嬉しいけど悔しい。この二人はやっぱり似た者同士だ。他人のことに一生懸命で。
ふとアドリア殿下を見れば、ミューを眩しそうに見つめていた。
「まあ……見る目はありますよね」
「…………そうだろう?」
殿下にぼそりと発した私の言葉に少し考え込み、彼はニヤリと笑った。
「ミューを泣かせたら許さない」
「俺が幸せにしてやるよ」
私の言葉に自信たっぷりに答えた殿下に思わず腹が立った。
「まあ、まずはグレイにこてんぱんにやられるといいわ」
「おっまえ……なあ~」
殿下は年相応な表情で私を見た。私の知っている、不機嫌で不遜で周りに当たり散らしていた彼じゃない。
「イリス、俺、イリスの想いの分まで殿下にぶつけるから!」
「あんたはあんたで何言ってんのよ」
お人好しでバカな婚約者が私の想いをすくい取ったかのようにドヤ顔で言った。
「えー、何? 何? 二人共、アドのためにありがとねっ!」
自分のことを言われているとは思わないミューは、嬉しそうに笑顔を向けた。
「ミューのためだからね」
その笑顔は、私が出会った時のようにキラキラとしていて、隣のこの王子様のおかげなんだ、とわからされてしまった。
それを認めたくなくて、私はささやかな抵抗をしたのだった。
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