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糖度150%、スパイス多め
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変に緊張する千愛希をよそに、律が向かったのはいつものソファー。手を繋がれたまま、隣同士で座ると深くスプリングが沈んだ。ほとんど黒と白とグレーで統一された部屋は、律らしい清潔感を表していた。
シックな部屋なのは千愛希も同じなのに、なぜか異性を強く感じた。
今までこの部屋に来てもこんなにドキドキしなかったのにな……。
千愛希は心の中でそっと呟く。律の顔が近付いてきて、顔を覗き込まれたと思ったら、そのまま唇が重なった。柔らかさが顕著に伝わる中、開いたままの瞳で美しすぎる律の顔を至近距離で捕らえた。瞬きともとれるほど、律が目を閉じたのは一瞬のことで、すぐにパチリを視線がかち合う。
目が合ったまま、舌を差し込まれて耐え切れずに先に目を瞑ったのは千愛希の方だった。律の部屋でキスをするのも当然初めてのこと。先ほどまでまどかと話していたばかりだ。いつこのドアを開けられるかと気が気じゃない千愛希は、いつも以上に心臓の音がうるさく感じた。
絡まる舌がゆっくりと動く。早く離してほしいような、もっとしてほしいようなもどかしいようななんとも言えない感情が千愛希の中で渦巻いた。惜しむかのように去っていく律の舌が、最後にチロリと千愛希の唇を撫でた。柔らかい感触が律の舌を刺激し、ぞくりと欲が顔を出す。
はあっと甘い吐息をつく千愛希は、未だに目を閉じたまま律の胸板に両手を置いた。
「結婚について聞かれた?」
律が鼓膜を刺激するかのように千愛希の耳元で囁くと、わかりやすく肩を震わせて反応した。
「あたりだ」
「ちがっ……」
「違うの?」
「……聞かれた」
ぽっぽと染まったままの千愛希の頬に、律は優しく唇を押し当てた。
シックな部屋なのは千愛希も同じなのに、なぜか異性を強く感じた。
今までこの部屋に来てもこんなにドキドキしなかったのにな……。
千愛希は心の中でそっと呟く。律の顔が近付いてきて、顔を覗き込まれたと思ったら、そのまま唇が重なった。柔らかさが顕著に伝わる中、開いたままの瞳で美しすぎる律の顔を至近距離で捕らえた。瞬きともとれるほど、律が目を閉じたのは一瞬のことで、すぐにパチリを視線がかち合う。
目が合ったまま、舌を差し込まれて耐え切れずに先に目を瞑ったのは千愛希の方だった。律の部屋でキスをするのも当然初めてのこと。先ほどまでまどかと話していたばかりだ。いつこのドアを開けられるかと気が気じゃない千愛希は、いつも以上に心臓の音がうるさく感じた。
絡まる舌がゆっくりと動く。早く離してほしいような、もっとしてほしいようなもどかしいようななんとも言えない感情が千愛希の中で渦巻いた。惜しむかのように去っていく律の舌が、最後にチロリと千愛希の唇を撫でた。柔らかい感触が律の舌を刺激し、ぞくりと欲が顔を出す。
はあっと甘い吐息をつく千愛希は、未だに目を閉じたまま律の胸板に両手を置いた。
「結婚について聞かれた?」
律が鼓膜を刺激するかのように千愛希の耳元で囁くと、わかりやすく肩を震わせて反応した。
「あたりだ」
「ちがっ……」
「違うの?」
「……聞かれた」
ぽっぽと染まったままの千愛希の頬に、律は優しく唇を押し当てた。
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