[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep8

ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』 弾けるタワーと都落ちの皇子

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奇妙な名前の奇妙な宝石。

全くもって話が見えてこない。

こんなおかしな物、自分の体内に入れたい女子なんて居るのか?

もしも俺だったら─────────例えば、この奇妙な物体をケツの穴に入れるって言われたら?

そこまで考えて俺はブルリと震えた。

冗談じゃねぇ。

そんなおかしなこと、金貰っても絶対やりたくねぇ。無理だっての。

「なあ、意味がわからねぇんだが──────何がどうなってこれが身体の中に入るんだ?」

そこに至る経緯が全く見えてこない。

そうね、と呟きながら佐々木はキーボードを叩く。

「この教祖様───── 一條刻夜を調べてみたのだけども」

全くもって謎に包まれてるの。過去の経歴がほぼ不明なのよ、と佐々木はモニターを睨む。

「外見からしても20代前半くらいの年齢ではあるんでしょうけど────────」

小泉と同じくらいかちょっと上くらいかもって事なのか。

どうも腑に落ちない事ばかりなのよ、と佐々木はイライラした様子で吐き出した。

「腑に落ちないって?」

反射的に俺が聞き返すと佐々木はエンターキーを叩いた。

「そもそも──────動機が不明なのよ。一切合切、全てのね」

モニターにはいくつもの一條の画像が並んでいた。

中には不鮮明なものも混ざっている。

「例えばこれ。ホストっぽい服装でしょう?事実───────彼はある大都市で短期間だけホストをやっていたそうなの」

確かに、どことなくそんな雰囲気はする。

「へー。ホストってさ、シャンパンタワーみたいなイメージしかないんだけど……なんか、いっぱい金持ってるって感じだよな?」

俺が何気なくそう感想を述べると佐々木が大きく頷く。

「そこなのよ。私が感じた違和感は。ホストってのは太客に金を落とさせるのが仕事でしょう?」

どうしてこんな片田舎で子ども相手にを始めてるのかしら、と佐々木は指の先で机をトントンと叩いた。

そうか。

「ホストやってた程の人物なら─────女からいくらでも金を引き出せるテクニックがあるって事だよな?」

じゃあ、それを使わねぇってのはおかしいって意味か、と俺が問いかけると佐々木は少し考え込む素振りを見せる。

「都会での殺伐としたホスト生活に嫌気が差して、本当に癒しやの道を志したのだとしても───────やっぱりターゲット層が不可解なのよ」

OLやマダムの方がお金はあるでしょう、と言う佐々木の言葉に俺は反応する。

「え?スピリチュアルセラピスト?」

どっかで聞いた単語に俺の思考回路は処理が追いつかない。









もしかして──────────藤川さんや小泉が話していた人物と関係があるのか?
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