ある公爵令嬢のお見合い事情

麻生空

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休憩室にて4

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「ん……あっ……クロ……ヴィス……もう辛い……の……」

ゆっくりとしたスクロールでさっきからねちっこく揺さぶられる。

何時ものクロヴィスのセックスはどちらかと言うとガツガツしていて荒々しい。

滅茶苦茶突かれて、いっぱい精射されてドロドロのデロデロが定番なのに、今日は何故かねちっこい。

「早くイカせて」

達しそうで達しないもどかしさ。

絶頂しそうで出来ない蛇の生殺しのような状態。

「イカせて欲しい?エレナ」

艶っぽくそう聞いて来るクロヴィスは、それでも大きくゆっくりと腰を降る。

「お願い……クロヴィス。もう……限界なの……クロヴィス……」

クロヴィスの腰に手を当てておねだりしてしまう。

両足も思いっきり開いてお願いアピールだ。

「良い眺めだよエレナ。そんなにここに注いで欲しい?」

そっとクロヴィスは抽送しながら私の陰部に指を這わせる。

「欲しいの。……お願い……クロヴィス」

クロヴィスの抽送と指による陰核の攻めでもう私はドロドロ状態だ。

「じゃあ、質問に答えてくれたらご褒美をあげるよ」

「本当?早く質問して……クロヴィス」

クロヴィスの指は丁度私の尿道を捕らえて刺激して来る。

もうお漏らししそうな位に気持ち良い。

「じゃあ、俺の元同僚のジャックなんだけど、気のせいじゃなきゃ君を避けているようなんだけど、彼と何かあった?勿論俺はそこまで心の狭い人間じゃないから二人の間にどんな過ちがあったとしても許せる。けど、夫としては聞いておかなきゃならない。俺の言いたい事分かるだろう?」

腰を振りながら冷静にそんな事を言ってくるクロヴィス。

彼がどんな顔をしながらそんな事を聞いてきたか、私は膣と尿道への攻めでそれを考える思考さえない。

「どんな過ちもなにも、お見合いした時にしか会ってないし……」

「お見合いの時、俺と同じ事した?あぁ、けど君はあの時はまだ乙女だったか。じゃあ、それに近い事?射れないまでもそれに近い事とか?」

一瞬にしてクロヴィスの突きが激しくなる。

強く打ち付けられた私は一気に高みへとかけ登る。
もう考える余裕さえない。

「答えないと言う事は肯定ととっても良いと言う事か?」

突然激しく抽送を繰り返すクロヴィスは「畜生」と叫びながら大量の精液を私の中へと放った。

やっと達する事が出来た私は大きく胸で息をする。

未だにビクビクと私の中で吐精していたクロヴィス。
それが落ち着いたと思ったら私を反転させて今度は背後から抽送を始めた。

四つん這いになりながら激しく打ち付けるクロヴィスを受け入れる。

いつもよりも荒々しいクロヴィス。

何度も何度も体位を変えながら私を求めては精液を吐き出すクロヴィス。

「エレナ。愛している。こんなに愛しているいるのに……」
怒鳴るような愛の言葉に合わせるように激しく攻め立てられ思うように頭が回らない。

「誰のものでもない。俺だけのエレナ」

何度もうわ言のように言っては吐精する。

既に飲み込めなくなった精液でベッドの上はグチャグチャだ。

外はうっすらと白む。

もう朝になるのか……。

ぼんやりとそんな事を思いながら、それでも止まないクロヴィスを受け入れる。

もう限界。

眠い。

そんな事を思いながら私は揺られながらそっと目を閉じた。
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