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休暇取得促進(そもそも休暇とは?)

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 1.休暇とは
 取得することで労働の義務が免除される権利のことを指します。これに対し、元々労働の義務のない日を休日と呼びます。

 2.休暇の種類
 ・有給休暇 ・夏季休暇 ・慶弔休暇 ・産前産後、育児休暇  ・介護休暇
 
 ※振替休日は休日と平日が入れ替わっているだけなので、休暇ではなく休日です。
 
 3.有給取得5日の義務
 年間10日以上の有給が付与されている労働者は、年間5日以上の有給休暇取得が義務付けられています。
 
 4.有給休暇に関するルール
 (1) 時効
 付与日から2年を経過する日に時効消滅します。
 (2) 時季指定権
 会社は従業員の意見を聞いたうえで、有給休暇5日分の時季を指定することができます。
 (3) 時季変更権
 特別な事情がある場合、会社は従業員が申し出た有給休暇の時季を変更することができます。
 Ex.全員が同じ日に有給休暇の取得申請をした場合など
 
 5.休暇取得の重要性
 有給休暇5日取得が義務化された背景には、日本人の休暇取得率の低さがあります。従業員がワークライフバランスを保てないと生産性も低下していきますので、休暇の取得は従業員と会社の双方にとって重要な課題と言えます。
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