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最恐の男
02
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「今更ですか? もっと前にその気遣いをしてほしかったですね」
大崎が取りだした封筒を受け取りながら千愛希は含み笑いを浮かべる。大崎は肩をすくめた。
「これでも気を使ってたんだって。ほら、金曜は無理に誘ったようなもんだったし。律くんに会いにいってから当然睦月とは会ってないだろ?」
「そりゃ、たった3日前のことですからね」
「彼とは仲良さそうで」
「おかげさまで。社長が行ってこいって言ってくれたお陰です」
心底嬉しそうな千愛希の表情に、益々睦月の付け入る隙はないなと息を漏らす。脈がないのに期待させるような真似もしたくなくて大崎自ら睦月に書類を渡しに行こうと思っていた。しかし、仕事と割り切っている千愛希は大崎よりもよほど肝が据わってる。
「それはよかったよ。睦月と会っても平気なのか?」
「平気ですよ。仕事ですから。曽根さんだってプロですし、大人ですし割り切ってますよ」
そう言う千愛希に、大崎は大人ねぇ……どうだかな。と未だに未練たっぷりの睦月の態度を思い出し苦笑した。
「それならいいが……もし気まずいなら行かなくてもいいよ。今回は俺が行くし」
「大丈夫ですってば。自分の仕事は仕事としてさせていただきますから」
千愛希は、3日前睦月から再度結婚の申し込みをされたことを思い出していた。律から「改めてちゃんとお断りしといてよね。少しでも期待してたら面倒だから」と念を押されていた。
律があまりにも明るい笑顔で言うものだから、反対に睦月に何か危害を加えやしないかと気が気でない。
2人の問題は2人で終止符を打つべきだと考える千愛希は、律の言った通りしっかりと断っておこうと思っていた。千愛希も既に睦月の連絡先を削除してしまっている。会社の連絡網を見れば連絡は取れるが、仕事のツールを用いるのは千愛希の性質には合わなかった。
今回、顔を合わせるのならば直接断るのが一番いいかと大崎からの荷物を預かることにした。
大崎が取りだした封筒を受け取りながら千愛希は含み笑いを浮かべる。大崎は肩をすくめた。
「これでも気を使ってたんだって。ほら、金曜は無理に誘ったようなもんだったし。律くんに会いにいってから当然睦月とは会ってないだろ?」
「そりゃ、たった3日前のことですからね」
「彼とは仲良さそうで」
「おかげさまで。社長が行ってこいって言ってくれたお陰です」
心底嬉しそうな千愛希の表情に、益々睦月の付け入る隙はないなと息を漏らす。脈がないのに期待させるような真似もしたくなくて大崎自ら睦月に書類を渡しに行こうと思っていた。しかし、仕事と割り切っている千愛希は大崎よりもよほど肝が据わってる。
「それはよかったよ。睦月と会っても平気なのか?」
「平気ですよ。仕事ですから。曽根さんだってプロですし、大人ですし割り切ってますよ」
そう言う千愛希に、大崎は大人ねぇ……どうだかな。と未だに未練たっぷりの睦月の態度を思い出し苦笑した。
「それならいいが……もし気まずいなら行かなくてもいいよ。今回は俺が行くし」
「大丈夫ですってば。自分の仕事は仕事としてさせていただきますから」
千愛希は、3日前睦月から再度結婚の申し込みをされたことを思い出していた。律から「改めてちゃんとお断りしといてよね。少しでも期待してたら面倒だから」と念を押されていた。
律があまりにも明るい笑顔で言うものだから、反対に睦月に何か危害を加えやしないかと気が気でない。
2人の問題は2人で終止符を打つべきだと考える千愛希は、律の言った通りしっかりと断っておこうと思っていた。千愛希も既に睦月の連絡先を削除してしまっている。会社の連絡網を見れば連絡は取れるが、仕事のツールを用いるのは千愛希の性質には合わなかった。
今回、顔を合わせるのならば直接断るのが一番いいかと大崎からの荷物を預かることにした。
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