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第二章 シフォン子爵領とダンジョン事情
第62話 トットリの森の魔物達
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「キュアポーションは飲まなくてもよかったのにゃ。金貨2枚もするのにもったいないにゃ。」
「いやいやギルドで色々教えてくれたマリンさんが言ってただろ?ケチると痛い目見るって。飲まずにコカトリスに石化されてキュアポーションを使ったはいいが、石化されて倒れた時に武器も防具も粉々になったって。ラックの場合は石化になったら爪が割れるかもしれないだろ?そうなったら大変だぞ。それを考えたら金貨2枚ぐらい安いもんだ。」
「わかったにゃ・・・ありがとうなのにゃ。」
「とりあえず今日は安全策で使っただけだ。森の中がどうなってるのか?浅い所でもコカトリスやバジリスクがいるのか?奧に行かないといないのか?を今日中にできるだけ調べるぞ。どれだけニワトリコッコを倒して卵を回収したって、常に金貨2枚のキュアポーションを使わないといけないなら効率が悪すぎるからな。」
「たしかにそうにゃ。稼がないとシフォンケーキも食べれないし、神の奇跡も開放できないにゃ。」
「そういう事だ。」
森へ入ると、早速カインの気配察知に反応があった。
「けっこうな反応があるけど、この反応がニワトリコッコだろうな。ラック、警戒しろ!周りにいるぞ。」
「わかってるにゃ。」
カインとラックは、反応がある方向へ向かい、始めての気配の魔物を確認した。すると、ニワトリの倍ぐらいの大きさの鳥が羽をバタバタと広げていた。
「飛べない鳥はただの鳥にゃ。動きも遅そうだし楽勝だにゃ。」
ラックは一気にニワトリコッコに駆け寄り、爪で魔物を切り裂いた。
「カイン。卵もあったにゃ。これならニワトリコッコを倒して素材と卵で銀貨5枚にはなるにゃ。4体倒せばアタシのキュアポーションも元が取れるにゃ。」
(ラックの言うように、単価が安いように見えて付随するモノが多いから意外に稼ぎになりそうだ。だけど、効率が悪いと言えば悪いな。タント達のような4人パーティなら、一回の探索にキュアポーション4本で金貨8枚かかる。元を取ろうと思えばニワトリコッコを20体倒して卵も30個程回収しないといけない。しかもそれをしても収支はゼロ。稼ごうかと思えば、それ以上に倒さないといけない・・・俺の場合は状態異常耐性でキュアポーションはいらないし、気配察知でニワトリコッコの場所はわかるから、普通の冒険者達よりは効率は上がるだろう。それに、卵は薬草採取のように、鑑定で表示するようにすれば見つける事も簡単な気がする。金稼ぎは問題なくいけそうか・・・あとはニワトリコッコでレベルを上げれるかだな。経験値が低くてレベルが上がらないなら、対策はしてるからコカトリスやマジリスクを目的に変えてもいいかもしれないな。)
そんな事を考えながら、カインはラックが拾った卵を受け取った。
「アタシが知ってる卵よりも大きいにゃ。」
「そうだな。案外簡単に取れたけど、この卵っていつ生まれたものなんだ?今日なのか昨日なのかわからなかったら危なくないか?」
「大丈夫にゃ。カインのアイテムボックスに入れておけば安心にゃ。」
「いやまあそれはそうだけど・・・」
(他の冒険者はどうしてるんだ?最悪ギルドに収める時に孵化する事もありえるんじゃ。そうなったら大変だぞ・・・それか卵に見分け方があるとか?こういうのってやっぱ現場で体験してみないとわからないもんだよな~。ギルドで聞いておけばよかったんだろうけど、そん時は全然疑問に思わなかったし。これは帰ったらマリンさんに聞かないとな。)
カインは受け取った卵をアイテムボックスに入れて、森の探索を再開した。カインが思っていたように、ニワトリコッコは気配察知で、卵は鑑定で容易に発見できた。もちろんニワトリコッコだけじゃない。カインが今まで出会った事のあるゴブリンやウルフ、オークなんかも普通に森には生息していた。
(そういや~マリンさんはシュガーアントもいれば高値で買ってくれるって言ってたな。今日は探索がメインだし、知らない気配はドンドン調べて行くか。最悪上位種のコカトリスやバジリスクと出会っても俺は石化しないし、ラックもキュアポーションで今日一日は石化しないしな。)
「ラック。あっちの方に感じた事のない気配がある。一体だけだから調べてみたい。いいか?」
「もちろんだにゃ。コカトリスだったらアタシがブッ飛ばすからカインは後ろでサポートにゃ。」
「オッケー。」
知らない気配を見つけたカインは、ラックとともにその気配の主に近づいて行く。この森に現れる魔物でカインがまだ気配を掴んでいないのはバジリスクかコカトリス、それにシュガーアントとオーガとコボルトだ。事前に森に出る魔物は受付のマリンに聞いていたので、予想をたててカイン達は近づいた。
ラックが見える距離まで行くとラックは森の木に隠れながら様子を伺う。
「オーガにゃ!すごく大きいにゃ。」
「オーガか・・・とりあえず倒すぞ。オーガは倒しても肉が美味しくないから素材としては全然ダメだ。経験値の為に倒すだけだな。」
「わかったにゃ。鬼が強いのは地獄の先生だけにゃ。大きくてもすばやさならアタシが上にゃ。」
「足を切って機動力を奪ってくれ。そしたら俺が風魔法で止めを刺す。」
「さらっと流されたけど、まあいいにゃ。」
そうして、ラックがオーガの背後に周り足を爪で切り裂く。ラックの倍程の大きさのオーガだったが、ラックの攻撃により膝をついた。そのタイミングでカインが中級風魔法の衝撃波を近距離で使い、オーガを吹き飛ばした。大きな音と共にオーガが吹き飛んで行きそのまま倒れたのだった。
オーガを倒したカイン達は、その後もコボルトにコカトリスを見つけ、気配を覚えて行った。コカトリスの攻撃を受けたが耐性のあるカインは石化する事はない。ニワトリコッコの上位種とは言え、危険なのは石化攻撃だけだったので倒すのは問題なかった。
多数のニワトリコッコを倒し、卵を50個程集めた。新種の魔物の気配も覚えたカインとラックは、報酬を期待してギルドへと向かうのだった。
「いやいやギルドで色々教えてくれたマリンさんが言ってただろ?ケチると痛い目見るって。飲まずにコカトリスに石化されてキュアポーションを使ったはいいが、石化されて倒れた時に武器も防具も粉々になったって。ラックの場合は石化になったら爪が割れるかもしれないだろ?そうなったら大変だぞ。それを考えたら金貨2枚ぐらい安いもんだ。」
「わかったにゃ・・・ありがとうなのにゃ。」
「とりあえず今日は安全策で使っただけだ。森の中がどうなってるのか?浅い所でもコカトリスやバジリスクがいるのか?奧に行かないといないのか?を今日中にできるだけ調べるぞ。どれだけニワトリコッコを倒して卵を回収したって、常に金貨2枚のキュアポーションを使わないといけないなら効率が悪すぎるからな。」
「たしかにそうにゃ。稼がないとシフォンケーキも食べれないし、神の奇跡も開放できないにゃ。」
「そういう事だ。」
森へ入ると、早速カインの気配察知に反応があった。
「けっこうな反応があるけど、この反応がニワトリコッコだろうな。ラック、警戒しろ!周りにいるぞ。」
「わかってるにゃ。」
カインとラックは、反応がある方向へ向かい、始めての気配の魔物を確認した。すると、ニワトリの倍ぐらいの大きさの鳥が羽をバタバタと広げていた。
「飛べない鳥はただの鳥にゃ。動きも遅そうだし楽勝だにゃ。」
ラックは一気にニワトリコッコに駆け寄り、爪で魔物を切り裂いた。
「カイン。卵もあったにゃ。これならニワトリコッコを倒して素材と卵で銀貨5枚にはなるにゃ。4体倒せばアタシのキュアポーションも元が取れるにゃ。」
(ラックの言うように、単価が安いように見えて付随するモノが多いから意外に稼ぎになりそうだ。だけど、効率が悪いと言えば悪いな。タント達のような4人パーティなら、一回の探索にキュアポーション4本で金貨8枚かかる。元を取ろうと思えばニワトリコッコを20体倒して卵も30個程回収しないといけない。しかもそれをしても収支はゼロ。稼ごうかと思えば、それ以上に倒さないといけない・・・俺の場合は状態異常耐性でキュアポーションはいらないし、気配察知でニワトリコッコの場所はわかるから、普通の冒険者達よりは効率は上がるだろう。それに、卵は薬草採取のように、鑑定で表示するようにすれば見つける事も簡単な気がする。金稼ぎは問題なくいけそうか・・・あとはニワトリコッコでレベルを上げれるかだな。経験値が低くてレベルが上がらないなら、対策はしてるからコカトリスやマジリスクを目的に変えてもいいかもしれないな。)
そんな事を考えながら、カインはラックが拾った卵を受け取った。
「アタシが知ってる卵よりも大きいにゃ。」
「そうだな。案外簡単に取れたけど、この卵っていつ生まれたものなんだ?今日なのか昨日なのかわからなかったら危なくないか?」
「大丈夫にゃ。カインのアイテムボックスに入れておけば安心にゃ。」
「いやまあそれはそうだけど・・・」
(他の冒険者はどうしてるんだ?最悪ギルドに収める時に孵化する事もありえるんじゃ。そうなったら大変だぞ・・・それか卵に見分け方があるとか?こういうのってやっぱ現場で体験してみないとわからないもんだよな~。ギルドで聞いておけばよかったんだろうけど、そん時は全然疑問に思わなかったし。これは帰ったらマリンさんに聞かないとな。)
カインは受け取った卵をアイテムボックスに入れて、森の探索を再開した。カインが思っていたように、ニワトリコッコは気配察知で、卵は鑑定で容易に発見できた。もちろんニワトリコッコだけじゃない。カインが今まで出会った事のあるゴブリンやウルフ、オークなんかも普通に森には生息していた。
(そういや~マリンさんはシュガーアントもいれば高値で買ってくれるって言ってたな。今日は探索がメインだし、知らない気配はドンドン調べて行くか。最悪上位種のコカトリスやバジリスクと出会っても俺は石化しないし、ラックもキュアポーションで今日一日は石化しないしな。)
「ラック。あっちの方に感じた事のない気配がある。一体だけだから調べてみたい。いいか?」
「もちろんだにゃ。コカトリスだったらアタシがブッ飛ばすからカインは後ろでサポートにゃ。」
「オッケー。」
知らない気配を見つけたカインは、ラックとともにその気配の主に近づいて行く。この森に現れる魔物でカインがまだ気配を掴んでいないのはバジリスクかコカトリス、それにシュガーアントとオーガとコボルトだ。事前に森に出る魔物は受付のマリンに聞いていたので、予想をたててカイン達は近づいた。
ラックが見える距離まで行くとラックは森の木に隠れながら様子を伺う。
「オーガにゃ!すごく大きいにゃ。」
「オーガか・・・とりあえず倒すぞ。オーガは倒しても肉が美味しくないから素材としては全然ダメだ。経験値の為に倒すだけだな。」
「わかったにゃ。鬼が強いのは地獄の先生だけにゃ。大きくてもすばやさならアタシが上にゃ。」
「足を切って機動力を奪ってくれ。そしたら俺が風魔法で止めを刺す。」
「さらっと流されたけど、まあいいにゃ。」
そうして、ラックがオーガの背後に周り足を爪で切り裂く。ラックの倍程の大きさのオーガだったが、ラックの攻撃により膝をついた。そのタイミングでカインが中級風魔法の衝撃波を近距離で使い、オーガを吹き飛ばした。大きな音と共にオーガが吹き飛んで行きそのまま倒れたのだった。
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