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第13話 オークを討伐するヒカル
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「ミドリさん。俺オークを倒したいんです。」
「ヒカル君落ち着いて。そのセリフなんか聞いた事あるけど、どうしてオークを狩りたいの?」
「そこにオークがいるからです。」
「やっぱり・・・。」
「ミドリさん。違うんです。私もヒカルも昨日Eランクに昇格したんで、より強い魔物を倒して、お金をもっと稼ぎたいんです。」
「ああ。そういえばメイリちゃんとヒカル君は魔法学校への入学資金を貯めるのを目標にしてたわね。」
「「はい。」」
「たしかにオークは討伐報酬もゴブリンなんかよりも高いし、素材の肉や睾丸は人気よ。でもヒカル君とメイリちゃんが毎日持ってくるゴブリンの報酬とそんなに変わらないわよ?」
「えっ!?そうなんですか?」
「うん。ヒカル君とメイリちゃんはゴブリンの討伐証明やウルフの素材にスモールラビットの素材を毎日袋にパンパンにしてもってくるじゃない?」
「「はい。」」
「オークは1体倒せばきっと袋はパンパン。いえ袋に入りきらないわ。だから1体倒したら他の素材なんかは入らないの。もちろんいきなりオークを見つけて倒して持ってくれば時間は半分で済むかもしれないわね。」
(なるほど。俺達はけっこうガッツリ魔物狩って来るもんな。俺達が持てる量ならオーク1体ぐらいならそれほど変わらないのか・・・やっぱりアイテムボックスやマジックバッグがないと厳しいよな。だけど、時間が半分になるなら2往復すれば報酬は2倍だ。それにオークを倒した後に一旦ギルドに戻ってそれからスモールラビットやゴブリンを狩っても普段より報酬は増えるはず。移動が大変だけどお金の事を考えると・・・う~ん。難しいな。)
「ヒカルどうしよっか?」
「とりあえずオークを倒してみてから考えるか。今までより短い時間で同じ報酬が得られるならそれはそれで魅力だしな。」
(時給換算すれば、まちがいなくオークの方がいいもんな。それに格上の魔物を倒した方が絶対経験値もいいだろうし・・・)
「ミドリさん。とりあえず今日はオークの討伐依頼を受けようと思います。」
「わかったわ。ヒカル君とメイリちゃんなら大丈夫だとは思うけど、気を付けてね。オークの解体中も気を抜かない事。オークを解体してるときに魔物が寄ってきて命を落とした冒険者もいるんだからね。命は一つしかないんだから慎重にね。」
(いやいやそこは命を大事にって言ってほしいんですけど・・・)
ヒカルとメイリーンはオーク討伐の依頼を受けて、出現エリアまで歩いていった。もちろんいつもいく森だ。いつもは森に入ってもすぐに森から出られる所をうろうろしていたので、奥まで入って行った。
(魔力を薄くのばして周囲に広げれれば気配探知とかできると思うんだけどな~。なかなかイメージ通りにいかないな。これができれば効率よく狩りもできるようになるんだけど・・・)
ヒカルは毎日毎日魔力操作をサボらずにして、初級魔法の無詠唱魔法まではできるようになったが、まだ気配察知はできなかった。
「ヒカル。あそこにいるのオークじゃない?」
「本当だ。」
(おー。豚の頭してるよ。ラノベ定番のオークだ。ゴブリン&オークはラノベでもエロゲでも定番だからな。やっぱこの世界でもオークとかゴブリンに捕まったら女性は巣に連れていかれて色々されるんだろうか・・・。ラノベ世界とけっこうリンクしてるとは思うけど、俺ってチートもらえなかったし実際はどうだかわからんよな~。)
「どうする?」
「魔法で攻撃でいけるだろ?メイリは剣も得意だろうけど、接近戦は危ないからな。」
「わかった。私がウォーターボールで、ヒカルがウインドアローでいい?」
「そうだな。いつものヤツが慣れてるしいいだろう。一応倒せなかった時の為に逃げる準備はしておこう。この距離なら向かってきても3発ぐらいは連発できるから様子を伺いながらだな。」
「わかったわ。」
ヒカルは図書館で新たに覚えたウインドアローを無詠唱で放った。メイリーンはまだ無詠唱で魔法は使えないので、詠唱してウォーターボールを放つ。オークはこちらに気付いたが、避ける事なく、魔法は直撃した。
「当たったよ。倒した?」
(メイリよ。それは俗にいうフラグだ。きっと倒せてないだろう。)
メイリがフラグを立てたからかどうかはわからないが、ヒカルの予想通り、オークはブモーーーと激しく叫びながらヒカル達に向かって走ってきた。
「メイリ。俺がアースボールをオークの足元に打つ。態勢を崩すと思うから、そこにメイリはライトボールをぶつけてくれ。」
「わかったわ。」
ヒカルは走ってくるオークの足元にピンポイントでアースボールを放つ。大きくなるように意識したヒカルの魔法はオークの足元だけでなく下半身に直撃しオークはその場に倒れ込んだ。
倒れたオークに向かって、メイリーンの放ったライトボールはオークの頭に直撃する。ライトボールを受けたオークはそのまま動かなくなった。
「倒した・・・かな?」
(いやいやメイリさん。それはフラグ・・・でもないか。動かないし倒したっぽいな。1発で倒せないと魔法も考えないとな。思ったけど、両手から2つ魔法を出せたら単純に攻撃力2倍だしできないかな・・・試してみる価値ありだな。それに、狙った所にちゃんと当てれるようにコントロールも磨かないと。避けられたら大変だもんな。魔法を小さくするように意識して狙った箇所に当てる練習も取り入れないと。)
ヒカルとメイリーンは無事にオークを倒した。オークを解体しながら袋に詰めていったが、予想通り全てを持って帰る事は出来なかった。だが、オークと戦う事で魔法に関する課題が見つかったので、
オークをギルドに届けた後は、魔法を同時に放つ練習と、コントロールを磨く練習を行いながらゴブリンを狩っていった。それにより、今までで一番の報酬を受け取る事が出来たのだった。
「ヒカル君落ち着いて。そのセリフなんか聞いた事あるけど、どうしてオークを狩りたいの?」
「そこにオークがいるからです。」
「やっぱり・・・。」
「ミドリさん。違うんです。私もヒカルも昨日Eランクに昇格したんで、より強い魔物を倒して、お金をもっと稼ぎたいんです。」
「ああ。そういえばメイリちゃんとヒカル君は魔法学校への入学資金を貯めるのを目標にしてたわね。」
「「はい。」」
「たしかにオークは討伐報酬もゴブリンなんかよりも高いし、素材の肉や睾丸は人気よ。でもヒカル君とメイリちゃんが毎日持ってくるゴブリンの報酬とそんなに変わらないわよ?」
「えっ!?そうなんですか?」
「うん。ヒカル君とメイリちゃんはゴブリンの討伐証明やウルフの素材にスモールラビットの素材を毎日袋にパンパンにしてもってくるじゃない?」
「「はい。」」
「オークは1体倒せばきっと袋はパンパン。いえ袋に入りきらないわ。だから1体倒したら他の素材なんかは入らないの。もちろんいきなりオークを見つけて倒して持ってくれば時間は半分で済むかもしれないわね。」
(なるほど。俺達はけっこうガッツリ魔物狩って来るもんな。俺達が持てる量ならオーク1体ぐらいならそれほど変わらないのか・・・やっぱりアイテムボックスやマジックバッグがないと厳しいよな。だけど、時間が半分になるなら2往復すれば報酬は2倍だ。それにオークを倒した後に一旦ギルドに戻ってそれからスモールラビットやゴブリンを狩っても普段より報酬は増えるはず。移動が大変だけどお金の事を考えると・・・う~ん。難しいな。)
「ヒカルどうしよっか?」
「とりあえずオークを倒してみてから考えるか。今までより短い時間で同じ報酬が得られるならそれはそれで魅力だしな。」
(時給換算すれば、まちがいなくオークの方がいいもんな。それに格上の魔物を倒した方が絶対経験値もいいだろうし・・・)
「ミドリさん。とりあえず今日はオークの討伐依頼を受けようと思います。」
「わかったわ。ヒカル君とメイリちゃんなら大丈夫だとは思うけど、気を付けてね。オークの解体中も気を抜かない事。オークを解体してるときに魔物が寄ってきて命を落とした冒険者もいるんだからね。命は一つしかないんだから慎重にね。」
(いやいやそこは命を大事にって言ってほしいんですけど・・・)
ヒカルとメイリーンはオーク討伐の依頼を受けて、出現エリアまで歩いていった。もちろんいつもいく森だ。いつもは森に入ってもすぐに森から出られる所をうろうろしていたので、奥まで入って行った。
(魔力を薄くのばして周囲に広げれれば気配探知とかできると思うんだけどな~。なかなかイメージ通りにいかないな。これができれば効率よく狩りもできるようになるんだけど・・・)
ヒカルは毎日毎日魔力操作をサボらずにして、初級魔法の無詠唱魔法まではできるようになったが、まだ気配察知はできなかった。
「ヒカル。あそこにいるのオークじゃない?」
「本当だ。」
(おー。豚の頭してるよ。ラノベ定番のオークだ。ゴブリン&オークはラノベでもエロゲでも定番だからな。やっぱこの世界でもオークとかゴブリンに捕まったら女性は巣に連れていかれて色々されるんだろうか・・・。ラノベ世界とけっこうリンクしてるとは思うけど、俺ってチートもらえなかったし実際はどうだかわからんよな~。)
「どうする?」
「魔法で攻撃でいけるだろ?メイリは剣も得意だろうけど、接近戦は危ないからな。」
「わかった。私がウォーターボールで、ヒカルがウインドアローでいい?」
「そうだな。いつものヤツが慣れてるしいいだろう。一応倒せなかった時の為に逃げる準備はしておこう。この距離なら向かってきても3発ぐらいは連発できるから様子を伺いながらだな。」
「わかったわ。」
ヒカルは図書館で新たに覚えたウインドアローを無詠唱で放った。メイリーンはまだ無詠唱で魔法は使えないので、詠唱してウォーターボールを放つ。オークはこちらに気付いたが、避ける事なく、魔法は直撃した。
「当たったよ。倒した?」
(メイリよ。それは俗にいうフラグだ。きっと倒せてないだろう。)
メイリがフラグを立てたからかどうかはわからないが、ヒカルの予想通り、オークはブモーーーと激しく叫びながらヒカル達に向かって走ってきた。
「メイリ。俺がアースボールをオークの足元に打つ。態勢を崩すと思うから、そこにメイリはライトボールをぶつけてくれ。」
「わかったわ。」
ヒカルは走ってくるオークの足元にピンポイントでアースボールを放つ。大きくなるように意識したヒカルの魔法はオークの足元だけでなく下半身に直撃しオークはその場に倒れ込んだ。
倒れたオークに向かって、メイリーンの放ったライトボールはオークの頭に直撃する。ライトボールを受けたオークはそのまま動かなくなった。
「倒した・・・かな?」
(いやいやメイリさん。それはフラグ・・・でもないか。動かないし倒したっぽいな。1発で倒せないと魔法も考えないとな。思ったけど、両手から2つ魔法を出せたら単純に攻撃力2倍だしできないかな・・・試してみる価値ありだな。それに、狙った所にちゃんと当てれるようにコントロールも磨かないと。避けられたら大変だもんな。魔法を小さくするように意識して狙った箇所に当てる練習も取り入れないと。)
ヒカルとメイリーンは無事にオークを倒した。オークを解体しながら袋に詰めていったが、予想通り全てを持って帰る事は出来なかった。だが、オークと戦う事で魔法に関する課題が見つかったので、
オークをギルドに届けた後は、魔法を同時に放つ練習と、コントロールを磨く練習を行いながらゴブリンを狩っていった。それにより、今までで一番の報酬を受け取る事が出来たのだった。
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