[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep8

ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』  擬似だからこそ恋は盲目

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他にも何かあるって言うのか?

年齢以外でこの“カリスマ”とやらを逮捕できない要素─────────?

混乱して上手く考えを纏められないが、俺は佐々木の次の言葉を待った。

「……そうね。もし仮に警察に訴えるとしても……少し複雑な要素もあるの」

「複雑って?」

俺が聞き返すと佐々木は額に手を当てる。

「……まあ、説明が難しいのだけれど───────カリスマに関わる事になった女の子やその保護者はそれを望んでいないかもしれないのよ」

カリスマに処罰を望まない?

どゆこと?

「なんでだ?女子たちはこのカリスマを庇ってるって事か?」

そうね、と佐々木が頷くと小泉が口を開いた。

「まあ、極端にわかりやすく例えるなら────────疑似恋愛のような状況がそこに発生していた、と言っていいだろう」

疑似恋愛?

え?それって客の女子がこのカリスマのことを好きだったって意味?

確かに、ネットの画像で見る限りでは今風のイケメンのルックスではあるが──────────

「俺さ、よく知らねぇんだけどさ。それって色恋営業ってことか?ホストとかそういう世界の話だけだと思ってたんだけど」

ホストだのキャバクラだのっていう夜の世界の事情は俺にはさっぱり分からない。

佑ニーサンに聞いたり、テレビやネットで見る話って感じで俺とは無縁な世界だからな。

「……まあ、最近ではメンズ地下アイドルだのメンズコンカフェだのの世界でも似たような手法が用いられて問題にはなっているんだが」

推し活事情に詳しい小泉が腕組みをしながら頷く。

「……先生。わたしも詳しく知らないんですが、メンズコンカフェって具体的にはどんなものなんですか?」

珍しく佐々木が小泉に質問する。

「ああ、メンズコンカフェってのはコンカフェの男性版だな。メイドカフェの男性版、女性向けみたいなイメージと言えば分かりやすいか?」

なるほどな。

「へぇ。そんなのがあるんだな。じゃあセンセェのバイト先と同業ってことなん?」

思わずそう呟くと小泉は慌てて俺の口を塞いだ。

「……ば……馬鹿!確かにそうなんだが余計な事は言わんでいい!」

小泉は慌てて咳払いで誤魔化す。

「まあ、昨今では男性客用のメイドカフェのような商売よりも女性客用のメンズコンカフェの市場規模が拡大しているようではあるんだが」

ふーん?女向けの商売ってのはなかなか儲かるんだな。フーミンのバーでもそういうのやったらいいんじゃねぇの?

俺がぼんやりとそう思っていると小泉はさらに話を続けた。

「去年からウチの店でも定期的に執事カフェイベントを開催していてな。寧ろそっちの方が売り上げが好調だったり────────あ」

余計なことを自分から喋ってしまっている事に気付いた小泉はまたわざとらしく咳払いで誤魔化した。

「とにかく……近年急速に規模が拡大しているメンズコンカフェやメンズ地下アイドルに関するトラブルは──────提携している他の団体に寄せられる相談でも増加傾向にあるらしいんだ」

小泉の解説に対し、佐々木も頷いた。

「……つまり……ホストクラブにはまだ出入り出来ない10代の少女達をターゲットにした商売が増えていると」

そうか。

「ホストクラブは酒を出すから未成年を客には出来ねぇけど─────カフェや地下アイドルだと中高生も客として呼び込めるからってことなのか?」

なるほど、考えたな。

だとすると。












この“カリスマ”ってヤツも─────────似たようなノウハウで女子中学生相手に商売してたっていうのか?

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