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第三章 アルプス王国のお姫様
第83話 王都を目指して三千里
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シフォンの町に別れを告げたカインとラックの二人は、王都を目指して移動していた。王都アルプスまでは馬車で1カ月程かかる距離にある。今回も、フロリダからシフォンに向かった時の様に乗合馬車や護衛依頼を利用せずに二人で王都を目指していた。
他の町への乗合馬車はあったが、王都までの距離が遠いので直通の乗合馬車がなく、他の町を経由してもよかったが、どの町も予想以上に滞在する事になってしまい、他の町に寄るといつまで経っても王都に行けないのと、護衛依頼は二人では夜の見張りなどを考えると護衛しきれないと判断したためだ。もちろん複数の冒険者が護衛として参加する護衛依頼もあったが、カインには他の人に言えば間違いなくトラブルになるようなチートをいくつも持っているので、初見の冒険者と一緒に旅をするのを避けた形だ。
「やったにゃ。カインこれで今日の晩御飯はモーモーギュウの焼肉で決まりにゃ。」
「あっラック。解体するのはちょっと待ってもらっていい?」
「どうしたのにゃ?」
「ああ折角錬金術を覚えたんだ。色々試そうと思ってね。」
(分離と錬成が使えるって事だったよな。分離って言うんだから、モーモーギュウを解体しなくても肉と骨と内臓とかって感じで分けれるはずだ。)
カインは、モーモーギュウに向かって両手を向け、心の中で肉と骨と内臓に分かれろ。と念じた。
すると・・・
錬金術は発動せず、モーモーギュウはラックに倒された姿のままだった。
「あれ?」
「どうしたのにゃ?」
(どういう事だ?あっ!?そうか直接触れないといけないのか。あのアニメの主人公も地面に手をあてて槍とか作り出してたもんな。)
カインは再度モーモーギュウに近づき、死体に触れて錬金術を発動した。
すると・・・
目の前のモーモーギュウは、光輝き、光が収まるとそこには、肉、骨、皮、内臓に分かれたモーモーギュウの姿があった。
「成功だ。」
「すごいにゃ。アタシが解体しなくても一瞬で解体されたにゃ。これでもう解体しなくてよくなったにゃ。うれしいにゃ。解体は手が血だらけになるから正直いやだったにゃ。」
「たしかにそうだな。これでめんどくさい解体をしなくて済んだな。錬金術は魔力を使うみたいだから魔力を増やすにも丁度いいし、錬金術の良い練習にもなる。しばらく解体は俺がするよ。」
「わかったにゃ。ならアタシは魔物を倒すのを担当するにゃ。役割分担にゃ。適材適所にゃ。あれ?そういえば血はどこにいったのかにゃ?」
「・・・そういえばそうだな。」
(血を指定しなかったからなくなったのか?いやそれなら皮だって指定してないからないはずだけど、皮は普通にあるしどういう事だ?今回指定したのは、モーモーギュウから肉、骨、内臓を取り出す事だ。取り出したから皮が残ったって事か?血ははそのまま流れて消えてしまったって事だろうか?たしかに地面は赤黒くなってるしそういう事か。血とかが必要なら分離して容器を用意すれば血だけを抜く事もできそうだな。とりあえず分離が出来た事と、直接触らないと発動しないって事はわかったな。)
無事に錬金術を発動させたカインは、その後魔物が出てくるたびに錬金術を発動して、練度を高めていった。
そして日が沈みそうになってきた頃・・・
「カイン、どうするにゃ?この辺りで夜営するのかにゃ?見張りならがんばるからまかせるにゃ。」
「いやちょっと試したい事があってな。錬金術を使えば夜営も快適にできるんじゃないかと思ってな。」
「どういう事にゃ?」
「まあちょっと見ててくれ。」
カインとラックは、街道を外れた人目に付かない場所に来ていた。周りに木が生えてたり、岩が合ったりと視界が悪い場所だ。そこでカインは地面に両手を付けて錬金術を発動した。
すると地面の土がぐんぐんと盛り上がり、高さ10m程の土の円柱が出来上がったのだ。
「どうだ?この上でテントを張れば魔物も盗賊も襲って来ないだろ?」
「なるほどにゃ。だから街道から外れてこんな所にきたのにゃ?アタシはてっきり盗賊狩りでもするのかと思ったにゃ。」
「ああ。10mぐらいの土の壁を作って俺達を囲んで防御壁にするか、岩に穴をあけて洞窟みたいにするか迷ったんだけど、土自体を盛り上げた方が俺達の視界も良くなるしいいかなっと思ったんだ。」
「たしかにこれなら安心して夜営できるにゃ。だけどカイン?どうやって上までいくにゃ。」
「あっ・・・ってウソウソちゃんと考えてるよ。ほらこうやって階段を作れば上に上がれるでしょ。上がったら階段を消せば簡単安全地帯の出来上がりさ。」
(他の人に見られない場所を探さないといけない点だけがネックだけど、これなら見張りに時間を取られる事もないし、安心して王都を目指せそうだな。10mもあれば大丈夫だろ?もっと高くする事はできるけど、高くすれば安全と引き換えに他の人に見られる可能性があるからな。錬金術が上手くなればテントなんか使わなくても簡易的な家を作る事もできそうだし、錬金術万能だな。もっと色々可能性があると思うから、ドンドン考えて行こう。)
カインが作った円柱の上で、仕留めたモーモーギュウを二人で食べ、二人は見張りをする事なく眠りにつくのだった。
他の町への乗合馬車はあったが、王都までの距離が遠いので直通の乗合馬車がなく、他の町を経由してもよかったが、どの町も予想以上に滞在する事になってしまい、他の町に寄るといつまで経っても王都に行けないのと、護衛依頼は二人では夜の見張りなどを考えると護衛しきれないと判断したためだ。もちろん複数の冒険者が護衛として参加する護衛依頼もあったが、カインには他の人に言えば間違いなくトラブルになるようなチートをいくつも持っているので、初見の冒険者と一緒に旅をするのを避けた形だ。
「やったにゃ。カインこれで今日の晩御飯はモーモーギュウの焼肉で決まりにゃ。」
「あっラック。解体するのはちょっと待ってもらっていい?」
「どうしたのにゃ?」
「ああ折角錬金術を覚えたんだ。色々試そうと思ってね。」
(分離と錬成が使えるって事だったよな。分離って言うんだから、モーモーギュウを解体しなくても肉と骨と内臓とかって感じで分けれるはずだ。)
カインは、モーモーギュウに向かって両手を向け、心の中で肉と骨と内臓に分かれろ。と念じた。
すると・・・
錬金術は発動せず、モーモーギュウはラックに倒された姿のままだった。
「あれ?」
「どうしたのにゃ?」
(どういう事だ?あっ!?そうか直接触れないといけないのか。あのアニメの主人公も地面に手をあてて槍とか作り出してたもんな。)
カインは再度モーモーギュウに近づき、死体に触れて錬金術を発動した。
すると・・・
目の前のモーモーギュウは、光輝き、光が収まるとそこには、肉、骨、皮、内臓に分かれたモーモーギュウの姿があった。
「成功だ。」
「すごいにゃ。アタシが解体しなくても一瞬で解体されたにゃ。これでもう解体しなくてよくなったにゃ。うれしいにゃ。解体は手が血だらけになるから正直いやだったにゃ。」
「たしかにそうだな。これでめんどくさい解体をしなくて済んだな。錬金術は魔力を使うみたいだから魔力を増やすにも丁度いいし、錬金術の良い練習にもなる。しばらく解体は俺がするよ。」
「わかったにゃ。ならアタシは魔物を倒すのを担当するにゃ。役割分担にゃ。適材適所にゃ。あれ?そういえば血はどこにいったのかにゃ?」
「・・・そういえばそうだな。」
(血を指定しなかったからなくなったのか?いやそれなら皮だって指定してないからないはずだけど、皮は普通にあるしどういう事だ?今回指定したのは、モーモーギュウから肉、骨、内臓を取り出す事だ。取り出したから皮が残ったって事か?血ははそのまま流れて消えてしまったって事だろうか?たしかに地面は赤黒くなってるしそういう事か。血とかが必要なら分離して容器を用意すれば血だけを抜く事もできそうだな。とりあえず分離が出来た事と、直接触らないと発動しないって事はわかったな。)
無事に錬金術を発動させたカインは、その後魔物が出てくるたびに錬金術を発動して、練度を高めていった。
そして日が沈みそうになってきた頃・・・
「カイン、どうするにゃ?この辺りで夜営するのかにゃ?見張りならがんばるからまかせるにゃ。」
「いやちょっと試したい事があってな。錬金術を使えば夜営も快適にできるんじゃないかと思ってな。」
「どういう事にゃ?」
「まあちょっと見ててくれ。」
カインとラックは、街道を外れた人目に付かない場所に来ていた。周りに木が生えてたり、岩が合ったりと視界が悪い場所だ。そこでカインは地面に両手を付けて錬金術を発動した。
すると地面の土がぐんぐんと盛り上がり、高さ10m程の土の円柱が出来上がったのだ。
「どうだ?この上でテントを張れば魔物も盗賊も襲って来ないだろ?」
「なるほどにゃ。だから街道から外れてこんな所にきたのにゃ?アタシはてっきり盗賊狩りでもするのかと思ったにゃ。」
「ああ。10mぐらいの土の壁を作って俺達を囲んで防御壁にするか、岩に穴をあけて洞窟みたいにするか迷ったんだけど、土自体を盛り上げた方が俺達の視界も良くなるしいいかなっと思ったんだ。」
「たしかにこれなら安心して夜営できるにゃ。だけどカイン?どうやって上までいくにゃ。」
「あっ・・・ってウソウソちゃんと考えてるよ。ほらこうやって階段を作れば上に上がれるでしょ。上がったら階段を消せば簡単安全地帯の出来上がりさ。」
(他の人に見られない場所を探さないといけない点だけがネックだけど、これなら見張りに時間を取られる事もないし、安心して王都を目指せそうだな。10mもあれば大丈夫だろ?もっと高くする事はできるけど、高くすれば安全と引き換えに他の人に見られる可能性があるからな。錬金術が上手くなればテントなんか使わなくても簡易的な家を作る事もできそうだし、錬金術万能だな。もっと色々可能性があると思うから、ドンドン考えて行こう。)
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