従業員の健康管理「人事担当者が書く健康トピックス」（衛生委員会や保険便りのネタにお役立てください）

高血圧を放置しないでください

1．血圧が高いと何が悪い？
　血圧とは心臓が血液を押し流す力の事で、強すぎると動脈硬化が進み全身の臓器に障害を起こします。脳疾患や心臓疾患の原因にもなり、命に危険を及ぼす可能性すらあります。

2．高血圧と加齢
　一般的に、最高値が140、最低値が90を超えると高血圧と診断されます。また、血圧は年齢と共に上がります。自律神経の乱れや悪玉コレステロールの増加等、加齢によって生じる様々な要素が血圧の上昇を引き起こします。高血圧は放置されることが多いですが、重い病気を発症する前の体のSOSサインと捉え、軽視しないようにしましょう。

3．血圧を下げる方法
① 医療機関へ相談
　「たかが高血圧」と思わずに、まずは医療機関（内科や循環器科）に相談をしてください。自覚症状が現れる前に治療に取り組みましょう。

② 生活習慣の見直し
　高血圧は生活習慣の見直しで改善することができます。食生活においては、なにより「減塩」が効果的です。野菜を多く取り、お酒も飲み過ぎないようにしましょう。
　また、適度な運動も高血圧に効果的です。ウォーキングやサイクリング等の有酸素運動が適しています。時間は1日30分、頻度は週3～4回程度を心がけましょう。運動中は少し血圧が上昇しますので、やり過ぎには注意しましょう。