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ep10.
ep10.『聖母と道化、その支配人』非行少年と青春
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ポカンと口を開けて呆然としていた俺に気付いたからか、ハッとした様子で店員は我に返った。
「……あ!すいません。ついエキサイトしてしまって」
俺達を交互に見ながら店員は申し訳なさそうにこう言った。
「お二人ともデート中でしたね。お邪魔してしまい申し訳ありません」
いえ!と水森唯がブンブンと首を振る。
「デートだなんてそんな……!」
店員は眼鏡をクイと上げるとこう呟いた。
「本来、中高生というのはかくあるべきなんでしょうね。今しかない青春をエンジョイすると言うべきか────────」
なんかこの店員の挙動、どっかで見たことある気もするな?
俺は何気なく店員のエプロンに付けられたプレートを見る。
『ゆあさ』とポップな字体で描かれた名札の周囲には小さくワンポイントで何かのキャラのシールが貼られている。
ゆあさ?
何処かで聞いたことがある気もするが思い出せない。
店員は再び眼鏡のフチをクイと上げる。
「全く、羨ましい限りです。私の弟など、非行に走って青春とは無縁なものですから──────」
ん?
「非行って何だよ?店員さんの弟は金属バット持って強盗にでも勤しんでるのか?」
俺がそう言うと店員は首をすくめた。
「……いえ。何やら暴走族のチームとやらに入ってしまったらしくてですね。全く嘆かわしい───────」
あら、と水森唯が店員の嘆きに反応する。
「最近、暴走族が主人公のアニメが流行ってますもんね。憧れちゃう気持ちはわかります」
待てよ?
……なんか引っ掛かるな?
「……あ!すいません。ついエキサイトしてしまって」
俺達を交互に見ながら店員は申し訳なさそうにこう言った。
「お二人ともデート中でしたね。お邪魔してしまい申し訳ありません」
いえ!と水森唯がブンブンと首を振る。
「デートだなんてそんな……!」
店員は眼鏡をクイと上げるとこう呟いた。
「本来、中高生というのはかくあるべきなんでしょうね。今しかない青春をエンジョイすると言うべきか────────」
なんかこの店員の挙動、どっかで見たことある気もするな?
俺は何気なく店員のエプロンに付けられたプレートを見る。
『ゆあさ』とポップな字体で描かれた名札の周囲には小さくワンポイントで何かのキャラのシールが貼られている。
ゆあさ?
何処かで聞いたことがある気もするが思い出せない。
店員は再び眼鏡のフチをクイと上げる。
「全く、羨ましい限りです。私の弟など、非行に走って青春とは無縁なものですから──────」
ん?
「非行って何だよ?店員さんの弟は金属バット持って強盗にでも勤しんでるのか?」
俺がそう言うと店員は首をすくめた。
「……いえ。何やら暴走族のチームとやらに入ってしまったらしくてですね。全く嘆かわしい───────」
あら、と水森唯が店員の嘆きに反応する。
「最近、暴走族が主人公のアニメが流行ってますもんね。憧れちゃう気持ちはわかります」
待てよ?
……なんか引っ掛かるな?
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