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第二章 シフォン子爵領とダンジョン事情
第46話 フロリダの定番依頼
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「ベッドは最高だったにゃ。」
「ああ。やっぱりベッドは違うな。」
オルスタインからフロリダに来て、始めて宿に泊まったカインとラックは、部屋にあるベッドの虜になっていた。オルスタインの自宅にはベットがなかったので、床に布団を敷いて寝ていたし、ダンジョンや外で寝た時はテントの中に布団を敷いて寝ていた。
前世ではカインもベッドで寝ていたが、郷に入っては郷に従えというように異世界に来た時はベッドなんかないのでは?と思っていたが、フロリダでベッドと出会い、床で寝た時との違いを実感した事で、オルスタインに戻る事があればまず始めにベッドを買おうとラックと誓いあっていた。
「今日は依頼を受けるにゃ。できれば魔物の討伐がいいにゃ。依頼料ももらえるしレベルも上がる。いい事ばかりにゃ。」
「そうだな。とりあえず昨日考えたんだけど、オルスタインもフロリダもシフォン子爵領だから、シフォンの町を目指そうと思う。どうやっていけばいいかとかは調べないとわからないけど、この町よりも絶対大きいはずだ。大きい町に行った方が王都への交通手段もあると思う。」
「最終目的は王都に行く事にゃ?」
「ああ、やっぱり国の中心には行っておかないとダメだろ。それに神の奇跡の開放の為にはやっぱりお金がいる。どこが一番稼げるかと言えばまちがいなく中心の王都だと思う。王都アルプスに行くのが目的だな。行くまででどれぐらいかかるかわからないから、寄った町寄った町でレベルを上げたり、お金を稼いだり、情報を集めたり、ゆっくり休んだりするつもりだ。急ぐ旅でもないからな。」
「わかったにゃ。アタシは今日はがんばって依頼を受けて、晩は名産のリンゴを食べたいにゃ。」
「そうだな。その辺もシルさんに聞いてみよう。」
あまりの気持ちよさになかなかベッドから起き上がる事が出来なかったので、いつもの朝より少し遅い目覚めとなったが、準備を終えたカインとラックは、昨日と同様にギルドへ向かった。
「おはようございます。シルさん。今日は昨日言ってたようにこっちで依頼を受けたいんですが、何かおススメの依頼ってありますか?」
「アタシは魔物の討伐がいいにゃ。この辺に出てくる魔物を教えてくれるとありがたいにゃ。」
「おはようございます。カインさん、ラックさん。それでしたら丁度いいのがありますよ。この町に来た時に見たと思いますが、この町は多くのリンゴの樹が町を囲んでいます。魔物避けになるので、魔物に襲われる事なく安全な町なんですが、一体だけリンゴを好む虫というか魔物がいるんです。ここでは、定番の常設依頼になってますから受けてみてはどうですか?」
「ランクとか関係なく受けれるんですか?俺はCランクですが、ラックはEランクなんです。」
「もちろんです。出てくる魔物はハニービーという蜂の魔物なんですが、町の周辺に来る個体ならラックさんでもなんとかなると思います。と言ってもカインさんのサポートが前提ですが。ハニービーは弱い個体がリンゴの樹を荒らし、蜜を集めて森へと帰っていきます。森ではハニービーが巣を作っているんですが、巣の周りにいるハニービーはリンゴの樹に来る個体よりも強いので、注意が必要です。だいたいDランク冒険者がパーティで対処するレベルですね。そして、気を付けてほしいのが、巣の傍にいるキラービークイーンです。この個体はCランクからBランク程の強さがありますので、見かけたら全力で逃げてください。」
(なるほど・・・つまり蜂がリンゴを食べるから退治してくれって事だな。蜂なら魔物でも町を襲う事はないって事か・・・害虫駆除だな。ハニービーの大きさにもよるけど、空を飛んでる訳か。リンゴの樹を背に駆除するなら魔法も使えるだろうから空を飛んでても問題ないか。ラックのスピードの方がハニービーよりも早いなら羽を毟れば簡単に倒せそうだしこの依頼をやって見るか。)
「わかりました。この依頼を受けようと思います。他に注意点ってありますか?例えば蜂に刺されたら毒になるとか?」
「いえそのような事はありません。そうですね。しいて言えばこの依頼はこの町の常設依頼なので、他の冒険者の方も受けています。横取りとかのトラブルは可能性があるので注意してもらえればと思います。」
(常設依頼なら当然か。先に見つけた方が優先権がある?だったかな。まあ町から出て確認すればいいだろ。今日の所はラックのレベル上げもあるし巣があるっていう森まではいかないだろうし)
「あっそう言えば報酬を聞くのを忘れてました。あと討伐の証明はどこになるんでしょうか?」
「そうでしたね。ハニービーの討伐証明は尻尾についてる針になります。他の素材は使えないので燃やすか埋めるかして処分してください。そして報酬ですが1体につき銀貨1枚~3枚になります。個体によって強さが違うので、森にいるハニービーの場合はもっと高額になります。それは持ってきてくれた針を見ればわかりますので、とりあえずハニービーを倒したら針を回収してきてください。」
(ゴブリンと一緒か・・・今の段階じゃ高いのか安いのかわからないな。まあ安かったら別の町にいけばいいんだし、気軽に受けて見るか。)
そうして、カインとラックはハニービー討伐の常設依頼を受けるのだった。
「ああ。やっぱりベッドは違うな。」
オルスタインからフロリダに来て、始めて宿に泊まったカインとラックは、部屋にあるベッドの虜になっていた。オルスタインの自宅にはベットがなかったので、床に布団を敷いて寝ていたし、ダンジョンや外で寝た時はテントの中に布団を敷いて寝ていた。
前世ではカインもベッドで寝ていたが、郷に入っては郷に従えというように異世界に来た時はベッドなんかないのでは?と思っていたが、フロリダでベッドと出会い、床で寝た時との違いを実感した事で、オルスタインに戻る事があればまず始めにベッドを買おうとラックと誓いあっていた。
「今日は依頼を受けるにゃ。できれば魔物の討伐がいいにゃ。依頼料ももらえるしレベルも上がる。いい事ばかりにゃ。」
「そうだな。とりあえず昨日考えたんだけど、オルスタインもフロリダもシフォン子爵領だから、シフォンの町を目指そうと思う。どうやっていけばいいかとかは調べないとわからないけど、この町よりも絶対大きいはずだ。大きい町に行った方が王都への交通手段もあると思う。」
「最終目的は王都に行く事にゃ?」
「ああ、やっぱり国の中心には行っておかないとダメだろ。それに神の奇跡の開放の為にはやっぱりお金がいる。どこが一番稼げるかと言えばまちがいなく中心の王都だと思う。王都アルプスに行くのが目的だな。行くまででどれぐらいかかるかわからないから、寄った町寄った町でレベルを上げたり、お金を稼いだり、情報を集めたり、ゆっくり休んだりするつもりだ。急ぐ旅でもないからな。」
「わかったにゃ。アタシは今日はがんばって依頼を受けて、晩は名産のリンゴを食べたいにゃ。」
「そうだな。その辺もシルさんに聞いてみよう。」
あまりの気持ちよさになかなかベッドから起き上がる事が出来なかったので、いつもの朝より少し遅い目覚めとなったが、準備を終えたカインとラックは、昨日と同様にギルドへ向かった。
「おはようございます。シルさん。今日は昨日言ってたようにこっちで依頼を受けたいんですが、何かおススメの依頼ってありますか?」
「アタシは魔物の討伐がいいにゃ。この辺に出てくる魔物を教えてくれるとありがたいにゃ。」
「おはようございます。カインさん、ラックさん。それでしたら丁度いいのがありますよ。この町に来た時に見たと思いますが、この町は多くのリンゴの樹が町を囲んでいます。魔物避けになるので、魔物に襲われる事なく安全な町なんですが、一体だけリンゴを好む虫というか魔物がいるんです。ここでは、定番の常設依頼になってますから受けてみてはどうですか?」
「ランクとか関係なく受けれるんですか?俺はCランクですが、ラックはEランクなんです。」
「もちろんです。出てくる魔物はハニービーという蜂の魔物なんですが、町の周辺に来る個体ならラックさんでもなんとかなると思います。と言ってもカインさんのサポートが前提ですが。ハニービーは弱い個体がリンゴの樹を荒らし、蜜を集めて森へと帰っていきます。森ではハニービーが巣を作っているんですが、巣の周りにいるハニービーはリンゴの樹に来る個体よりも強いので、注意が必要です。だいたいDランク冒険者がパーティで対処するレベルですね。そして、気を付けてほしいのが、巣の傍にいるキラービークイーンです。この個体はCランクからBランク程の強さがありますので、見かけたら全力で逃げてください。」
(なるほど・・・つまり蜂がリンゴを食べるから退治してくれって事だな。蜂なら魔物でも町を襲う事はないって事か・・・害虫駆除だな。ハニービーの大きさにもよるけど、空を飛んでる訳か。リンゴの樹を背に駆除するなら魔法も使えるだろうから空を飛んでても問題ないか。ラックのスピードの方がハニービーよりも早いなら羽を毟れば簡単に倒せそうだしこの依頼をやって見るか。)
「わかりました。この依頼を受けようと思います。他に注意点ってありますか?例えば蜂に刺されたら毒になるとか?」
「いえそのような事はありません。そうですね。しいて言えばこの依頼はこの町の常設依頼なので、他の冒険者の方も受けています。横取りとかのトラブルは可能性があるので注意してもらえればと思います。」
(常設依頼なら当然か。先に見つけた方が優先権がある?だったかな。まあ町から出て確認すればいいだろ。今日の所はラックのレベル上げもあるし巣があるっていう森まではいかないだろうし)
「あっそう言えば報酬を聞くのを忘れてました。あと討伐の証明はどこになるんでしょうか?」
「そうでしたね。ハニービーの討伐証明は尻尾についてる針になります。他の素材は使えないので燃やすか埋めるかして処分してください。そして報酬ですが1体につき銀貨1枚~3枚になります。個体によって強さが違うので、森にいるハニービーの場合はもっと高額になります。それは持ってきてくれた針を見ればわかりますので、とりあえずハニービーを倒したら針を回収してきてください。」
(ゴブリンと一緒か・・・今の段階じゃ高いのか安いのかわからないな。まあ安かったら別の町にいけばいいんだし、気軽に受けて見るか。)
そうして、カインとラックはハニービー討伐の常設依頼を受けるのだった。
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