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ep5.
ep5. 『死と処女(おとめ)』 暴発した拳銃
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思わずページをめくる動きを止めてしまった俺の顔を、小泉が不安げに覗き込む。
どうした?と訊ねてくる小泉に対し、俺はなんと言っていいのか分からずにただ黙った。
「なあ、センセェはコレをもう読んだんだろ?」
やっとのことで俺は言葉を絞り出した。
「結局さ、どういうことなんだよ?」
ダイジェストでいいから前半の内容を教えてくれよ、と俺は思ってもいないことを口にしてしまう。
違うんだ。
別に、それを知りたい訳じゃない。
ただ、“それ”を読んだ小泉の感想─────
気持ちというか、小泉がどう思ったかってのが俺は気になったんだ。
俺がやらかした事をさ、全部知った上で─────
小泉がどう思ってるのか知りたかったんだろうな。
自分でもビックリだ。
普段なら小泉にどう思われようが何を言われようが大した問題じゃないんだ。
だけど。
今回の俺はよっぽど参っちまってたんだな。
多分誰かに─────
俺のやったことを肯定して貰いたかったのかもしれない。
我ながら最低だな。
自分が自分で決めてやったことに責任持てないなんてさ。
おまけに自分でも……自分のやったことを認められないし、認めたくないなんて甘ったれてるよな。
けど、今の俺はそれほどまでに追い詰められてたんだ。
もしかしたら小泉に縋りたい気持ちだったのかもしれない。
それは認めるよ。
小泉は俺の顔を見ながら─────躊躇するような素振りを見せつつ口を開いた。
「今回は今までと異なる時間の戻り方をしている。居たはずの人間が居なくなっていたり、環境や条件に大きな変化が見られた」
端的に言えば今回は─────と小泉は姿勢を正し、俺の方に向き直った。
「通常時とは異なるエネルギー量の発生、と言えば分かり易いだろうか」
「……どうしてそうなったんだ?」
俺は震える声で小泉に聞き返した。
自分でも薄っすらわかってるくせに。
単刀直入に言うと、と小泉は前置きしてこう答えた。
「1.5回分のエネルギーが発生している」
1.5回。
つまり。
それが何を意味するかということは俺が一番よく知っていた。
どうした?と訊ねてくる小泉に対し、俺はなんと言っていいのか分からずにただ黙った。
「なあ、センセェはコレをもう読んだんだろ?」
やっとのことで俺は言葉を絞り出した。
「結局さ、どういうことなんだよ?」
ダイジェストでいいから前半の内容を教えてくれよ、と俺は思ってもいないことを口にしてしまう。
違うんだ。
別に、それを知りたい訳じゃない。
ただ、“それ”を読んだ小泉の感想─────
気持ちというか、小泉がどう思ったかってのが俺は気になったんだ。
俺がやらかした事をさ、全部知った上で─────
小泉がどう思ってるのか知りたかったんだろうな。
自分でもビックリだ。
普段なら小泉にどう思われようが何を言われようが大した問題じゃないんだ。
だけど。
今回の俺はよっぽど参っちまってたんだな。
多分誰かに─────
俺のやったことを肯定して貰いたかったのかもしれない。
我ながら最低だな。
自分が自分で決めてやったことに責任持てないなんてさ。
おまけに自分でも……自分のやったことを認められないし、認めたくないなんて甘ったれてるよな。
けど、今の俺はそれほどまでに追い詰められてたんだ。
もしかしたら小泉に縋りたい気持ちだったのかもしれない。
それは認めるよ。
小泉は俺の顔を見ながら─────躊躇するような素振りを見せつつ口を開いた。
「今回は今までと異なる時間の戻り方をしている。居たはずの人間が居なくなっていたり、環境や条件に大きな変化が見られた」
端的に言えば今回は─────と小泉は姿勢を正し、俺の方に向き直った。
「通常時とは異なるエネルギー量の発生、と言えば分かり易いだろうか」
「……どうしてそうなったんだ?」
俺は震える声で小泉に聞き返した。
自分でも薄っすらわかってるくせに。
単刀直入に言うと、と小泉は前置きしてこう答えた。
「1.5回分のエネルギーが発生している」
1.5回。
つまり。
それが何を意味するかということは俺が一番よく知っていた。
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