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【第一章】片想い編
39. 人生で一番幸せです
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よく晴れた日の午後、私は国王の間に呼び出されていた。その前に、侍女により化粧をされ、煌びやかなドレスに着替えさせられて。
レオン様には何度も会っているが、国王陛下に会ったことはない。だが、レオン様の妻となれば頻繁に会うことになるのだろう。私は嫌われ者の陰キャだった。国王陛下に嫌われないか、不安で仕方がない。
不安で俯く私に、レオン様は笑顔で言う。
「両親もきっと、ローザのことを気に入ってくれるだろう」
レオン様は軽い調子でそう言うが、そんなに上手くいくものでもない。何より、故郷では私は嫌われ者だった。
「この国は自由恋愛だ。王族は結婚相手の身分よりも、魔力を重視する。
だから、ローザに文句を言える人なんていないだろう」
レオン様はそう思っているのかもしれないが……魔力だけが全てではない。むしろ、
「レオン様は、私の魔力が高いから、私を選ばれたのですか?」
思わず聞いていた。
するとレオン様は頬を染め、不貞腐れたようにそっぽを向く。
「そんなはずはない。私がどれだけ君を愛しているのか、知らないのか?」
甘くて低い声で告げられ、首元をかぷっと甘噛みされる。それで私は声にならない声を上げ、ばばっとレオン様から離れる。
最近迫られることが少なかったから忘れていたが、レオン様は頭のネジが抜けているのだった!!
真っ赤な私を見てからかうように、甘い声で続けるレオン様。
「そんなに逃げても離してやらない。
君は私の婚約者だ。これからは、毎晩愛してやるから」
ちょ、ちょっと待って!どうしてそんなに気が早いの!? 私はまだ、何も覚悟出来ていないのに!!
抱きつくレオン様を真っ赤な顔で押し退けていると、目の前の重厚な扉が開かれた。そして、侍女が丁寧に頭を下げる。
「お待たせいたしました。どうぞ中へ」
こんな時に最悪だ!レオン様が私にくっついているの、見えてしまうじゃん!!
私は必死でレオン様から離れようとするのに、レオン様は私にしがみついたまま、扉の中を見た。そして、私にしがみついたまま告げた。
「父上、連れて参りました」
わー……私、人生終わった。きっと、レオン様を誑かした悪女だと思われた……
ようやく体を離され、真っ赤な顔で部屋に入る。部屋には立派な机が出され、晩餐の準備がされている。その机の一番奥に、緑色の立派な服を着た男性が座っている。一目見て国王陛下だと思った。
レオン様と同じブロンドの髪に、整った目鼻立ち。瞳の色は青色だ。そして陛下は、優しげな顔で立ち上がり、私を迎えてくださる。
「ローザ、話は聞いておる。
ようこそ、ロスノック帝国の王室へ」
そんな陛下を、ぽかーんと私は見ている。
ロスノック帝国の国王陛下って、すごく怖い人だと思っていた。ゲームでも、レオン様の次に出てくるという強敵だ。
だが、目の前に座る陛下は、王の威厳こそあれとても優しそうだ。おまけに私、歓迎されているの!?
私は頭を下げながらも、ビクビクしっ放しだ。そして、陛下の隣にいる綺麗な女性が、私を見て声を上げた。
「まあ!綺麗な子。
魔力が非常に高いだけでなく、こんなに綺麗な子がレオンの妻になってくれるなんて!」
き……綺麗!? 冗談でしょ。
私はさらにパニックを起こす。だけど、女性は冗談を言っているようには見えない。そしてこの女性は、レオン様と同じ緑色の瞳をしている。レオン様のお母様だろう。
「そうでしょう。私はローザの全てが好きだが、その神秘的な黒髪と、吸い込まれるような黒い瞳が大好きだ」
レオン様の頭のネジが外れているのは知っているが、認知機能までおかしくなってしまったのだろうか。
だけど、レオン様の言葉に陛下もお母様も頷いていて、この世界は美の基準が少し違うのかもしれないと思った。私がレオン様を美しいと思うように、レオン様も私を美しいだなんて思っているのなら……信じられない気持ちでいっぱいだ。
「レオンの子も、ローザさんみたいな黒い瞳だといいわ」
子だなんて……しかも、私の遺伝子なんて受け継いで欲しくもないのに……
だが、この好意を否定することも出来ず、
「ありがとうございます!」
私は頭を下げていた。
それから、すごくいい雰囲気で晩餐会も進んだ。陛下もお母様も、私のことを心底褒めてくださった。というのも、確かに私はロスノック帝国に貢献しているからだ。魔力で野菜を栽培したり、雲発生機を撃ち落としたり……こういう功績も認められ、嬉しい気持ちでいっぱいだった。
私が国に尽くしたことを、陛下も評価してくださっている。それをレオン様も知っていたから、自信を持って私を紹介してくれたのだ。恩返しのつもりでしていたことが、いつの間にか人々のためになっていた。もちろん下心は無かったが、頑張って良かったと心から思う。
よく見ると、陛下とお母様も右手首に魔力交換の痣がある。私とレオン様の痣とはまた違った模様だ。第二魔導士団には若い人しかいないから、私は魔力交換の痣をほとんど見たことがなかった。だが、その痣はペアごとに違うのだと気付く。
レオン様と私がペアだと、すぐにバレてしまっていたのだろう。そのうえ、レオン様がわざとらしく見せびらかすから……
魔力交換の痣をぼーっと見ている私は、
「ローザ」
不意にレオン様に呼ばれた。それではっと姿勢を正す。
「君と婚約を結んだら、私は国中から羨ましがられるだろう」
レオン様はまた、何を言っているのだろう。むしろ、私のほうが羨ましがられ、妬まれるに決まっている。優しくて強く、そしてイケメンの王太子と結婚するのだから。
だが、そんな妬みからも、レオン様は守ってくれるだろう。
「ローザさんは宮廷内でも噂になっているからね。
優しくて綺麗で、そして最強の魔導士だって」
そんなに褒められると、逆に不安になる。からかわれているのではないかと思ってしまう。だが、この世界では私はただの根暗陰キャではないらしい。私はもう少し、自信を持ってもいいのかもしれない。
「レオンをお願いしますね」
「こっ、こちらこそ、よろしくお願いします!」
私は深々と頭を下げていた。
こうして、私はレオン様と結ばれることになった。
この世界に来た時には、想像さえしなかった未来だった。
だが、ロスノック帝国で、私は今まで得られなかったものをたくさん得た。魔力はもちろんのこと、友達や仲間、そして、愛する人。
私は今、人生で一番幸せだ。そして、これからもレオン様とともに、幸せを噛み締めていきたい。
私のなかなか心を開かないところや、ゲームが好きなところ、笑い者にされていた過去も全て受け入れ、私を好きになってくれたレオン様と。
窓から赤い夕陽が差し込み、テーブルを赤く染める。その赤い世界の中で、私はレオン様を見る。大好きなレオン様を見て、私の頬は夕陽よりも赤く染まっていたに違いない。
レオン様には何度も会っているが、国王陛下に会ったことはない。だが、レオン様の妻となれば頻繁に会うことになるのだろう。私は嫌われ者の陰キャだった。国王陛下に嫌われないか、不安で仕方がない。
不安で俯く私に、レオン様は笑顔で言う。
「両親もきっと、ローザのことを気に入ってくれるだろう」
レオン様は軽い調子でそう言うが、そんなに上手くいくものでもない。何より、故郷では私は嫌われ者だった。
「この国は自由恋愛だ。王族は結婚相手の身分よりも、魔力を重視する。
だから、ローザに文句を言える人なんていないだろう」
レオン様はそう思っているのかもしれないが……魔力だけが全てではない。むしろ、
「レオン様は、私の魔力が高いから、私を選ばれたのですか?」
思わず聞いていた。
するとレオン様は頬を染め、不貞腐れたようにそっぽを向く。
「そんなはずはない。私がどれだけ君を愛しているのか、知らないのか?」
甘くて低い声で告げられ、首元をかぷっと甘噛みされる。それで私は声にならない声を上げ、ばばっとレオン様から離れる。
最近迫られることが少なかったから忘れていたが、レオン様は頭のネジが抜けているのだった!!
真っ赤な私を見てからかうように、甘い声で続けるレオン様。
「そんなに逃げても離してやらない。
君は私の婚約者だ。これからは、毎晩愛してやるから」
ちょ、ちょっと待って!どうしてそんなに気が早いの!? 私はまだ、何も覚悟出来ていないのに!!
抱きつくレオン様を真っ赤な顔で押し退けていると、目の前の重厚な扉が開かれた。そして、侍女が丁寧に頭を下げる。
「お待たせいたしました。どうぞ中へ」
こんな時に最悪だ!レオン様が私にくっついているの、見えてしまうじゃん!!
私は必死でレオン様から離れようとするのに、レオン様は私にしがみついたまま、扉の中を見た。そして、私にしがみついたまま告げた。
「父上、連れて参りました」
わー……私、人生終わった。きっと、レオン様を誑かした悪女だと思われた……
ようやく体を離され、真っ赤な顔で部屋に入る。部屋には立派な机が出され、晩餐の準備がされている。その机の一番奥に、緑色の立派な服を着た男性が座っている。一目見て国王陛下だと思った。
レオン様と同じブロンドの髪に、整った目鼻立ち。瞳の色は青色だ。そして陛下は、優しげな顔で立ち上がり、私を迎えてくださる。
「ローザ、話は聞いておる。
ようこそ、ロスノック帝国の王室へ」
そんな陛下を、ぽかーんと私は見ている。
ロスノック帝国の国王陛下って、すごく怖い人だと思っていた。ゲームでも、レオン様の次に出てくるという強敵だ。
だが、目の前に座る陛下は、王の威厳こそあれとても優しそうだ。おまけに私、歓迎されているの!?
私は頭を下げながらも、ビクビクしっ放しだ。そして、陛下の隣にいる綺麗な女性が、私を見て声を上げた。
「まあ!綺麗な子。
魔力が非常に高いだけでなく、こんなに綺麗な子がレオンの妻になってくれるなんて!」
き……綺麗!? 冗談でしょ。
私はさらにパニックを起こす。だけど、女性は冗談を言っているようには見えない。そしてこの女性は、レオン様と同じ緑色の瞳をしている。レオン様のお母様だろう。
「そうでしょう。私はローザの全てが好きだが、その神秘的な黒髪と、吸い込まれるような黒い瞳が大好きだ」
レオン様の頭のネジが外れているのは知っているが、認知機能までおかしくなってしまったのだろうか。
だけど、レオン様の言葉に陛下もお母様も頷いていて、この世界は美の基準が少し違うのかもしれないと思った。私がレオン様を美しいと思うように、レオン様も私を美しいだなんて思っているのなら……信じられない気持ちでいっぱいだ。
「レオンの子も、ローザさんみたいな黒い瞳だといいわ」
子だなんて……しかも、私の遺伝子なんて受け継いで欲しくもないのに……
だが、この好意を否定することも出来ず、
「ありがとうございます!」
私は頭を下げていた。
それから、すごくいい雰囲気で晩餐会も進んだ。陛下もお母様も、私のことを心底褒めてくださった。というのも、確かに私はロスノック帝国に貢献しているからだ。魔力で野菜を栽培したり、雲発生機を撃ち落としたり……こういう功績も認められ、嬉しい気持ちでいっぱいだった。
私が国に尽くしたことを、陛下も評価してくださっている。それをレオン様も知っていたから、自信を持って私を紹介してくれたのだ。恩返しのつもりでしていたことが、いつの間にか人々のためになっていた。もちろん下心は無かったが、頑張って良かったと心から思う。
よく見ると、陛下とお母様も右手首に魔力交換の痣がある。私とレオン様の痣とはまた違った模様だ。第二魔導士団には若い人しかいないから、私は魔力交換の痣をほとんど見たことがなかった。だが、その痣はペアごとに違うのだと気付く。
レオン様と私がペアだと、すぐにバレてしまっていたのだろう。そのうえ、レオン様がわざとらしく見せびらかすから……
魔力交換の痣をぼーっと見ている私は、
「ローザ」
不意にレオン様に呼ばれた。それではっと姿勢を正す。
「君と婚約を結んだら、私は国中から羨ましがられるだろう」
レオン様はまた、何を言っているのだろう。むしろ、私のほうが羨ましがられ、妬まれるに決まっている。優しくて強く、そしてイケメンの王太子と結婚するのだから。
だが、そんな妬みからも、レオン様は守ってくれるだろう。
「ローザさんは宮廷内でも噂になっているからね。
優しくて綺麗で、そして最強の魔導士だって」
そんなに褒められると、逆に不安になる。からかわれているのではないかと思ってしまう。だが、この世界では私はただの根暗陰キャではないらしい。私はもう少し、自信を持ってもいいのかもしれない。
「レオンをお願いしますね」
「こっ、こちらこそ、よろしくお願いします!」
私は深々と頭を下げていた。
こうして、私はレオン様と結ばれることになった。
この世界に来た時には、想像さえしなかった未来だった。
だが、ロスノック帝国で、私は今まで得られなかったものをたくさん得た。魔力はもちろんのこと、友達や仲間、そして、愛する人。
私は今、人生で一番幸せだ。そして、これからもレオン様とともに、幸せを噛み締めていきたい。
私のなかなか心を開かないところや、ゲームが好きなところ、笑い者にされていた過去も全て受け入れ、私を好きになってくれたレオン様と。
窓から赤い夕陽が差し込み、テーブルを赤く染める。その赤い世界の中で、私はレオン様を見る。大好きなレオン様を見て、私の頬は夕陽よりも赤く染まっていたに違いない。
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