1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼

ベルピー

文字の大きさ
173 / 193
第四章 宗教国家ローズベール

第173話 夜のピンクイベントは・・・

しおりを挟む
「夜になると宿屋が目立ってて帰り道がわかりやすくていいにゃ。」

カイン達の目の前にあるピンクでハートいっぱいの宿屋、ピンクラブは夜になると、オレンジの証明がひかり、存在感が更に増していた。住民には受け入れられているのか、1階の食事処からはにぎやかな声が聞こえてきた。

「流行ってるみたいだな。」

(俺の感覚がおかしいのか?俺のイメージなら人が寄り付かない感じなんだけど。しかも行くにしてもコソコソと行くイメージなんだけど。)

「これだけ目立つなら人気なのも理解できるっす。カインお兄ちゃん、ラックお姉ちゃん。僕もうお腹空いたっす。早く中に入りたいっす。」

「アタシもにゃ。スズ、一緒に先に入るにゃ。」

「あっ、ちょっと。」

カインを置いて、ラックとスズは宿の中へと入って行った。カインもゆっくりと後を追って中に入って行く。

(中は普通の宿屋なんだよな~。一階はオーソドックスな食堂兼酒場。冒険者も何人かいるし、人気の居酒屋って感じだ。おっ、ラックとスズはすでに席に着いてる。早いな。)

「カインの飲み物と料理頼んでおいたにゃ。」

「ありがとう。何を頼んだんだ?」

「とりあえず店員さんのおススメを頼んだにゃ。元気の良い店員さんだったにゃ。」

「そりゃ楽しみだな。」

カインが席に座り、料理の到着を待っていると、両手に大きなトレイを持ち、その上に鳥の丸焼きのような料理を持った女性が近づいて来た。

「お待たせしましたー。ピンクラブ名物のピンクバードの丸焼きでーす。」

「すごいのが来たにゃ。めっちゃおいしそうにゃ。」

「ああ。だけどこの量・・・食べきれるか?」

「問題ないにゃ。アタシが半分は食べるにゃ。」

「僕もがんばるっす。」

「お客さん、ピンクバードは初めてなんですか?」

「ああ。今日ここに着いたばかりなんだ。それまでは王国にいたからこの国に来るのも初めてなんだ。」

「ピンクバードはこの町の特産なんです。味も絶品ですよー。」

「ああ。美味しそうな匂いがしてる。ここを選んで正解だったみたいだ。宿もここを選んだし。」

「それはそれはありがとうございます。気に入ったら明日も注文してくださいねー。」

元気な女性定員はそう言うと席を離れて行った。

「確かに元気の良い定員さんだな。それにピンクバードか。うまそうだな。冷める前に食べるか。」

カイン達は大きな鳥の丸焼きを三人で食べあった。三人で食べきれるかと思っていたが、予想以上に絶品だったため、見事に全てたいらげた。

「うまかったにゃ。」

「ああ。おススメするだけはあったな。」

「明日も食べたいにゃ。」

「たしかに又食べたいと思うけど他にも料理はあるんだ。色々頼んだ方が良いんじゃないか?」

「それもそうにゃ。」

満腹になるまで食事を楽しんだカイン達は、予約していた部屋へと向かった。部屋に入ると、大きなベッドが真ん中にドカンと置かれており、存在感をアピールしていた。

「存在感が半端ないな。」

「カインは部屋でゆっくりしてるにゃ。アタシとスズは先にお風呂頂くにゃ~。スズ一緒に行くにゃ。」

「わかったっす。お姉ちゃんと一緒に入ってくるっす。」

「ああ。ゆっくり入ってきな。」

ラックとスズが風呂へと入って行く。一人残されたカインはベッドに倒れ込んだ。

「さすがに大きいな。三人並んでも十分な広さだ。外観とは違って部屋は落ち着いた感じに仕上げてるんだな。これで内装もピンクピンクしてたら妄想がヤバかったな。とりあえずラックとスズが出たら風呂に入って、その後はみんなでベッドに入って・・・ヤバい、緊張してきた。」

ラック達の入浴を待つ間、カインは終始ソワソワしていた。時間は止まる訳ではない。ソワソワしていると二人が風呂から出てきた。

「お待たせにゃ~。」

風呂上りのラックはシャツ一枚の姿で、その姿を見て、カインはドキドキした。普段から一緒に生活していてラックのそう言った姿も見ているはずなのに、宿を見た時から色々と意識させられたのと、シチュエーションによって、カインの心臓はバクバクだった。

(この後、同じ布団で寝るのか。キスぐらいはしても罰は当たらないか。手を繋ぐぐらいなら許されるだろうか。やっぱり俺から動いた方がいいよな。ラックなら気にしないだろうけど、ラックだって年ごろの女の子だ。こういうのは男がリードするべきだよな。)

ラック達が風呂から出たので、気持ちを静める為に風呂に入ったカインだったが、お風呂に長時間つかった為に落ち着かせるどころか逆に体温が上がり、よりドキドキしてしまった。

カインが風呂から出ると、ラックとスズの二人はすでに布団に入っていた。

(これで布団に行ったらすでに二人とも寝てるってオチか?それはそれで残念であり、助かったとも言える。)

カインは寝間着を着て布団へと近づいた。そっと布団を上げるとそこには目を開いたラックが待っていた。

「まだ起きてたんだな。」

「スズは寝ちゃったみたいにゃ。アタシはカインを待ってたにゃ。」

「あ、ああ。」

(スズは寝てる。ラックは俺を待ってた。これは・・・)

「入っていいか。」

「もちろんにゃ。スズが起きるから静かに入ってくるにゃ。」

「ああ。」

カインは、ラックの横に入る。カイン、ラック、スズの並びだ。

「今日のアタシはちょっと変にゃ。普段カインと一緒にいるのに、今日はすごいドキドキしてるにゃ。」

「俺もだ。ラック・・・」

二人は見つめ合って・・・そしてそっとキスをした。その後はどちらも顔を赤くして、恥ずかしくなったのか、無言の時間が続く。そっと手を繋ぎ、二人はそのまま眠りにつくのだった。
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

身寄りのない少女を引き取ったら有能すぎて困る(困らない)

長根 志遥
ファンタジー
命令を受けて自らを暗殺に来た、身寄りのない不思議な少女エミリスを引き取ることにした伯爵家四男のアティアス。 彼女は彼と旅に出るため魔法の練習を始めると、才能を一気に開花させる。 他人と違う容姿と、底なしの胃袋、そして絶大な魔力。メイドだった彼女は家事も万能。 超有能物件に見えて、実は時々へっぽこな彼女は、様々な事件に巻き込まれつつも彼の役に立とうと奮闘する。 そして、伯爵家領地を巡る争いの果てに、彼女は自分が何者なのかを知る――。 ◆ 「……って、そんなに堅苦しく書いても誰も読んでくれませんよ? アティアス様ー」 「あらすじってそういうもんだろ?」 「ダメです! ここはもっとシンプルに書かないと本編を読んでくれません!」 「じゃあ、エミーならどんな感じで書くんだ?」 「……そうですねぇ。これはアティアス様が私とイチャイチャしながら、事件を強引に力で解決していくってお話ですよ、みなさん」 「ストレートすぎだろ、それ……」 「分かりやすくていいじゃないですかー。不幸な生い立ちの私が幸せになるところを、是非是非読んでみてくださいね(はーと)」 ◆HOTランキング最高2位、お気に入り1400↑ ありがとうございます!

僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~

めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。 しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。 そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。 その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。 (スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

処理中です...