31 / 76
エンゲージリングと言う名の3
しおりを挟む
「こちらの石は魔の森の入口辺りから採取して来た物です。川辺から採ったので石も丸みを帯びていて色々なアクセサリーに加工しやすいんですよ」
そう言い手渡された石をジッと見つめる。
「石の色により、込められる魔術の相性が変わります」
まるで白く濁った水晶のような色合いの10円玉位の大きさの石は、一見宝石の原石と変わりない。
あぁ、これってよく天然石とかパワーストーンとかで見るような感じだ。
中には宝石になる石もきっとあるんだろうな。
でも、ゲームではこんなストーリーなんて聞いた事もないな。
アクセサリー系の装備品でも……あっ、そう言えば加護の付いたキーホルダーがあったけど、それって、こんな感じに付与魔法を付けた物だったのかも。
名前だけの表示だったから気付かなかったけど、そう言う事か。
確か使用すると一戦闘中は防御力上がるとか、攻撃力上がるとか色々あったな。
「これは少し濁りがある様ですが、白色と見るのですか?それとも透明なのですか?」
私は率直にロベルトに尋ねた。
「そうですね。その色は白と見る事も出来ますが、透明と見る方が多いですね」
ん~やはり水晶みたいだよね。
じゃあ相性的に何でも合うとかいうやつかしら?
「因みにこの石に合う系統魔法は何ですか?」
少し期待しつつ聞いてみる。
「補助魔法か治癒魔法ですね」
予想は外れたけど『まぁ、どちらも使えるな』と考えながら石を持ち上げ光にかざして見た。
「治癒魔法の方が高額で取引されますので、同じ魔力を使うなら治癒魔法の方が断然お得ですよ」
ロベルトがそんな私を見ながら治癒魔法を勧めて来る。
何か変なセールスアピールが始まりそうだったので私は思わずセドリックを見た。
「そうだね。治癒魔法は初期的な癒し程度なら使える者はいるけど、本来の治癒魔法となると扱える者は少ない。かく言う私も治癒魔法は上級程度だ」
そう言うとセドリックは自嘲した。
この世界の魔術レベルは初級・中級・上級と来て賢者となる。
そして、最後にMPカンスト状態で大賢者と呼ばれる。
MP999の壁……つまりカンストが人間の限界と言われ、それに限りなく近い者が賢者クラスとなり、カンストした者が大賢者と呼ばれているのだ。
但し、それはあくまでも得意な属性で、苦手な属性はMPに掛けるコンマ幾らとなる。
セドリックの魔法って確か攻撃的な物が多かったと思う。
つまり攻撃魔法特化型なのだ。
って、それでも上級って既に凄いと思うけど、それでも卑下して言うという事は、セドリックの攻撃魔法ってどんだけ凄いの?
何か他国との戦や魔獣討伐とかはぐれ聖霊とか色々戦いの話は聞くけど、王太子が出刃ると戦況優先で短期戦になる事が多いって聞いた様な……。
って言うか攻略対象はどちらかと言うと皆さん攻撃的だったよね。
それを後ろから援護するヒロイン的な構図?
そうだよ。
あのオーウェンだって鞭使いだったし……後、何故か拷問道具がよく飛び出していた様な……。
本当に何処に隠しているの?って毎回思う位に凄かったよ。
SMプレイ好きもここまで来るとちょっとどうかと思う。
愛の道具……恐ろしい。
うぅ……嫌な事を思い出してしまった。
戦力で言うと参謀的なライアンが一番戦力にならなかったかな……。
あいつは周りを上手く操って戦いを優勢にしていたと作中にはあったけど、そんなのゲームの中では何の役にたたないな。
だって戦闘のコマンドを選ぶのはあくまでもプレイヤーなんだから。
あ~でも、ヒロイン無しの魔獣討伐ではライアンがパーティーに居ると攻略対象が良い駒になって……特にセドリックを上手く使って戦闘攻略しているシーンがあったな。
一瞬余所事を考えていると、何故かセドリックまでロベルトの提案に便乗していた。
「そうすると私が補助魔法を使うよりエマが治癒魔法を使った方が割が良い仕事になるね。何せ治癒魔法は上級程度でも補助魔法賢者の5倍の値が付くからね」
それを聞いた私は思いっきり目を見開く。
5倍……。
すると私が使えば幾ら程に?
そう思い石を見つめてしまう。
だから、さっきセドリックが上級程度の治癒魔法が使えると言っていた事がするりと頭から抜けていた。
そして、私は石を見ながらぼんやりと考えにふける。
噂では簡単な魔術の魔石でさえ一般的なアクセサリーと同等の値が付くと言う。
それが賢者で5倍……。
私は恐る恐る素直に質問していた。
「大賢者クラスだと幾ら位になるのですか?」
「そうですね。今回は私からの結婚祝いとして出血大サービスさせて頂きますので、MP100程度の治癒魔法なら10回でそのアレキサンドライト1個分の報酬になりますかね」
それ位のMPを使う大賢者クラス治癒魔法は云わば万能薬だ。
重傷者さえ治すと言う。
本当ならそんなに容易く使う物ではない。
しかし、頭が色々と洗脳された今の私にそんな思考はなかった。
「分かりました。私やりますわ」
エマがロベルトの方へ意気込みながら宣言する。
「毎度ありがとうございます」
ニコリと笑むと準備の良いことに先程の石よりも少し硬めで透明感があり、明らかに純度の高い石を差し出された。
「では魔石の中心に魔力を込める感じで魔術を発動させて下さい。但し、発動完了の一歩手前で止めて欲しいのです」
「分かりました」
私はコマンドを出すと素早く消費MPを100に設定し発動準備の状態キープで治癒魔法を発動させる。
私は慎重に魔石の中心を意識しながらスペルを唱えると上手い具合に魔術が石に定着した。
「お見事です。エマ様」
ロベルトは満足そうに頷くと空かさず次の石を手渡した。
私は再びコマンドを入力してスペルを唱える。
それを繰り返す事8回、後2回という所で……あれ?MPが足りない。
MP回復アイテムは……って使えない。
何やっているんだ わ た し ……。
考えなしだった。
って考えていると、MPが30を切っていた。
あ~っ。
そう言えばキャサリンがコマンド開いているだけでもMP減るって言っていたんだった。
本当に私の馬鹿~っ。
心の中で盛大に自身を罵倒してしまう。
そんな事を考えている内に更にMPが減ってしまう。
う~気力が落ちて来た。
兎に角コマンド閉じなきゃ。
私は心の中で『クローズ』と唱える。
するとコマンドが目の前から消えた。
消えたけど、体から殆どの魔力が失われた為に脱力感が半端ない。
「ロベルトさん。申し訳ないのですが、どうやら魔力切れの様です。続きは後日でも良いでしょうか?」
「魔力切れでは致し方ないですね。貴重な治癒魔法ですので後日でも良いですよ」
ロベルトは快く了承する。
「ありがとうございます」
私は自身を丸くしながら礼を述べた。
「魔力回復までどの位かかりますか?」
「えっと……どの位ですかね」
私は思わずセドリックを見てしまった。
セドリックは苦笑しながら
「何もせずに回復を待てば完全回復まで一週間という所かな」
と淡々と言う。
「大丈夫。後で私の魔力を少し分けて上げるから直ぐに魔力は回復するよ」
うっとりするような眼差しで言われたが……何か背中がゾワリとした様な……。
「では、出来れば2日後位までにお願いしたいのですが、私を贔屓にして頂いている大口の顧客と会うもので、その時それを出したいのです」
「分かった。では、私はこのままエマを送って魔力譲渡をするよ」
「殿下がそう言うのであれば間違いはございませんね。何せ『悪魔』の称号をお持ちの魔術師ですから」
悪魔の称号……
何かそんな設定あったような。
あぁ、確か大賢者の上のランクだったな。
何せヒロインをカンストさせても大賢者止まりだったから忘れていたけど、この世界に数名の『悪魔』の称号を持つ魔術師がいたんだっけ。
その内の一人がセドリックだった。
まぁ、王族特有のチート設定だと思って流していたけどね。
因みに治癒魔法が使える聖女様で過去に大賢者の上の『天使』の称号を得ていた者がいたらしい。
しかし、現在は治癒魔法を使える者が殆どいない。
何故なら下手に聖女になって神殿預りになったら嫁に行き遅れてしまうからだ。
だって神殿も聖女を手放したくないじゃない。
故に治癒魔法の才能があっても、その力を伸ばそうとする親がいないのだ。
故に聖女になるのは孤児だったり貧しい家の者だっりする事が多い為に、それほどの治癒魔法が使えないのだ。
多分この国にいる聖女でも上級が限度だろう。
そう言い手渡された石をジッと見つめる。
「石の色により、込められる魔術の相性が変わります」
まるで白く濁った水晶のような色合いの10円玉位の大きさの石は、一見宝石の原石と変わりない。
あぁ、これってよく天然石とかパワーストーンとかで見るような感じだ。
中には宝石になる石もきっとあるんだろうな。
でも、ゲームではこんなストーリーなんて聞いた事もないな。
アクセサリー系の装備品でも……あっ、そう言えば加護の付いたキーホルダーがあったけど、それって、こんな感じに付与魔法を付けた物だったのかも。
名前だけの表示だったから気付かなかったけど、そう言う事か。
確か使用すると一戦闘中は防御力上がるとか、攻撃力上がるとか色々あったな。
「これは少し濁りがある様ですが、白色と見るのですか?それとも透明なのですか?」
私は率直にロベルトに尋ねた。
「そうですね。その色は白と見る事も出来ますが、透明と見る方が多いですね」
ん~やはり水晶みたいだよね。
じゃあ相性的に何でも合うとかいうやつかしら?
「因みにこの石に合う系統魔法は何ですか?」
少し期待しつつ聞いてみる。
「補助魔法か治癒魔法ですね」
予想は外れたけど『まぁ、どちらも使えるな』と考えながら石を持ち上げ光にかざして見た。
「治癒魔法の方が高額で取引されますので、同じ魔力を使うなら治癒魔法の方が断然お得ですよ」
ロベルトがそんな私を見ながら治癒魔法を勧めて来る。
何か変なセールスアピールが始まりそうだったので私は思わずセドリックを見た。
「そうだね。治癒魔法は初期的な癒し程度なら使える者はいるけど、本来の治癒魔法となると扱える者は少ない。かく言う私も治癒魔法は上級程度だ」
そう言うとセドリックは自嘲した。
この世界の魔術レベルは初級・中級・上級と来て賢者となる。
そして、最後にMPカンスト状態で大賢者と呼ばれる。
MP999の壁……つまりカンストが人間の限界と言われ、それに限りなく近い者が賢者クラスとなり、カンストした者が大賢者と呼ばれているのだ。
但し、それはあくまでも得意な属性で、苦手な属性はMPに掛けるコンマ幾らとなる。
セドリックの魔法って確か攻撃的な物が多かったと思う。
つまり攻撃魔法特化型なのだ。
って、それでも上級って既に凄いと思うけど、それでも卑下して言うという事は、セドリックの攻撃魔法ってどんだけ凄いの?
何か他国との戦や魔獣討伐とかはぐれ聖霊とか色々戦いの話は聞くけど、王太子が出刃ると戦況優先で短期戦になる事が多いって聞いた様な……。
って言うか攻略対象はどちらかと言うと皆さん攻撃的だったよね。
それを後ろから援護するヒロイン的な構図?
そうだよ。
あのオーウェンだって鞭使いだったし……後、何故か拷問道具がよく飛び出していた様な……。
本当に何処に隠しているの?って毎回思う位に凄かったよ。
SMプレイ好きもここまで来るとちょっとどうかと思う。
愛の道具……恐ろしい。
うぅ……嫌な事を思い出してしまった。
戦力で言うと参謀的なライアンが一番戦力にならなかったかな……。
あいつは周りを上手く操って戦いを優勢にしていたと作中にはあったけど、そんなのゲームの中では何の役にたたないな。
だって戦闘のコマンドを選ぶのはあくまでもプレイヤーなんだから。
あ~でも、ヒロイン無しの魔獣討伐ではライアンがパーティーに居ると攻略対象が良い駒になって……特にセドリックを上手く使って戦闘攻略しているシーンがあったな。
一瞬余所事を考えていると、何故かセドリックまでロベルトの提案に便乗していた。
「そうすると私が補助魔法を使うよりエマが治癒魔法を使った方が割が良い仕事になるね。何せ治癒魔法は上級程度でも補助魔法賢者の5倍の値が付くからね」
それを聞いた私は思いっきり目を見開く。
5倍……。
すると私が使えば幾ら程に?
そう思い石を見つめてしまう。
だから、さっきセドリックが上級程度の治癒魔法が使えると言っていた事がするりと頭から抜けていた。
そして、私は石を見ながらぼんやりと考えにふける。
噂では簡単な魔術の魔石でさえ一般的なアクセサリーと同等の値が付くと言う。
それが賢者で5倍……。
私は恐る恐る素直に質問していた。
「大賢者クラスだと幾ら位になるのですか?」
「そうですね。今回は私からの結婚祝いとして出血大サービスさせて頂きますので、MP100程度の治癒魔法なら10回でそのアレキサンドライト1個分の報酬になりますかね」
それ位のMPを使う大賢者クラス治癒魔法は云わば万能薬だ。
重傷者さえ治すと言う。
本当ならそんなに容易く使う物ではない。
しかし、頭が色々と洗脳された今の私にそんな思考はなかった。
「分かりました。私やりますわ」
エマがロベルトの方へ意気込みながら宣言する。
「毎度ありがとうございます」
ニコリと笑むと準備の良いことに先程の石よりも少し硬めで透明感があり、明らかに純度の高い石を差し出された。
「では魔石の中心に魔力を込める感じで魔術を発動させて下さい。但し、発動完了の一歩手前で止めて欲しいのです」
「分かりました」
私はコマンドを出すと素早く消費MPを100に設定し発動準備の状態キープで治癒魔法を発動させる。
私は慎重に魔石の中心を意識しながらスペルを唱えると上手い具合に魔術が石に定着した。
「お見事です。エマ様」
ロベルトは満足そうに頷くと空かさず次の石を手渡した。
私は再びコマンドを入力してスペルを唱える。
それを繰り返す事8回、後2回という所で……あれ?MPが足りない。
MP回復アイテムは……って使えない。
何やっているんだ わ た し ……。
考えなしだった。
って考えていると、MPが30を切っていた。
あ~っ。
そう言えばキャサリンがコマンド開いているだけでもMP減るって言っていたんだった。
本当に私の馬鹿~っ。
心の中で盛大に自身を罵倒してしまう。
そんな事を考えている内に更にMPが減ってしまう。
う~気力が落ちて来た。
兎に角コマンド閉じなきゃ。
私は心の中で『クローズ』と唱える。
するとコマンドが目の前から消えた。
消えたけど、体から殆どの魔力が失われた為に脱力感が半端ない。
「ロベルトさん。申し訳ないのですが、どうやら魔力切れの様です。続きは後日でも良いでしょうか?」
「魔力切れでは致し方ないですね。貴重な治癒魔法ですので後日でも良いですよ」
ロベルトは快く了承する。
「ありがとうございます」
私は自身を丸くしながら礼を述べた。
「魔力回復までどの位かかりますか?」
「えっと……どの位ですかね」
私は思わずセドリックを見てしまった。
セドリックは苦笑しながら
「何もせずに回復を待てば完全回復まで一週間という所かな」
と淡々と言う。
「大丈夫。後で私の魔力を少し分けて上げるから直ぐに魔力は回復するよ」
うっとりするような眼差しで言われたが……何か背中がゾワリとした様な……。
「では、出来れば2日後位までにお願いしたいのですが、私を贔屓にして頂いている大口の顧客と会うもので、その時それを出したいのです」
「分かった。では、私はこのままエマを送って魔力譲渡をするよ」
「殿下がそう言うのであれば間違いはございませんね。何せ『悪魔』の称号をお持ちの魔術師ですから」
悪魔の称号……
何かそんな設定あったような。
あぁ、確か大賢者の上のランクだったな。
何せヒロインをカンストさせても大賢者止まりだったから忘れていたけど、この世界に数名の『悪魔』の称号を持つ魔術師がいたんだっけ。
その内の一人がセドリックだった。
まぁ、王族特有のチート設定だと思って流していたけどね。
因みに治癒魔法が使える聖女様で過去に大賢者の上の『天使』の称号を得ていた者がいたらしい。
しかし、現在は治癒魔法を使える者が殆どいない。
何故なら下手に聖女になって神殿預りになったら嫁に行き遅れてしまうからだ。
だって神殿も聖女を手放したくないじゃない。
故に治癒魔法の才能があっても、その力を伸ばそうとする親がいないのだ。
故に聖女になるのは孤児だったり貧しい家の者だっりする事が多い為に、それほどの治癒魔法が使えないのだ。
多分この国にいる聖女でも上級が限度だろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる