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ep7.
ep7『ドッペルゲンガーと14歳の父』 TALKING ABOUT SEX(Boy‘s Side)
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「……女性用!?」
ビビった俺は慌ててめくった包装紙を元に戻し、剥がしたセロテープを再び貼った。
てか、女性用TENGAってなんだよ?どうやって使うんだ!?
「……」
流石の岬も初めて目にしたからか、無言になっている。
まあ、容姿端麗で頭脳明晰とはいえ中身は普通の男子中学生だろうしな。さっき本人もそう言ってたし。
急に生々しいモン見せられたらドン引きだよな。
「コレって結構人気あるヤツらしいっスよw見た目もなんかオシャレだしw」
PVもありますよ、と概史はスマホを操作してプロモーション動画のようなものを再生した。
「……って、祭り会場だぞ!?こんなとこでそんな動画─────」
そう言いかけたが、流れて来た映像は俺の予想とは違うものだった。
和風のBGMと共に展開されるイメージ映像は洗練されたスタイリッシュな物だった。
イルミネーションと共に入浴する女性が映し出されるが、性的な要素は一切感じさせない雰囲気になっている。
大袈裟なほどに『和』のイメージが強調されたそれは、さながら外国人観光客に向けた観光地のPR動画のようだ。
「……」
???
流された動画を見終わった後、俺と岬は無言になる。
「……え?コレが本当にアダルトグッズ?」
全くそうは見えない。それどころかオシャレでカッコいい感じまである。だが、童貞の俺にはコレをどうやって使うのかなんて皆目見当もつかなかった。
「あ、えーとですねw景品のはコレと同じやつっスねw」
概史が製品画像をスマホで見せてくる。
そこに映し出されていたのは、どう見ても和菓子のような物体だった。
「……え?なんか食いモンみたいに見えるけど……大福っつぅか、ちょっとお高い店とかデパ地下で売ってそうな──────」
薄桃色の丸みを帯びたフォルムは苺大福のようにも思える。
「でしょ?wソレっぽく見えないってデザインも人気の理由みたいなんスよねww」
しかし、コレを一体どうしろと言うんだ。
「……まあ、君が持ってけばいいんじゃないか?知り合いの女子にあげたらいいだろう?」
僕は受験生だしね、岬はやや困惑したように言い放つ。
「……ええ!?」
半ば強引に謎の和菓子っぽいアイテムを押し付けられた俺は狼狽した。
「……てかさ、包装紙でラッピングされた箱は二個あっただろ!?もう一個はお前が持っていけよ」
なんで全部俺が引き取んなきゃいけねぇんだよ。せめて一個は岬が持ってくべきだろう。
俺はそう言いながらもう一個の箱をのラッピングの端をそろりと開けてみた。
白いパッケージに“0.01”という文字が印刷されている。
「……0.01?」
俺がそう口にすると概史がすかさず反応する。
「あ、それwwwちょっとお高いコンドームっスねwww」
一個当たりの単価が他のヤツより高いけどメッチャいいって評判スよwwwと概史はニヤニヤとしながら答えた。
「……ふぅん」
岬はチラリとこちらを見る。
俺は少しめくった包装紙を元に戻し、もう一度セロテープを貼り直すとそれを岬に渡した。
「ゴムだったらアンタが持っとけばいんじゃね?俺の方はストックあるし」
「ちょwww先輩はwwwもう既にたくさん持ってるからwww要らないって意味っスかwww」
概史が余計なトコに反応してゲラゲラ笑う。
意外にも岬はそれを素直に受け取った。
「……まあ、そこまで言うなら貰っておいてもいいけど」
包装された小さな箱を白いワイシャツの胸ポケットに入れると、岬は真顔に戻った。
てか、受験生だったんじゃねぇのかよ。まあいいか。
「そうっスよwwwいざって時にwww切らしてたらwwwわざわざ買いに行くのwww面倒っスもんねwww」
男なら確実に絶対持っとくべきっスよwwwというふざけた概史の言葉は妙にリアルに感じられた。
そうだよな。
概史は確実に非童貞だし、おそらくだが岬もそうだろう。
─────────自分一人だけが童貞である、という現実を目の前に突きつけられたような気がした俺は少し憂鬱な気分になった。
ビビった俺は慌ててめくった包装紙を元に戻し、剥がしたセロテープを再び貼った。
てか、女性用TENGAってなんだよ?どうやって使うんだ!?
「……」
流石の岬も初めて目にしたからか、無言になっている。
まあ、容姿端麗で頭脳明晰とはいえ中身は普通の男子中学生だろうしな。さっき本人もそう言ってたし。
急に生々しいモン見せられたらドン引きだよな。
「コレって結構人気あるヤツらしいっスよw見た目もなんかオシャレだしw」
PVもありますよ、と概史はスマホを操作してプロモーション動画のようなものを再生した。
「……って、祭り会場だぞ!?こんなとこでそんな動画─────」
そう言いかけたが、流れて来た映像は俺の予想とは違うものだった。
和風のBGMと共に展開されるイメージ映像は洗練されたスタイリッシュな物だった。
イルミネーションと共に入浴する女性が映し出されるが、性的な要素は一切感じさせない雰囲気になっている。
大袈裟なほどに『和』のイメージが強調されたそれは、さながら外国人観光客に向けた観光地のPR動画のようだ。
「……」
???
流された動画を見終わった後、俺と岬は無言になる。
「……え?コレが本当にアダルトグッズ?」
全くそうは見えない。それどころかオシャレでカッコいい感じまである。だが、童貞の俺にはコレをどうやって使うのかなんて皆目見当もつかなかった。
「あ、えーとですねw景品のはコレと同じやつっスねw」
概史が製品画像をスマホで見せてくる。
そこに映し出されていたのは、どう見ても和菓子のような物体だった。
「……え?なんか食いモンみたいに見えるけど……大福っつぅか、ちょっとお高い店とかデパ地下で売ってそうな──────」
薄桃色の丸みを帯びたフォルムは苺大福のようにも思える。
「でしょ?wソレっぽく見えないってデザインも人気の理由みたいなんスよねww」
しかし、コレを一体どうしろと言うんだ。
「……まあ、君が持ってけばいいんじゃないか?知り合いの女子にあげたらいいだろう?」
僕は受験生だしね、岬はやや困惑したように言い放つ。
「……ええ!?」
半ば強引に謎の和菓子っぽいアイテムを押し付けられた俺は狼狽した。
「……てかさ、包装紙でラッピングされた箱は二個あっただろ!?もう一個はお前が持っていけよ」
なんで全部俺が引き取んなきゃいけねぇんだよ。せめて一個は岬が持ってくべきだろう。
俺はそう言いながらもう一個の箱をのラッピングの端をそろりと開けてみた。
白いパッケージに“0.01”という文字が印刷されている。
「……0.01?」
俺がそう口にすると概史がすかさず反応する。
「あ、それwwwちょっとお高いコンドームっスねwww」
一個当たりの単価が他のヤツより高いけどメッチャいいって評判スよwwwと概史はニヤニヤとしながら答えた。
「……ふぅん」
岬はチラリとこちらを見る。
俺は少しめくった包装紙を元に戻し、もう一度セロテープを貼り直すとそれを岬に渡した。
「ゴムだったらアンタが持っとけばいんじゃね?俺の方はストックあるし」
「ちょwww先輩はwwwもう既にたくさん持ってるからwww要らないって意味っスかwww」
概史が余計なトコに反応してゲラゲラ笑う。
意外にも岬はそれを素直に受け取った。
「……まあ、そこまで言うなら貰っておいてもいいけど」
包装された小さな箱を白いワイシャツの胸ポケットに入れると、岬は真顔に戻った。
てか、受験生だったんじゃねぇのかよ。まあいいか。
「そうっスよwwwいざって時にwww切らしてたらwwwわざわざ買いに行くのwww面倒っスもんねwww」
男なら確実に絶対持っとくべきっスよwwwというふざけた概史の言葉は妙にリアルに感じられた。
そうだよな。
概史は確実に非童貞だし、おそらくだが岬もそうだろう。
─────────自分一人だけが童貞である、という現実を目の前に突きつけられたような気がした俺は少し憂鬱な気分になった。
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