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第一章~魔王討伐編~
6.影武者
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超展開すぎる。
超展開すぎた。
物は試しだと思い、剣を振ってみた。
「ちょっと!!勇者どの!何部屋の壁を吹き飛ばしている!?」
「ごめんな!フラニック・オブ・クライネスが思ったより強くてな。」
どうやら俺は『最強勇者』になったようだ。軽く剣を上から下に振り下ろしてみただけなのに、まさかの隠し部屋がすべてぶっ飛ぶという『超展開』が起きてしまった。
「はい、じゃーみんな!魔王をぶっ殺しに行っちゃおうぜ!!」
「「おー!」」「おーでございます。」
「せーの!!」
「「「「グクッ!」」」」
全員で一気に仕入れのお茶を飲んでみた、全力で魔王の恩恵を受け、全力で魔王ぶっ殺す。俺たちクズ過ぎるぜ...。
(ガチャ)
魔王の扉を量で押し開けた。
「いや~ん。」
「「「「......」」」」
俺を含めたパーティーメンバー全員が一斉に沈黙した。
「勇者か...。僕ちゃんの入浴シーンを見てなにがたのし(ガチャ)と、見てはいけないものを見てしまったので、セリフの途中であったが扉を閉めた。
「今のなによ...。」
クラリアが手を頭の上に乗せ頭をぶんぶん振りながら言った。
「...ここは、触れないでおこう。」
(おい!くそ勇者!準備ができたぞ。)
さっき閉めた巨大な扉の奥からくぐもった魔王ボイスが聞こえてきた。
(ガチャ)
扉を開け、俺たちが目にした光景はすさまじいものだった。...床に片付け忘れたであろうお子様用のアヒルちゃんがいるのは気にしないとして、とにかく巨大な部屋だ。
でっかいシャンデリアとパイプオルガンが置いてあり、レッドカーペットの先には巨大な椅子に肘をつけて座る魔王の姿があった。
俺たちはオールビッグサイズに圧倒されたのだ。
「ツー。」
魔王が俺に向っていった。
「は?」
「ツーカーの仲というやつだ!伝わらんのか!!」
「伝わるわけないだろ!初対面なんだし。」
「それは残念だな。」
この魔王、色々ガキ臭いな。それが俺の初発の感想である、聞いた話によると魔王は凶悪な力を秘めているのは事実なのだが、長年コノシロに一人で引きこもってしまっているらしいんだ。それもあってか、とっても精神年齢が低いらしいんだ。これにも俺は違う意味で圧倒された。
「先輩...。」
「「「「えぇ!?」」」」
魔王と俺を含めた四人がソフィアの言葉で再び黙り込んでしまった。
「おまえは誰だ!?」
魔王がそういったので、俺とヴァニラとクラリアは空気を読み、そっとその場を離れた。ちなみに、柱に隠れました。
「あなたはもしかして、大魔王様先輩ですか?」
「は?何を言ってやがるんだ!てか誰だおめえ!」
「私は人間神官です。コッピディアン教会に勤めております。ソフィアと申します。」
柱から見えるぞ。ソフィアが常時胸につけている十字架を両手で持ち、両目をつぶる姿が。
「それでは、祈りを捧げます。」
「なに!?ぼくちゃんを消滅させるつもり?」
「やめろー!!」
広い空間に大声が鳴り響くが、それは魔王のものではなかった。
...俺のものだ...。
「勇者様?いかがなさいましたか?」
「フラニック・オブ・クライネスでしか魔王は倒せないんだよ!?祈ったところで祈り中に殺されるおちだよ。」
魔王が能天気すぎるので殺すのは何となく申し訳ないが、ここが俺が倒すしかない。
...だって、選ばれし勇者なのだから。
「ぐああああああああぁーーー!!!!!」
その音、いや、声とともに魔王は徐々に消滅していった。魔王の消滅とともにまるでシャンデリアの光が反射したガラスの破片のようなパーティクルが俺には見えた。
「勇者様...?祈った結果、こんなことになってしまいました...。」
「ちょっと!?ソフィアどの!?ソフィアどのは伝説の勇者じゃないじゃん!ここはフラニック・オブ・クライネスを握った勇者どのに任せる場面なんじゃないのかや!?」
柱からひょいっと現れたヴァニラは俺に話す間も与えないほどのスピードでソフィアに近寄ってそう言った。
「コッピディアン協会は、対魔王訓練が施されているので楽勝でした。」
―それは、よかったな。
「はい!!って誰...?」
さっきの魔王が十歳おった感じの声がどこからともなく鳴り響いた。魔王を倒した祝福ということで、神からのメッセージかな?
とも一瞬思ったのだが、推測という菜の花は無慈悲にも枯れていったのだ。
(ジャジャジャジャーンジャジャ......。)
「何なんですわ?この曲、リズム。」
クラリアがそういい、俺はどこからともなく聞こえる音の方向をたどってみた。
それは、誰も触れていないはずのパイプオルガンからだった。
パイプオルガンが待機を振動させる。そのメロディーが最大の盛り上がりに達した時、俺の耳にはまた違う振動が鳴り響いてきた。
―そろそろ本番ですね。
「誰だ!?姿を現せ!!」
―面白いですね。そちらから余に会いたいというのですか?
「だから、誰だっつてんだろ!」
―余は『たいま おうよう』。今行きますよ。イーヒッヒッヒ!
スパッ!!と俺たち四人の前に鋭い閃光が浴びせられた。一瞬目がくらみ、再び目に潤いが戻った時、そこにはありえない光景が広がっていた。
―こんにちは...皆さん。恐らくはこの挨拶は皆さんにとって最後となるでしょうね。
「「なにい!?」」
俺とソフィアの声が被った。
ソフィアがお約束の敬語をつけ忘れるほどの存在。そう、俺ら四人の前にさっき倒したばっかのはずの魔王が確かに存在していたのだ。
「た、たいま先輩...!?あたくしの祈りは...?」
ソフィアの発言を聞いた魔王は突如ニヒッと笑い、目を見開けながら首を九十度曲げている。正直キモイ。
―ああ、ソフィアちゃんか。そんな祈りが世に聞くとでも思っていたのか?
「さっき確かに聞いていたはずなんです。たいま先輩、先輩は確かに消滅したはずです。」
―あいつか。あれは余の影武者だ。なにい!?死んだってか!?イーヒッヒッヒ!!こりゃあ面白い展開になったな!
味方の死をあざ笑う魔王を俺は最低だと思った。
「先輩!!」
―お前はなぜ余を先輩と呼ぶのだ。
魔王様によるQアンドAコーナーだ!ちょうど俺も気になっていたところだ。
「先輩、思い出してください。コッピディアン教会を思い出してください。」
―ぐっ、思い出した!貴様。その話か、しないほうが良い!
それまでポーズを決めていた魔王がソフィアの一言で急に体制を崩した。
「先輩。あなたはもともと...。」
―やめろ!!!!!!!
何が起きたんだ...。ソフィアの話を聞いていたら、魔王が叫んで再び空間は鋭い閃光に包まれた。ヴァニラ、クラリア、ソフィアが俺の横に倒れている。
「おい!お前ら大丈夫か...!?」
倒れた仲間を揺らしてみたが、何一つ言葉は聞こえない。
「おい!!お前!!魔王!!」
俺は勢いよく魔王のいる方向へ振り向いた。
―勇者くん。なぁに?
「俺のなかまはどうなっているんだよ!」
俺は魔王に対し、疑問を投げかけるが、五秒ほど『無』の時間が俺の前を通り過ぎた。そして、魔王はどこかへと消えていった。
―死んでいるよ。
再び俺の前に現れた魔王の手が、見覚えのある女の子の首を握りしめていた。そして、笑顔にあふれた顔を俺に向って見せてきた。そのうえ、急に明るいトーンになった。
「は?お前マジかよ!?えええ!?ちょっとまてよ!」
俺は焦りと絶望でうまく言葉がまとまらなかった。
「ゴロジてやる...。」
―おー怖い怖い。さあ、ここはひとつのゲームをしようじゃないか。勇者くんの友達であるこの『スフィカ・ナウゲイト』を開放するか、この子を見殺しにして、パーティーメンバー三人を生き返らせるか、どちらか選んでいいよ。
(あ...私は......いいから...みんなを...救って。お願い..。)
スフィカがかすれた声で俺に話しかけた。
理不尽すぎる。
理不尽すぎた。
超展開すぎた。
物は試しだと思い、剣を振ってみた。
「ちょっと!!勇者どの!何部屋の壁を吹き飛ばしている!?」
「ごめんな!フラニック・オブ・クライネスが思ったより強くてな。」
どうやら俺は『最強勇者』になったようだ。軽く剣を上から下に振り下ろしてみただけなのに、まさかの隠し部屋がすべてぶっ飛ぶという『超展開』が起きてしまった。
「はい、じゃーみんな!魔王をぶっ殺しに行っちゃおうぜ!!」
「「おー!」」「おーでございます。」
「せーの!!」
「「「「グクッ!」」」」
全員で一気に仕入れのお茶を飲んでみた、全力で魔王の恩恵を受け、全力で魔王ぶっ殺す。俺たちクズ過ぎるぜ...。
(ガチャ)
魔王の扉を量で押し開けた。
「いや~ん。」
「「「「......」」」」
俺を含めたパーティーメンバー全員が一斉に沈黙した。
「勇者か...。僕ちゃんの入浴シーンを見てなにがたのし(ガチャ)と、見てはいけないものを見てしまったので、セリフの途中であったが扉を閉めた。
「今のなによ...。」
クラリアが手を頭の上に乗せ頭をぶんぶん振りながら言った。
「...ここは、触れないでおこう。」
(おい!くそ勇者!準備ができたぞ。)
さっき閉めた巨大な扉の奥からくぐもった魔王ボイスが聞こえてきた。
(ガチャ)
扉を開け、俺たちが目にした光景はすさまじいものだった。...床に片付け忘れたであろうお子様用のアヒルちゃんがいるのは気にしないとして、とにかく巨大な部屋だ。
でっかいシャンデリアとパイプオルガンが置いてあり、レッドカーペットの先には巨大な椅子に肘をつけて座る魔王の姿があった。
俺たちはオールビッグサイズに圧倒されたのだ。
「ツー。」
魔王が俺に向っていった。
「は?」
「ツーカーの仲というやつだ!伝わらんのか!!」
「伝わるわけないだろ!初対面なんだし。」
「それは残念だな。」
この魔王、色々ガキ臭いな。それが俺の初発の感想である、聞いた話によると魔王は凶悪な力を秘めているのは事実なのだが、長年コノシロに一人で引きこもってしまっているらしいんだ。それもあってか、とっても精神年齢が低いらしいんだ。これにも俺は違う意味で圧倒された。
「先輩...。」
「「「「えぇ!?」」」」
魔王と俺を含めた四人がソフィアの言葉で再び黙り込んでしまった。
「おまえは誰だ!?」
魔王がそういったので、俺とヴァニラとクラリアは空気を読み、そっとその場を離れた。ちなみに、柱に隠れました。
「あなたはもしかして、大魔王様先輩ですか?」
「は?何を言ってやがるんだ!てか誰だおめえ!」
「私は人間神官です。コッピディアン教会に勤めております。ソフィアと申します。」
柱から見えるぞ。ソフィアが常時胸につけている十字架を両手で持ち、両目をつぶる姿が。
「それでは、祈りを捧げます。」
「なに!?ぼくちゃんを消滅させるつもり?」
「やめろー!!」
広い空間に大声が鳴り響くが、それは魔王のものではなかった。
...俺のものだ...。
「勇者様?いかがなさいましたか?」
「フラニック・オブ・クライネスでしか魔王は倒せないんだよ!?祈ったところで祈り中に殺されるおちだよ。」
魔王が能天気すぎるので殺すのは何となく申し訳ないが、ここが俺が倒すしかない。
...だって、選ばれし勇者なのだから。
「ぐああああああああぁーーー!!!!!」
その音、いや、声とともに魔王は徐々に消滅していった。魔王の消滅とともにまるでシャンデリアの光が反射したガラスの破片のようなパーティクルが俺には見えた。
「勇者様...?祈った結果、こんなことになってしまいました...。」
「ちょっと!?ソフィアどの!?ソフィアどのは伝説の勇者じゃないじゃん!ここはフラニック・オブ・クライネスを握った勇者どのに任せる場面なんじゃないのかや!?」
柱からひょいっと現れたヴァニラは俺に話す間も与えないほどのスピードでソフィアに近寄ってそう言った。
「コッピディアン協会は、対魔王訓練が施されているので楽勝でした。」
―それは、よかったな。
「はい!!って誰...?」
さっきの魔王が十歳おった感じの声がどこからともなく鳴り響いた。魔王を倒した祝福ということで、神からのメッセージかな?
とも一瞬思ったのだが、推測という菜の花は無慈悲にも枯れていったのだ。
(ジャジャジャジャーンジャジャ......。)
「何なんですわ?この曲、リズム。」
クラリアがそういい、俺はどこからともなく聞こえる音の方向をたどってみた。
それは、誰も触れていないはずのパイプオルガンからだった。
パイプオルガンが待機を振動させる。そのメロディーが最大の盛り上がりに達した時、俺の耳にはまた違う振動が鳴り響いてきた。
―そろそろ本番ですね。
「誰だ!?姿を現せ!!」
―面白いですね。そちらから余に会いたいというのですか?
「だから、誰だっつてんだろ!」
―余は『たいま おうよう』。今行きますよ。イーヒッヒッヒ!
スパッ!!と俺たち四人の前に鋭い閃光が浴びせられた。一瞬目がくらみ、再び目に潤いが戻った時、そこにはありえない光景が広がっていた。
―こんにちは...皆さん。恐らくはこの挨拶は皆さんにとって最後となるでしょうね。
「「なにい!?」」
俺とソフィアの声が被った。
ソフィアがお約束の敬語をつけ忘れるほどの存在。そう、俺ら四人の前にさっき倒したばっかのはずの魔王が確かに存在していたのだ。
「た、たいま先輩...!?あたくしの祈りは...?」
ソフィアの発言を聞いた魔王は突如ニヒッと笑い、目を見開けながら首を九十度曲げている。正直キモイ。
―ああ、ソフィアちゃんか。そんな祈りが世に聞くとでも思っていたのか?
「さっき確かに聞いていたはずなんです。たいま先輩、先輩は確かに消滅したはずです。」
―あいつか。あれは余の影武者だ。なにい!?死んだってか!?イーヒッヒッヒ!!こりゃあ面白い展開になったな!
味方の死をあざ笑う魔王を俺は最低だと思った。
「先輩!!」
―お前はなぜ余を先輩と呼ぶのだ。
魔王様によるQアンドAコーナーだ!ちょうど俺も気になっていたところだ。
「先輩、思い出してください。コッピディアン教会を思い出してください。」
―ぐっ、思い出した!貴様。その話か、しないほうが良い!
それまでポーズを決めていた魔王がソフィアの一言で急に体制を崩した。
「先輩。あなたはもともと...。」
―やめろ!!!!!!!
何が起きたんだ...。ソフィアの話を聞いていたら、魔王が叫んで再び空間は鋭い閃光に包まれた。ヴァニラ、クラリア、ソフィアが俺の横に倒れている。
「おい!お前ら大丈夫か...!?」
倒れた仲間を揺らしてみたが、何一つ言葉は聞こえない。
「おい!!お前!!魔王!!」
俺は勢いよく魔王のいる方向へ振り向いた。
―勇者くん。なぁに?
「俺のなかまはどうなっているんだよ!」
俺は魔王に対し、疑問を投げかけるが、五秒ほど『無』の時間が俺の前を通り過ぎた。そして、魔王はどこかへと消えていった。
―死んでいるよ。
再び俺の前に現れた魔王の手が、見覚えのある女の子の首を握りしめていた。そして、笑顔にあふれた顔を俺に向って見せてきた。そのうえ、急に明るいトーンになった。
「は?お前マジかよ!?えええ!?ちょっとまてよ!」
俺は焦りと絶望でうまく言葉がまとまらなかった。
「ゴロジてやる...。」
―おー怖い怖い。さあ、ここはひとつのゲームをしようじゃないか。勇者くんの友達であるこの『スフィカ・ナウゲイト』を開放するか、この子を見殺しにして、パーティーメンバー三人を生き返らせるか、どちらか選んでいいよ。
(あ...私は......いいから...みんなを...救って。お願い..。)
スフィカがかすれた声で俺に話しかけた。
理不尽すぎる。
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