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第三章 アルプス王国のお姫様
第92話 武器のメンテナンスとアレとの出会い
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「今日は鍛冶屋に行くぞ。」
「わかってるにゃ。昨日は一日物件選びだったから今日は色々行くにゃ。」
「でも気に入る家に決まってよかっただろ?」
「もちろんにゃ。あのおっちゃんのおかげにゃ。次の休みには移動だから今日は家に入れる家具も見てみたいにゃ。」
「たしかにそれはそうだけど、そこまでお金は残ってないんだ。昨日契約金で金貨100枚払ったから残りは金貨50枚ぐらいしかないんだぞ。明日から気合いれて稼がないと、借りている家も追い出されるからな。」
「わかってるにゃ。そういえば鍛冶屋には何しに行くにゃ?カインの武器は黒刀があるから新しい武器はいらないのにゃ?」
「ああ。実はそう思ってたんだけど、この前バニーさんに言われたんだ。刀は貴重だからちゃんとメンテナンスしておかないとダメだって。アニメに出てくる頑丈と言われる刀だったから折れないって勝手に思ってたけど、折れない保証なんてないだろ?しかも俺の刀術極は剣なら全然効果を発揮しないんだよ。だからアイテムボックスに入れてる予備の剣は全く使えないんだ。鍛冶屋で予備の刀があれば買っておきたいし、長く使う為のメンテナンスは必須だと思ってな。」
「それなら納得にゃ。なら鍛冶屋に行ってから家具を見に行くにゃ。ベッドだけは先に買っておくべきにゃ。」
「たしかにそうだな。よし早速鍛冶屋に行ってその後ベッドを見に行こう。買えるかどうかはわからないが、買えないとしてもどれぐらいするのか知っていれば明日からのモチベーションになるし。」
そうして、カインとラックは二日目の休みを買い物で過ごす事にし、鍛冶屋へと向かった。
「すいません。刀を探してるんですけど、ここって置いてますか?」
カインは、店に入るなり店主に刀があるかどうかを聞いてみた。
「刀?珍しい武器を探してるんだな。悪いがうちには刀は置いてないな。」
「そうですか・・・。」
「他の鍛冶屋を探しても多分置いてないと思うぞ。刀なんぞ使うヤツなんてこの辺にはいないからな。使うヤツがいなければ店に置いてないのも当然だろ。」
(刀ってやっぱり珍しんだな。予想はしてたけど、まさか全く使い手がいないとはな~。)
「俺は今、刀を使ってるんですが、メンテナンスはできますか?珍しいのはわかってるんですが俺はずっと刀を使いたいんです。」
「なるほどな。まずは見せて見ろ。置いてないとは言ったが扱った事がない訳じゃない。手入れぐらいはしてやれると思うぞ。」
カインは、刀を取り出し店主へと渡した。
「なかなかの刀だな。それに手入れって言ってもそれほどひどい訳じゃないな。これなら俺でも十分やれるぞ。」
「本当ですか?是非お願いします。」
「10分ぐらいで終わるから店の商品でも見て待ってろ。」
「わかりました。」
「カイン、よかったにゃ。」
「ああ。来て正解だったな。珍しいとは思ってたけど、まさか刀が全く置いてないとは思わなかったよ。大事に使わなきゃな。」
カインの黒刀の手入れが終わるまで、カインとラックは鍛冶屋にある商品を見ていた。そしてカインはそこで気になる商品を見つけた。
(あれがあるって事はそういう事だよな?このタイミングで出会うって事はそういう事なのか?)
「どうしたのにゃ?」
「ラック。これを見てくれ。」
「ん?ツルハシにゃ。それがどうかしたのにゃ?」
「さっきあの店主さんは、使い手がいないから刀なんて置いてないって言ってたんだ。そしてここにツルハシがあるって事は、ツルハシを使う人がいるって事だ。ツルハシと言えば鉱山とかで岩とか山を掘削するのに使う道具だ。という事は、王都周辺でそういう場所があるって事だ。」
「なるほどにゃ。さすがカイン。名探偵だにゃ。それならおっちゃんに聞いてみるにゃ。」
そんな話をしていると、丁度カインの黒刀の手入れが終わったのか、店の裏から店主が戻ってきた。
「できたぞ。ってどうしたんだ?」
「おっちゃん。ここにあるツルハシってどこで使うのかにゃ?」
「ツルハシか?そりゃダンジョンで使うヤツだな。お前ら知らないのか?黒亀ダンジョンにあるブラックダイヤモンドを。」
「「ブラックダイヤモンド!?」にゃ!?」
「おうよ。黒亀ダンジョンの壁をツルハシで掘るとな、時々黒く輝く宝石が出るんだ。それがブラックダイヤモンドだ。まあなかなか見つかる訳じゃないから一攫千金を狙って冒険者達がとりあえずツルハシ持ってダンジョンに行くって感じだ。」
「ラック・・・」
「カイン・・・」
「「一攫千金!」にゃ!」
(黒亀ダンジョンにブラックダイヤモンドか・・・これは行ってみる価値ありだな。俺の錬金術を使えば、ダンジョンの壁の中からブラックダイヤモンドを見つける事ができるかもしれない。それができれば・・・お金の問題が一気に解決するかもしれないぞ。)
「ツルハシ買います。」
「ツルハシ買うにゃ。」
ブラックダイヤモンドの事を聞いたカインとラックは、速攻でツルハシを購入する事を決めた。手入れの終わった黒刀とツルハシを受け取ったカイン達は、ベッドを見る事も忘れて、明日行く黒亀ダンジョンの情報を集める為にギルドへと向かったのだった。
「わかってるにゃ。昨日は一日物件選びだったから今日は色々行くにゃ。」
「でも気に入る家に決まってよかっただろ?」
「もちろんにゃ。あのおっちゃんのおかげにゃ。次の休みには移動だから今日は家に入れる家具も見てみたいにゃ。」
「たしかにそれはそうだけど、そこまでお金は残ってないんだ。昨日契約金で金貨100枚払ったから残りは金貨50枚ぐらいしかないんだぞ。明日から気合いれて稼がないと、借りている家も追い出されるからな。」
「わかってるにゃ。そういえば鍛冶屋には何しに行くにゃ?カインの武器は黒刀があるから新しい武器はいらないのにゃ?」
「ああ。実はそう思ってたんだけど、この前バニーさんに言われたんだ。刀は貴重だからちゃんとメンテナンスしておかないとダメだって。アニメに出てくる頑丈と言われる刀だったから折れないって勝手に思ってたけど、折れない保証なんてないだろ?しかも俺の刀術極は剣なら全然効果を発揮しないんだよ。だからアイテムボックスに入れてる予備の剣は全く使えないんだ。鍛冶屋で予備の刀があれば買っておきたいし、長く使う為のメンテナンスは必須だと思ってな。」
「それなら納得にゃ。なら鍛冶屋に行ってから家具を見に行くにゃ。ベッドだけは先に買っておくべきにゃ。」
「たしかにそうだな。よし早速鍛冶屋に行ってその後ベッドを見に行こう。買えるかどうかはわからないが、買えないとしてもどれぐらいするのか知っていれば明日からのモチベーションになるし。」
そうして、カインとラックは二日目の休みを買い物で過ごす事にし、鍛冶屋へと向かった。
「すいません。刀を探してるんですけど、ここって置いてますか?」
カインは、店に入るなり店主に刀があるかどうかを聞いてみた。
「刀?珍しい武器を探してるんだな。悪いがうちには刀は置いてないな。」
「そうですか・・・。」
「他の鍛冶屋を探しても多分置いてないと思うぞ。刀なんぞ使うヤツなんてこの辺にはいないからな。使うヤツがいなければ店に置いてないのも当然だろ。」
(刀ってやっぱり珍しんだな。予想はしてたけど、まさか全く使い手がいないとはな~。)
「俺は今、刀を使ってるんですが、メンテナンスはできますか?珍しいのはわかってるんですが俺はずっと刀を使いたいんです。」
「なるほどな。まずは見せて見ろ。置いてないとは言ったが扱った事がない訳じゃない。手入れぐらいはしてやれると思うぞ。」
カインは、刀を取り出し店主へと渡した。
「なかなかの刀だな。それに手入れって言ってもそれほどひどい訳じゃないな。これなら俺でも十分やれるぞ。」
「本当ですか?是非お願いします。」
「10分ぐらいで終わるから店の商品でも見て待ってろ。」
「わかりました。」
「カイン、よかったにゃ。」
「ああ。来て正解だったな。珍しいとは思ってたけど、まさか刀が全く置いてないとは思わなかったよ。大事に使わなきゃな。」
カインの黒刀の手入れが終わるまで、カインとラックは鍛冶屋にある商品を見ていた。そしてカインはそこで気になる商品を見つけた。
(あれがあるって事はそういう事だよな?このタイミングで出会うって事はそういう事なのか?)
「どうしたのにゃ?」
「ラック。これを見てくれ。」
「ん?ツルハシにゃ。それがどうかしたのにゃ?」
「さっきあの店主さんは、使い手がいないから刀なんて置いてないって言ってたんだ。そしてここにツルハシがあるって事は、ツルハシを使う人がいるって事だ。ツルハシと言えば鉱山とかで岩とか山を掘削するのに使う道具だ。という事は、王都周辺でそういう場所があるって事だ。」
「なるほどにゃ。さすがカイン。名探偵だにゃ。それならおっちゃんに聞いてみるにゃ。」
そんな話をしていると、丁度カインの黒刀の手入れが終わったのか、店の裏から店主が戻ってきた。
「できたぞ。ってどうしたんだ?」
「おっちゃん。ここにあるツルハシってどこで使うのかにゃ?」
「ツルハシか?そりゃダンジョンで使うヤツだな。お前ら知らないのか?黒亀ダンジョンにあるブラックダイヤモンドを。」
「「ブラックダイヤモンド!?」にゃ!?」
「おうよ。黒亀ダンジョンの壁をツルハシで掘るとな、時々黒く輝く宝石が出るんだ。それがブラックダイヤモンドだ。まあなかなか見つかる訳じゃないから一攫千金を狙って冒険者達がとりあえずツルハシ持ってダンジョンに行くって感じだ。」
「ラック・・・」
「カイン・・・」
「「一攫千金!」にゃ!」
(黒亀ダンジョンにブラックダイヤモンドか・・・これは行ってみる価値ありだな。俺の錬金術を使えば、ダンジョンの壁の中からブラックダイヤモンドを見つける事ができるかもしれない。それができれば・・・お金の問題が一気に解決するかもしれないぞ。)
「ツルハシ買います。」
「ツルハシ買うにゃ。」
ブラックダイヤモンドの事を聞いたカインとラックは、速攻でツルハシを購入する事を決めた。手入れの終わった黒刀とツルハシを受け取ったカイン達は、ベッドを見る事も忘れて、明日行く黒亀ダンジョンの情報を集める為にギルドへと向かったのだった。
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