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第一章~魔王討伐編~
1.静かな町
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昔、本で読んだことがある。いや、正確には「予言書」で読んだことがあるといったほうが正しいのかもしれない。そう、「科学」という存在のことを。
僕がこんなことを急に思い出したのには訳があるのだ。
ー約五分ほど前
「大ニュースだ!早く早く!」
おっおっお!?何があったのだろうか?町の情報屋が静かな町で騒ぎたてている。
「すいません!どうしました??」
聞いてみた。
「あ、アニマ二クス共和国の奴らに対抗するために魔法を使わずに何かいろんなものを動かす技術を開発した開発者が現れたんだ!!これは世界が動くぞ...。っていうかこんなことをしている場合じゃないな!!君も逃げないと...。」
過度なジェスチャーで僕に語ってくる情報屋。それほど重要なことなのだろうか...。しかし僕はよくわからないので「どうも」と軽い返事で話を切り上げていた。
「魔法なしで動くのかあ。」
僕は思った。
「それ。科学...じゃね?」
「予言書」で読んだのだ。「科学」の誕生とともに世界の滅亡が刻々一刻と近づいているということを...。
そんなことを考えながら、僕は静かな町を歩いている。
「勇者君。おはよう。」
静まり返った街に響く声の主はスフィカ・ナウゲイト。僕と同い年、15歳の女の子だ。魔法学校の同級生なので昨日会ったばかりなので特に感動はない。
そして、僕には名前がない。仮で勇者って呼ばれているけど、悲しすぎ。
「勇者君。どこに行くつもりなの?」
「あ、いや特に目的もない。暇だしここら辺をぶらぶらしてみようかなって思ってな。」
...本当は魔獣狩りに行こうと思っていたのだが、隠した。なぜなら、この子はド級の平和主義者だからだ。この前はスライムをちょっと切っただけでブチギレたんだよな...。
「じゃあさ、話したいことがるんだよね。あそこのベンチに座ろう、勇者君。いや、座れバカタレが!」
「お、おう。」
静かな町にぽつんと置いてあるベンチ。断る理由もないので僕は言われるがままに座った。しかし、このベンチはあのよくある長い系の奴ではなく、テーブルをはさむ二人用のベンチのため、スフィカと対面して話を聞くことになった。正直照れるなぁ。
「それでは本題です!!!!!!!」
照れながら周囲をじろじろと見つめている変態丸出しの僕にスフィカは腹が立ったのか一喝入れてきた。
そりゃそうだ。僕はベンチに座ってから三十分間もにやけながら周囲をじろじろ見つめていたからな......。しかたない。変態だもの。
「なんでこの町はこんなにも静まり返っているのかわかる?勇者君?」と、スフィカが聞いてきたが、もちろん「知らぬ。」と答えた。
この一言に限る。...。そういえばそうだな三十分間もの間、周囲を見ていたが人はだれ一人とおらず、さらには物音一つしていないといっても過言ではないくらい。唯一あった情報屋も僕に大ニュースとやらを伝えた後、西の方向に前職力ですたこらさっさと走っていったのだ。
そして、その直後。彼女が思いっきり息を吸う音が聞こえた。
「アニマ二クスが攻めてきたんじゃい!!!!」
町が静かなのもあってか、町中に彼女の怒りの声が響いている気がする...。いつもは基本おしとやかなくせして鉄のような平和主義のプライドがどんどんどんどん錆びていく時に限ってはクッソキレるんだよな......。
「いたぞ!あっちだ!!」
静かな町の奥のほうから聞きなれない声が聞こえてきた。...いや、これ絶対スフィカの大声のせいだろ...。
「スフィカ。あいつら誰だ?」
と、僕が聞いた次の瞬間、彼女は席を立ち、東へとさっきの情報屋と同じく全速力で駆けて行った。
「勇者君も早く逃げて!!」
そう、今は冷静にしていられないほどやべえ状況なのだ。わが大帝国グランドドイッスが隣接しているアニマ二クス共和国と呼ばれる獣人というかケモ耳というか...それはどうでもいい。の国に戦争を仕掛けて負けかけているという状況なのだ。まさかほんとに攻めてくるなんて夢にも見ていなかったのでまったく気にしていなかった。恐らくだが、ほかの国民全員が死を恐れて逃亡したがゆえにここまで静かな町になってしまったのだろう。
僕はそんなことを考えていたがさすがに殺されそうなので、さっきの情報屋が逃げて行った方向である西へ逃亡を図った。
「勇者君!東へ行っちゃだめだよ!そっちはアニマニクスの基地があるからめちゃくちゃ危ないよ!」
スフィカが大声で僕に呼びかけるが、それ以前に問題がある気がする。
「いや、お前のいるところが、東。じゃね?」
僕は人生で一回も方向を間違えたことがないつもりだ...いやちょっとはあるかも。しかし、スフィカは大大大の方向音痴であると僕は知っている。これは...。
「あ゛あ゛!!私間違えたかもし...。」
おいおいおい!「捕えろ!」という声とともにスフィカはケモ耳のにーちゃん二人にとらわれてしまった。恐らく、僕は気づかれていないだろうな。
正直、助けるか迷った。だが、町が静かなので奴らの声がはっきり聞こえてくる。僕と奴らとの距離はおおよそ三十メートルくらいあるのにガンガンに聞こえてくるんだぜ...。
「どうする?殺す?奴隷にする?」
「ま、殺そうか。」
ガタイの良いほうの男と、もやしみてえな二人がえぐい話をしている。勇者と自称するこの私が活躍する時がついに来たようだな!
「「ちょーとまったー!」」
ハモった。誰かとハモった。
僕が飛び出したのと同時に、猫耳をはやした少女が町の交差点から飛び出してきて同タイミングで同じことを叫んだ。ていうか、青色のきれいな目をしてアホ毛付きの黄土色のロングヘアーがトレードマークのこの子、結構かわいいな。
ただ、今は笑ってごまかせる雰囲気ではないので僕は三歩ほど後退した。
「「ヴァニラ様」」
さっきまででかい顔してスフィカを取り押さえていた二人がまるでこの少女の手下であるかのような反応を見せた。
「「ヴァニラ姫様!どうされましたか?」」
...本当に手下でした...。すいません。ていうか、服装が王らしくないな。
「そいつを解放しろ。もう戦争はしなくてよいことになった。」
あまりにもお粗末な登場で一瞬誰かと思ったがよく見ればこいつ、アニマニクス共和国の王女じゃねえか。
「もー、怖かったよ!」
スフィカが近づいてきてそういった。
「あの...。ヴァニラ...さんですか?どうして戦争が終わったと?」
恐る恐る聞いてみた。そして、もやしは「ヴァニラ様」と呼べとにゃーにゃ―言っているがうざいので聞こえていないふりをすることにした。
「おや...。おぬしはさっき妾とこえがかぶったやつだよね...いや、じゃよね?」
なぜか語尾を言い換えている。王女ということもあって「王」らしく演出しているだけだろう。
「それでそれでぇ↑」
話を弾ませるためにテンション高い系のキャラクターで行くことにした。正直、一般人と敵国の王女とここまで気軽に会話するなど前代未聞どころの話ではない。
「実は...。大事な話なんですが...じゃ!!!」
「―無理にキャラを作らなくてもいいぞ。」
内心かわいいと思いつつも、冷静に返す僕。
「こんなくだらない戦争をしている暇なんてないのじゃ。なぜなら、わた...妾の国アニマニクス共和国とこのグランドドイッス大帝国に魔王がやってくるという予言があるのじゃ!私は......妾は王の代わりにこの戦争を止めるためにグランドドイッス大帝国の王話をつけに来たのじゃ!!」
猫耳は必死に語る。
「ほう。」
そして僕は適当に返事をした。しかし、さっきまで無言を極めていたスフィカが「さすがに難しいんじゃないですか?だって国民はただでさえ獣人にビビっているのですよ。王女ときたら城に入れてもらうことは不可能なんじゃないですかね...。」といった。
ド正論である。ケモ耳たちが国民を無差別にちびらせるほどの軍事力を持っているのは確かだ。だったらグランドドイッスの王も警戒している可能性が高い。
「そ、そうじゃな。そうだ!そこのお主!!私!!違う!!妾のついてこい!!」
ヴァニラはそう言いながら僕を指さした。
「強制...?」
「うんっ!!」
...。嘘だろ!!と僕は思ったが運命は変えることができない。しぶしぶ付き合わされる羽目になった...。
僕がこんなことを急に思い出したのには訳があるのだ。
ー約五分ほど前
「大ニュースだ!早く早く!」
おっおっお!?何があったのだろうか?町の情報屋が静かな町で騒ぎたてている。
「すいません!どうしました??」
聞いてみた。
「あ、アニマ二クス共和国の奴らに対抗するために魔法を使わずに何かいろんなものを動かす技術を開発した開発者が現れたんだ!!これは世界が動くぞ...。っていうかこんなことをしている場合じゃないな!!君も逃げないと...。」
過度なジェスチャーで僕に語ってくる情報屋。それほど重要なことなのだろうか...。しかし僕はよくわからないので「どうも」と軽い返事で話を切り上げていた。
「魔法なしで動くのかあ。」
僕は思った。
「それ。科学...じゃね?」
「予言書」で読んだのだ。「科学」の誕生とともに世界の滅亡が刻々一刻と近づいているということを...。
そんなことを考えながら、僕は静かな町を歩いている。
「勇者君。おはよう。」
静まり返った街に響く声の主はスフィカ・ナウゲイト。僕と同い年、15歳の女の子だ。魔法学校の同級生なので昨日会ったばかりなので特に感動はない。
そして、僕には名前がない。仮で勇者って呼ばれているけど、悲しすぎ。
「勇者君。どこに行くつもりなの?」
「あ、いや特に目的もない。暇だしここら辺をぶらぶらしてみようかなって思ってな。」
...本当は魔獣狩りに行こうと思っていたのだが、隠した。なぜなら、この子はド級の平和主義者だからだ。この前はスライムをちょっと切っただけでブチギレたんだよな...。
「じゃあさ、話したいことがるんだよね。あそこのベンチに座ろう、勇者君。いや、座れバカタレが!」
「お、おう。」
静かな町にぽつんと置いてあるベンチ。断る理由もないので僕は言われるがままに座った。しかし、このベンチはあのよくある長い系の奴ではなく、テーブルをはさむ二人用のベンチのため、スフィカと対面して話を聞くことになった。正直照れるなぁ。
「それでは本題です!!!!!!!」
照れながら周囲をじろじろと見つめている変態丸出しの僕にスフィカは腹が立ったのか一喝入れてきた。
そりゃそうだ。僕はベンチに座ってから三十分間もにやけながら周囲をじろじろ見つめていたからな......。しかたない。変態だもの。
「なんでこの町はこんなにも静まり返っているのかわかる?勇者君?」と、スフィカが聞いてきたが、もちろん「知らぬ。」と答えた。
この一言に限る。...。そういえばそうだな三十分間もの間、周囲を見ていたが人はだれ一人とおらず、さらには物音一つしていないといっても過言ではないくらい。唯一あった情報屋も僕に大ニュースとやらを伝えた後、西の方向に前職力ですたこらさっさと走っていったのだ。
そして、その直後。彼女が思いっきり息を吸う音が聞こえた。
「アニマ二クスが攻めてきたんじゃい!!!!」
町が静かなのもあってか、町中に彼女の怒りの声が響いている気がする...。いつもは基本おしとやかなくせして鉄のような平和主義のプライドがどんどんどんどん錆びていく時に限ってはクッソキレるんだよな......。
「いたぞ!あっちだ!!」
静かな町の奥のほうから聞きなれない声が聞こえてきた。...いや、これ絶対スフィカの大声のせいだろ...。
「スフィカ。あいつら誰だ?」
と、僕が聞いた次の瞬間、彼女は席を立ち、東へとさっきの情報屋と同じく全速力で駆けて行った。
「勇者君も早く逃げて!!」
そう、今は冷静にしていられないほどやべえ状況なのだ。わが大帝国グランドドイッスが隣接しているアニマ二クス共和国と呼ばれる獣人というかケモ耳というか...それはどうでもいい。の国に戦争を仕掛けて負けかけているという状況なのだ。まさかほんとに攻めてくるなんて夢にも見ていなかったのでまったく気にしていなかった。恐らくだが、ほかの国民全員が死を恐れて逃亡したがゆえにここまで静かな町になってしまったのだろう。
僕はそんなことを考えていたがさすがに殺されそうなので、さっきの情報屋が逃げて行った方向である西へ逃亡を図った。
「勇者君!東へ行っちゃだめだよ!そっちはアニマニクスの基地があるからめちゃくちゃ危ないよ!」
スフィカが大声で僕に呼びかけるが、それ以前に問題がある気がする。
「いや、お前のいるところが、東。じゃね?」
僕は人生で一回も方向を間違えたことがないつもりだ...いやちょっとはあるかも。しかし、スフィカは大大大の方向音痴であると僕は知っている。これは...。
「あ゛あ゛!!私間違えたかもし...。」
おいおいおい!「捕えろ!」という声とともにスフィカはケモ耳のにーちゃん二人にとらわれてしまった。恐らく、僕は気づかれていないだろうな。
正直、助けるか迷った。だが、町が静かなので奴らの声がはっきり聞こえてくる。僕と奴らとの距離はおおよそ三十メートルくらいあるのにガンガンに聞こえてくるんだぜ...。
「どうする?殺す?奴隷にする?」
「ま、殺そうか。」
ガタイの良いほうの男と、もやしみてえな二人がえぐい話をしている。勇者と自称するこの私が活躍する時がついに来たようだな!
「「ちょーとまったー!」」
ハモった。誰かとハモった。
僕が飛び出したのと同時に、猫耳をはやした少女が町の交差点から飛び出してきて同タイミングで同じことを叫んだ。ていうか、青色のきれいな目をしてアホ毛付きの黄土色のロングヘアーがトレードマークのこの子、結構かわいいな。
ただ、今は笑ってごまかせる雰囲気ではないので僕は三歩ほど後退した。
「「ヴァニラ様」」
さっきまででかい顔してスフィカを取り押さえていた二人がまるでこの少女の手下であるかのような反応を見せた。
「「ヴァニラ姫様!どうされましたか?」」
...本当に手下でした...。すいません。ていうか、服装が王らしくないな。
「そいつを解放しろ。もう戦争はしなくてよいことになった。」
あまりにもお粗末な登場で一瞬誰かと思ったがよく見ればこいつ、アニマニクス共和国の王女じゃねえか。
「もー、怖かったよ!」
スフィカが近づいてきてそういった。
「あの...。ヴァニラ...さんですか?どうして戦争が終わったと?」
恐る恐る聞いてみた。そして、もやしは「ヴァニラ様」と呼べとにゃーにゃ―言っているがうざいので聞こえていないふりをすることにした。
「おや...。おぬしはさっき妾とこえがかぶったやつだよね...いや、じゃよね?」
なぜか語尾を言い換えている。王女ということもあって「王」らしく演出しているだけだろう。
「それでそれでぇ↑」
話を弾ませるためにテンション高い系のキャラクターで行くことにした。正直、一般人と敵国の王女とここまで気軽に会話するなど前代未聞どころの話ではない。
「実は...。大事な話なんですが...じゃ!!!」
「―無理にキャラを作らなくてもいいぞ。」
内心かわいいと思いつつも、冷静に返す僕。
「こんなくだらない戦争をしている暇なんてないのじゃ。なぜなら、わた...妾の国アニマニクス共和国とこのグランドドイッス大帝国に魔王がやってくるという予言があるのじゃ!私は......妾は王の代わりにこの戦争を止めるためにグランドドイッス大帝国の王話をつけに来たのじゃ!!」
猫耳は必死に語る。
「ほう。」
そして僕は適当に返事をした。しかし、さっきまで無言を極めていたスフィカが「さすがに難しいんじゃないですか?だって国民はただでさえ獣人にビビっているのですよ。王女ときたら城に入れてもらうことは不可能なんじゃないですかね...。」といった。
ド正論である。ケモ耳たちが国民を無差別にちびらせるほどの軍事力を持っているのは確かだ。だったらグランドドイッスの王も警戒している可能性が高い。
「そ、そうじゃな。そうだ!そこのお主!!私!!違う!!妾のついてこい!!」
ヴァニラはそう言いながら僕を指さした。
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