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ep5.
ep5. 『死と処女(おとめ)』 挿入物より抵抗のある事柄
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俺は朝からメチャクチャ複雑な気分になっていた。
小泉に相談に来たはいいが、結局何も分からずじまいで朝食を作って食って終わっただけだった。
オマケに本来なら知るはずのないセンシティブな小泉の所有アイテムまで勝手に開けてしまった訳で。
ラストにコンドームのリロードと来た物だ。
人生で一番全く意味のわからない朝だと思った。
少し早いがもう登校してもいい気がして来た。
これ以上ここにいてもいい事は何もない気もするしな。
「なあ、俺は先に学校に行こうと思うんだが」
小泉に声を掛け、部屋を後にしようとした瞬間だった。
俺は床にあった何かを踏んだ。
画鋲だった。
「痛っ!」
壁に大量に貼ってあるアニメポスターの画鋲が一つ、床に落ちていたらしい。
不意打ちなのでまあまあ痛い。
思わず俺は体勢を崩す。
その拍子にさらにローテーブルの脚に左足の小指をぶつける。
最悪だ。
めっちゃ痛いんだが。
床にダウンしそうになった俺はよろけて本棚にぶつかった。
本棚の上から何かが大量にバサバサと頭の上に落ちてくる。
雑誌や漫画本、小説やチラシなどだろうか。
まるで自然発生した邪悪なピタゴラスイッチのようだ。
トリプルの痛みに悶絶していた俺は頭の上に落下し、そのまま床に転がった何かを拾い上げた。
それは黒い革のカバーの付けられた厚めの手帳?か小さめの本のように思えた。
「……何だ?」
俺がそれを手にした瞬間、更に激痛が左側頭部に走る。
見るな!!!と叫んだ小泉によって俺はドロップキックを喰らっていた。
しかし綺麗に入ったものだ。
やや感心しながら床に倒れ込んだ俺から小泉は黒革のカバーの付いた本のような物を奪い取る。
「返せ!!!」
いや知らんがな。上から降って来た物だし。
「人の!!!人の部屋にある物に!!!勝手に触るんじゃあない!!!」
顔を真っ赤にした小泉が何やら喚いていた。
「……何かは知らんが中を見てはないぜ?」
俺は身体を起こしながら答える。
小泉はぎゃあぎゃあ喚きながら黒革のカバーの本を机の引き出しに仕舞う。
そんなに大事な物ならキチンと部屋を片付けとけよ。
「見られて困るような物だったんか?」
「お前には関係ない!!」
顔を赤くした小泉は俺を小突く。
おいおいおい。
さっきから5HITくらい連続してダメージ喰らってんだが。
最悪のコンボだろこれ。
「へー」
俺は小泉の顔をまじまじと見た。
テンパってる小泉の顔は珍しいのでなんかおかしかった。笑える。
それってなんなん?と俺が聞く前に小泉が答える。
「えっと……その……び……BLだよこれは…!男子には関係ない!!」
「ビーエル?」
なんだそれは。
よくは判らんが概史にでも聞いてみるか。
「とにかく!」
小泉が真っ赤な顔で咳払いする。
「お前には関係ない!忘れろ!早く学校行け!!!」
ぎゃあぎゃあ喚く小泉は俺を無理矢理に部屋の外へ押し出す。
「はいはい」
俺は部屋の外に出る。
「とっとと行け!!」
小泉が睨みつけるので俺はその場をそそくさと立ち去った。
しかし、局部に挿入するようなアイテムは見られても平気なのにビーエルってやつは見られたらテンパるものなのか?
女ってよく分からんな、と思いつつ俺は神社を後にした。
小泉に相談に来たはいいが、結局何も分からずじまいで朝食を作って食って終わっただけだった。
オマケに本来なら知るはずのないセンシティブな小泉の所有アイテムまで勝手に開けてしまった訳で。
ラストにコンドームのリロードと来た物だ。
人生で一番全く意味のわからない朝だと思った。
少し早いがもう登校してもいい気がして来た。
これ以上ここにいてもいい事は何もない気もするしな。
「なあ、俺は先に学校に行こうと思うんだが」
小泉に声を掛け、部屋を後にしようとした瞬間だった。
俺は床にあった何かを踏んだ。
画鋲だった。
「痛っ!」
壁に大量に貼ってあるアニメポスターの画鋲が一つ、床に落ちていたらしい。
不意打ちなのでまあまあ痛い。
思わず俺は体勢を崩す。
その拍子にさらにローテーブルの脚に左足の小指をぶつける。
最悪だ。
めっちゃ痛いんだが。
床にダウンしそうになった俺はよろけて本棚にぶつかった。
本棚の上から何かが大量にバサバサと頭の上に落ちてくる。
雑誌や漫画本、小説やチラシなどだろうか。
まるで自然発生した邪悪なピタゴラスイッチのようだ。
トリプルの痛みに悶絶していた俺は頭の上に落下し、そのまま床に転がった何かを拾い上げた。
それは黒い革のカバーの付けられた厚めの手帳?か小さめの本のように思えた。
「……何だ?」
俺がそれを手にした瞬間、更に激痛が左側頭部に走る。
見るな!!!と叫んだ小泉によって俺はドロップキックを喰らっていた。
しかし綺麗に入ったものだ。
やや感心しながら床に倒れ込んだ俺から小泉は黒革のカバーの付いた本のような物を奪い取る。
「返せ!!!」
いや知らんがな。上から降って来た物だし。
「人の!!!人の部屋にある物に!!!勝手に触るんじゃあない!!!」
顔を真っ赤にした小泉が何やら喚いていた。
「……何かは知らんが中を見てはないぜ?」
俺は身体を起こしながら答える。
小泉はぎゃあぎゃあ喚きながら黒革のカバーの本を机の引き出しに仕舞う。
そんなに大事な物ならキチンと部屋を片付けとけよ。
「見られて困るような物だったんか?」
「お前には関係ない!!」
顔を赤くした小泉は俺を小突く。
おいおいおい。
さっきから5HITくらい連続してダメージ喰らってんだが。
最悪のコンボだろこれ。
「へー」
俺は小泉の顔をまじまじと見た。
テンパってる小泉の顔は珍しいのでなんかおかしかった。笑える。
それってなんなん?と俺が聞く前に小泉が答える。
「えっと……その……び……BLだよこれは…!男子には関係ない!!」
「ビーエル?」
なんだそれは。
よくは判らんが概史にでも聞いてみるか。
「とにかく!」
小泉が真っ赤な顔で咳払いする。
「お前には関係ない!忘れろ!早く学校行け!!!」
ぎゃあぎゃあ喚く小泉は俺を無理矢理に部屋の外へ押し出す。
「はいはい」
俺は部屋の外に出る。
「とっとと行け!!」
小泉が睨みつけるので俺はその場をそそくさと立ち去った。
しかし、局部に挿入するようなアイテムは見られても平気なのにビーエルってやつは見られたらテンパるものなのか?
女ってよく分からんな、と思いつつ俺は神社を後にした。
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