[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep8

ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』 幕引きと無礼な来訪者

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その後。

小泉が宮原兄を呼び出し、SNSに投稿した一條刻夜の個人情報を削除するように説得したらしい。

(一応、[宮原楓が小泉に個人的に相談したので経緯を知っている]というテイにしたそうだ)

拡散されてしまった分は仕方が無いが──────弁護士案件になった場合を懸念して念の為に、という話だった。

中三の受験生ということもあり、担任や学年主任には報告せずに内々に済ませるという条件もあって宮原兄はあっさりと了承したようだ。

謎の差出人については手掛かりも無く、とうとう判らないままだった。

これでこの件は今度こそ本当に終わりだと思われた。

三日後。

俺にこれ以上出来ることは何もなく─────────あとはBMGの活動で相談者のフォローをしてくれる藤川さんと小泉に任せるしかなかった。

……これでよかったんだよな。

ベストでは無いがベターではあった筈だ。

俺達は自分たちに出来る範囲の事はしたつもりなんだ。

そう思いつつ放課後、ボーッとしながら下校していた時のことだった。

背後からふと、奇妙な声が聞こえてくる。

「ざぁこ♡ざぁこ♡ざこヤンキー♡」

「……?」

なんだ?

誰か何か言ったか?

俺が振り返ると、そこに居たのは───────────奇妙な格好をした小柄な女子だった。

「あ、ざこヤンキーがこっち見てる♡」



それって俺に言ってるんだろうか?

周囲を見渡す。

しかし、ここにいるのは俺とこの奇妙な女子だけだった。

派手な金髪のツインテール。シスターのような服を着ているが丈は短い。おまけにとんでもなく長いソックスを履いている。

とんでもなく特徴的でいて、この田舎には不釣り合いな服装。

それは初めて見る人物だった。

「……なんだお前?」

俺がそう問いかけると小柄な女子はクスクスと笑った。

「はじめまして♡ざこヤンキーのお兄さん♡」

なんだコイツは!?

……初対面の相手に対して──────いきなり雑魚呼ばわりとか失礼にも程があるだろうが?!

「は?雑魚ってどういう意味?喧嘩売ってんのか?」

腕っぷしにはまあまあ自信のあった俺は突然の雑魚呼ばわりに少し気分を悪くしていた。

なんかムカつくな?

こんなちっこい女子なんか俺が本気出したらワンパンだが───────────何かが妙だ。

何か裏があるのか?

俺は少し警戒しながら女子の真意を探ろうとした。

「そういう頭の悪いトコがざこだよね♡お兄さん♡」

クソ生意気な物言いに心底ムカついたが、ここでキレ散らかしても何も情報は得られないだろう。

俺はあくまでも冷静に────────言葉を選びながら質問する。

「……お前は俺のこと知ってんのか?何の用でここに来た?」

すると、小柄な女子は意外な名前を口にした。













「一條刻夜に関する事だよ♡ざこのお兄さんも知ってるんでしょ?」




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