1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼

ベルピー

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第四章 宗教国家ローズベール

第159話 Aランク昇格試験

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「Sランクとの模擬戦楽しみだにゃ~。」

「そうだな。」

「ラックとスズはどうする?依頼を受けなかったし、自由にしていいぞ。俺は明日の模擬戦に向けて、鍛冶屋にでも行って刀をみてもらうつもりだけど?」

「アタシも偶にはカインについていくにゃ。」

「僕もっす。」

ギルドマスターのバニーから言われたAランク昇格の条件、いや、試験とはSランク冒険者との模擬戦だった。日程的にタイミング良く、明日Sランク冒険者の予定が空いているといい急遽、カインとラックのAランク昇格試験が組み込まれたのだ。

「そういえばカインは、相手のSランク冒険者が誰なのかわかるのかにゃ?」

「いや全く知らないな。他の冒険者とはあまり交流がないからな。そもそもSランク冒険者が王都にいたのか?って感じだ。普通に考えて王国の中心なんだし、いて当然なんだろうけど。」

「Sランク冒険者って言うのはすごいんすか?」

「冒険者の最高峰だからな。普通に俺やラックよりも強いだろ。明日の模擬戦も勝てれば文句ないだろうけど、そう簡単にはいかないだろうな。勝てなくても昇格できるよ。とはバニーさんも言ってたけど。」

「でも勝った方が印象がいいにゃ。」

「まあそれはそうだな。鍛冶屋の親父さんが知ってるかもしれないし、聞いてみるか。有名な冒険者ならあの鍛冶屋を利用してるかもしれないし。」

(Sランク冒険者との模擬戦か。驚いたけど、絶好の機会だな。俺の現在の立ち位置が分かる。バニーさんも言ってたけど、俺は同レベルの人と比べてもステータスは高いと思う。経験は少ないから十全にステータスを活かしてるとは言えないかもしれないけど、Aランク上位ぐらいの実力はあると思う。俺の実力がSランク冒険者にどれぐらい通用するか。確かめるには持ってこいだ。バニーさんには結局感謝しかないな。)

ラックとスズも連れて、カインは王都でいつも行ってる鍛冶屋に向かった。帝国でもそうだったが、カインの刀は一点物で代わりがきかない。ゆえに定期的にメンテナンスを行っているのだ。通常の冒険者よりもメンテナンスに通う頻度が多いので、鍛冶屋の店主とは馴染みになっていた。

「親父さん。今日もメンテナンス頼む。」

「相変わらずマメだな。他の冒険者もお前みたいに武器を大事にしてくれたら俺も楽なんだがな。おっ、今日は一人じゃないんだな。可愛らしい嬢ちゃんとペットを連れてるじゃねぇか。」

「ラックにゃ。よろしくにゃ。」

「スズっす。よろしくっす。」

「最近のスライムっていうのはしゃべるのか・・・すごいな。カインのパーティメンバーか?」

「ああ。さっきまでギルドで依頼を受けようとしてたんだが、ギルドマスターにAランクに昇格しないか?って言われて、明日昇格試験を受ける事になったんだ。Sランク冒険者との模擬戦らしいから一応使うかどうかわからないけど、刀の状態を確認しておこうと思って。」

「なるほどな。Sランク冒険者か・・・」

「親父さんは王都にいるSランク冒険者を知ってるか?」

「そりゃもちろん知ってるさ。閃光の魔術師に、瞬滅の剣聖、漆黒の仮面に、赤髪の悪魔が有名所だな。」

「二つ名にゃ。どれも強そうにゃ。」

(Sランクともなればそれ相当の二つ名があるって事か。どうせやるなら、瞬滅の剣聖とやりたいな。俺の場合は魔法も使うけど、基本的には剣士タイプだし。そういえば戦闘方法は聞いてないな。Sランク冒険者が二人きて、それぞれ一対一でやるのか?それとも俺とラック対Sランク冒険者か?その辺は教えてもらってないな。)

「嬢ちゃん。そりゃそうだぜ。Sランク冒険者と言えば、みんなバケモンみたいなもんだからな。」

「親父さんはSランク冒険者の事知ってるのか?」

「そりゃあな。瞬滅の剣聖は時々顔をだすからな。」

「おっちゃんはSランク冒険者と知り合いなのかにゃ?すごいにゃ。」

「まあアイツの使ってる剣は、俺が作ったヤツだからな。まあ俺の剣なんて使わなくてもアイツは十分バケモンだからな。」

「親父さん・・・実は凄いヤツだったんだな。」

「まあな。どうだ?すげぇだろ。嬢ちゃん?嬢ちゃんも気になった武器があれば見て行ってくれよ?獣人でスピードタイプだろ?ダガーなんかを持ってる方が戦闘の幅が広がるぞ。」

「そうなんにゃ?」

「親父さんの言う事はもっともだな。ラックは自前の爪に頼ってるけど、武器は持ってる方がいいだろうな?ダガーなら邪魔にならないだろうし。いるだろう?よく明日にベルトしてナイフをさしてる人とか。」

「たしかに見た事あるにゃ。わかったにゃ。ならカイン選んでほしいにゃ。」

「俺が選ぶのか?」

「どうせならカインに選んでほしいにゃ。カインの選んだ武器なら間違いないし、選んでくれたらうれしいにゃ。」

(まあ俺なら鑑定で性能は見れるし、間違いはないか。と言っても親父さんの所の武器ならどれも性能良いと思うけど。)

「そういう事ならわかった。」

カインは飾ってあるナイフをひと通り眺めて、その中から気になったモノを一つ選んだ。

「これなんかどうだ?」

「おっ。それを選んだか?カインは目もいいんだな?」

「どう言う事にゃ?」

「それは疾風のダガー。風の加護がついてて持ってると敏捷が上がるんだ。嬢ちゃんにピッタリの装備って事だ。」

「さすがカインにゃ。アタシこれにするにゃ。カインありがとちゃ。」

その後、武器の感触をたしかめたりして、明日の昇格試験の準備を進めたのだった。
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