1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼

ベルピー

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第四章 宗教国家ローズベール

第172話 女神への寄付の真実!?

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無事に宿が取れたカイン達は教会へと向かっていた。

(それにしても焦ったわ。なんだよあの外観。絶対休憩とかできる見た目だし。異世界の技術で見た目からラブホテルを想像させるなんて逆に技術力に驚きだよ。でも・・・大きなベッド一つの部屋・・・取ってしまったな。どうしよ夜・・・ラックの傍で俺は普通に寝れるだろうか??あ~今からなんか緊張してきたぞ。ラックもその辺わかってるのか?枝なんか振り回して鼻歌歌って歩いてるけど・・・)

「着いたにゃ。お祈りしていくかにゃ?」

「ああ。折角来たんだ。ローズベールへの到着を女神様に報告しておこう。」

教会に入ると、すぐに受付で声を掛けられた。

「女神様へのお祈りはこちらに寄付を行ってから移動してください。」

「すいません。寄付は必ずしないといけないんですか?」

「はい。女神ローズベールは寄付を大変喜びます。お祈りの内容にもよりますがより多くの寄付をした方が祈りが通じると言われています。逆に寄付せずにお祈りする事を女神ローズベールはとても嫌います。」

「カイン・・・」

(そうなの!?始めて言われたけど・・・。王国でも帝国でもそんな事は言われなかったぞ。でもこの人の言ってる事は別に変な事じゃない。話を聞く感じじゃ正論にも思える。女神様の事をそれ程知ってる訳じゃないけど、たしかに寄付もせずに色々お願いとかされたら嫌になるのも当然だよな~。やば!?寄付せずにお祈りした事なんて今まで何百回もあったぞ。とりあえず謝っておこう。)

「では三人分をこれでお願いします。」

カインは受付に金貨を3枚渡した。

「多くの寄付ありがとうございます。きっと女神ローズベールもお喜びになると思います。それでは奥へどうぞ。」

「カインよかったのかにゃ?」

「ああ。多分俺達の方が間違ってるんだと思う。考えても見ろよ。俺達だって報酬もないのに依頼を受けたりしないだろ?まあ女神様は善人かもしれないけど、タダで何かするのって普通いやだろ?こっちの都合で寄付せずにお祈りしてたけど、これからはちゃんと寄付してお祈りしよう。ラック達も今日お祈りする時、今までの事謝っといてくれよ。」

「わかったっす。」

「確かにカインの言う通りにゃ。わかったにゃ。アタシも女神様に謝るにゃ。」

そしてカイン達は女神様にお祈りした。

カインは普通に祈った。
(女神様。今まで寄付もせずに何度も祈りにきてすいませんでした。知らなかったといえばそれまでなんですが、これからはちゃんと寄付した上でお祈りに来ます。それと無事にローズベールに到着しました。今後も俺達を見守っていてください。)

ラックはいつもの調子で祈った。
(女神様。ゴメンにゃ。今回からはちゃんと寄付したにゃ。だからドラゴンステーキとプリンよろしくにゃ。それと今日アタシは大人の階段を登るかもしれないにゃ。これも女神様のお陰にゃ。今後もカインとのラブラブイベントよろしくお願いするにゃ。)

スズは意味もわからず祈った。
(女神様怒らないでほしいっす。僕はカインお兄ちゃんとラックお姉ちゃんが大好きっす。女神様も怒らずにお兄ちゃんとお姉ちゃんを好きでいてほしいっす。)

目標金額に到達しないと、女神様からの声は聞こえない為、カイン達の祈りは女神には届いているだろうが、返答はなかった。

「よしそれじゃ冒険者ギルドに行って、宗教国家の地理とかこの辺の依頼を聞いてみようか。」

「わかったにゃ。」「わかったっす。」

カイン達はその後ギルドに行き、宗教国家の地図を購入した。地図によれば首都ローズベールは、フラワーロードから北に進んだ、丁度国の真ん中あたりにあるようだった。更に宗教国家について聞いてみると、この国は、教皇と四人の枢機卿が治めているようで、枢機卿の下に司教がおり、その司教が各町をまとめているという事だった。フラワーロードは、ヴェルザ枢機卿の下にいる、サンマルコ司教が治めている町だという事がわかった。

「カイン。依頼の方はどうするにゃ?いくつか受けるにゃ?それとも明日にはもう出発するにゃ?」

「いや、ここまでの移動で体も訛ってるし、いくつか依頼を受けようか。まあ明日にはなるだろうけど。それに食料も買い足したい。俺は苦手だけど、ローズベールを拠点にしてる冒険者とも仲良くなれたら情報交換もできるし、1週間ぐらいは滞在しようと思う。」

「それはナイス案にゃ。そうと決まれば宿に行って一週間の手続きするにゃ。依頼は明日又来ればいいにゃ。外も暗くなってきたし宿に向かうにゃ。」

(ラック・・・相当宿の部屋が気になってるみたいだな。やべっ!意識すると緊張してきた。いや待て待て。期待したって現実は、行って一緒に寝るぐらいだ。元々女性の扱いなんて苦手な方なんだ。うまい事しようなんて考えるな。自然にだ。そうすればきっとうまく行く。ラノベ補正みたいなのがうまい具合に働くはずだ。そうだ。そうに違いない。)

そうして、ギルドからの帰るカイン達だったが、枝を振り回し鼻歌まじりにスズと手を繋いであるくラックの後ろ姿を見ながら、カインは、徐々に近づく夜のイベントに緊張がドンドン膨らんでいくのだった。
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