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もう一人の転生者キャサリン視点9
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私は大雑把にセカンドシーズンの出だしを説明した。
そしてエロしかない事を説明するとエマの顔は見る見る青くなっていく。
案外エマは初心な子なのかもと思ってしまう。
そんな子にあの悪魔の君を押し付けるのは憚られるが、この世界も私も助かる為にはこれしか選択肢がないのが現実だ。
何としてもセドリックとの好感度をマックスまでに上げてもらわなくてはいけない。
故に、私は逆ハーや複数エンドを強調してセドリックの一点張りを押した。
頑張ったかいがあり、最後には渋々ながらもエマを納得させた。
でも、セドリックルートがマックス状態の時には逆ハーも複数エンドも発生しない。
何故ならあるイベントが発生するからだ。
しかし、今回は色々とイレギュラーな事が多い。
用心に越した事はないだろう。
兎に角兄達とのフラグも立たない様に気を付けなければ。
そうでないとエマとキャサリンのコラボの肉便器エンドがやって来る。
挙げ句、私に至っては近親相姦だし。
これは早めにセドリックにはエマの外堀を埋めてもらわなければ。
そう思いエマをじっと見てしまう。
「私、本当は『想い出の君』とのストーリーを見たかったんですよ。でも、その前に多分亡くなってしまったので凄く残念なんです」
照れながらそう言うエマに何だか得心が行く。
「あぁ。想い出の君か~。結構エマって王道恋愛ストーリーが好きなんだね」
でも、今はその想い出の君は実の兄。
近親相姦でない限りあり得ないルートだわ。
そう思いちょっと安心してしまう。
だってこれで違う攻略対象が好きとか言われてセドリックルート離脱されたら私がヤバい事になる。
「それ言わないで下さい。結構知り合い皆から良くからかわれた口ですから」
ちょっと唇を尖らせながら抗議してくるエマに『おや可愛い』とマジに思う。
「なので、今回妹ポジションなので、見れなかったスチルを頑張って見ようと思うんだよね」
顔を赤らめながらそう楽しそうに言うエマは本当に可愛い。
「結構エマも面食いなのかな?」
からかい半分に聞いて見ると
「な……もぅ。悪いですか?これでも夢見る乙女なんで」
またもや顔を赤くしながらプンプンするエマ。
これは案外面白いかも……。
「ねぇ。その素な所ってセドリックにも見せている?」
「まさか~。腹黒鬼畜王子でも一応王子様ですからね、それなりの対応はしているつもりですよ」
「そうだね、あれでも王太子だからね」
色々性格に難有りだけどさ。
「はい。正直毎日対応に困っています」
そう言って明らかに辟易としたため息を吐く。
毎日って、そう言えば毎日惚気話を聞かされていた様な……。
「えっと。毎日?……セドリックって結構紳士でしょう?」
まさかな、キス責めも出だしだけだよね……。
またもや嫌な予感がする。
何度も言うようだが、私はこの手の予感を外した事がない。
「……全然紳士じゃない」
ボソリと一瞬声のトーンが落ちる。
「毎日セクハラ三昧で全然ロマンチックじゃない」
セクハラ三昧……何やっているんだよセドリック。
思わず胡乱な眼差しになりながらセドリックに罵声を送る。
「もしかして、エマってロマンチックなシチュエーション好き?」
「当たり前じゃないですか」
気のせいかやけに言葉に力が入っている様な気がする。
「夜景の見えるレストランでプロポーズとか?」
その言葉に一瞬にしてエマの乙女スイッチが入るのを感じた。
「良いですよね。何時もは行けない様な最上階の高級レストランで夜景を見ながら食事をして、薔薇の花束と共に指輪の入った箱をそっと開けながら『一生君だけを愛すると誓う。結婚して欲しい』みたいな~きゃ~」
うっとりする様に言うエマに『一人でやっていてくれ』とマジに思った。
エマの妄想に半眼になってしまったのは仕方ない事だと思う。
まぁ、この乙女チックなのに弱いという材料から今後の対策は練れるな。
取り敢えず、後でセドリックにエンゲージリングの事を話さなければ。
「所でエマは前世では彼氏とかいたの?」
これは重要なので確認しておかなければならない、案外元彼とかって厄介な時があるからね。
今現在存在していなくてもだ。
「え……と。彼氏が居たらこんなに乙女ゲームにはまっていないと思います」
それもそうか……。
私はその後情報収集とばかりにエマに前世の話を散々させながら今後の対策を練っていた。
そして、今回エマと話をした結果分かった事が二つあった。
一つは、セドリックはやはり鬼畜野郎だと言う事。
もう一つは、エマはどうやら愛バラでは『想い出の君』贔屓だったと言う事だ。
今のエマの役所からすると想い出の君とのエンドは有り得ない。
何故なら話をした感じ近親相姦する様なタイプではないからだ。
あの馬鹿兄貴達に見習わせたい位だ。
どちらにしろ、セドリックにはこの件(想い出の君の事)は触れないでおこうと固く誓う私だった。
だってあの魔王の様なセドリックがだよ、この事を知ってしまったら、嫉妬に狂いこの世界が終わってしまうかもしれないのだから……主に、物理的な意味で。
そしてエロしかない事を説明するとエマの顔は見る見る青くなっていく。
案外エマは初心な子なのかもと思ってしまう。
そんな子にあの悪魔の君を押し付けるのは憚られるが、この世界も私も助かる為にはこれしか選択肢がないのが現実だ。
何としてもセドリックとの好感度をマックスまでに上げてもらわなくてはいけない。
故に、私は逆ハーや複数エンドを強調してセドリックの一点張りを押した。
頑張ったかいがあり、最後には渋々ながらもエマを納得させた。
でも、セドリックルートがマックス状態の時には逆ハーも複数エンドも発生しない。
何故ならあるイベントが発生するからだ。
しかし、今回は色々とイレギュラーな事が多い。
用心に越した事はないだろう。
兎に角兄達とのフラグも立たない様に気を付けなければ。
そうでないとエマとキャサリンのコラボの肉便器エンドがやって来る。
挙げ句、私に至っては近親相姦だし。
これは早めにセドリックにはエマの外堀を埋めてもらわなければ。
そう思いエマをじっと見てしまう。
「私、本当は『想い出の君』とのストーリーを見たかったんですよ。でも、その前に多分亡くなってしまったので凄く残念なんです」
照れながらそう言うエマに何だか得心が行く。
「あぁ。想い出の君か~。結構エマって王道恋愛ストーリーが好きなんだね」
でも、今はその想い出の君は実の兄。
近親相姦でない限りあり得ないルートだわ。
そう思いちょっと安心してしまう。
だってこれで違う攻略対象が好きとか言われてセドリックルート離脱されたら私がヤバい事になる。
「それ言わないで下さい。結構知り合い皆から良くからかわれた口ですから」
ちょっと唇を尖らせながら抗議してくるエマに『おや可愛い』とマジに思う。
「なので、今回妹ポジションなので、見れなかったスチルを頑張って見ようと思うんだよね」
顔を赤らめながらそう楽しそうに言うエマは本当に可愛い。
「結構エマも面食いなのかな?」
からかい半分に聞いて見ると
「な……もぅ。悪いですか?これでも夢見る乙女なんで」
またもや顔を赤くしながらプンプンするエマ。
これは案外面白いかも……。
「ねぇ。その素な所ってセドリックにも見せている?」
「まさか~。腹黒鬼畜王子でも一応王子様ですからね、それなりの対応はしているつもりですよ」
「そうだね、あれでも王太子だからね」
色々性格に難有りだけどさ。
「はい。正直毎日対応に困っています」
そう言って明らかに辟易としたため息を吐く。
毎日って、そう言えば毎日惚気話を聞かされていた様な……。
「えっと。毎日?……セドリックって結構紳士でしょう?」
まさかな、キス責めも出だしだけだよね……。
またもや嫌な予感がする。
何度も言うようだが、私はこの手の予感を外した事がない。
「……全然紳士じゃない」
ボソリと一瞬声のトーンが落ちる。
「毎日セクハラ三昧で全然ロマンチックじゃない」
セクハラ三昧……何やっているんだよセドリック。
思わず胡乱な眼差しになりながらセドリックに罵声を送る。
「もしかして、エマってロマンチックなシチュエーション好き?」
「当たり前じゃないですか」
気のせいかやけに言葉に力が入っている様な気がする。
「夜景の見えるレストランでプロポーズとか?」
その言葉に一瞬にしてエマの乙女スイッチが入るのを感じた。
「良いですよね。何時もは行けない様な最上階の高級レストランで夜景を見ながら食事をして、薔薇の花束と共に指輪の入った箱をそっと開けながら『一生君だけを愛すると誓う。結婚して欲しい』みたいな~きゃ~」
うっとりする様に言うエマに『一人でやっていてくれ』とマジに思った。
エマの妄想に半眼になってしまったのは仕方ない事だと思う。
まぁ、この乙女チックなのに弱いという材料から今後の対策は練れるな。
取り敢えず、後でセドリックにエンゲージリングの事を話さなければ。
「所でエマは前世では彼氏とかいたの?」
これは重要なので確認しておかなければならない、案外元彼とかって厄介な時があるからね。
今現在存在していなくてもだ。
「え……と。彼氏が居たらこんなに乙女ゲームにはまっていないと思います」
それもそうか……。
私はその後情報収集とばかりにエマに前世の話を散々させながら今後の対策を練っていた。
そして、今回エマと話をした結果分かった事が二つあった。
一つは、セドリックはやはり鬼畜野郎だと言う事。
もう一つは、エマはどうやら愛バラでは『想い出の君』贔屓だったと言う事だ。
今のエマの役所からすると想い出の君とのエンドは有り得ない。
何故なら話をした感じ近親相姦する様なタイプではないからだ。
あの馬鹿兄貴達に見習わせたい位だ。
どちらにしろ、セドリックにはこの件(想い出の君の事)は触れないでおこうと固く誓う私だった。
だってあの魔王の様なセドリックがだよ、この事を知ってしまったら、嫉妬に狂いこの世界が終わってしまうかもしれないのだから……主に、物理的な意味で。
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