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第二章 シフォン子爵領とダンジョン事情
第63話 シフォンケーキのもう一つの材料
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「金貨10枚じゃ少ないにゃ。これじゃ明日シフォンケーキを買いに行く事もできないにゃ。」
「いやいや昨日買ったばっかりじゃん。それに昨日買ったヤツまだ残ってるし。」
「甘いにゃ。甘すぎるにゃ。カインも昨日買ったから知ってると思うはずにゃ。アソコには30種類ぐらいシフォンケーキの種類があったにゃ。全部食べるまではこの町を出る事は許されないのにゃ。」
「そんな大げさな・・・それにそれならなくなったら又行けばいいだろ?一つ一つホールサイズなんだからそんなすぐには無くならないぞ?」
「カインはわかってないにゃ。全てを購入して、一切れずつ食べるのが最高の贅沢にゃ。早く買わないと、昨日買ったシフォンケーキがなくなるにゃ。」
「じゃあ全部買うまで我慢すればいいじゃん。」
「それは無理にゃ。アタシの中で今日の食後のデザートは六つの味のシフォンケーキって決まってるにゃ。毎日全部一切れずつ食べるって決めてるにゃ。八つに切ったから八日しかもたないにゃ。」
(いやいやラックさん。それじゃ俺の分がないじゃん。しかも俺昨日二切れ食べたよ?毎日はいらないけど、時々俺も食べたいから少しは俺の事も考えてよ??)
「さすがにそれは食べ過ぎだろ!?まあ買いに行くとしても朝から並ばないといけないんだ。休みの日じゃないと無理だぞ。それに金貨10枚しか稼げないなら休みになってもシフォンケーキを買う余裕はないかもな。」
「それは困るにゃ。もっとニワトリコッコを買って卵を集めるしかないにゃ。」
「そうだな。今日は森の状態を確認しながらだったから、本格的に集めたら3倍はいけるとは思う。だけどお金集めだけが目的じゃない。平行してレベルも上げれる場所じゃないと意味がない。明日はシュガーアントが出る荒地に行ってみようと思う。どっち効率が良さそうか実際に行ってみないとわからないしな。」
「マリンが言ってたシフォンケーキのもう一つの材料の所にゃ?」
「そうだ。この町のシフォンケーキが流行っているのは、近場で材料が都合よく手に入るからだ。現にあの店以外にもケーキみたいなデザートを扱ってる店がこの町には多かった。ニワトリコッコの卵とシュガーアントの砂糖があるからだ。シュガーアントはお腹に砂糖を溜め込んでるみたいだ。個体の大きさよって取れる砂糖の量は違うけど、一体当たり銀貨5枚になるらしい。蟻って言えば巣に大量にいるイメージがあるから運が良ければ大量にお金を稼ぐ事もレベルを上げる事もできるかもしれない。」
「わかったにゃ。お金を稼ぐまでシフォンケーキは毎日3切れだけにするにゃ。それでも16日しか持たないから、それが過ぎるまでにはもう一度買いに行きたいにゃ。」
(いやいや、だからそれ、俺が食べない前提になってるじゃん。俺もシフォンケーキ食べたいよ?)
・
・
・
そんなこんなで、ラックがシフォンケーキを3切れ、カインが一切れを食べた翌日、シフォンの町を出て、シュガーアントがいる荒地に向かった。
「カイン?蟻と言えば地面に巣を掘って地中にいるにゃ?」
「まあ地中に巣を作ってるらしいんだけど、洞窟みたいになってるらしい。巣の中は相当入りくんでて迷宮みたいになってるらしい。しかも巣の中には大量のシュガーアントがいるらしいから巣の中には入らない方がいいらしい。」
「でも巣に入らないと大量のシュガーアントは倒せないにゃ?」
「そうなんだよな~。だから俺としては巣を見つけて中に入りたいんだけど、それはまあ巣を見てからだな。入っても無事に出れそうで、シュガーアントも楽に倒せるなら一攫千金を狙ってみるのもいいと思う。」
「ならそれで行くにゃ。」
カインとラックは、アリンコの荒地へと向かった。見渡す限りに荒れた土や岩がそびえ立っていて草一つ生えていなかった。
「ここがアリンコの荒地か・・・言葉通り草一つないな。それに同じ気配がいくつもある。俺の気配察知の範囲は30mだから地中からも魔物の気配がするな。なんか気持ち悪い。」
「森みたいに遮るモノがないから戦闘はしやすそうにゃ。」
「たしかにそうだな。それとシュガーアントは俺の気配察知に見つけれるから巣を探さなくても意外に数を稼げそうだ。」
「アタシも遮るモノがないし、目と耳で見つけるにゃ。」
そうして、カインとラックは荒地を縦横無尽に走り周り、見つけたシュガーアントを片っ端から倒して行った。火魔法を使うとシュガーアントの腹を燃やしてしまい砂糖をダメにしてしまうので、基本は風魔法による攻撃で倒して行った。
ギルドの話ではシュガーアントは甲殻が固いという事だったが、カインの風魔法とラックの爪で楽々切り裂く事ができたので、ニワトリコッコよりも楽に倒す事ができた。
そして、丸一日シュガーアントを狩り続けたカインとラックは、結果を楽しみにしながらギルドにシュガーアント売却した。すると・・・
合計金貨50枚もの報酬になったのだった。
「昨日の分はこれで取り返せたにゃ。」
「たしかにそうだな。今日けっこう倒したから明日も同じように狩れるとは限らないけど、ニワトリコッコとシュガーアントを一日置きに倒したら丁度いいかもしれないな。しばらくこれでお金稼ぎとレベルを上げを行おう。ラックのシフォンケーキの事もあるから4日交互に狩りをして1日休み。を繰り返すか。俺も図書館とかで色々調べたい事もあるし。」
「わかったにゃ。目指せシフォンケーキのコンプリートにゃ。」
新たな目標が決まったカインとラックはギルドを出て、いつものように教会にお祈りし、宿へと帰るのだった。
「いやいや昨日買ったばっかりじゃん。それに昨日買ったヤツまだ残ってるし。」
「甘いにゃ。甘すぎるにゃ。カインも昨日買ったから知ってると思うはずにゃ。アソコには30種類ぐらいシフォンケーキの種類があったにゃ。全部食べるまではこの町を出る事は許されないのにゃ。」
「そんな大げさな・・・それにそれならなくなったら又行けばいいだろ?一つ一つホールサイズなんだからそんなすぐには無くならないぞ?」
「カインはわかってないにゃ。全てを購入して、一切れずつ食べるのが最高の贅沢にゃ。早く買わないと、昨日買ったシフォンケーキがなくなるにゃ。」
「じゃあ全部買うまで我慢すればいいじゃん。」
「それは無理にゃ。アタシの中で今日の食後のデザートは六つの味のシフォンケーキって決まってるにゃ。毎日全部一切れずつ食べるって決めてるにゃ。八つに切ったから八日しかもたないにゃ。」
(いやいやラックさん。それじゃ俺の分がないじゃん。しかも俺昨日二切れ食べたよ?毎日はいらないけど、時々俺も食べたいから少しは俺の事も考えてよ??)
「さすがにそれは食べ過ぎだろ!?まあ買いに行くとしても朝から並ばないといけないんだ。休みの日じゃないと無理だぞ。それに金貨10枚しか稼げないなら休みになってもシフォンケーキを買う余裕はないかもな。」
「それは困るにゃ。もっとニワトリコッコを買って卵を集めるしかないにゃ。」
「そうだな。今日は森の状態を確認しながらだったから、本格的に集めたら3倍はいけるとは思う。だけどお金集めだけが目的じゃない。平行してレベルも上げれる場所じゃないと意味がない。明日はシュガーアントが出る荒地に行ってみようと思う。どっち効率が良さそうか実際に行ってみないとわからないしな。」
「マリンが言ってたシフォンケーキのもう一つの材料の所にゃ?」
「そうだ。この町のシフォンケーキが流行っているのは、近場で材料が都合よく手に入るからだ。現にあの店以外にもケーキみたいなデザートを扱ってる店がこの町には多かった。ニワトリコッコの卵とシュガーアントの砂糖があるからだ。シュガーアントはお腹に砂糖を溜め込んでるみたいだ。個体の大きさよって取れる砂糖の量は違うけど、一体当たり銀貨5枚になるらしい。蟻って言えば巣に大量にいるイメージがあるから運が良ければ大量にお金を稼ぐ事もレベルを上げる事もできるかもしれない。」
「わかったにゃ。お金を稼ぐまでシフォンケーキは毎日3切れだけにするにゃ。それでも16日しか持たないから、それが過ぎるまでにはもう一度買いに行きたいにゃ。」
(いやいや、だからそれ、俺が食べない前提になってるじゃん。俺もシフォンケーキ食べたいよ?)
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そんなこんなで、ラックがシフォンケーキを3切れ、カインが一切れを食べた翌日、シフォンの町を出て、シュガーアントがいる荒地に向かった。
「カイン?蟻と言えば地面に巣を掘って地中にいるにゃ?」
「まあ地中に巣を作ってるらしいんだけど、洞窟みたいになってるらしい。巣の中は相当入りくんでて迷宮みたいになってるらしい。しかも巣の中には大量のシュガーアントがいるらしいから巣の中には入らない方がいいらしい。」
「でも巣に入らないと大量のシュガーアントは倒せないにゃ?」
「そうなんだよな~。だから俺としては巣を見つけて中に入りたいんだけど、それはまあ巣を見てからだな。入っても無事に出れそうで、シュガーアントも楽に倒せるなら一攫千金を狙ってみるのもいいと思う。」
「ならそれで行くにゃ。」
カインとラックは、アリンコの荒地へと向かった。見渡す限りに荒れた土や岩がそびえ立っていて草一つ生えていなかった。
「ここがアリンコの荒地か・・・言葉通り草一つないな。それに同じ気配がいくつもある。俺の気配察知の範囲は30mだから地中からも魔物の気配がするな。なんか気持ち悪い。」
「森みたいに遮るモノがないから戦闘はしやすそうにゃ。」
「たしかにそうだな。それとシュガーアントは俺の気配察知に見つけれるから巣を探さなくても意外に数を稼げそうだ。」
「アタシも遮るモノがないし、目と耳で見つけるにゃ。」
そうして、カインとラックは荒地を縦横無尽に走り周り、見つけたシュガーアントを片っ端から倒して行った。火魔法を使うとシュガーアントの腹を燃やしてしまい砂糖をダメにしてしまうので、基本は風魔法による攻撃で倒して行った。
ギルドの話ではシュガーアントは甲殻が固いという事だったが、カインの風魔法とラックの爪で楽々切り裂く事ができたので、ニワトリコッコよりも楽に倒す事ができた。
そして、丸一日シュガーアントを狩り続けたカインとラックは、結果を楽しみにしながらギルドにシュガーアント売却した。すると・・・
合計金貨50枚もの報酬になったのだった。
「昨日の分はこれで取り返せたにゃ。」
「たしかにそうだな。今日けっこう倒したから明日も同じように狩れるとは限らないけど、ニワトリコッコとシュガーアントを一日置きに倒したら丁度いいかもしれないな。しばらくこれでお金稼ぎとレベルを上げを行おう。ラックのシフォンケーキの事もあるから4日交互に狩りをして1日休み。を繰り返すか。俺も図書館とかで色々調べたい事もあるし。」
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