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ep5.
ep5. 『死と処女(おとめ)』 脱がせていく身体と心
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─────じゃあこの身体、絶対冷やしちゃダメじゃねぇのか!?
俺は腹を括った。
変態とか思われてもそんな事はどうでもいい。
俺一人が軽蔑されて済むなら、いくらでも軽蔑してくれて構わない。
とにかく、ずぶ濡れの服を着ている夢野を脱がせて着替えさせるしかなかった。
「夢野、何か簡易な着替えがあるか!?」
俺は夢野に問いかけながらブラウスのボタンを外していく。
……チェストの一番上の……引き出しにバスローブが、と夢野は掠れた声で答えた。
バスローブか。丁度いい。
カントリー風?とでも言うのだろうか。
俺は木製のチェストの引き出しを開けた。
色とりどりの花柄の服が目に飛び込む。
これらの服全部─────例のブランド品なんだろうか?
そんな事が一瞬、脳裏をよぎる。
引き出しの底の方に白いタオル地のバスローブを見つけた俺はそれを引っ掴んだ。
「なるべく見ないように……目ェ瞑るようにするから許せよな!?」
俺は視線を逸らしながら夢野の服を脱がせていく。
女子の服の構造はよくわからない。
今、夢野が着ている服は、ボタンで前が開くワンピースのように思えるが─────
視線を逸らしつつ、俺はなるべく急いで夢野から濡れたワンピースを剥ぎ取った。
ワンピースの下は─────
俺の手が夢野の素肌に触れる。
そうだよな、服の下は下着だよな。
誓って俺に“そういう意図”は一切無いんだが、果たして何処まで信じて貰えるだろうか。
夢野の大きな胸を包むブラ。
ホックって後ろにあるよな?
俺は手探りでブラのホックを外そうとするが、上手く行かない。
当たり前だろ?俺は童貞だぞ?
震える手で金具を外そうと試みる。
夢野の素肌に当たってしまう自分の手が、俺の感情をより高ぶらせた。
悪戦苦闘するうちブラの金具が取れたので、手探りで夢野の身体から外す。
それから、膝下の靴下も脱がせる。
こっちは難なく出来た。
後は。
下半身のショーツだが─────
こっちはずり下ろすだけだ。
難しくは無い。
だが、俺は途端に躊躇してしまう。
いや。
迷っている場合じゃ無い。
少しでも身体を冷やさないようにする必要がある。
俺は覚悟を決め、その小さなショーツを両手で引き摺り下ろした。
多分、これで夢野は全裸になった筈だ。
抱き抱え、上体を起こした夢野にバスローブを着せる。
腰紐を結び、なんとか着替えは完了したように思えた。
改めて夢野をベッドに寝かせ、掛け布団と毛布を掛けた。
体温の方はこれで大丈夫かもしれないが、肝心の傷の方は─────
俺がスマホを握り、救急車を呼ぶ事を迷っている様子を察したのだろうか。
夢野が口を開いた。
「ごめんね、ビックリさせて……でも、いつものことだから」
だから大丈夫、と夢野は絞り出すような声で呟いた。
救急車を呼ぶなって事なのか?
だけど、本当に大丈夫なんだろうか。
俺にはその判断が出来ない。
「─────いつもこれくらい切ってるの」
けど、生きてるから、という夢野の言葉に俺は動揺を隠せなかった。
いつも。
どうしてこんな事を?
俺は首を振った。
テーブルの上にあるもの。
これが今回の事件の核心、答えじゃないのか?
俺がそれに“気付いた”事を夢野は察したようだった。
「なあ、夢野。洗いざらい全部話してくれよ─────」
夢野は少し迷うような素振りを見せた後、俺の言葉に答えた。
「佐藤君の考えてることで多分、合ってるよ」
俺は腹を括った。
変態とか思われてもそんな事はどうでもいい。
俺一人が軽蔑されて済むなら、いくらでも軽蔑してくれて構わない。
とにかく、ずぶ濡れの服を着ている夢野を脱がせて着替えさせるしかなかった。
「夢野、何か簡易な着替えがあるか!?」
俺は夢野に問いかけながらブラウスのボタンを外していく。
……チェストの一番上の……引き出しにバスローブが、と夢野は掠れた声で答えた。
バスローブか。丁度いい。
カントリー風?とでも言うのだろうか。
俺は木製のチェストの引き出しを開けた。
色とりどりの花柄の服が目に飛び込む。
これらの服全部─────例のブランド品なんだろうか?
そんな事が一瞬、脳裏をよぎる。
引き出しの底の方に白いタオル地のバスローブを見つけた俺はそれを引っ掴んだ。
「なるべく見ないように……目ェ瞑るようにするから許せよな!?」
俺は視線を逸らしながら夢野の服を脱がせていく。
女子の服の構造はよくわからない。
今、夢野が着ている服は、ボタンで前が開くワンピースのように思えるが─────
視線を逸らしつつ、俺はなるべく急いで夢野から濡れたワンピースを剥ぎ取った。
ワンピースの下は─────
俺の手が夢野の素肌に触れる。
そうだよな、服の下は下着だよな。
誓って俺に“そういう意図”は一切無いんだが、果たして何処まで信じて貰えるだろうか。
夢野の大きな胸を包むブラ。
ホックって後ろにあるよな?
俺は手探りでブラのホックを外そうとするが、上手く行かない。
当たり前だろ?俺は童貞だぞ?
震える手で金具を外そうと試みる。
夢野の素肌に当たってしまう自分の手が、俺の感情をより高ぶらせた。
悪戦苦闘するうちブラの金具が取れたので、手探りで夢野の身体から外す。
それから、膝下の靴下も脱がせる。
こっちは難なく出来た。
後は。
下半身のショーツだが─────
こっちはずり下ろすだけだ。
難しくは無い。
だが、俺は途端に躊躇してしまう。
いや。
迷っている場合じゃ無い。
少しでも身体を冷やさないようにする必要がある。
俺は覚悟を決め、その小さなショーツを両手で引き摺り下ろした。
多分、これで夢野は全裸になった筈だ。
抱き抱え、上体を起こした夢野にバスローブを着せる。
腰紐を結び、なんとか着替えは完了したように思えた。
改めて夢野をベッドに寝かせ、掛け布団と毛布を掛けた。
体温の方はこれで大丈夫かもしれないが、肝心の傷の方は─────
俺がスマホを握り、救急車を呼ぶ事を迷っている様子を察したのだろうか。
夢野が口を開いた。
「ごめんね、ビックリさせて……でも、いつものことだから」
だから大丈夫、と夢野は絞り出すような声で呟いた。
救急車を呼ぶなって事なのか?
だけど、本当に大丈夫なんだろうか。
俺にはその判断が出来ない。
「─────いつもこれくらい切ってるの」
けど、生きてるから、という夢野の言葉に俺は動揺を隠せなかった。
いつも。
どうしてこんな事を?
俺は首を振った。
テーブルの上にあるもの。
これが今回の事件の核心、答えじゃないのか?
俺がそれに“気付いた”事を夢野は察したようだった。
「なあ、夢野。洗いざらい全部話してくれよ─────」
夢野は少し迷うような素振りを見せた後、俺の言葉に答えた。
「佐藤君の考えてることで多分、合ってるよ」
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