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ep0. 「真夏の夜の爪」 ⑫一瞬でスクールカーストの最底辺から頂上に登り詰める
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変貌を遂げた彼女の存在は学年のスクールカーストの順位を大きく揺るがすものだった。
それは児童らにとって好ましいものではなかった。
スクールカーストのピラミッドの枠外。
歳の離れた社会人の兄と不良少年でもある中学の先輩と毎日連んでいる。
本人は認識こそしていないがその上部に近い位置に置かれていたのが概史だった。
概史と行動を共にする撫子も自動的に同じ位置に引き上げられた。
上位カーストを保持する為にはある程度の犠牲も努力も必要だった為、何の努力もしていない撫子の突然のランクアップはクラスのリーダー格の女子を苛つかせた。
ちょっと服と髪型変えたぐらいで調子に乗ってない?勘違いしてるみたいだけどアンタなんか中身何も変わって無いでしょ?ギリ健はギリ健らしく大人しくしてれば?とリーダー格の女子は撫子の腕を乱暴に引っ張った。
何もしてないくせに何でそう偉そうにしてられる訳?アンタなんかどこも変わって無いじゃん、と言われた撫子は『変わった箇所を述べなければならない』と何故か思い込んでしまい咄嗟に出てきた単語と言葉が
「流川君の(家でムダ毛を)処理をしている」
と言うものだった。
長らくクラスメイトと会話を交わしていなかったので支離滅裂な受け答えになってしまったことがカースト上位の女子グループを更に混乱させた。
は?なにそれ?きっも、意味わかんないし、きっも、と騒ぎ出されたので訂正しようと更に
「違う、抜いているだけ」
と弁明した言葉が更に誤解に拍車を掛けた。
流川と井田はどうやらセックスしてるらしいとクラス内は蜂の巣をつついたような大騒ぎになってしまった。
この馬鹿馬鹿しい騒動がちょっと面白いと思ってしまった概史は噂通りに“撫子と付き合っている風”を装ってみることにした。
特に困ることは無かったので別にどうでも良かった。
非童貞であるということで概史は学年のみならず片田舎の小学校カーストの裏最上位とも言える地位まで上り詰め、同様に撫子も暗黙の了解で同位置に引き上げられることになった。
撫子は周囲から遠巻きに見られるポジションになったがそれは申し分のない事だった。
煩わされる事が無くなった撫子は6年生にしてやっと本来の小学生生活をスタートすることができた。
それから1ヶ月ほどは何も起こらず平和に過ごせた。
それは児童らにとって好ましいものではなかった。
スクールカーストのピラミッドの枠外。
歳の離れた社会人の兄と不良少年でもある中学の先輩と毎日連んでいる。
本人は認識こそしていないがその上部に近い位置に置かれていたのが概史だった。
概史と行動を共にする撫子も自動的に同じ位置に引き上げられた。
上位カーストを保持する為にはある程度の犠牲も努力も必要だった為、何の努力もしていない撫子の突然のランクアップはクラスのリーダー格の女子を苛つかせた。
ちょっと服と髪型変えたぐらいで調子に乗ってない?勘違いしてるみたいだけどアンタなんか中身何も変わって無いでしょ?ギリ健はギリ健らしく大人しくしてれば?とリーダー格の女子は撫子の腕を乱暴に引っ張った。
何もしてないくせに何でそう偉そうにしてられる訳?アンタなんかどこも変わって無いじゃん、と言われた撫子は『変わった箇所を述べなければならない』と何故か思い込んでしまい咄嗟に出てきた単語と言葉が
「流川君の(家でムダ毛を)処理をしている」
と言うものだった。
長らくクラスメイトと会話を交わしていなかったので支離滅裂な受け答えになってしまったことがカースト上位の女子グループを更に混乱させた。
は?なにそれ?きっも、意味わかんないし、きっも、と騒ぎ出されたので訂正しようと更に
「違う、抜いているだけ」
と弁明した言葉が更に誤解に拍車を掛けた。
流川と井田はどうやらセックスしてるらしいとクラス内は蜂の巣をつついたような大騒ぎになってしまった。
この馬鹿馬鹿しい騒動がちょっと面白いと思ってしまった概史は噂通りに“撫子と付き合っている風”を装ってみることにした。
特に困ることは無かったので別にどうでも良かった。
非童貞であるということで概史は学年のみならず片田舎の小学校カーストの裏最上位とも言える地位まで上り詰め、同様に撫子も暗黙の了解で同位置に引き上げられることになった。
撫子は周囲から遠巻きに見られるポジションになったがそれは申し分のない事だった。
煩わされる事が無くなった撫子は6年生にしてやっと本来の小学生生活をスタートすることができた。
それから1ヶ月ほどは何も起こらず平和に過ごせた。
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