4 / 5
IV
しおりを挟む
目が覚めたらもう朝。寝る前に少し興奮してしまったけれどぐっすり眠れて良かった。
朝ごはんを食べ終わると早速部屋の鏡に向かった。
布を取り払うと楓ちゃんはいた。
あの狭い鏡の中をウロウロしていた。きっとすっごく暇なんだろうな。一体どれだけの時間をあそこで過ごしているんだろう。
ここは森の奥の方にあって近所づきあいなんてないし近くに同じ歳くらいの子もいなくてパパとママには言っていなかったけれど友達ができるのかずっと不安だった。
でもこんなところにいたなんて。本当はもっと歳上かもしれないけれど見た目は私と同じ8歳くらいだしよかった。
楓ちゃんと友達になろう。
絶対に楓ちゃんとは仲はわるくなりたくないな。
「楓ちゃん。おはよ。って寝てないんだっけ。」
「本当にまた来てくれたんだ! ありがとう! おはよユナちゃん。」
「本当に来たって私のこと疑ってたの? 友達なんだから約束破るわけないじゃん。」
「そっか。私たち友達だもんね。疑っちゃってごめんね。」
「大丈夫! もうそんなことに気にしてない」
さりげなく友達と言ったけれど良かった。
その後は楓ちゃんのパパとママのお話や私のパパとママのお話をした。
あっという間に夕方になってしまった。久しぶりに長い間お話をしてとても楽しかった。
「夜更かしをするとママに怒られちゃうから夜はあんまりお話しできないわ。ごめんね。」
「大丈夫よ。明日もまたお話ししましょう」
「そうしましょう。また明日ね。」
「ユナちゃんまた明日ね。おやすみ。」
「おやすみ楓ちゃん。」
パパとママに楓ちゃんの事を話そうと思ったけれど、私と楓ちゃんだけの秘密にすることにした。
パパとママに隠し事をするのってなんだか成長した気分だ。
次の日は、お話じゃなくてお絵描きをして遊んだ。
私がずっと描いて遊んでるんじゃなくて鏡越しに手を合わせて私の中を楓ちゃんと私で入れ替わりながら交互に絵を描いて遊んだ。
楓ちゃんはどうとっても絵が上手だった。本当は何歳なのかとてもきになるけどなんとなく聞きづらかった。
また次の日はまたお話をした。女子特有というのか、話は全く尽きない。
楓ちゃんと遊んでいると時間があっという間に過ぎていった。
たまに家の外に鏡で入れ替わりながら出て綺麗な形の葉っぱを見つけるゲームをしたりお飯事セットを持っていたからそれで遊んだりもした。
楓ちゃんと遊んでいると本当に楽しいし時間があっという間に過ぎるのがもったいないくらいだった。ずっと楓ちゃんと遊んでいたいと思った。
夜更かしをするとママに怒られるけどそんなこともどうでもよくなって楓ちゃんと遊ぶようになった。
楓ちゃんに寝たほうがいいよ。とかママに怒られちゃうよ。と言われたけれどどうでも良かった。私は楓ちゃんと遊びたかった。
朝ごはんを食べ終わると早速部屋の鏡に向かった。
布を取り払うと楓ちゃんはいた。
あの狭い鏡の中をウロウロしていた。きっとすっごく暇なんだろうな。一体どれだけの時間をあそこで過ごしているんだろう。
ここは森の奥の方にあって近所づきあいなんてないし近くに同じ歳くらいの子もいなくてパパとママには言っていなかったけれど友達ができるのかずっと不安だった。
でもこんなところにいたなんて。本当はもっと歳上かもしれないけれど見た目は私と同じ8歳くらいだしよかった。
楓ちゃんと友達になろう。
絶対に楓ちゃんとは仲はわるくなりたくないな。
「楓ちゃん。おはよ。って寝てないんだっけ。」
「本当にまた来てくれたんだ! ありがとう! おはよユナちゃん。」
「本当に来たって私のこと疑ってたの? 友達なんだから約束破るわけないじゃん。」
「そっか。私たち友達だもんね。疑っちゃってごめんね。」
「大丈夫! もうそんなことに気にしてない」
さりげなく友達と言ったけれど良かった。
その後は楓ちゃんのパパとママのお話や私のパパとママのお話をした。
あっという間に夕方になってしまった。久しぶりに長い間お話をしてとても楽しかった。
「夜更かしをするとママに怒られちゃうから夜はあんまりお話しできないわ。ごめんね。」
「大丈夫よ。明日もまたお話ししましょう」
「そうしましょう。また明日ね。」
「ユナちゃんまた明日ね。おやすみ。」
「おやすみ楓ちゃん。」
パパとママに楓ちゃんの事を話そうと思ったけれど、私と楓ちゃんだけの秘密にすることにした。
パパとママに隠し事をするのってなんだか成長した気分だ。
次の日は、お話じゃなくてお絵描きをして遊んだ。
私がずっと描いて遊んでるんじゃなくて鏡越しに手を合わせて私の中を楓ちゃんと私で入れ替わりながら交互に絵を描いて遊んだ。
楓ちゃんはどうとっても絵が上手だった。本当は何歳なのかとてもきになるけどなんとなく聞きづらかった。
また次の日はまたお話をした。女子特有というのか、話は全く尽きない。
楓ちゃんと遊んでいると時間があっという間に過ぎていった。
たまに家の外に鏡で入れ替わりながら出て綺麗な形の葉っぱを見つけるゲームをしたりお飯事セットを持っていたからそれで遊んだりもした。
楓ちゃんと遊んでいると本当に楽しいし時間があっという間に過ぎるのがもったいないくらいだった。ずっと楓ちゃんと遊んでいたいと思った。
夜更かしをするとママに怒られるけどそんなこともどうでもよくなって楓ちゃんと遊ぶようになった。
楓ちゃんに寝たほうがいいよ。とかママに怒られちゃうよ。と言われたけれどどうでも良かった。私は楓ちゃんと遊びたかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる