[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

SPD

文字の大きさ
524 / 1,153
ep6

ep6『さよなら小泉先生』 好奇心は猫以外も殺す⑨

しおりを挟む
俺と小泉(13)は仰向けになって天井を見上げ、大きく肩で息をしていた。

蕩けるような表情で身体の余韻に身を任せている小泉(13)の体温が横にいる俺にも伝わってくる。

「───結局、俺って3回もヤッてんじゃねぇか」

独り言のように呟くと小泉(13)がそれに反応する。

「……そう……だね」

あー、と俺は溜息をついた。

「こんなん初めてだし。いつもなら3回もとか無茶やんねぇしさ」

「……いつもって?」

小泉(13)がまだ朦朧とした様子で聞き返してくる。

「ちょ……そこは気にしなくていいって」

「……?」

なんでもねぇし、と俺が誤魔化すと小泉(13)はそれ以上なにも言わなかった。

多分だけど、いつも時間を戻ってる時も。

いや、それ以前に一人の時だって3回ってのはねぇな。そこそこ無茶じゃね?

俺はさりげない様子を装って話題を変えようとした。

「────それよりさ。お前さっきイッてたよな?」

だよな?と俺が念押しするように確認すると小泉(13)は顔を赤くした。

「……えっと」

「どうだった?初めてイッた感想ってのは?」

俺が揶揄い半分にそう聞くと俺の胸をポカポカと殴って来た。

「……佐藤君のばか!茶化さないでよ!!」

「───茶化してねぇって。わりと真剣に聞いてんだけど?」

女をイカせられたかどうかってのは男にとっちゃ結構重要なことなんだってば、と俺が言うと小泉(13)はまた顔を赤くした。

「今更じゃねぇか。俺らさんざん────3回もあんなことしといてさ。恥ずかしがる要素ってあるか?」

俺がそう言うと小泉(13)はボソリとこう言った。

「……頭がおかしくなりそうなくらい……気持ち……よかった……かも」

気が変になるって思った、と小泉(13)は目を逸らしながら小さく付け加えた。

「そっか。そりゃよかった」

俺ばっかイッてんのってなんか不公平な気がしたし、と俺が答えると小泉(13)はまた頬を赤くした。

「……ばか。そういうこと言わないでよ」

コイツってホント意味わかんねぇな。マジで今更って感じじゃん。恥ずかしいとか気にする事かよ?

「ね……佐藤君」

明日もここに来れる?と小泉(13)はおずおずと俺に尋ねてくる。

その質問が意味することは─────俺にもすぐに解った。

俺がそれを理解したのを小泉(13)も察したんだろう。

だけど、その気持ちは俺も同じだった。

俺は思ったことをそのままストレートに小泉(13)にぶつけた。

「……なあ、俺たちさ───── 一生ここでずっと一緒に居られたらいいのにな」

ここで二人でマンガ読んで菓子食ってゲームしてさ。それから─────

「……ずっと毎日セックスするの?」

小泉(13)がゴロリと寝返りを打ち、俺の方を向いた。

そうだな、と俺は答えた。

「1日に何回でもずっと──────延々と飽きずにやってられるモンかね?」

やってみなきゃわかんないね、と小泉(13)は呆れたように少し笑った。

「それもいいかもな」

建て替えが近日中に行われるというこの小屋の中でだけの関係。

この場所が無くなれば、俺たち二人の時間も消滅するだろう。

それは明日かもしれないし明後日かもしれない。

未来は未確定で俺たちは何もわかっちゃいないんだ。

だけど───────それでも俺たちは明日のことを約束せずにはいられなかった。

「お前、明日もここで待ってろよ。俺、絶対来るからさ」

俺がそう言うと小泉(13)は心底嬉しそうな表情を浮かべて頷いた。

そんな顔すんなよ。

そんな顔されたら─────俺はどうしていいかわからなくなるじゃねぇか。

俺の胸がズキリとした。

理由はわからない。

だけど、胸がキュッと締め付けられるような感覚を覚えた。

なんだか俺は少し疲れたのかもしれない。

天井を見上げて寝転がっているうちに少し眠くなってきた。









うとうととしている間に俺は───────ゆっくりと意識を失っていった。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...